【ないつ ほしふるよるのものがたり】
ジャンル | フライングアクション | ![]() |
対応機種 | Wii | |
メディア | Wii用12cm光ディスク 1枚 | |
発売元 | セガ | |
開発元 | ソニックチームUSA | |
発売日 | 2007年12月13日 | |
定価 | 7,140円(税込) | |
プレイ人数 | 1人~2人 | |
レーティング | CERO:A(全年齢対象) | |
周辺機器 |
ヌンチャク、クラシックコントローラ ゲームキューブコントローラ対応 |
|
判定 | 良作 | |
ポイント |
ムービーゲー化したナイツ 空を飛ぶ楽しさは健在 |
|
ナイツシリーズ ナイツ NiGHTS into Dreams... / ナイツ ~星降る夜の物語~ |
1996年に発売されたセガサターンの名作アクションゲーム『ナイツ NiGHTS into Dreams...』の11年ぶりの続編。
誰もが夜、眠りにつくと訪れる、もっとも身近で
もっとも不思議なもうひとつの世界……”夢”。”夢”とは、眠りについた私たちの意識が旅立つ「ナイトディメンション」という名の異次元空間。
私たちは、希望・勇気・純粋・知性・成長という5つの意識の光「イデア」を携え、
この空間に楽しい夢の世界「ナイトピア」を生み出しています。
そして、自らの意識が生み出したこの美しいナイトピアで、ひとときの安らぎを得ているのです。しかし、”夢”は楽しい世界ばかりではありません。
ナイトディメンションには、暗く恐ろしい悪夢の世界「ナイトメア」という、もうひとつの世界も存在するのです。
そこでは、ナイトメアを創り出した「ワイズマン」という強大な支配者が君臨し、
彼の生みだす魔物たち(ナイトメアン)によって、ナイトピアへの侵攻が繰り返されていました。夢の世界を訪れた者たち……”ビジター”にもその魔の手は迫り、
ナイトピアの源である5つのイデアを奪われた彼らは、夢の世界を”悪夢”に染められていきました。ベルブリッジという街に住む12歳の少年ウィルと少女ヘレンも、毎晩”悪夢”にうなされる日々を過ごしていました。
イデアを奪われ、”悪夢”へと変わったナイトディメンションをさまよい歩く二人は、
空を舞う不思議な夢の住人・ナイツと、フクロウの姿をした長老・オウルに出会います。
二人はオウルから、ナイトピアが消されようとしていることを聞かされます。
そして、二人の心の奥には、まだ”勇気”のイデアが残っていることをも……。
戸惑いながらも、自分たちの”夢”を守る決意をするウィルとヘレン。
こうして、少年少女とナイツによる”夢”と”勇気”の物語が始まったのでした。
+ | 一応ネタバレ注意 |
+ | ネタバレ注意 |
主にグラフィック面では前作より良くなったが、ストーリーやシステムは前作に劣る部分も多い。
前作が「少ないボリュームの中に面白さが凝縮されたゲーム」だとするなら、今作はその面白い部分を水で薄めつつ、色々な要素を付け足してボリューム感を出してみせたゲームと言える。
とはいえ空を飛ぶ基本的な楽しさは健在であり、そこだけを見れば十分に面白い。特にチェイスミッションだけなら前作を超えている面もある。
色々と足を引っ張る仕様が目に付き手放しでは誉められないが、良作といえる範疇に収まっている作品言ったところ。
前作ファンにとってはやや難があるものの、前作を未プレイの新規プレイヤーであれば先入観なく楽しめるだろう。
*1 今作の公式サイトでも明記されている。