本稿は2021年1月20日時点の情報です。


CHUNITHM CRYSTAL/CHUNITHM CRYSTAL PLUS

【ちゅうにずむ くりすたる/ちゅうにずむ くりすたるぷらす】

ジャンル 音楽ゲーム
対応機種 アーケード
販売・開発元 セガ・インタラクティブ(CRYSTAL)
セガ(CRYSTAL PLUS)
制作協力 コナミアミューズメント
稼働開始日 CRYSTAL 2019年10月24日
CRYSTAL PLUS 2020年7月16日
判定 良作
ゲキ!チュウマイ


概要

2015年から稼働している『CHUNITHM』の第5シーズン(PLUS付きは同シーズンとしてカウントしてのもの)。
本稿では2020年7月16日以降の『CRYSTAL PLUS』も含めて、変更点を中心に解説する。

主な変更点

ゲーム本体側の変更点

  • チケット関連
    • ゲーム内通貨で購入するチケットは3曲有効なもののみに。それに伴い1曲~2曲有効チケットは前バージョンでの所持分が全て廃棄され使用不可に。かわりにチケット全般が値下がりし安価で購入可能となった。
    • 平日昼間限定で「7曲プレイチケット」が登場。追加1クレジットでの購入、MASTER譜面一時開放も適用される(同効果のチケットが内包されている)。有料チケットだがマップ移動スキップ機能は使用不可。
      • なおデュエルでの追加クレジットによる倍率は1.1倍だが、プレイ曲数が7曲に増えるため元値が2倍以上に増えることになりデュエル進行における損失とはならない。
    • 「WORLD'S ENDチケット」にキャラクターランクブーストチケットの効果も併せて付くように。WORLD'S ENDに興味がなくても「1クレジットでキャラクターランクブーストチケット5枚購入」という利用ができる。使用期限(購入後90日間)には注意。
  • 復刻イベントなど古いマップに倍率などのブーストが追加。
    • また、基本値でもスタンダードコース特典で+1マス。
  • リザルト画面にJUSTICE以下の判定が出た際のFAST/SLOW表示追加。
    • 対象はTAP系ノーツのみで、長押しノーツを途中で離した時やAIRでのJUSTICE以下判定はFAST/SLOWにカウントされない。
  • maimaiおよびオンゲキ初出の曲が新設された「ゲキマイ」カテゴリに移動。
  • 『STAR』『STAR PLUS』のマップが消滅し、これらのキャラは筐体では入手不可能となった。
    • 後述のCARD MAKERでのガチャ解禁に移行している。
  • 新規レーベル「シビュラ精霊記」の登場。

CHUNITHM-NETの変更点(スタンダードコース加入者のみ利用可能)

  • キャラクター選択が出展→キャラの2段階選択に変更。
  • キャラクターと汎用スキルにそれぞれお気に入り登録が追加。
  • チーム機能追加。
    • 先行配信楽曲もある。
  • プレイヤーネームを平仮名カタカナ漢字含めて変更可能に。
  • フレンドスコア登録が追加。登録するとそのフレンドのスコアを筐体でも確認可能。
  • レーティング対象曲が確認可能に。
  • 交換所が登場。消費クレジットに応じてポイントを獲得し、過去の期間限定アイテムなどを獲得できる。

