戦隊レッド 異世界で冒険者になる

登録日:2021/05/12 Wed 00:05:05
更新日:2025/04/24 Thu 18:51:32NEW!
所要時間:約 25 分で読めます


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戦隊ヒーローは異世界でも無双する!!?


出典:TVアニメ『戦隊レッド 異世界で冒険者になる』公式サイト、https://is.gd/pjRkVy
2025年1月26日に閲覧。©中吉虎吉/SQUARE ENIX・異世界レッド製作委員会



概要

『戦隊レッド 異世界で冒険者になる』とは『月刊少年ガンガン』2020年11月号から連載している作品。既刊8巻(2025年1月現在)。
作者は中吉虎吉(なかよしこよし)

その名の通り、(架空の)スーパー戦隊×異世界モノの漫画。
一発ネタ漫画と思いきや作者が戦隊好き(というより特撮好き)という事もあり、ファンタジーに戦隊のお約束を組み込んでいい感じの王道漫画に落とし込んでいる*1
戦隊モノならではの謎の爆発や変身後の決め台詞、程よくダサいネーミング*2といった「戦隊あるある」もしっかり実装済みなので、スーパー戦隊ものに慣れ親しんだ経験のある人は二倍楽しめる。
また、異世界モノとしても抜かりなく造られており、ステータスオープンや上から目線で突っかかってくるモブ冒険者などのお約束をしっかり消化しつつ、作り込まれた世界観や丹念に仕込んで回収される伏線の数々が光る。
あと、この手の異世界モノにありがちなハーレム展開やざまぁ展開がなく、主要ヒロインはそれぞれCP固定になっていたり、
前述のモブもただのモブで終わらずにしっかり絆を回収してギャグを挟みつつ熱い展開につなげているので、いわゆるなろう系俺TUEEEが苦手な人にもとっつきやすいだろう。
1話は無料でweb公開されているので、試し読みして気にいった方は単行本を買おう。

なお、タイトルを単純に略して『戦隊レッド』だとただの戦隊ものみたいになってしまうためか、
前後混ぜ合わせて作品の主旨がわかりやすい『異世界レッド』が公式な略称として用いられている。


アニメ化

そんなこんなでアニメ化決定!2025年1月から放送開始。
アニメ版では戦隊へのこだわり具合が大規模に強化されており、
  • 制作はサテライト、監督・川口敬一郎*3、シリーズ構成・冨岡淳広*4、サブライターに森地夏美*5、ゲストライターに井上敏樹*6、音楽・亀山耕一郎*7および日本コロムビア*8という豪華なメンツ
  • 変身モーション監修に小川輝晃*9、変身モーションディレクターに鈴村展弘*10をキャスティング
    • しかもこれらの面子はスタッフ間のつながりを辿る形で集められていったという*11。まさに「俺たちの絆の勝利」
  • マキシマム・キズナカイザーのディティールがより合体ロボットらしい複雑なデザインに変更、さらには各個人メカの並びまで元ネタを意識した合体バンクシーン追加
  • 一度も放映されたことがないはずのキズナファイブやキズナカイザーのテーマソング(前者は作詞:藤林聖子*12、後者は歌唱:串田アキラ*13)が挿入歌として流れる
  • どこにも存在しないはずの「キズナファイブのひみつに迫る!とくせいDVD」をご丁寧に音質と画質もDVDのそれを完全再現したPVとして作成
    • しかも事前のPVとしてだけでなく、本編でも回想シーンという体で度々原作にもない『キズナファイブ』本編エピソードのダイジェストをぶち込む
  • 原作では立ち絵+ステータスだったステータス表示の構図が変更され、子供向けホビー雑誌の見開きページ風に。
    • しかも原作では難読漢字のみに振られていたふりがなが全ての漢字に振られたことで、子供向け雑誌っぽさがさらに強化。
  • 提供画面で左右に縦テロップのアオリ文、流れる原作連載誌のCMまでニチアサ玩具CM風の演出にするなど、本編外の番組枠自体にもニチアサリアタイ勢にしかわからない小ネタが仕込まれ抜け目がない
  • 一方、OP・EDはあくまで「キズナファイブ」ではなく「浅垣灯悟」の物語であることを意図した純粋に異世界モノ的な作りになっており、パロディに傾倒しすぎないバランス取りもされている。普通と言ってもスーツやロボは当然居るし、パロはパロでも学パロだったりする。
    • OPは灯悟、EDはイドラへの解像度が非常に高いと原作勢から評判である。公式が灯→→→←←←←イド最大手。トドメにEDのサビにはある重大なネタバレが堂々とぶち込まれ激震が走った。
    • おかげでニコニコ動画の公式配信ではOPに入る度に原作勢であろう「浅垣灯悟ォ…」という湿度の高い弾幕が書き込まれるのが恒例行事になっている。マナカケンゴォ!とか宝生永夢ゥ!が混ざってる。戦隊ですらないじゃねえか。
  • 前述した通りあの井上敏樹が脚本で参加した第8話は、キズナファイブ時代を描いたアニオリ回*14で、どう見ても戦隊レジェンドなモブキャラが多数出演、挙げ句に一部は中の人も御本人。それどころか敏樹作品だからって戦隊じゃないのまでいる、なんなら敏樹自身までいる。ついでに制作の方のつながりでアクエリオンの露骨な着ぐるみモデル流用をしたと思ったら本物のアクエリオンまでゲスト出演……という超カオス回。特撮でもこういうカオスの事例はままあるからね。
てな具合に、凄まじく熱量のこもった正統メディアミックス作品に仕上がっている。
あまりの作り込みの細かさから、アニメ勢の中には集団幻覚に脳をやられ、「絆装戦隊キズナファイブ」放映時の思い出を口にする犠牲者視聴者も少なからず存在する。


