※本稿では、『Dance Dance Revolution 3rdMIX』及びそのPS移植版について解説する。(ともに良作



Dance Dance Revolution 3rdMIX

【だんすだんすれぼりゅーしょん さーどみっくす】

ジャンル ダンスシミュレーション
対応機種 アーケード
プレイステーション
発売・開発元 コナミ
稼動開始日 1999年10月30日
判定 良作
ポイント 曲を総入れ替え!コマンドで過去の曲も遊べます!
決められた4曲で連続で踊る「NONSTOP」モード
2人で協力するように踊る「UNIZONモード」
Dance Dance Revolutionシリーズリンク

概要

Dance Dance Revolutionシリーズのナンバリングとしては3作目となるゲーム。

新システムなど(一部の評価点も含む)

  • 通常モードでの収録曲の総入れ替え・上級譜面の別モード化
    • 今回、通常モードの選曲画面は3rdMIXの新曲のみで構成されている。
    • タイトル画面でコマンドを入力することで、2ndMIXまでの楽曲が収録された「2nd MIX」モードに切り替えられるため、旧曲はそちらでプレイできる。
    • だが、「3rdMIX」通常モード(以降「ARCADEモード」と記載)で選択できる譜面難易度はBASICとANOTHERのみ。旧MANIAC相当の譜面は「STEP STEP REVOLUTION」として独立モード化することになり…(後述)
  • 「ノンストップ」モードの追加。
    • コースで指定された4曲を休みなくダンスするモード。ARCADEモード、SSRモード、2ndMixモードごとに違うコースが設定されている*1
    • 家庭用からのリンク機能で「エディットコース」を設定する事ができる。あらかじめ家庭用で好きな4曲を設定して、そのメモリーカードをリンクさせることでエディットコースをプレイできる。BEMANIシリーズでは初めてのコースエディット機能。
  • beatmania IIDX」シリーズとコラボレートした「2ndMIX club version」、およびその家庭用移植である家庭用作品「2nd ReMIX APPEND club ver.(1,2)」から以下の要素が逆輸入された。
    • 最高難易度表示の更新。
      • 足9*2の譜面が登場*3。クリアするとギャラリーから拍手が送られたという『PARANOiA MAX』の難易度をさらに超える譜面が多数登場し、よりストイックな方向への進化を成し遂げる。
    • 譜面表示の色分け。
      • パネルを踏むタイミングを表示する矢印オブジェが4分音符以外の間隔で配置されている場合、4分音符の間隔で配置されている矢印と異なる色で表示されるようになった。オプション名としては「VIVID」という扱いになっている。
      • コマンド入力でこの色表示を行わないようにする「FLAT」オプションが使用可能。
      • 家庭版限定だが、EDITモードのようにオブジェがハッキリと色分けされるNOTEモードも本作から実装。AC版に搭載されるのは、ここからかなり先の事となる。
    • アレンジ移植曲
      • 詳細は賛否両論を参照すること。
  • 新モード「UNISON」
    • 赤と青と黄に色分けされた一つの譜面を二人でプレイする対戦モード。過去作までのCOUPLEモード*4とは違い譜面は自動生成であり、旧シリーズの曲もこのモードで遊べる。
    • 以降のシリーズには収録されていない本作だけのルールである。ただし4thにはこれをアレンジしたルール「BATTLE」モードが存在する。
  • 民族音楽とダンスミュージックを融合させたRE-VENGE(RevenG)の楽曲が初めて収録されたのもここから。以降の作品でも高難度曲の常連として登場する。
    • 本作収録の「AFRONOVA」のSSR譜面における「←↑→←↓→←↑→…」と8分で踏ませる配置が印象的だったことから、「アフロ踏み」という用語が定着した。