CARD MAKERの変更点

  • 5連ガチャが追加
    • また、5枚すべてをプリントあり/なしのどちらかに統一できる「全選択」「全解除」ボタンも実装。後にオンゲキ側にも実装された。
  • 排出対象カードリストやガチャ結果に獲得済みキャラ及びプリント済みカードの表示が追加。
    • オンゲキと違って本バージョンにおいてもCHUNITHM-NETでは確認不能。この情報で確認すべし。
  • 『STAR』『STAR PLUS』のオリジナルキャラが対象に追加。
    • また、「サツキ/光と闇を紡ぎし者」等かつてのグッズシリアルコード入手キャラもガチャで入手可能となっている。今後他のシリアルコードキャラ達もCARD MAKERで救済されるものと思われる。
  • 2020年3月までは『AMAZON』時代の期間限定キャラは全てちょうど1年後の時期のガチャにおいて入手可能だった。
    その後昨今の情勢の影響で一時ゲーム内のイベント自体が途絶え、2019年4月分における救済は2020年6月にずれ込んだ。
    • 例えば『CRYSTAL』初回の「絶景露天で熱い手のひら返し」であれば、本バージョン新規の「新井 桃子/秋の温泉ぼっち旅」の他に『AMAZON』初回「ポカポカ温泉いい湯だな♪」の目玉だった「津久井 シズノ/弘明寺温泉物語」も入手可能。また、『AMAZON』で開催された2019年エイプリルフールの「ムテキねこ」も密かに含まれていた。
    • 再開後初回(かつ『CRYSTAL』では最後)の「タカサキ春のパン祭り」では『AMAZON PLUS』初回「START NEW LIFE-めぐりあい春-」の「ソラマチ・メメ/駆け抜ける桜吹雪」も入手可能。
    • 『CRYSTAL PLUS』初回は5月分と6月分の2本立てにするなど救済タイミングの同期を極力取り戻そうとする動きが見られ、現在は約1か月遅れとなっている(2020年11月分が上述の『CRYSTAL』初回における目玉2枚の、翌12月分(『CRYSTAL PLUS』では最後)が『AMAZON PLUS』最終回分の救済込み*1)。

『CRYSTAL PLUS』での変更点

  • キャラクターランク上限が50に拡張
    • 25以上は5ランクごとにそれまでの2倍の量のスタチュウが必要。
    • ランク25以上かつ立ち絵が変わる専用スキルを持っているキャラは、スキルを装備しなくても立ち絵を変えられる「トランスフォーム」が可能に。
    • キャラごとにランク50で「真・限界突破の証」を獲得。「限界突破の証」と比べて同GRADEでの伸び率が+50%だがMISS 10で強制終了。既存スキルで言うと「オーバージャッジ」相当の強制終了リスク。
  • マップのカテゴリのうち「イロドリミドリ」が「ゲキ!チュウマイ」に変更
    • 2020年11月末より当カテゴリに「オンゲキ」が追加され、「ASTERISM」「⊿TRiEDGE」の6人が登場、また新規に両ユニットメンバーのソロ曲4曲が追加されている。
      • ちなみに「Zest of Blue」は後述の「タテマエと本心の大乱闘」連動解禁イベントが開始された際に最初から無条件解禁曲として追加されていた。
  • 有料チケットのうち、「CHUNITHM-NETスタンダードチケット」でもマップ移動スキップ機能がようやく使用可能となった。
    • 以前に引き続き使用できなかった『CRYSTAL』時点ではマップ自体に2倍ブーストがかかっていると6倍移動を最後まで見せつけてくるというテンポの悪さを露呈していた。

評価点

  • 楽曲レパートリーはこれまで同様に多彩。オリジナル曲もいずれも粒揃いで、それに花を添えるキャラクターたち
    • オリジナル曲で目を引くのはGUILTY GEARシリーズの生みの親として知られる石渡太輔氏による楽曲「Surrogate Life」。氏お得意の熱いギターサウンドなど楽曲クオリティもさることながら、ボーカルは『GUILTY GEAR Xrd』でOPテーマ等を歌唱している橋本直樹氏*2、担当キャラクター「パトリオット」はこちらも石渡氏による描き下ろし、これらの公式告知画像や同キャラEPISODEが明らかにGGシリーズのパロディ等、インパクトの塊であった。
  • マップ進行に若干の改善
    • スタンダードコース特典やマップブーストにより、マップ進行に関しては若干改善されている。
  • (スタンダードコース加入者限定)常用するスキルの選択しやすさ
    • 汎用スキル限定ではあるがお気に入りスキルを登録できるようになり、登録したスキルはスキルリストの先頭(専用スキルよりも前)に移動するため見つけやすくなった。
  • (CARD MAKER)5連ガチャの実装で複数枚購入における手間が軽減
    • 『AMAZON』より実装された「2シーズン以上前のキャラのCARD MAKERガチャ解禁移行」だが、『AMAZON』では1枚ずつしか購入できず*3、EXブースター利用込みの11枚購入で考えると手間がかかっていた。
      本作稼働開始時のアップデートで5枚同時購入が可能となり、5連2回→EXブースター使用の3回1セットにすることが可能となっている*4
      • 1セットあたりの必要クレジット自体は11クレジットのままなので注意。
  • (CARD MAKER)引いたカードにおけるキャラクター解禁状況の表示
    • 上述したように、排出対象カードリストやガチャ結果で未解禁キャラ/解禁済みキャラ/プリント済みキャラの識別ができるようになった。
      このため、カードのコレクションを目当てにする場合でもすでに持っているカードとの照合などの手間がなくなった他、結果的にキャラクターの限界突破に対しても有利に働く*5ようになった。