あらすじ

悪の組織との最終決戦で、敵と相打ちになった戦隊ヒーローの浅垣灯悟。
命を落としたかに思われたが、気が付くと異世界に転生していたのだった!
異世界でも困った人々を救うため、冒険者となり、キズナレッドに変身して今日も戦いを続ける――! 

異世界×戦隊ヒーローの最強英雄譚、開幕!!

(公式より引用)

主な登場人物



ええ!? 元の世界では子供から大人気だったんだぜ!? 真っ赤でカッコいいって。

CV:井藤智哉
本作の主人公。『絆創戦隊キズナファイブ』の一員である"燃え盛る熱き友情の戦士"。愛称として「レッド」を自称する。19歳。
元の世界で敵組織『秘密結社ゼツエンダー』のボス『絶縁王』との一騎打ちにて相打ちで終わり、死後異世界に転移していた。
この世界でも困っている人がいる事を知り、この世界に転移した理由と帰る方法を探しながら人助けするために冒険者になった。
性格は一言で言えば『熱血バカ』。とはいえ4クールの冒険を終えた後ゆえに単なる馬鹿ではなく知的さを垣間見せる事も。注射は嫌い。
事あるごとに「絆」「絆」と言うが、元いた世界で追加戦士っぽい人から「人一倍「絆」を求めるのは、絆に飢えた寂しがり屋だから」と指摘されている。
断片的に明かされる過去や人となり等から訓練されたファンからは「このキャラ付け、靖子にゃん香村さんの匂いがする」ともっぱらの評判。

最終回後の設定なので元一般人とは思えないほどの戦闘経験もあり半端なく強い。
その戦闘力は、雑魚戦闘員≒高レベルモンスター。
というか、そもそも特撮の敵はかつて地上を席巻した超越種・宇宙の彼方から襲来した危険集団・いくつもの世界を破滅させた化け物などなど、世界を超えてくるなど当たり前の連中。
一勢力で現地世界の半分も掌握できてない程度の連中や野良モンスターなど真価を発揮すれば相手になるはずがないのである。
とはいえ、「変身時と撃退時に毎回爆発が起こりその余波でモンスター素材がコゲてしまう(=彼を仲間にしているとクエスト完了後の報酬が減る)」、
「複数人で扱う前提の兵装ばかりなので一人だと全力が出せない」等といった弱点も抱えており、彼一人いれば物語が万事なんとかなる類のチートキャラというわけでもない。
そもそも戦隊のメンバーという属性自体、ものすごく乱暴に言えば「単独では仮面ライダーの5分の1」なので仲間なしには全力を出せないというのはむしろ当然なのだ。