評価点

  • この時代の版権曲のレーベルである「Dancemania」シリーズの中でも、ハイスピードレイブ系の楽曲を寄せ集めた「Dancemania SPEED」シリーズの楽曲が初収録された。
    • SPEEDシリーズには従来のDancemania楽曲をハイスピードアレンジしたものも多く収録されており、今作のチョイスにもその色が見て取れる。初代及び2ndMIXの看板曲と言える「butterfly」「BOOM BOOM DOLLAR」のアレンジや、当時のレーベルの看板アーティストであるCAPTAIN JACK、E-ROTICの楽曲のアレンジなどが収録され、ユーザーを喜ばせた。
      • 直系の次回作である4thmixでは更に多くの過去楽曲アレンジ版が収録されたほか、それ以降では「DDRのKONAMIオリジナル曲がSPEEDシリーズにアレンジ収録され、それがDDR本編に逆輸入される」という現象も発生した。
  • 選曲画面中の難易度変更が容易となった。
    • 選曲画面でフットパネル↓↓で難化、↑↑で易化させる事ができる。難易度変更の方法も画面に表示されている。
    • 以前では選曲画面で難易度を変更するためにはフットパネルで特定のコマンドを入力する必要があったが、
      今作で上記のように簡易化され、以降のシリーズでも同様の方式になった。
    • 「2ndMIX」モードでは前作では隠しコマンド専用だったMANIAC譜面も選択出来るようになったが、ARCADEモードではBASICとANOTHERのみ。
  • ダブルプレイにおけるSSR(旧MANIAC)譜面の導入。
    • 前作ではダブルプレーに旧MANIAC譜面が存在しなかったが、今作からSSR(旧MANIAC)譜面が導入された。
    • 現行バージョンでも遊べる「La Senorita」を始め「TURN ME ON(HEAVENLY MIX)」「Gentle Stress(AMD SEXUAL MIX)」など、SPとは別物と言える強烈な難易度・配置を持った曲はこの頃から散見される。シリーズにおける「SPは仮の姿」の元祖的立ち位置とでも言えよう。
  • 2ndでSTEP BATTLE専用曲だった「KEEP ON MOVIN'」「LET THEM MOVE」「20,November DDR version」の3曲が、STEP BATTLE廃止に伴い、譜面とバナーとCDラベルを一新して再登場した*5
  • 新曲のみ、ゲーム画面に歌詞が流れるようになった。決定ボタン*6で隠すこともできるが、意外に知名度は少ない。
    • この機能は本作限定であり、以降のシリーズには搭載されていない。

賛否両論点

  • 楽曲の高速化および全体的な譜面難易度の上昇
    • レベル9の追加、SSR DOUBLEの追加、高BPM楽曲の大量導入、更に後述の厳しいゲージといった要素が重なり、上級譜面の難易度は青天井の様相を呈し始めた。
      • これにやりがいを感じるヘビーユーザーも多数いた反面、中級者以下のプレイヤーには上達を諦める人も出始め、前作で社会現象を巻き起こしたほどのブームは今作を機に収束に向かい始めることとなる。
    • ちなみに、当時のSSR譜面は16分連打や地団駄、超高速BPMやBPM変化などは今ほど頻繁には導入されていなかった反面、同時押し絡みの変則的な8分連打や、左右の足で交互に踏み切るのは難しい配置が多く導入されている。最近の譜面とはまた違った独自の傾向を持っているため、現在ではその個性の強さを再評価する声もある。
  • ミスした際のダンスゲージの減りの異常な厳しさ
    • 具体的に言うと「フルゲージでコンボを大量に繋いだ状態での1ミスの減りがものすごい*7」かつ「ある程度連続で矢印を見逃すとゲージが一気に減り、ややもするとそのままGAME OVER」という2点が鬼畜。
      • GAME OVER時はガシャンという大きな音と同時に金網が締まる演出のため、正直心臓にも悪い。
    • 前作までのEASYモード*8もなく、失敗してFAILEDになると1曲目だろうと強制的にGAME OVERとなり、救済措置も無い厳しさにクリアを諦めるユーザーもちらほらといた。
    • これを受けてか家庭用では、初期設定のゲームレベルが4から2になっており*9、ゲージの減りの激しさが緩和されている。
  • 使用キャラクターによって選べる曲が変わるシステムの導入
    • 上述のAPPEND club ver.で登場したうちの4曲のアレンジバージョンが新曲として登場したが、プレイ前に選択したキャラクターセットによって選べる曲が異なる。
      • キャラクターセットは1Pと2Pで別々に出来ない。
    • カジュアルなレイジ&エミには「LUV TO ME」、サイバーなアストロ&チャーミーには「GRADIUSIC CYBER」と、ある程度考えられた組み合わせになっているが謎の組み合わせもある。ディスコティックなボルドー&トレーシーに「gentle stress」、そして謎のコンビであるコンセントロボ&デビルずきんには「Jam Jam Reggae」である。
    • 隠しコマンドで選択出来るキャラクターも同様の設定がされている。
    • キャラクターで制限される楽曲については家庭用で一旦解消されるが、次回作の4thMIXではキャラクターごとに更なる制限がつくことになる…。

