機種 | タイトル | 概要 | 判定 |
燃えろ!!プロ野球 | |||
FC | 燃えろ!!プロ野球 | 脅威の「バントホームラン」でミリオンセラーを記録。ちゃんと12球団入ってることだけは評価点(ただし12球団1リーグ制)。 | ク |
AC | 燃えろ!!プロ野球 ホームラン競争 | ホームラン競争に特化した初代燃えプロのスピンオフゲーム。 | |
MSX2 | 燃えろ!!熱闘野球'88 | MSX2版燃えプロ。試合の画面構成は初代燃えプロ準拠。 | |
FC | 燃えろ!!プロ野球'88 決定版 |
不自然な挙動は解消し日本シリーズや2リーグ制も導入され、リアルでバランスのいい野球ゲームに変身。 その一方で4割打者や「バントでホームラン」を惜しむ声も…。 |
良 |
FC | 新・燃えろ!!プロ野球 |
投球アングルをモデルチェンジしたのが裏目に出て操作性が大幅悪化。 だが当時の実在球場を再現したスコアボードの数々は必見。今なら懐かしく感じられる。 |
ク |
FC | 燃えプロ!'90 感動編 | タイトル通り「感動」がテーマ。採点システム搭載で勝つこと以上にファインプレーと言ったの好プレイが重要に。 | スルメ |
FC | 燃えプロ!最強編 | FC『燃えプロ』&『燃えろ!!』シリーズ最終作。正式に球団名や選手名が実名になった。 | 良 |
SFC | スーパー燃えろ!!プロ野球 | 打撃・守備・走塁を自動で行えるオートモードを搭載。 | |
PS/SS | 燃えろ!!プロ野球'95 ダブルヘッダー | 32ビット機で開幕した燃えプロ。PS版はシナリオモード有り。 | |
WS | 燃えろ!!プロ野球 ルーキーズ | ルーキーズのタイトル通り新人王を目指すモードを搭載。 | |
Android | 燃えろ!!プロ野球 | 『燃えプロ』をAndroidで完全再現。バントホームランのON/OFF設定も可能。 | |
Android/iOS | 燃えろ!!プロ野球 ホームラン競争SP | 『燃えろ!!プロ野球 ホームラン競争』のリメイク。App内課金有り。 | |
PS4/3DS | 燃えろ!!プロ野球2016 |
DL専売。2016年に『燃えプロ』が突如として復活。 原作にあった問題点を改善し遊びやすくなっており、何より溢れんばかりの『燃えプロ』愛とジャレコ愛。 |
なし |
Switch | G-MODEアーカイブス+ 燃えプロ | DL専売。G-MODEアーカイブスシリーズ。下記携帯アプリ版の移植。 | |
その他スポーツ | |||
FC | 燃えろ!!プロテニス | 16人の選手それぞれに得手不得手が設定されたテニスゲーム。 | 良 |
FC | 燃えろ!!ジュニアバスケット TWO on TWO | 1on1または2on2でプレイするハーフコートバスケットゲーム。 | |
FC | 燃えろ!!プロサッカー |
斜め上空視点が独特なサッカーゲーム。 音声合成がなくサウンドもリアル感に欠ける。 |
シリ不 |
FC | 燃えろ!!柔道うおりあ~ず | 『ビッグチャレンジ! 柔道選手権』の流れを汲む柔道ゲーム。 | |
オムニバス | |||
GBA | 燃えろ!!ジャレココレクション |
初代『燃えプロ』『'88 決定版』『プロテニス』『ジュニアバスケット』『プロサッカー』『柔道うおりあ~ず』の計6作を収録。 実は原作から一部グラフィックを変更している。 |
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関連作品 | |||
AC | 実力!!プロ野球 | アーケード版にアレンジされた『燃えプロ』というべき1作。 | |
GB | ベースボールキッズ | 海外では燃えプロシリーズの海外版『Bases Loaded』のタイトルで発売された。 | |