賛否両論点

  • 7曲プレイチケットの存在
    • 本チケットにより、当初からの問題点であるプレイ時間の長さに拍車がかかっている。
      • 7曲分なので通常のプレイ2回分よりもう少し長くなる。
      • マップ移動スキップ機能が使えないこともプレイ時間が伸びる要素と解釈されやすい。マップ進行に倍率がかかるものではないため、使えたとしてもプレー時間の短縮度合いは微妙なのだが。
      • プレイ待ちの人がいない時間帯や店舗なら純粋にお得に遊べるが、順番待ちの人がいる場合は長く待たされる。これによってプレイヤー間でのいざこざも発生しているが、利用には追加クレジット投入が必要であるし、公式側が用意したものを使っていけないわけはなく、プレイヤー間のモラルの問題と言える。
        流石に空気を読んだのか、『CRYSTAL PLUS』以降稼働開始当初の2日間は販売を休止している
  • 「シビュラ精霊記」のキャラクター達のEPISODE
    • 海外アーティスト主体の新規レーベルが登場したが、本レーベルで登場するキャラのEPISODEが非常に重い作風となっており、本作の雰囲気自体まで重いものと誤認される可能性がある。
    • 従来通りEPISODE自体は筐体上では閲覧できない仕様だが、キャラクターRANK UP時に開放されたEPISODEの表題が逐時表示されるため、スキル目当てなだけのプレイヤーにも不穏なものを感じさせるかもしれない。
    • 「CRYSTAL ep.IV」マップで完結した(とされている)が、最後の最後まで救いはなく悪役すら報われないというその陰鬱さ故に、なんと音ゲー関連では珍しく「検索してはいけない言葉」に登録されてしまうほど。
  • まさかの『アイカツオンパレード!』コラボ
    • 突拍子もない方面とコラボすることが稀にある本作だが、流石に『アイカツオンパレード!』は「明らかに客層不一致だろ」というツッコミが一部にある。
      • なお、実際のところは「アイカツおじさん」「幼女先輩」という言葉が存在するレベルで意外と高年齢層でもプレイヤーがいたりする。