問題点

  • MANIAC譜面の改名と別モード化。
    • コマンドで「STEP STEP REVOLUTION」モードと言う前作におけるMANIAC譜面のみプレー可能なモードが導入された。それに合わせて今作では、新曲のMANIAC譜面が「SSR」に改名されている。(2ndMIXモードではそのままMANIACの名称は継続)
      • そのため、通常モードではSSR譜面を選ぶことが出来ない。
      • 一度このモードに入るとANOTHER以下の譜面は選択できない。3rdMIXのSSR譜面には難易度足5以下がないため、必然的に足6以上がプレイできる実力が必要となる。
    • このモードでは強制FLATがかかる。今作で導入された色分けを導入する場合はVIVIDコマンドを入力する必要がある。
    • 初見でどのようなモードか分かりにくく、通常モードにわざわざ制限をかけてまでこのような高難易度のモードを作る必要性も無いに等しいため、このモードは上級者にもあまり評判は良くなかった。
      そのため、アッパーバージョンであるPlusでは通常モードでもSSR譜面が選べるようになり、次回作4thMIXではこのような隠しモードは無くなった。
  • 旧曲にDOUBLE MANIAC譜面が追加されていない。
    • 3rdMIXの「DOUBLE SSR」が追加されただけで、1st・2ndMIXの「DOUBLE MANIAC」は追加されていなかった。
      • これらの譜面は4thMIXで制作され、プレイ可能となった。
      • 家庭版では4thMIXの姉妹作である「EXTRA MIX」内に収録されているデータバンクから、譜面をエディットデータとしてダウンロードする事でのみプレイ可能。

総評

全体的な難易度が上昇し、ブームがひとしきり落ち着く結果を迎えたものの、収録曲も多く(3rdモード内でも38曲ほど)、新モード・新機能・輸入要素で遊びやすくなった側面もあり、十分に楽しめる作品といえる。

その後の展開

  • 出回った数は非常に少ないが、初めて韓国のダンスミュージックを収録したマイナーアッパーバージョン『3rdMIX PLUS』も後に稼働した。
    • 同バージョンが入荷されなかった店舗でも、これら韓国楽曲は次回作『4thMIX』で遅れてプレイ可能となり、さらにマイナーアッパーバージョン『4thMIX PLUS』まで収録され続けた。

