【こうちゅうおうじゃむしきんぐ】
ジャンル | トレーディングカードアーケードゲーム | ![]() |
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対応機種 | アーケード | ||
使用基板 | 初期型 | NAOMI | |
後期型 | SYSTEM SP | ||
発売・開発元 | セガ | ||
稼働開始日 | 2003年1月21日 | ||
1プレイ料金 | 100円 | ||
判定 | なし | ||
ポイント |
キッズ向けTCAGの先駆け アーケード史を変えた 大ヒットの要因は簡単なルールにあり? |
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甲虫王者ムシキングシリーズ |
セガのキッズカードゲーム(子供向けTCAG)。2001年に開発、2002年のロケテストで反響を呼び、2003年から稼動を開始した。
社会現象を起こすほどの大ヒットとなり大々的なメディアミックス展開に至るまでの大ヒットを記録した。
あるところに豊かな森があり、たくさんの虫達が住んでいた。
その森に元気な妖精ポポがいた。
ポポが森の王者ムシキングに会っていると、突然怪しい音が聞こえた。人間が逃がした外国の甲虫が襲ってきたのだ。
ムシキングは奮戦するも、ヘルクレスオオカブトの前に力尽きてしまう。
外国の甲虫を操っていたのはアダーという年寄りの妖精で、彼は森を追放された憎しみから森を破壊していたのだ…。
(公式より、一部変換)
+ | 必殺わざの詳細 |
+ | 性格の詳細 |
+ | 詳細 |
+ | 詳細 |
+ | 詳細 |
+ | 在来種について |
+ | 「後々の展開を考えずに強さの調整をめちゃくちゃにして出した虫が多く、新規追加が難しくなってしまった」の詳細 |
+ | 「大半のバージョンで強さと必殺わざが同じ大型甲虫を2種以上同時に排出させなかった」の詳細 |
+ | 「究極必殺わざの有無」で劣化版となっている虫の詳細 |
+ | 詳細 |
+ | 詳細 |
+ | 詳細 |
+ | 多数の虫が登場した属(6種以上) |
+ | 少なからず複数の種が登場した属(2種から5種) |
+ | 1種しか登場していない属の例 |
+ | 相性が◎になる相手がいない虫 |
+ | 詳細 |
+ | 2006セカンド~フォレストグリーン |
+ | 2007ファースト以降 |
+ | 収録されたカードのラインナップについて |
+ | ... |
ゲームとしては非常に単純なのだが、馴染みのある題材とコレクション性の高さから、社会現象になる程の大ヒットを遂げた。
当時はまだマイナーだったトレーディングカードアーケードゲームというジャンルを一気にメジャーに押し上げた功績も大きい。
後続にリリースされる数々の同ジャンル作品のメジャー化に先鞭をつけたという点で、意義の大きい作品でもあり、更にはゲーム業界のみならず他業界にも多大な影響を与えた。
+ | 詳細 |
+ | 登場時点でゲームでは1種しか登場していない属の固有名詞付き虫 |
*1 登場時の性格の表示と、戦闘中の画面での強さの表記に使用される。
*2 実際には攻撃的な性格ではある。
*3 カードでの説明文に性格が大人しいことを思わせるような表現は全く見られない。それどころか、「2つに分かれたアゴの先をうまく使って戦う」とディフェンスタイプらしくない記述があり、これがもしその通りであれば、アタックあるいはバランスタイプでもおかしくはなかった。
*4 カードの説明文には「フタマタクワガタの中では大人しい性格」と書かれてはいる。ただし新甲虫王者ムシキングでは「見た目の通り気が荒くて凶暴」と真逆の記述がされている。
*5 映画では臆病な性格で戦いが苦手な設定で描かれており、カードの説明文でも「小心者」と記載されている。
*6 実際にはゴホンヅノカブト属の性質に共通して大人しい性格ではある。
*7 種小名は全て小文字で表記するのが原則である。また、2005ファーストと2005ファーストプラスはカードのイラストがほぼ同じであるが、ムシカードの場合はこれでも判別できる。
*8 前述の通り、データ上の存在のみでメーカーの過失によりカード化はされなかったため、改造コードかデータを解析したバーコードを使用しないと使えない。
*9 「ヤイバ」のカードには「忍者甲虫」と書かれているが、ゲームでは表示されない。
*10 「ぴっかぴかコミックス」限定のタイトルだが、本作や他の漫画との区別をつけるためにこう呼ばれる事が多い。
