【せんごくばさら さなだゆきむらでん】
ジャンル | スタイリッシュ英雄(HERO)アクション | ![]() ![]() |
対応機種 |
プレイステーション4 プレイステーション3 |
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発売元 | カプコン | |
発売日 | 2016年8月25日 | |
定価 |
パッケージ版:6,990円 ダウンロード版:6,472円(全て税別) |
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プレイ人数 | 1人 | |
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | |
コンテンツアイコン | 犯罪、セクシャル、暴力 | |
判定 | シリーズファンから不評 | |
ポイント |
「烈伝シリーズ」第1弾と同時に事実上シリーズ最終作 真田幸村にスポットを当てた単発作品 有料DLCレベルの内容でフルプライス 本作を最後にコンシューマー展開終了へ |
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戦国BASARAシリーズ |
紅く燃えた、日ノ本一の生涯。
『戦国BASARA』の新シリーズ「列伝シリーズ」の第1弾。タイトルの示す通り、真田幸村を主役にしている。
2016年は大河ドラマ「真田丸」の人気に便乗して真田家や幸村公を扱ったコンテンツが各方面からリリースされており、本作もそのうちの1つである(*1)。
あまりにも定価に見合わないボリューム
過去作からの流用と手抜きが目立つ
前談秘話
真田の試練
アクション面の不満
型
武心
キャラクターの扱いにおける明確な格差と過去作品との矛盾
ストーリー面での問題
+ | ネタバレ注意 |
+ | ネタバレ注意 |
DLCの品ぞろえ
その他
新武将のデザイン
NPCの強化
BGM
その他
アクション面の改善
新武将のアクション
ステージ面
真田の試練について
その他
『3』での不謹慎な設定や『4』以降の作品の完成度、留まることなく悪化していく小林Pの横暴な振る舞いに対してファンの不満が募る中で発売された本作。
だが、大河ドラマへの便乗でしかなくクオリティも突貫、というより作りかけのような出来栄えになってしまった。
ストーリーの描写不足に加えアクション面にも手抜きが見受けられる部分があり、加えて育成システムやボリュームも全く満足できるような物ではない。
ただし、アクションの骨格自体はしっかりしており大きなバグが無い等、フルプライスだからこそ評価が落ち、ミドルプライスならば値段相応程度の評価に落ち着いていたと思われる。
だが、『戦国BASARA』シリーズへの不信感が高まる中で失敗は到底許されるものではなく、本作は公式に対するさらなる失望を生み、益々ファン離れを加速させることになってしまった。
今まで溜まりに溜まった批判と不満が本作の出来具合に爆発したことが決め手となり、移植どころかコンシューマー展開にも手を出さずメディア展開も大幅縮小するほど追い込まれ、製作もシリーズも完全に途絶えて『戦国BASARA』シリーズは完全に終焉を迎えたと言わざるを得ないだろう。
*1 タイトルが似ているので紛らわしいが、同時期の『戦国無双 真田丸』が大河ドラマとの公式タイアップ作品であるのに対し、本作は大河ドラマとの直接の関連性はない。
*2 メディアなどでは一括りにされているが、実際では4度にも渡って合戦が行われていた武田軍と上杉軍との合戦「川中島の戦い」など。
*3 ただし昌幸が固すぎるのは真田の生涯も同様ではある。弁丸が弱いのもあるが昌幸自体の基準体力が高いと思われる。
*4 ただし、旧バージョンの火力の高さは幸村の場合虎炎3と熱血大噴火によるパラメータのゴリ押し、政宗の場合火力は高いがデメリットも凄まじい六爪という状態だったので、新バージョンがバランス的に劣っているとも言い切れない。
*5 実際に真田幸村が幼少期に戦死しているのは昌幸の兄である真田信綱と真田昌輝である。両名とも長篠の戦いで鉄砲隊の銃撃で死亡している。
*6 「性格が直情的で昌幸よりも利用しやすい」「政宗との関係が威しの材料になる」など理由として提示できそうな要素は複数ある。
*7 戦国時代及び戦国武将を舞台、モデルにしたメディア作品は数有れど、家紋を改造したのは今作ぐらいである。
*8 空中に飛び上がった瞬間に超反応で天地葬送を繰り出す。空中にいることが超反応の発生条件である為、共闘相手である三成の攻撃で打ち上げられたプレイヤーにスクリューパイルドライバーで追撃することも。
*9 忠勝、家康、信長、秀吉、小十郎の5人が該当。風魔は専用型でPCでも使用可能。
*10 信長なら「破滅の焦土」を発動する等。
*11 前者は「全武将LVをMAXにした状態でステージクリア」後者は「プレイ時間が100時間を越えた」)
*12 同じ2016年公開の映画、舞台作品が原作で監督は堤幸彦。
*13 おそらく真田信之の髪型がミクと同じツインテールだったため、ツインテール繋がりでコラボした。
*14 政宗と幸村が梵天丸と弁丸であった頃に出会っていること、台詞で存在が触れられる昌幸と信之、折れた稽古用槍を使った二槍と戦場跡に放置された刀を使った六爪流など。
*15 この頃から既に看板作品や新タイトル、移植版のグローバル化へ向けた活動に動いている。
*16 もっとも、本作のストーリーではシリーズ第1作から続く真田幸村と伊達政宗のライバル関係に決着が付くため、最終作でも問題は無いのだが…。