余談

  • SOFTモード(譜面)の存在
    • ARCADEモードには通常通り「無加工」の譜面を遊べるMEDIUMモードと、MEDIUM譜面の主に曲前半部分における矢印配置を簡略化し、難易度を少し下げたSOFTモードが存在した*10
      • 後発作品における本作の譜面はMEDIUMモード準拠であり、SOFTの概念は本作のみの要素である。
  • XANADUの背景
    • 80年代を代表するポップシンガー、オリビア・ニュートンジョンの同曲のカヴァーなのだが、背景が地獄のような怖さを連想させるものとなっている
      • そのためトラウマになった人や、この背景が嫌いな人もいる。
      • 実はAC版2ndMIXの没データには曲名からイメージしたとされる本曲の背景が収録されている*11。ちなみにこの背景キャラクターはのちに海外版DDRのとある専用収録曲に流用されたので、そちらで見ることも可能。
      • ディスクの画像も変更されており、こちらの未収録版は六芒星を模したもの。こちらの変更は止む無しと言ったところだが*12
      • ただし、どちらのイメージもこの曲の歌詞(DDRに収録されている部分だけでも)を考慮するとかなりおかしいのだが…*13
  • AFRONOVAの背景
  • 収録曲「OPERATOR」のタイトルを間違ってアレンジ版「OPERATOR (Two Gees Mix)」として表記。
    • こちらも3rdPLUSで「OPERATOR」に修正されている。
  • E-ROTIC(アーティスト)の楽曲
    • DDRとコラボしていたDanceManiaシリーズの当時の看板アーティストとも言える「CAPTAIN JACK」と「E-ROTIC」の楽曲が今作3曲づつ追加された。E-ROTICの楽曲収録は色々な意味で驚かれた。
    • と言うのもE-ROTIC(エロティック)の名が表す通り同アーティストの楽曲は性にまつわるものが殆どであり、期待はされていたがゲームでの収録はムリだろうとファンの間でも諦められていた。それが今回収録されたことにより、E-ROTIC特有の性的に過激な歌詞やあえぎ声がDDRのスピーカーから響いたのであった。
      • ド直球で過激なワードが並ぶ男性ラップパートの歌詞表示が丸々カットされたり*15、代表曲のSPEEDアレンジ版がレベル9の強烈なDOUBLE SSR譜面でプレイヤーを苦しめたり*16、あげくは上裸にブリーフ一丁で拳銃を構えた男が背景画像だったり*17と、突き抜けっぷりが後発作品より凄まじい。
    • ちなみに家庭用3rdMIXに収録され、後にAC版にも移植された「AFTER THE GAME OF LOVE」は歌詞がE-ROTIC楽曲に匹敵する過激さであり、海外版ではボーカルがカットされ「AFTER THE GAME」と改められている。

Dance Dance Revolution 3rdMIX(PS版)

【だんすだんすれぼりゅーしょん さーどみっくす】

ジャンル ダンスシミュレーション imageプラグインエラー : ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。
対応機種 プレイステーション
発売元 コナミ
開発元 コナミコンピュータエンタテインメント東京
発売日 2000年6月1日
定価 オープンプライス
判定 良作
ポイント 収録曲はPSシリーズ最多で、驚きの57曲!!!
過去のコナミオリジナル曲をすべて収録(一部を除きすべて隠し)
PS版DDR最高傑作候補

概要(PS版)

上記アーケードゲームの家庭用移植版。

評価点(PS版)

