【すーぱーふぁみすた】
ジャンル | スポーツ(野球) | ![]() |
対応機種 | スーパーファミコン | |
発売・開発元 | ナムコ | |
発売日 | 1992年3月27日 | |
定価 | 7,900円 | |
プレイ人数 | 1~2人 | |
判定 | なし | |
ポイント |
グラフィックやサウンドは順当にクオリティアップで新しい基本形 '87以来4年3ヶ月ぶり(公認では初)の実名選手採用でチーム名は初の実名化 モデル選手が判別困難なOBチームとメジャーチーム |
|
ファミスタシリーズリンク |
1992年3月にナムコから発売された人気野球ゲーム『ファミスタ』シリーズ初のスーパーファミコン作品。ファミコンを含めてシリーズ作品をカウントした場合8作目となる(他にゲームボーイで1作品あり)。
ファミコンやゲームボーイを含めた並びとしてはファミコンの『'92』とゲームボーイ『ファミスタ2』の中間に位置する。
根本的なゲーム性はファミコンシリーズから引き継いでいる。
ファミコン・ゲームボーイシリーズからのシステム変更点
+ | スペシャルチーム一覧 |
球場ラインナップ
球場名 | モデル球場 | 両翼 | 中堅 |
ドーム | 東京ドーム | 100m | 122m |
マリン | 千葉マリンスタジアム | 91m | 118m |
ろっこう | 阪神甲子園球場 | 97m | 120m |
選手データの特徴
紅白戦
ドラフト
良くも悪くも定番作の新ハード移行版としてベーシックスタイルとして地盤を作ったような形で、馴染んだ操作はほぼそのまま旧来通りの感覚でプレーでき、スーパーファミコンによりグラフィックやサウンドのクオリティはしっかりアップしている。
中身でも選手の実名化だけでなく、紅白戦やドラフトなど、新しい試みも少ないながら行われており、単純なハードに合わせたグレードアップだけでなく新しい試みも見られるのは良い。
その反面スペシャルチームやアメリカンズは無関係な名前ばかりなので存在自体を蛇足に感じるところが強い。
*1 当人らしき投手もそのまんま「ぺんぎん」の名で登場。なお、(畜生)ペンギン呼ばわりされることが多い球団マスコットのつば九郎は本作時点ではまだ登場していないため、当チームとは関係なく偶然の一致である。
*2 当人らしき投手も「えびす」の名で登場。
*3 西洋兜を着用しバットを掲げたキャラ(正式名称はなく、ファンの間では「鉄仮面」「さまようよろい」等と呼ばれる)は本作時点ではまだ登場していない。当時のペットマークでもヘラクレス風の弓使い(こちらも名称不明)や翼を生やした少年「ファイトくん」等、どちらかといえばギリシャ神話を想起させるものが多かった。
*4 選手名は日本の山の名前or食べ物を由来としている。選手データを閲覧できる裏技を使用した際、前者は"DRAFT 1"、後者は"DRAFT 2"としてチーム単位で表示されるが、ゲーム中ではこれらの選手だけを集結させたチームとしては登場しない。
*5 興味を持たれた選手は直近ではセントルイス・カージナルスのボブ・ホーナー(1988年)やデトロイド・タイガースのセシル・フィルダー(1990年以降)といった一度日本球界で活躍して出戻った選手ぐらい。
*6 江藤に次ぐのが野村謙二郎でギリギリ2桁の10本と、2桁はこの2人だけ。大洋ホエールズはチームで66本と更に少ないが、レイノルズが15本、パチョレックが11本と打つ選手はそれなりに打っている。しかもチーム打率ではリーグトップで盗塁数も130とダントツだったため全体的な得点力自体は決して低くはなかった。
*7 ビジター用を基にした赤×グレーで通している。実際にはブルーグレー地だが、赤×水色は既に阪急(ブラボーズ)に使用されていた。ただし阪急球団がオリックスに譲渡され、ユニフォームが青×黄色に改められてからも近鉄側に変更はなかった。
*8 アイコンはロゴマークではなく各チームの略号で表されているが、保護地域が重複しているニューヨークのヤンキース(NYY)&メッツ(NYM)は共に「NY」、シカゴのホワイトソックス(CWS)&カブス(CHC)は共に「CHI」表記となっている。配置やカラーリングは各チームに応じたものなので推察は難しくない。
*9 姉妹シリーズの『ワールドスタジアム』は「わあすた」としてファミコンシリーズの年度ナンバリング『'89』から登場している。
*10 また発売間近の頃は津田自身もゆっくりながら病状も回復しつつあり元チームメイトで親友でもある森脇浩司のツテでダイエーの入団テストを受けて現役復帰する意思もあった。
*11 紅白戦はアイコン自体は残っている(選手のユニフォームの描写が当時の広島のものに改められている)が選択できない。
*12 当たりくじの位置自体は抽選画面に移行した時点で固定。
*13 上記2要素の廃止に伴う措置と言われればそれまでだが、かたや「ファミスタレトロ」では原作に存在しなかったホーム・ビジターでのユニフォームの差分がちゃんと用意されていた。
*14 横浜DeNAベイスターズ(略号:DB)には当時のオリックス・ブルーウェーブの「B」、オリックス・バファローズ(略号は2018年度までBs、2019年度からはB)には近鉄バファローズの「Bu」が割り当てられている。「ファミスタレトロ」ではそれぞれDB・Bsのアイコンが用意されていた。
*15 なお当時誕生していなかった楽天イーグルス(略号:E)に関しては、偶然にも福岡ダイエーホークスのスペシャルチームの名称が「イーグルス」であったため、そこから流用されている。