色恋沙汰に興味がないかというと意外とそうでもなく、巨乳を見ると目がそちらに向いてしまう年頃の青年らしい所もある。イエローの目は死んだ。

寝てる彼に魔道具を接続するとかつての戦いが再生されるため、仲間たちに無断でちょくちょく脳内を覗かれている*15

ちなみに、漫画版では赤みのある黒髪だったが、アニメ化にあたって完全な赤髪へと変更された。

  • イドラ・アーヴォルン

一体どんな洗脳教育を受けたらそんな感性になるのよ。

CV:稲垣好
本作のヒロイン兼ツッコミ担当。16歳。レッド曰く「可愛いって言うより美人系」とのことだが、太い眉と丸っこい絵柄のおかげで見てくれはタヌキのような可愛い系。そして、その胸は豊満であった
アーヴォルン家は王家に仕える魔道士の最高位『王家の杖』を代々任命されていた一族であり、イドラは現当主。
本人も通常は一人に1~2体しか宿らないはずの精霊を7体も宿し、7種類の属性魔法を自在に操る規格外の天才。HPも16進数ならカンストしてる。
しかし先代である父親が王家の杖の座を賭けた戦いに敗れてしまい、一族揃って王都から追い出されてしまい没落。
しかも父親は王家の杖として「人々の役に立つ」ことを掲げていたのに対し、
現在の王家の杖であるシャウハは魔導研究を資格制にして独占しており、私腹を肥やすために地位を使っている(と思っている)ため、その地位を奪還する事を目的としている。
魔法に対する姿勢は高潔で、たとえ父親を侮辱した死ぬほどムカつく相手でも命を助ける為の魔法は躊躇わなく使う。
明らかに世界観の違うキズナレッドのあらゆることに困惑を隠せない。

(キズナレッドのステータス*16を見て)
「何故パンチ力とキック力が分けられているの?攻撃力でまとめなさいよ
 レベルはどこ?ステータスに身長・体重を乗せる意味!
 てかスキルが見当たりませんのですが?
 やっぱ必殺技名ダッサいわ……。
(付属している「ゼツエンダーにはまけないぞ!」という写真を見ながら)
 そしてコレは誰に対する何情報なの?

1話目にレッドの熱烈発言で早々に落ちかけ、後に自分の好意を自覚。
本人に想いを告げこそしないが、彼との絆をモチベーションとするなどかなり惚れ込んでいる。
ただし、他の女子と仲がよさそうだと包丁とか持ち出しそうな顔をする。
とある一件で左手薬指を怪我した際に巻かれた絆創膏を後生大事にしているあたりから本気度が窺える
また、話が進むにつれどんどんニチアサに毒されて絆エネルギーを自身の魔法に応用する術を編み出していく。
そしてついには…アニメのEDで第2話から思いっきりネタバレされてるけど
マキシマム・キズナカイザー搭乗時はイエロー枠。

  • テルティナ・リズ・ワーグレイ・アヴァルロスト

あんな力を持った人間を野放しにしたら魔力の種より危険だと。

CV:田中美海
イドラの一族が仕えているアヴァルロスト皇国の第三王女。15歳。一部がぺっTURN!本人も気にしてる模様(主にイドラとの比較で)。
チャームポイントは八重歯
王族としての使命感を持ち、貴族の間で流行っている『魔力の種』を危険視してそれを回収する旅に出ている。
特権魔法「簒奪の銀狼」で種を回収していたが自分とロゥジーだけでは限界を感じ、王家の杖の末裔であるイドラと灯悟を仲間にした。
他の身分が高い王族と争うことになっても「種」を破壊する覚悟を持ち、レッドの変身を見て好奇心を爆発させたり、
レッドと共感しないと乗ることのできない巨大ロボに簡単に搭乗したりと肝が据わっている。それでも宇宙に来たときは放心していたが……。
レッドと初対面の時、ロゥジーと独特のやり取りをした結果、レッドから「変わった奴らだ」と言われた。イドラが「お前が言うな」という目で見てる。
ある日、一夜明けて何だかもじもじするレッドとイドラを見て「もしかして“絆創合体”されました?」*17とぶっ込んでくるなど、結構いい性格をしてる。
なお、趣味は冒険小説と恋愛小説と人をからかうこと
マキシマム・キズナカイザー搭乗時はピンク枠。
+ 本編開始の3年前、彼女が12歳の時の話
当時はどちらかというとお転婆な性格であり、城から出ることができない生活に飽き飽きした日々を過ごしていた。
そんなある日、第二王子アルテオが「魔力の種」の調査に出た際、隠れて着いていったことで人生が大きく変わることになる。