*11 「スジブトヒラタクワガタ」は「あまみの奇跡」、「ホペイオオクワガタ」は「天上将星」。
*12 初期の攻略本では「見た目が似ている虫」といった曖昧な記述で、必ずしも相性が◎の組み合わせが紹介されているとは限らなかったが、2005セカンド以降は攻略本でも明言されるようになった。
*13 「オオクワガタ」なら生息地である日本の国花の桜、「ミヤマクワガタ」なら同名の植物というように、その虫に関係しているものもある。
*14 性格、超必殺わざ、アダーコレクション、バーコード等の違いによって異なる。このバージョンで初登場の場合は代わりに5周年記念のロゴマークが表記される。
*15 『森の救世主』では飛ぶ描写がない。
*16 実際に羽化後すぐに戦ったらカナブンなどが相手でも即死である。本作でも羽化直後の甲虫は強さが引き下げられており、未成熟であるような描写がされている。
*17 同時にミヤマクワガタ→旧ヒラタクワガタ、ヒラタクワガタ→旧ノコギリクワガタというように強さ・超必殺わざが変更された。
*18 渡り鳥のように自主的にやってきた場合は在来種として扱われる。
*19 旧版はNAOMIで少々難易度が高い。
*20 一応、カードの説明文には「力は強くはない」と記載されてはいたが…。
*21 こちらは「ヤイバ」を含め「エアクスタテヅノカブト」に近いグラフィックが使われていたというのもあるのかもしれないが。また技術面の問題で名前の由来となった頭角の鋸状の突起や前脚の長い関節も再現されておらず、全く角の形状が違う別種「エアクスタテヅノカブト」と間違えられていたと勘違いしているユーザーも散見される。アダー完結編以降では大型のグラフィックに変更された。なお、コミカライズ版では「エアクスタテヅノカブト」と十分に見分けがつく姿で描かれていた。
*22 体長が91mmもあり、「エラフスホソアカクワガタ以外の強さ140以下の虫」全種上回るどころか「ヒルスシロカブト」「グランディスオオクワガタ」「オウゴンオニクワガタ」などの強さ160以上の一部の虫も上回る。小型甲虫とはこれいかに…
*23 強さ180の虫の中でカードに記載されている体長が100mmを下回るのは下記の「オウゴンオニクワガタ」の他には「グランディスオオクワガタ」1種だけ。
*24 それだけでなく「アトラスオオカブト」「エラフスホソアカクワガタ」「ギガスサイカブト」「フェモラリスツヤクワガタ」など、強さ140以下の虫でもこれを上回る虫もいる。
*25 これを下回る体長の虫はアダー完結編以前では「ムナコブクワガタ」「ミクラミヤマクワガタ」「バックレイコフキカブト」「ドウイロクワガタ」くらい。アダー完結編を含んでも「ルイスツノヒョウタンクワガタ」くらい。「必殺わざがダゲキわざで登場したカブトムシ」では最小。
*26 後の2007ファーストで「ラティペニスツヤクワガタ」がこのステータスで登場した。
*27 「アクティオンゾウカブト」に次いで「パラワンオオヒラタクワガタ」と同時期に排出を終了した虫。また、初めて「一度復活した虫が再び排出終了」した事例でもある。
*28 上記の通り2005ファースト以降は超必殺わざの方が強化されるようになった。
*29 1人プレイ時を除く。1人プレイでは必殺わざがすくみ負けしている時に出して「必殺わざを受けてよろめいており、また必殺わざのチャンス」となる場合で必殺わざを出した場合は相手は「カウントがなくなるまでボタンを押さなかった」のと同じ扱いになる。
*30 2005ファーストプラスまでは「やさしい」でも最後の敵は強さ200。2005セカンドから2006DSの「さいしょのおはなし」では大型甲虫が敵として登場しない。
*31 敵の虫を含めれば「復活の森」の「コーカサスオオカブト」が初出。
*32 2004年と早い段階で発表されていたが、本作の人気が衰えないため稼働が見合わされていた。しかし、本作のブームの頃にタイトーからシステムが類似した『ダイノキングバトル』が発売され、急遽稼動が予定よりも早められることになった。両作品が第43回アミューズメントマシンショーにおいて出展された際、セガブースでは「類似品にご注意下さい(意訳)」の警告文が張られていた。これによってタイトーはセガに本作の特許を侵害しているとして訴えられたが、後に両社の間で和解が成立した。
*33 「2007ファースト」で初登場のカードは『対戦バトラーズターミナル』で先行登場した。
*34 当時は小学館の雑誌『幼稚園』でも本作が取り上げられ、付録に限定カードが付く事もあった。