FC | GOAL!! | 『燃えろ!!プロサッカー』の流れを汲むサッカーゲーム。 | |
SFC | スーパープロフェッショナルベースボール | 実質SFC版『燃えプロ』といったゲーム。『'90 感動編』同様に採点システムを搭載。守備画面は後方視点で独特。 | |
SFC | スーパープロフェッショナルベースボールII | 前作から守備画面がオースドックスな視点に戻った。ペナントレースモード搭載。 | |
SFC | スーパー3Dベースボール | DSP-1チップ搭載で守備画面が疑似3Dで表示される野球ゲーム。 | |
SFC | SUPER CUP SOCCER | 普通の見下ろし視点に戻ったかに見えたが、シュートされると突然ゴール裏からの視点に。 | |
SFC | 武田修宏のスーパーカップサッカー | 元ヴェルディ川崎の武田修宏監修。なぜか縦視点を採用。上はともかく下に攻めるのは… |
以下は既にサービス終了済の作品。
野球は元より、テニス、サッカー等すべてリアル路線の追求というコンセプトで作られたジャレコのスポーツシリーズ。
ただし1991年以降は野球に一本化している。
またテニスやサッカーも『プロ』と冠しているが『燃えプロ』という略称は公式でも巷でも野球のみである。
シリーズ第1号は1987年6月に発売された『燃えろ!!プロ野球』である。
『プロ野球ファミリースタジアム』(通称『ファミスタ』1986年12月発売・ナムコ)に続くような形で発売されたファミコン野球ゲーム。
ファミスタにより口火を切られたファミコン野球ブームの固め役のような存在になり、翌年本格化したファミコン野球ブームを築き上げた立役者として有名である。
「ファミスタの野球人気に乗っかる狙いで誕生した」と一部で言われたこともあったが、それはデマであり、開発自体はファミスタ発売前から進行していた。
開発担当者は野球愛好家で、ファミコン発売から3年以上経過していながら当時ファミコンの野球ゲームは任天堂の『ベースボール』(*1)(1983年12月発売)1つしかなく、そんな市場に寂しさを覚えたことから、新しい野球ゲームの開発の構想を発起することになった。
開発の途中でナムコから上記『ファミスタ』の発売が決まったため、それまでの構想を一旦丸ごとボツとし、ファミスタとの差別化を図るべく、とことんリアル路線を追求し、当時珍しかった音声合成を取り入れたり、視点もリアルで更に様々なバッティングフォームなども取り入れられた。
タイトルも上記は『ファミスタ』という略称で人気になった経緯もあり、響きの良い略称を模索した結果『燃えプロ』と語呂良く略せることでフルネームは『燃えろ!!プロ野球』となった。
そして発売されるや158万本という超特大ヒットを飛ばし、その構想通りに『燃えプロ』という略称で『ファミスタ』と違った人気を獲得した。
翌1988年には『燃えろ!!プロテニス』を経て他のスポーツもシリーズとして発売し、本路線の野球でも続編『燃えろ!!プロ野球'88 決定版』を発売することになる。
ただし野球以外のスポーツは結果的に人気を獲得できずいずれも単発どまりとなり、野球でも新しいライバル野球ゲームの台頭もあって1989年の3作目(他のスポーツを含めば6作目)『新・燃えろ!!プロ野球』以降は、ソフト売上で伸び悩むことになる。
1990年には『燃えプロ』を正式名称(*2)とした『燃えプロ!'90 感動編』としたものの人気を挽回できず(*3)、当時の野球ゲーム恒例のスタイルだった年次発売は1991年の『燃えプロ!最強編』を最後に一旦は打ち止めとなる。
しかし、その後もハードを変えながら正式名称を『燃えろ!!プロ野球』に戻して時折続編をリリースし続け現在に至る。
また初作の『燃えろ!!プロ野球』はゲームの内容にせよ、それに纏わるエピソードにせよ現在も語り継がれるネタが多く、当時生まれていない世代にもよく知られている。