問題点

  • スキルシステム依存のクリア条件である点は全く変わっていない。
  • 選曲画面、キャラクター選択画面ともに従来通りのUIのままのため、選曲やキャラクター選択に手間が掛かる。
    • ただし、CHUNITHM-NETのスタンダードコース特典でキャラやスキルのお気に入りカテゴリが用意された*6ことで、お気に入りに登録したものについては選択しやすくなっている。
  • マップのボーナス指定に、コラボキャラやCARD MAKERのガチャ限定キャラが出てくることがあるのもそのまま。
  • 『STAR』『STAR PLUS』のオリジナルキャラがCARD MAKER対象に加わったことで、これまで扱い易いとされてきたスキル類が入手し辛くなった。
    • 運が良ければマップを走るより早くスキル所持キャラを入手できるかもしれないのは同様だが、現時点で『STAR』『STAR PLUS』のキャラがガチャラインナップに登場することは少ない。
+ 筐体で入手可能な扱い易い、もしくは繋ぎとしてや新規プレイヤー向けスキル
  • エヴォリューションスパイク
    • 5本~6本用スキル。
    • キャラクターのRANKによって効果が変わるスキル。RANK11以上で上昇率がさらに上がる代わりにATTACK判定でゲージ減少のデメリットが付く。RANK10以下のキャラに装備する場合同GRADEの「ゲージブースト」と同じ上昇率となるためゲージブースト系統の代わりとして使え、その場合は筐体入手の「京極院 桜花」「イングリット・オーリック・コーネル」2キャラで事足りる。この場合装備させているキャラのRANKに常に気を配ること。
  • ボーダーブースト系統
    • それぞれ6本、7本、8本用スキル。
    • 『CRYSTAL』で新登場したスキル群で、所持キャラは例の「シビュラ精霊記」キャラクターで統一されている。初代から存在するボーダージャッジ系統のゲージブースト版といった所で、指定されたランク評価に到達不可となった時点でケージ上昇率効果が消えATTACK判定でゲージ減少のペナルティ発生という仕組みになっている。安定してランクS以上を狙えるプレイヤー向けのため新規向けスキルではないが、判定難化や強制終了リスクなしでDANGERスキル並みのケージ上昇率であることや、ペナルティ発生してもそこまで貯まったゲージが無駄にならないのは魅力。
    • ボーダージャッジ系統同様オプションの「フィールドインフォ」設定で上昇率消滅 / ペナルティ発生までの猶予を確認しながらプレイできる。
    • スキル所持キャラが一つのマップに固まっており、基本的に「ボーダーブースト・S」「ボーダーブースト・SS」「ボーダーブースト・SSS」の順で入手することになる。ボーダージャッジ系統と比較すると、ゲージ上昇量ではこちらが上回るが、スキル入手のしやすさ、最後1ノーツでMISSが出た際のリカバリー等*7ではあちらが優れている。
    • その後のアップデートで、「CRYSTAL ep.IV」マップ最深部に「ボーダーブースト・SSS」所持キャラクターが新たに追加され、先に同スキルからの入手が可能にはなった。
      • ちなみに同スキル所持者を両方揃え、それぞれRANK 15まで育成し最大GRADE化すると、自分にとって安定してクリアできる譜面なら8本安定かつかなり余剰ゲージありのスキルと化す。総合的に見れば、これまでの8本用スキルと同等のリスクが課せられているが、一考の価値あり。
  • パニッシュメント
    • 6本~7本用スキル。
    • ジャッジメント系統で、ATTACK以下の判定30で強制終了するスキル。筐体入手の「ソルナ」「Dr.メト・バサナテル」2キャラだけでゲージ7本安定のGRADEまで育成可能。育成しなくとも6本安定スキルとなる。
      • ただし「Dr.メト・バサナテル」入手にはマップ「AMAZON ep.IV」最深部まで到達、課題曲クリアに最低限5本安定スキルが必要と遠く、ゲージ7本用スキルとしての運用にはこれを越える必要がある。
  • デスティニージャッジ
    • 6本~7本用スキル。