*35 ゲーム内では全て緑で登場。後述の「パンプキン」も緑色だった。
*36 このタッグだと生物学上の分類が同じになるのは「多食亜目」までとなり、カブトムシの場合はクワガタムシよりもフンコロガシやカナブンの方がよほど近縁種になる。攻略本でも「カブトムシとクワガタムシのタッグは相性が悪い」と掲載されていた。
*37 ファラグログナトゥス属(ニジイロクワガタだけ)など。カブトムシ・クワガタムシに限らなければホモ属(「ヒト」に相当する人間だけ)、ペンタラグス属(アマミノクロウサギだけ)、ギンゴウ属(イチョウだけ)など
*38 当時は亜種扱いされていなかった
*39 その割には「百獣大戦アニマルカイザー」には一切登場しなかった。
*40 厳密には亜種名だが、総称(カブトムシ亜科)としての「カブトムシ」との区別が必要な時に用いられる事もある名称である。「日本のカブトムシ」「国産カブトムシ」と呼ばれる事もあり、本作の英語版でも「Japanese beetle」という名称になっていたが、そうすると後述する「ヒサマツサイカブト」なども含まれかねない。
*41 「マレーコーカサスオオカブト」が登場する前の激闘3弾時点ではチョキとパーのSSRは5種存在していた一方でグーのSSRは僅か2種しかおらず、「メガソマ属以外からグーSSRのカブトムシ」を抜擢するに当たって本種が選ばれた可能性が高い。
*42 真っ先に大型甲虫が外されたが、2005ファーストから中型甲虫、2005セカンドから小型甲虫も排出終了し始めた。2005セカンドプラスの時点で「5周年記念まで復活しない」と言う虫がすべての強さで出そろっていた。
*43 前述したとおり、「ヒラタクワガタ」はロケテストでは強さ140。本作で唯一強さが変更されている。
*44 2007ファースト限定の黒い羽の「ヘルクレスオオカブト」「ヘルクレスオキシデンタリス」、2007夏シャイニングのムシカード(虫が光輝くエフェクトがある)等。このためか、「ヘルクレスオキシデンタリス」は通常版(黄色い羽でシャイニング仕様でない)が初めてカード化された。
*45 性格無し/超必殺わざ変更前の通常版(ディフェンスタイプ)/超必殺わざ変更前のアダーコレクション/超必殺わざ変更後の通常版/超必殺わざ変更後のアダーコレクション/緑バーコード
*46 必殺わざがダゲキの強さ180→強さ200→ハサミの強さ180→強さ200→ナゲの強さ180→強さ200という順
*47 2004ファーストから2006DSまでは新たに登場した虫は1バージョンで3種(「ムシキング」と復活甲虫を除く)であったが、2006セカンドでは7種類。
*48 強さ160で、「5周年コレクションカード」以外のバージョンでタッグ相性が◎になる相手と同時に排出されなかったのは「セアカフタマタクワガタ」だけ。強さ160に限らなければ「ミヤマクワガタ」「ミクラミヤマクワガタ」も該当する。
*49 「ダイヤモンドブルー」と「フォレストグリーン」でアダーコレクションが登場していた。
*50 「ブルマイスターツヤクワガタ」や「ラコダールツヤクワガタ」はそれぞれ「ブルマイスター」「ラコダール」になっている。他にも「ギラファノコギリクワガタ」が「ギラファノコギリ」など、種小名だけでない省略があったりとまばらになっている。
*51 「強さ140以上・必殺わざがダゲキわざ・バランスタイプ」という条件だと「性格なしのオオクワガタ」「性格なしのグランディスオオクワガタ」のどちらかを含むタッグだけ。
*52 他にも「ヘルマンミヤマクワガタ」など数種が該当。また「(スーパー)ムシキング」「かぶ太」を除く固有名詞付き虫も該当。
*53 ダイヤモンドブルーのリリースの際、公式サイトでも「カードを集めやすくなった」と言及された。
*54 元々超必殺わざでない虫なら『スーパーコレクション』に付属された「ローリングクラッチホールド」と「ダ・ブエルタ」(ホペイオオクワガタが使用)の事例がある。
*55 本作のライセンスカードに相当するカード。
*56 初登場時は同属の甲虫が「ノコギリクワガタ」「ギラファノコギリクワガタ」の2種だけだった。しかも「ノコギリクワガタ」は強さ120のため「ギラファノコギリクワガタ」とのタッグは強さの合計が300を超える上に初めてカード化された当時は「ギラファノコギリクワガタ」は排出を終了していた。
*57 同属の「ヒシガタタテヅノカブト」よりも先にゲームに登場した。
*58 NAOMIの派生基板の1つでDIMMボード部分とGD-ROM機能部をSoCに一体化し、サイズを小型化した基板。主にメダルゲームやキッズアーケード向けに使われた。