  • 新モード「ダイエット」モード
    • スコアの代わりに、消費カロリーが表示される。
      • 家庭用において本作のみの仕様として、消費カロリーが食べ物に換算されるという機能があった。見ていて楽しいユニークな機能である。最高カロリーのカツ丼を目指してプレイした人も少なくはないだろう。
      • 本モードにおける食べ物のカロリー対応表が付属していた。
      • 後にこの機能は10年以上後のAC版DDR2014の累計消費カロリー表示に引き継がれた。最高ランクはもちろんカツ丼。
    • 自分の体重と、目標(プレイ時間、消費カロリー)を設定することができる。
    • このモード限定で、エクササイズウェアに着替えた女性ダンサーキャラが使用可能。
    • 後記で説明する隠し曲をこのモードでも遊ぶことが可能。
    • アナログコントローラーでもプレイ自体は可能。勿論、本当にダイエットするためには、専用コントローラーを使おう。
  • オリジナルのノンストップコースを作成可能になった。
    • NONSTOP ORDERで、曲と難易度とオプションを決められる。
      • 次作である4thMIXからの先行収録曲*18や、エディットデータも使用可能である。
  • 新モード「3rd ReMIX」モード
    • 他作品のEVENT MODEに相当するモード。
  • 2ndにはない機能が追加されている。
+ 新機能一覧
  • BASIC&ANOTHERとSSRが同じモードで遊べるようになる。
    • 1人ずつ別々の難易度で遊ぶことも可能。
  • キャラクターを自由に選べるようになる。
    • 1Pが女性キャラを選ぶことも、2Pが男性キャラを選ぶことも可能。
    • このモードでしか選べない隠しキャラもいる。
  • 上述のキャラ別限定曲がキャラに関係なく全曲遊べる。
  • PS版3rdの新曲や、2ndまでの旧曲(ただしすべて隠し)はこのモードでしか遊べない。
  • ×ボタンを押さずに、プレイスタイルを選ぶことが可能。
  • ゲームオーバーやFINALSTAGEのクリアによってゲームが終了しなくなる。
  • 家庭用でおなじみの2MBのリミックス楽曲。
+ 軽いネタバレ注意
  • ラテンビートに乗せて恋模様を熱く歌った「La Senorita」が、自分に優しくしてくれるゲームの中の女性に愛を求め続けるという、ぶっ飛んだ解釈でリミックスされた。
  • タイトルは「La Senorita virtual」。virtualはスペイン語読みでビルトゥアルと読む。*19
    • 曲のラストではプレイステーションの蓋を開けてディスクを取り出す様が表現されている。今聞くと懐かしく感じ取れるかもしれない。
  • 余談だが、編曲担当の浅見祐一氏は当時「ときめきメモリアル」シリーズのサウンドを担当していた。
  • コナミオリジナルの旧曲すべてが隠し曲として収録されている。その数16曲。
    • コナミオリジナル曲とは、コナミの社員*20がDDRに書き下ろした曲で、出典元に「KONAMI ORIGINAL REMIX」と表示されている。
      • PS版限定のモード「3rd ReMIX」モードで遊ぶことができる。旧曲を選ぶと、SSRの表示がMANIACに変わる。
    • 隠し新曲も含めて5曲から10曲クリアするごとにポンポン解禁されるため、プレイ・解禁の重さはほとんど感じない。
      • INFORMATION*21では、ご丁寧にも解禁した旧曲の解説を読むことができる。登場した当時を懐かしむのも一興。
  • 矢印オブジェを自作できるモード、「PAINT」モードが前作から連続での搭載。
    • ドット単位で色を選んで、自分だけの矢印オブジェを作ることができる。とは言えドット打ち込みで1から作るのは流石に大変なので、テンプレートが複数パターン用意されている。
    • 前作ではトレーニングモードでしか使えなかったが、今作では通常のモードでも使用可能になった。
  • この作品からのディスクチェンジで、1st、2ndを3rdのルールで遊ぶことが可能になる。
    • 2ndReMIXのアペンドディスクである『club ver.』(vol.1とvol.2の2つ存在)のキーディスクとしても使用可能だが、こちらは2ndReMIXをキーディスクにした場合とゲーム内容は同じのままになる。
  • ENDLESSモードも過去作に引き続き搭載。システム面が改良されている。
    • 本作は得点計算の仕様が変わった事で、前作より気軽にハイスコアが狙えるようになった*22
      • これにより、時間さえかければ比較的楽にカウンターストップが狙え、一つのやり込み要素として確立されている。
      • 尤も、一日潰すくらいの時間をかける必要があるが。ブレイクステージなし&専用コントローラーでの達成は恐らくほぼ無理だろう。
    • 曲だけでなく、譜面単位で(しかもSP・DPにまたがって)出現の可否を自由に決める事が可能な「MUSIC ORDER」モードを搭載。
    • 休憩時間も大きく増加。ブレイクタイムに入る際に休憩時間の長さを選択できるようになっており、最大30分まで休むことが可能になった(前作では最大5分)。専用コントローラーで挑む人にはとてもありがたい仕様変更。
    • 全曲のスコアを競うCOURSEモード*23を搭載。明確なゴールに向かってハイスコアを競う事が可能となった。
    • COURSEモード全クリアやカンストによって軽い専用エンディングが流れる(それぞれ内容が異なる)。かなりハードだが、ユーザーにある種の目標を与える要素となっている。
    • ただし容量等の都合ゆえか、本作のENDLESSではムービーや新曲の歌詞表示はオミットされており、プレイ開始時の曲毎の固有背景画面で固定される。
      • 通常通りのムービー付きでプレイできるのは次回作の4thmixから。
  • この他、豊富なモードと隠し要素。
    • 他のバージョンと比べてみても、本作のモードの量はダントツに多い。間違いなく家庭版最多量であり、ユーザーを飽きさせない。
      • オプション周りも非常に快適。EDITデータ選択に関する表示形式から、モード選択時のカーソルの初期位置まで弄ることができ、別段痒くないところにも手が届くステキ仕様。