    • ジャッジメント系統で、MISS10、20のどちらかで終了という確率変化形リスク付きスキル。その時々で「ジャッジメント」相当にも「オーバージャッジ」相当にもなり、ケージ上昇率もこれまで中間に位置していた。
    • 前作では7本用スキルの選択肢の一つとして数えられていたが、『CRYSTAL』で所持キャラの1人がCARD MAKER入手となり新規にはおすすめし辛くなっていた。しかし『CRYSTAL PLUS』稼働終盤で所持キャラが追加されたことで再び7本安定スキルの座に返り咲いた。
      • ちなみに、スキル所持キャラ全3人を入手しそれらを全て育成しきる(CARD MAKER入手キャラのみRANK 5まででよい)と、1/2の確率で強制終了猶予が伸びケージ上昇率も僅かに勝るという、「オーバージャッジ」の完全上位互換スキルと化す。
      • それでなくとも筐体入手の「モガラ様」「憎悪の始まりたる古竜」を揃えるだけで7本安定のケージ上昇率を目指せるのに対し、「オーバージャッジ」所持キャラは2キャラともCARD MAKER入手となっており、この点でも上位互換である。
  • 版権コラボ系統
    • これまで同様に、コラボキャラの専用スキルを「ゲージブースト」系統の代用としていく手もある。毎コラボという訳ではないが、前作までに比べコラボキャラが非常に優遇されている傾向にある。
    • 例えば「ネコぱら」コラボキャラ(全7人)は全員RANK 10以上でノーリスク6本スキルとなる。
    • 「私に天使が舞い降りた!」の「白咲花」など小学生組(5人)はMISSダメージ無効化がメインのGUARDタイプスキルでありながら、5~6本を現実的に狙えるケージ上昇率でもあり非常に初心者に扱いやすい。
    • その後コラボされた「新サクラ大戦」の帝国華撃団メンバー(6人)も、全員RANK 5の育成でノーリスク6本スキルというお手軽さもさることながら、MATCHINGスキルとして付随しているマッチングボーナスも、「1人以上とマッチングし29 CHAIN達成」で獲得とやはりお手軽。両方のゲージ量を足すとノーリスク7本スキルになるなど、育成が楽かつ強力なスキルであった。
      • いずれも期間限定イベントの報酬&それなりに育成に時間が掛かる点は初心者向けと言えるのか怪しい点ではある。とは言えコラボキャラ達とともに徐々にスキルを育てていけば、確実に効果が見込めるのはファンにとっては嬉しい事だろうか。手早く育てたいならばキャラクターランクブーストチケットの購入は忘れずに。
  • 正体不明「恐怖の虹色UFO襲来」
    • 「封獣 ぬえ」(東方Project)の専用スキル。7本用スキル。
    • 所持キャラクターの原作設定に合わせ表記上は効果が一切不明となっているスキルだが、有志による検証の結果MISSダメージ無効化(上記「私に天使が舞い降りた!」キャラスキルと違い回数無制限)と高いゲージ上昇率を併せ持つスキルであることが明らかとなった。最大GRADEまで育成すればノーリスクで7本取れるスキルと化す
      • プレイ中ゲージが上昇せず、楽曲終了時にプレイの正確さに合わせたゲージボーナスを得られる、ゲージ0でも強制終了しないといった効果のため、実質ダメージ無効化付きのスキルである。各ノーツには、こちらも原作設定を反映しTAP、SLIDE、AIRに高い上昇率が付く。これら以外のノーツにも「ゲージブースト」+6相当の上昇率が付く。
    • 専用スキルである事や譜面構成の関係でゲージ7本に届かない譜面が少数存在するのを鑑みてもノーリスク7本スキルというのは破額で、汎用専用問わずこれまでの6本~7本スキルの多く、下手すれば育成が非常に困難な「限界突破の証」、『CRYSTAL PLUS』における目玉要素の一つで入手、育成がさらに困難な「真・限界突破の証」までも食ってしまっていると言っていい。育成も「封獣 ぬえ」1キャラのみの育成で済み、キャラクター入手の機会も他の版権コラボキャラより確実に存在する*8
      • 唯一の懸念はこれまでもあったように、アップデートでスキル効果が大幅下方修正されるかもしれない事だろうか。これまでの調整不足・設定ミススキルのようにスライダー無操作でクリア可能というものでは決してないものの、それでも行き過ぎなスキル効果である感は否めないため…

