【すーぱーひろいんくろにくる】
ジャンル | シミュレーションRPG | ![]() ![]() |
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対応機種 |
プレイステーション3 プレイステーション・ヴィータ |
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メディア |
【PS3】BD-ROM 1枚 【PSV】PlayStation Vitaカード 【PS3/PSV】ダウンロード版(配信終了) |
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発売元 | バンダイナムコゲームス | ||
開発元 | トーセ | ||
発売日 | 2014年2月6日 | ||
定価 |
【PS3】8,480円 【PSV】7,480円(各税5%込) |
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判定 | なし | ||
ポイント |
チョイスに疑問ありだが魅力ある作品揃い 今作でも体を張る一般人達 半端なヒロイン重視が仇となった 脱衣を期待させた公式 事実上『クイーンズゲイト』の続編 驚愕の真エンディング 不具合あり |
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バンダイナムコ クロスオーバー関連作品シリーズ |
萌え+バトル系(理由は後述するが一部除く)に分類されるアニメのキャラクターが一堂に会する戦略シミュレーションRPG。単に『ヒロイン戦記』とも呼ばれたりする。
『クイーンズブレイド スパイラルカオス』『クイーンズゲイト スパイラルカオス』を手掛けたチームが開発しており、原作では捉えきれなかったヒロインたちの一挙一動をスーパーロボット大戦シリーズのノウハウを生かして掘り起こし、PS3/PSVの性能をフル活用したなめらかな3DCGによって再現した。
インターミッションではフリートークや「修練の間」というフリーバトルステージなどがある。また、選んだルートや満たした条件によってエンディングが変化する。
なお、読みやすさを考慮して、『スパロボ』『クイーンズ』は以下の文中に頻繁に出てくるためそれらのみ『』を省き、参戦作品は『』をつける。
作品名 | 原作 |
ドリームハンター麗夢 | 18禁OVA(*1) |
戦姫絶唱シンフォギア | テレビアニメ |
京騒戯画 | テレビ・ウェブアニメ(*2) |
緋弾のアリア | ライトノベル |
ゼロの使い魔F | |
IS〈インフィニット・ストラトス〉 | |
ひぐらしのなく頃に | 同人ゲーム |
快盗天使ツインエンジェル | パチスロ |
デ・ジ・キャラット | ブロッコリー企業キャラクター |
すーぱーそに子 | ニトロプラス企業キャラクター |
全10作。基本的にアニメ版で版権を取得しているが、『ツインエンジェル』『デ・ジ・キャラット』『そに子』は何故か原作の版権であるらしい(*3)。
大本のシステムはクイーンズシリーズを引き継いでいる。
能力破壊システム
ソウルシンパシー、エクストラアタック
Wインパクト
その他独自要素
発表早々「参戦作品の統一感が無さ過ぎてチグハグ」との前評判が定着。メーカーの本気度が疑われ、ゲーム全体の完成度が不安視されたほど。争点は以下の2つである。
+ | 衝撃の真相 |
作品のチョイスはともかく、「スパロボ風ギャルゲー」「クイーンズシリーズ後継作」という点では期待が集まっていた。
基本的なシステム自体はスパロボ・クイーンズの両シリーズがベースだが、それらと比べても粗が目立つ出来となった。御色気要素や男キャラに関しては今でもよく議論となる。
ただ、『ヒーローズファンタジア』共々新しいクロスオーバーゲームを世に送り出した事実を評価する向きはある。
参戦作品(*21)の続編や他の戦闘系美少女アニメの参戦も期待されており、改善された後継作やリメイク・続編を望む声も根強い。
作品間のクロスオーバーやSDキャラとカットインを駆使した戦闘アニメ等の見所も多く、全体的な難易度が抑えられていることもありライトユーザーでも楽しめる作風。
知っている作品がある、かわいいヒロインが協力したり活躍するシナリオが好き、不具合上等、といった人には特に御勧めできる一作である。
*1 半年後にアダルト部分を差し替えた全年齢版が発売された。以降続編アニメは全年齢対象となっている。
*2 先行配信版とテレビ版では設定が異なる。本作に登場するのは先行配信版。
*3 但し『そに子』はアニメ版に先駆けて参戦が発表されている。
*4 単に「魔法少女大戦」では前年開始の同名ゲーム(およびそのアニメ化作品)がヒットしてしまうので推奨できない。
*5 両作とも、後年には新作OVAや漫画が発表されている。
*6 スパロボで言えば、参戦によって知名度を大きく上げた『忍者戦士飛影』『マシンロボ クロノスの大逆襲』『冥王計画ゼオライマー』はその代表例だろう。
*7 正確には〝武偵〟。武力を行使する探偵の通称。
*8 『ツインエンジェル』の遙との会話を拒む『IS』の箒など。遙と、箒の姉である束の声優はどちらも田村ゆかり氏。
*9 ただし翌年には格闘ゲーム『ニトロプラスブラスターズ』に参戦している。
*10 何気に新ヒロインが登場したりする。どうせなら頑張って彼女も参戦させられなかったものか?
*11 もっともラブコメ要素が強いのはアニメ版で、原作ライトノベル版は国家間の紛争に巻き込まれたり特務機関に所属したため戦闘描写もかなり描かれてる
*12 原作は“れなぱん”等でキャラを圧倒するシーンはあれどやはりギャグ補正によるものであり、軍人と戦った際は完全な地の利と相手の不利を同時にとった最終ルートを除き、(多少善戦はしたが)最終的には呆気なく制圧され射殺されている。襲い来る複数の軍人や戦闘経験豊富な隊長すら格闘で圧倒する猛者はいるが男性である。
*13 ただし原作での麗夢の変身は夢の中でのみの話だったりする。一応「夢オチ」等ではなく「人の夢の中で夢魔と戦う」作品だからだが。
*14 要は前述の「乳揺れ」「パンチラ」「セクシーアングル」の事。
*15 『クイーンズゲイト』に参戦した他社版権キャラは原作ゲームブックの時点で版権元が脱衣許可を出している作品と18禁作品『ペインキラー琴音ちゃん』のみである。
*16 メインで戦っているのはロボットであるビシャマルであるためと思われる。
*17 作中での仲は良いものの、住処が異なることから絡みが少ない。
*18 はっきりとインナースーツのみの状態が描写されるのは第2期の変身シーンからだが、今作は第1期仕様である。
*19 公式サイトでの響の立ち絵は普通の棒立ちだが、これは原作公式サイトでのキャラ絵をそのまま流用しているだけである。
*20 尤も『デ・ジ・キャラット』自体がそういう作風なのだが…。
*21 『麗夢』『シンフォギア』『アリア』『IS』『ツインエンジェル』の5作。