問題点(PS版)

  • アーケード版にある一部の楽曲の未収録
+ 未収録曲リスト
  • FOLLOW THE SUN (90 IN THE SHADE MIX) / TRIPLE J
  • IT ONLY TAKES A MINUTE (Extended Remix) / TAVARES
  • XANADU / THE OLIVIA PROJECT

これらの曲はPS版では遅れて次作4thに3曲とも収録されることになった。

  • ユーザーサポートが受けられない
    • 過去の家庭用作品の隠し要素をすべて解禁できるシステムのこと。
    • 本作を使うことで1st、2nd、アペンドclub ver.の各要素を解禁できるのに対し、本作の隠し要素は後発作品で解禁させることはできない。
    • 隠し曲といい、BG COLLECTION*24といい、ユーザーサポートで解禁したくなるようなものがあるのにもかかわらずである。
      • 連続プレイが可能なので、根気よくプレイしていれば早期に全解禁可能であり、最後の隠し曲もとある条件を満たせば既定の回数より早く解禁ができる。
  • 先行収録曲の隔離
    • PS版1stではすでに全難易度がそろっていたためか通常のゲームモードで遊べたのだが、2nd及び本作ではBASICにあたる譜面しか収録されていないためか通常のゲームモードではなく専用のモードでしか遊べない。*25
      • 4th、5th、では当時のTRICK(=3rdまでのANOTHER)以降の譜面をBASICと同じにすることでそれを解決している他、EXTRAMIXでは存在しないプレイスタイルの譜面をSINGLEにしている。

その他

  • 音源収録形式の変更
    • 1stからAppend club ver.までの家庭用ソフトは、収録曲の音源がCD-DA形式、つまり一般的な音楽CDと同じ形式で収録されていた。これによりCD並みの高音質でプレイを楽しめるだけでなく、ソフトをCDプレイヤーなどで再生することで収録曲*26を聴くことができ、擬似サントラとしても使えるという性質も持っていたのだが、その代償として非常に振動に弱く、決定的な振動を感知するとプレイが自動停止し、リセットや再起動をしなければならないという弱点を抱えていた。ビニールマット製の初期型専用コントローラとは特に相性が悪かったのである。
    • 今作からはCD-DA形式でなくなり、上記の心配は解消された。その代償として当然ながらサントラCDの代わりに使うことはできなくなった。
      • 言うまでもないが、楽曲はサウンドトラックやDancemaniaのCDで堪能しよう。サントラのブックレットにはゲーム画面に表示される歌詞はほぼ完全掲載されている。

総評(PS版)

プレイ周り・オプション周りともにアーケード版から徹底改善が図られ、非常に快適なユーザビリティを有する。ダイエットモードの設立や、2ndではお試し要素の強かったPAINT・ENDLESSが本格実装されるなど、隠し要素も豊富で長く遊べる。過去のコナミオリジナル曲も含めた全57曲という収録曲数も初代PSとしては十分及第点であり、ボリューム満点の傑作といっても差し支えない出来となっている。
なお、プラットフォームがPS2に移行してからの流通量が少ない作品とは違い、本作は現在でも中古品が十分に出回っており、送料込みでも安易かつ安価に入手できる。
コスト面や入手難易度までまで考えるとある意味PS2版EXTREMEにも比肩しうる、初代PS版最高傑作として挙げる人も多い。