その他「コンボエッジ」(課題曲なしですぐに入手可能、ゲージブースト系統の代用)、「ファーストスパイク」(課題曲なしですぐに入手可能、ゲージブースト系統の代用)、「ゲージブースト・エアー」(課題曲なしですぐに入手可能、5本用としてなら育成不要)、「光の奔流」(4本安定スキルがあればすぐに入手可能、しるし系統の代用)、「今わの際」(筐体入手キャラのみでは6本、それにしては強制終了リスクが重い)など。

+ 扱い易いが、実用GRADEまでの育成にCARD MAKERでのキャラ入手が必要、そもそもCARD MAKERでしか入手できなくなったスキル群

ゲージブースト系統、ジャッジメント、オーバージャッジ、FREQバースト、勇気のしるし、コンボエクステンド系統

  • チーム機能の敷居の高さとそれを前提とした先行配信楽曲
    • 先行解禁とは言えど、チーム機能自体の敷居が高い。
  • 「チュウニズムデュエル」は対戦キャラがさらに固くなり貢ぎ度合いが悪化。
    • さすがに延期されていたエイプリルフールイベント相当と思われる2020/6/18~2020/7/15の2本立て(後述)のうち前半はやや有情と言えるレベルだが。

総評

ゲキ!チュウマイネットのスタンダードコース加入が前提ではあるものの、今までのバージョンにおける不便な点が若干改善されたものとなっている。

余談

  • 本バージョン稼働開始時より、それまで開催されていた連動での解禁曲が3機種ともに無条件解禁移行。
    それと入れ替わりに3機種相互のオリジナル曲の連動解禁が開始されている。
    • maimai でらっくす』からは「Excalibur ~Revived resolution~」が、『オンゲキ SUMMER』からは「Opfer」が、それぞれの機種で一度プレイすることで解禁される。
    • また、「玩具狂奏曲 -終焉-」をプレイするとmaimaiで、「World Vanquisher」をプレイするとオンゲキで、それぞれ解禁される(オンゲキの「World Vanquisher」は2020年2月の『オンゲキ SUMMER PLUS』へのアップデートの際に無条件解禁移行)。
    • オンゲキからの連動解禁にはその後、2020年1月23日より「MEGATON BLAST」、7月2日より「タテマエと本心の大乱闘」が追加。後者の時点でオンゲキからの連動解禁曲*9をそろえるのに必要なコストは2クレジット確定となった。が……(後述)
      • その後、2020年8月20日よりまたしてもボカロ曲「グリーンライツ・セレナーデ」連動解禁が開催されている(2021年1月21日の『PARADISE』稼働開始時に無条件解禁移行)。
  • 本バージョン初のCARD MAKER期間限定キャラ「新井 桃子/秋の温泉ぼっち旅」は当初髪と紅葉だけで胸を隠しているという大変けしからんイラストだったが、後にタオルを巻いたものに変更された。
    • ただ、絵柄変更時に不具合が起きて同ガチャが一時停止されるトラブルも。
    • 余談だがイラスト変更の事例は過去にもある。『AIR』のキャラクター「黄金井 竜子」は巻いている腕章が赤十字マークだったため、『STAR』の楽曲「Twice up Scenery」のジャケットは曲名の最後の「y」が抜けていたため。
  • 2020年初頭からの情勢の影響で、例年のパターンで言えば順当な時期*10に『CRYSTAL PLUS』になり損ねている。だからどうしたという話ではあるが
    • その後、新型コロナウイルス終息の判断が下され更新が再開されると「巫女みこナース・愛のテーマ」等過去にネットを席巻した楽曲群を更新一発目に披露*11、さらにその翌週も棚上げされていたアニメ2作品+復刻1作品のコラボイベントを実施と、CHUNITHMらしい選曲センスとフットワークの軽さは健在の模様。
    • エイプリルフールイベントについても「限定WORLD'S END譜面(復刻含む)が6/18~7/15の約1か月間配信*12」という形で開催*13
      また、同期間CARD MAKERのガチャは2つ開催されているが、もう一方の「鋼太郎の魅力たっぽしお花見ランチ!」は目玉「八咫烏 鋼太郎/幸せの花見重箱弁当」におけるチュウニズム大戦でのスペック*14から、当初エイプリルフールガチャとしての実装予定だった可能性はある。
      • ちなみに同イベント期間中はチュウニズムデュエルが2段構成となっており、前半はこれまた八咫烏 鋼太郎がやられ役である。
    • この情勢の影響は意外なところにも現れており、オンゲキからの新たな連動解禁曲「タテマエと本心の大乱闘」の連動解禁イベントは開催期間がわずか2週間となった(過去の楽曲および『maimai でらっくす』からの連動も含めて7月16日に無条件解禁移行)。
      また、『Project DIVA』シリーズ10周年記念のイベント*15も『CRYSTAL PLUS』稼働開始時にずれ込んでいる。
  • 方や古き良きファンタジー系、方や電脳仮想空間サイバーSF、と全く関わりのない世界として扱われてきたレーベル「SEELISCH TACT」「Metaverse」だが、『無印』から『PLUS』まで全体で見たCRYSTAL稼働中盤あたりより、両レーベルの関連を匂わせる要素やシンボル等を持つキャラクターが登場してきていた。
    • そして『CRYSTAL PLUS』稼働最終盤追加「CRYSTAL ep.ZERO」マップ課題曲「The Metaverse -First story of the SeelischTact-」およびその担当キャラによって両レーベルは同一の世界であることが明かされた。
  • 2020年11月26日よりCHUNITHMも海外での稼働が開始した
    • タイトルは『CHUNITHM SUPERSTAR』、デザインも『STAR』に準じている模様。
    • maimai同様、海外版と国内版でデータの互換性はない。
  • 2021年1月21日に第6シーズンとなる『CHUNITHM PARADISE』が稼働開始。
    • なお、このアップデートで「天下一音ゲ祭」以前から収録されていたBEMANIシリーズの曲が削除されることが発表されている。
      一方で、稼働開始当初から『超電磁砲S』コラボの復刻開催がある点は一部機種のプレイヤーに不安を感じさせているとか