王子とイドラの父ハウディ、さらにラーニヤの父ラーヴァンが魔力の種使用者を捕えようとするが、事態の悪化により巻き込まれたテルティナが重傷を負い「死にたくない」一心で付近にあった種を飲み魔物化してしまう。
彼女から種を取り出せば死んでしまうという状況を打破するためアルテオは、残っていた種を飲み込み「魔力の種の宿主を殺さず救いたい」と願い新たなる魔法「簒奪の銀狼」を生みだしテルティナから種を除去する。
その際王子を援護するためにハウディとラーヴァンも治療不可能な猛毒を受けてしまい、数日後この世を去ることになる。

負傷部分を補っていた種が亡くなったことで瀕死となったテルティナを救うために、アルテオは自身の種を分け与えることで彼女の命を救った。
自分のせいで3人の命が失われたとテルティナは思い悩み続けることになる。


テルティナの過去を知ったイドラとラーニヤは……

  • ロゥジー・ミスト

テルティナ様との二人旅を邪魔されたくありません!!

CV:大野智敬
テルティナに仕えている従者。
『孤高の剣鬼』の異名を持つ元S級冒険者にして聖剣に選ばれた勇者。
レッドの変身を見ても動じない・合体ロボ相手に互角に戦うなどその実力は本物(レッド曰く幹部怪人以上)だが、「守る戦い」は不慣れ。
異世界人の灯悟を除き、大なり小なり魔力を持っているこの世界の生物の中で魔力を一切持たない特異体質の青年。
かつて魔王を封印した『王家の聖剣*18は魔力吸収能力があり、
それは敵のみではなく所持者の魔力すら吸収してしまい、屈強な男ですら魔力を吸いつくされ昏倒してしまう。
なので「最初から魔力を持たない人間なら持てるのでは?」と考えたテルティナによって勇者に選抜された。
幼少期、魔力を持たない事で『忌み子』として周りから拒絶されており、そんな自分を拒絶せず受け入れてくれたテルティナを慕っている。ドストレートに愛を語るが、お互い異性として見てるかは不明。
テルティナに対して取り繕うためにちょくちょく嘘をついたりするが、「正直に言いなさい」と言われるとノーウェイトで本音を言う
そのため同じく魔力を持たず、自分も見た事がないテルティナの笑顔を引き出した灯悟を敵視しているが、何だかんだで彼の実力は認めている。要するに戦隊ブルーや2号ライダーによくいるタイプである。
マキシマム・キズナカイザー搭乗時はブルー枠。


  • ラーニヤ/7代目アメン

天に戴きこの身を宿す!! 我こそが太陽の森の防人"アメン"だ!!

CV:白石晴香
エルフの里『ルグシム』に住む若き次期女族長。
かつて古の勇者と共に戦ったという異世界の戦士の子孫であり、先祖代々受け継がれてきたアイテムであるバッジメダルではないの力で『太陽の森の防人アメン』に変身する。
ロゥジーとテルティナと対峙した際は直情的な面を見せていたが、実際は内気で恥ずかしがり屋。
戦闘時には「心に強気な仮面をかぶることで勢いをつけている」とのこと。ラーニ『ャ』ではない。念のため。*19
マキシマム・キズナカイザー搭乗時はグリーン枠。

用語

灯悟がいた世界で活躍していた戦隊ヒーロー。メンバーは赤・青・黄・緑・ピンク。
あと追加戦士っぽい人もいたが最終決戦時にはいない。
』と、それにかけた『絆創膏』がモチーフ。変身後の姿のあちこちに絆創膏がある。
詳細は個別項目へ。

  • キズナレッド
浅垣灯悟が変身した姿。腕輪型アイテム『キズナブレス』に『絆装甲』を嵌めポーズを取ることで「燃え盛る熱き友情の戦士キズナレッド」になる。
変身すると必ず背後で爆発(本物)が起こる*20ので隠密活動には不向き。
某テレビマガジン風のステータス表*21によるとパンチ力が20トン・ジャンプ力が30m、100mを3秒で走るなどハイスペック*22で、
オーガやトロルをザコ戦闘員扱いし、普通の冒険者なら迷わず逃げるミノタウロスを蹴散らすほど。
必殺技のバーニング・キズナパンチの他に握手(アクシュ)カリバーや縁結(エンムス)ビームガンという手持ち武器を使う。
戦隊ヒーローなだけあって合体ロボやチーム全員で扱う大型ビームバズーカもどこからか召喚できる。作中の説明からすると、どうやらその場で創造している様子。