余談(PS版)

  • アーケードモードのSINGLEで難易度1の譜面が遊べない
    • CS版未収録の「XANADU」が、BASIC譜面の難易度が唯一の1だったため、デフォルトで難易度1の曲がないという状況になってしまった。
      • ちなみに、最初の隠し曲である新曲「AFTER THE GAME OF LOVE」*27がBASIC難易度1である。*28
      • なお、BEGINNER譜面が導入されたEXTREME以降ではこのようなことがありえなくなっている。*29

*1 4曲すべてがランダムで選出されるコースも存在する。ただし、モード内の楽曲しか選出されないため、2ndMIX以前の楽曲と3rdMIX新曲が同時に選出されることはない。

*2 つまりレベル9、現在の難易度13相当。

*3 ただし前作の収録曲『PARANOiA KCET』の最高難易度は後期のシリーズで足9に変更されている。しかしこれを「逆詐称」とするプレイヤーも少なくはない。

*4 2プレイヤーに用意された異なる譜面で対戦するモード。BEMANIシリーズ黎明期の作品にはこうした異なる譜面での対戦モードが存在した。

*5 一応背景はタイトルの部分が変わっている。

*6 家庭版ではスタートボタン

*7 特にFINAL STAGEでの減少量が極端に厳しく、この状態からだと「筐体内のゲームレベル設定に関係なく連続3ミスでGAME OVERになってしまう」というほどである。そのため、最後に難しい曲に突攻して返り討ちにされてしまうことも多かった。

*8 1曲で終了だがゲージが無くなっても必ず最後までプレイできる

*9 1から8の順で厳しくなり、アーケード版が4相当。オプションで変更可

*10 後半はMEDIUMと全く同じ配置が流れてくるため、SOFT・BASICでありながら終盤で8分踏みが降ってくるような曲もある

*11 Xanadu(ザナドゥ)とは桃源郷の意味

*12 海外展開するメディア作品では六芒星が宗教上の関係でアウトになる事例が多い。

*13 恋を桃源郷と言い表しているだけであり、「百万のライト」や「ネオンがきらめく」といったワードも含まれている

*14 実はこの野生児、当時パフォーマンスプレイで超有名だったプレイヤーに似ているとプレイヤー間では話題になっていた。

*15 DO IT ALL NIGHT

*16 TURN ME ON(HEAVENLY MIX)

*17 OH NICK PLEASE NOT SO QUICK(邦題は「ジラせてNOT SO QUICK」)

*18 2曲存在、15曲クリアで出現の「BONUS TRACK」モードで遊べる。

*19 DDRerからは「裏セニョ」と呼ばれており、「俺たちの曲」などとと呼んでいる人もいる。

*20 3rd当時はNAOKIとU1だけだが、『LOVE THIS FEELIN'』の作曲者をたどると山岡晃も含まれる。

*21 隠し要素の解禁などを教えてくれる掲示板のようなモード

*22 前作はコンボ数に応じて点数がインフレしていく形式だったため、ハイスコアを狙うとなると一度のミスも許されず、かなり精神的負担が大きかった。

*23 先行収録曲2曲を除く55曲をプレイする

*24 オリジナルの背景画像を集め、実際のプレイにも使用できる

*25 なお、当の専用モードではTRIALという表記になっている。

*26 勿論ゲームサイズだが

*27 10曲クリアかアーケードモードでゲームオーバーで出現、アーケードモードでゲームオーバーで出現させるとよい。

*28 ちなみに、Doubleだと「Get Up Dance」もBASIC難易度1

*29 基本的に難易度1、BPMが速い曲や不明にされている曲が2及び3、ごく一部の譜面が4