最終更新:2022年10月04日 09:49

*1 『CRYSTAL PLUS』での最後2回は期間限定キャラの救済という面で見た場合季節的には逆順になっている模様

*2 スラッシュメタルバンド「OUTRAGE」のボーカル。余談だが『GUILTY GEAR』においてもリスペクトとして、作中に登場する重要な要素の総称が「アウトレイジ」となっている。

*3 なお電子マネーでのクレジット投入は当初5/10クレジット連続投入にも対応していたが、『maimai でらっくす』稼働開始時に10クレジット投入は削除されている。

*4 実際には1回の利用における購入枚数の制限上この1セットで1回の利用となる。

*5 ソウルオブスタチュウ(100個消費して限界突破が1回可能)は解禁済みキャラなら1個、カードをプリントしなければ4個もらえる。そのため、カードがダブっているとわかれば即座にそのカードの印刷をキャンセルすることで5個もらえる。

*6 曲についてはAMAZON PLUSで実装済み。

*7 上手くいかなかった時に捨てゲーできるのも人によってはボーダージャッジ系統のメリットとなる。

*8 他の版権コラボイベントは終了後かなり間を開けて一度再開催されれば良い方なのに対し、東方コラボイベントは博麗神社例大祭の開催に合わせ毎年春、秋の二度開催されるため。

*9 オンゲキ→maimaiの「Titania」を含む4曲

*10 『AMAZON』でのイベント開催パターンに合わせると2020年4月9日、そこから週単位でずれる形であった可能性はある

*11 その一方で、その1か月後の『CRYSTAL PLUS』にて当時ネットを席巻していた電波ソングの代表格の1つ「ガチャガチャきゅ~と・ふぃぎゅ@メイト」が削除され、謀らずも電波ソングの世代交代的な現象が起きることに。

*12 『AMAZON』でのイベント開催パターンに合わせると2020年4月1日~4月8日だったと思われる

*13 ちなみに、この時の新規ラインナップに含まれていた「conflict(斉唱)」は『CRYSTAL PLUS』でBASIC~MASTERの4譜面が登場という形で続投(WORLD'S ENDは今後もエイプリルフールイベントでの期間限定配信になると思われる)。

*14 通常19ポイントだがCHAIN時は1919ポイント。また、スキルの記述も全く違っており、ゲームシステム上の効果は一切なく「このカードを♥自分のぉお場に、だっ出しゅなりゃ♥♥v(゜∀。)vをしなきゃ♥ りゃめ…らめなのおぉ!」(原文ママ)となっている。

*15 『CRYSTAL PLUS』稼働開始時より収録の「Catch the Wave」全難度プレーでキャラ解禁となっている。