結い橋
【ゆいばし】
ジャンル
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アドベンチャー
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対応機種
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Windows 98~XP
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発売・開発元
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ういんどみる
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発売日
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2002年6月21日
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レーティング
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アダルトゲーム
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配信
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『結い橋R』ういんどみる公式ダウンロードストア/2,520円(税込)
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判定
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なし
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ポイント
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ういんどみる処女作 シナリオは和風怪奇もの 姉妹丼もあるよ
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ういんどみる作品リンク
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概要
『はぴねす!』によって大きく成功を収めたういんどみるの処女作。同時に同ブランドの看板絵師でもあるこ~ちゃ氏の商業作デビュー作でもある。
本項では本編のリニューアルを含めた『結い橋つめちゃいました! 』を参考に記述している。
リニューアル版では前日談を含めたイベントが多数追加されているため、全体的なボリュームは増えた。
ストーリー
──要町(かなめまち)
郊外にある小さな街。
高台にそびえ立つ社が、観光名所として静かな賑わいを見せる…そんな街。
この社は「天使が降り立つところ」と言う触れ込みで、雑誌等で紹介されている。
『天使はこの地に降り立つけれど、決してこの地に住まうことは叶わない』
そんな謎かけのようなワンフレーズが残っているだけ。
でもそれが外の人たちの興味を引いたのか、メディアで紹介されるときには
決まってそのフレーズが添えられていた。
ただの伝承…と片づけてしまえばいいのだけれど、その天使が張ったと言われる
『結界』が今もまた…その社を覆っている。
──確かなのは、その不思議な置き土産だけ。
あからさまに超常的な代物ではあったけれど、この街に住んでいる人にとっては
物心付いたときからそれがあってあたりまえだったため、今では誰も気にしなくなっていた。
(公式サイトより引用)
攻略ヒロイン
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高月 未依
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主人公の義理の妹。公式でロリ扱いされている。
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和食に限るが料理は得意。同居はしていない。
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桜井 知絵
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主人公の幼馴染みで、Oasisという喫茶店の同僚。
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幼い頃から足が悪く、私生活には松葉杖が必要。
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有坂 まつり
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『社』に住んでいる天然お姉さん巫女。巨乳要員。
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ういんどみるでは珍しく、方言訛りで喋る。
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有坂 詩奈
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まつりの実妹。ロリ、というか幼女。
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まつりとは違い、かなり性格が恐く喧嘩っ早い。
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有坂姉妹は両方を穏便に恋人にする姉妹丼ルートもある。
評価点
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アニメーション
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2003年にしてはよく動き、立ち絵も工夫されて配置されている。このウリが、後のういんどみるの特色となる。
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美麗なCG
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こーちゃ氏の柔らかいタッチと優しい水彩色は見ているだけでとても心が和む。
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ゆるい雰囲気の中で紡がれる重いシナリオ
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後のういんどみる特色となる、ゆるノリベースで話は進むが、知絵のように先天的な障害を持つ幼馴染が登場する等、
かなり重い設定やシナリオが多め。シナリオとも上手い具合にこの設定が生きていくため、その部分を追っていく楽しみがある。
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未依
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ブラコン妹であるが、その甘え方は常識の範疇内で収まっており、程よい萌えを感じること請け合い。
共通ルートでも出しゃばらないのも魅力の一つ。
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能動的なヒロイン
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ヒロイン勢は皆幼馴染と言っていいほどの付き合いで全員仲が良く、そしてヒロイン自らアクションを起こすシーンが多いやや珍しい構成。
対する主人公もヘタレというわけではなく、普通の好青年。
賛否両論点
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癖のないキャラ
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所謂「尖ったキャラ」が少ない。それはそれで癖が少なくて不快に感じることは少ないが…
問題点
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設定
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それなりに凝っている内容ではあるが、本編での描写ができているとは云い難い。まつりや詩奈シナリオでは特に目立ち、悪いことは「綻び」という概念で説明されていて、シナリオの骨子が大雑把。
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ヒロインと喧嘩するような人間トラブルは少なめで、ヒロインとのイチャラブを楽しめる点もあるが、そういったまとめ方を消化不良に思う人も存在するだろう。
総評
処女作というわけで、全体的に練りこみが甘い作品となった。しかし本編に限ればそれほど不自然さは多くなく、絵柄の可愛らしさもあってかとっつきやすい作品ではある。
余談
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やや古い作品だったため中古もあまり出まわっていなかったが、今はダウンロード販売されており、興味があればやってみることをオススメする。
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値段もリーズナブル(2,940円)で、基本的にシステム周りは丁寧になっておりクオリティはまずまずといったところ。
最終更新:2021年11月08日 23:56