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【せいけんでんせつつー しーくれっとおぶまな】
ジャンル | アクションRPG | ![]() ![]() |
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対応機種 |
プレイステーション4 プレイステーション・ヴィータ Windows(Steam) |
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発売元 | スクウェア・エニックス | ||
開発元 | プログラム | キュースタジオ(Q Studios) | |
音響・サポート | Formosa Interactive | ||
発売日 | 2018年2月15日 | ||
定価(税込) | PKG/DL版 | 5,184円 | |
コレクターズ エディション |
14,979円 | ||
プレイ人数 |
1~3人 オフラインマルチプレイ対応 PSV版はアドホックプレイ対応 |
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レーティング | CERO:B(12才以上対象) | ||
判定 | 修正前 | クソゲー | |
劣化ゲー | |||
シリーズファンから不評 | |||
Ver1.03以降 | 改善 | ||
劣化ゲー | |||
ポイント |
玉石混淆が激しいアレンジ楽曲 シナリオの再現度は高い(というかそのまま) システムの不便さやバグの多さまで再現 現在ではアップデートによりバグは解消済み |
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聖剣伝説シリーズ |
言わずとしれたスーパーファミコンの名作『聖剣伝説2』(SFC版は以降「オリジナル」と記載)が約25年の時を経て最新機種に3Dリメイクされた作品。
副題の「SECRET of MANA」は海外でのタイトルに由来すると共に、『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』から続く「●● of MANA」シリーズに紐づけたものである。
発売前の(主にビジュアルなど)クオリティから、当初はあまり話題も期待もされていなかったが、発売後に悪い意味で前評判以上の話題になってしまった。
基本システムはオリジナルにほぼ準ずるが、変更された部分について記載する。
+ | 該当アップデート前に存在していたバグや不親切な要素 |
残念ながら、往年の名作に泥を塗った劣化作品というのが本作の一般的な評価である。
良い変更点もあることはあるが、発売当初はオリジナル版をはるかに上回るバグの多さで大きく評価を落としてしまった。
その後パッチにて改善を図られ安定した動作保証は得られたものの、発売から4ヶ月半が過ぎていたことや、根本的に依然残っているシステム周りの不親切な箇所や不可解な仕様もあり、評価を挽回するには至っていない。
リメイクの中身にしても、オリジナルを忠実に再現する姿勢そのものは評価できるが、再現が中途半端だったり、逆にオリジナルを再現しきれておらず劣化した部分も目立っている。さらに、現代のゲーム環境では当たり前となったユーザビリティの基本を無視してまで不便なところを再現するなど、疑問符の付く点も多い。
見ようによっては「原作再現を手抜きの免罪符にしているだけでは?」と言われても仕方の無い状態である。
結果として、オリジナル版の内容を著しく損ねたと受け取った原作ファンから批判された『新約 聖剣伝説』とは真逆の方向の微妙なリメイクになってしまったと言える。
オリジナルを忠実に再現しつつユーザビリティを向上させた前作『聖剣伝説』の3Dリメイク版が既に発売されていたこともあり、その対比で同様のコンセプトであったはずの本作の劣化具合が余計に目立ってしまうことも、批判に輪をかけてしまった。
そもそもの話、聖剣2は元から移植が充実しており、バーチャルコンソールや携帯電話版、スマホ版など遊べるプラットフォームは多岐にわたる。
さらに本作のリリースはSwitch版『聖剣伝説コレクション』の発売から1年も経っていない時期であり、数ヶ月前には原作が『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』にも収録されている。
原作ファンにとっては食傷気味と言っていい状況であったため、僅かな追加要素を加えただけの原作尊重リメイクとして作成された本作の立ち位置の微妙さが尚のこと際立つことになってしまった。
幕間エピソード追加や3D化・フルボイス化などリメイクならではの追加要素があるため、上述の問題点に目をつぶれる人であれば遊ぶ価値はあると言えるが、そうでなければ、原作そのままの移植版を手に取るのが無難だろう。
*1 「期待しておるぞ。テテテテッ(スクエニ)よ!」など。
*2 steamdbによればほぼ同時期に配信されたSteam版クロノ・トリガーも同様の状況が続いている。
*3 例えば最後に使った魔法がアースクエイクなら、次回開くとノームにカーソルがフォーカスされている。
*4 PS4に関しては、本体に使用者ごとのユーザー登録が可能であり、セーブデータも個別に作成されるため問題にはならない。
*5 説明には「仲間の回避率を上げて攻撃もはやめる」と記載されており、命中率に関する説明がない。ただし使用時に「〇〇の回避率アップ/〇〇の命中率アップ」と画面上にはっきり表示されるため、気付けない事はないはず。
*6 「闇の奥」「儀式」「世界への扉」など
*7 「シークレット・オブ・マナ・ジェネシス/聖剣伝説2 アレンジアルバム」という、現在の環境で当時の音源を限りなく再現した作品。
*8 「予感」「君は海を見たか」「聖なる侵入」「風の焉わるところ」など。
*9 「夏の空色」「不思議なお話を」など。
*10 キャラがベッドに寝てから起床→セーブ確認
*11 オリジナルは、ラスボスのドット絵の引き伸ばしで拡大縮小(接近/離脱の表現)をしていたので、人によっては粗い画像を見せられていると感じられてしまった。