激昂すると赤と黒の配色が反転した形態*23になるが、明確な暴走フォームは下のブラックが存在することもあり詳細は不明。


  • キズナブラック
レッドの奥の手。やや大きいブラック絆装甲を使って変身する。
通常はセットした絆装甲が回転して変身シーケンスに入るのに対し、こちらはセット箇所を覆うように固定具が展開される仕様。
また、変身中の敵からの攻撃による変身妨害への対策として、黒い絆創膏が出現し周囲を防ぐようになっている。
戦闘能力はレッドの時点で高かったそれが更に大幅アップするというすさまじいもの。帯状の絆創膏を自在に展開して攻撃することもできる。
大量の絆創膏を固めて作った巨大な拳で殴りつけたり、束ねた絆創膏を杭のように打ち出す「パイル・カットバンカー」などの技がある。
何より、性質上戦闘そのものに他者との絆の力を必要としないので、単独でも力を発揮できる。
その力の源は、灯悟の孤独への恐怖と絆への執着
心の穴から無尽蔵に溢れ出る絆エネルギーを力とするため、制御の利かない暴走形態であり、仲間以外に対して無差別攻撃を仕掛ける。特に、仲間に攻撃した敵に対するヘイトの上昇率が凄まじい。
ざっくりいうと、暴走初号機みたいな挙動をするゼルエル
暴走形態なので、自分で変身を解除できないのが最大の欠点。
暴走形態は戦隊物ではないが同じ特撮の仮面ライダーシリーズの通称"暴走フォーム"、それにプラスして禍々しい変化、強制解除に他の人が命懸けなどは牙狼心滅獣身要素に近いともいえる。*24

  • キズナビースト
動物を模した巨大戦力。
ティラノサウルス型のフレンD、鳥型のトラストームトラ型のプロミストライカーゴリラ型のユニコング、イルカ型のラブマリナーがメインの5体。
レッドが唯一「既に絶滅している動物」なのは同じ時代を生きられない=戦死する伏線だったんじゃないかとも
設定によるとAIを搭載したロボットで、言葉は話さないが意思を持っている*25。異世界の面々からは巨大ゴーレムと認識されている。
本来はキズナファイブの各メンバーの相棒メカだが、レッド単独でもすべてを呼び出すことができ*26、召喚に応じてどこへでもすぐに現れる。
後述の緊急キズナワープの応用によって呼び出されていると思われるが、アニメにて元の世界から呼び出されていることが判明。
これに乗って帰ればいいじゃんとか言わない、たぶん灯悟も試してみたけど何らかの理由でダメだったのだろう
合体のほか、巨大戦闘と等身大戦闘を並行して行う場合や怪人化した敵を運ぶ場合に単独でも活躍する。

ちなみに、アニメの出動履歴は2/23からはじまって3/5の履歴から座標設定が文字化けしており、そこから最初に絆創合体しているのがちょうど半年後の8/23であるため、2/23がTURN50で8/23が第01話だと思われる。
本家の最終回は基本2月というところまで拾っているのが流石といったところか*27

  • マキシマム・キズナカイザー
全高 50m
総重量 5000t
スピード 550km/h
出力 1000万馬力
キズナレッドの最終兵器。5体のキズナビーストが合体することで巨大なロボットになる。
お約束に漏れずとてもカラフルで、もちろん巨大な剣も持っている。
原動力は絆エネルギーという不確かで曖昧なモノであり、搭乗者が少ないと初期エネルギーが少なくすぐ動けなくなる。
定員は5名で、キズナファイブ及び彼らと絆を結んだ仲間だけが搭乗できる。つまり乗れている時点でレッドと絆が結ばれていることになる。(後年の妖怪縁結び程ではないが灯悟の絆判定は割とガバいので……)
レッドでは敵わなかった古代の魔龍をも圧倒し、巨大化して街を潰そうとした怪物を宇宙へ押し出すなどの活躍を見せるが、
  • その場に仲間が4人いないと全力を発揮できない
  • 狭い洞窟で呼ぶとはまって動けない
  • 相手が小さいと攻撃が当たらない
…等々、元ネタを意識したらしきもの含めて制約も多い。
…『轟轟戦隊ボウケンジャー』のあの回とかはいったん忘れてほしい。
イドラ曰く「同サイズの相手と広い所でしか戦えないポンコツなのでは?」
ちなみに大きさは設定に反して常人の10倍程度に描写されることが多い。元ネタ(どのロボも40m前後)に比べてかなり小さく、あちらで言えば個人メカに近いサイズ感か。
必殺技は胸の口から放つ超火力砲「マキシマム・キズナブラスター」、絆創膏を模した巨大剣グレート・絆ソードでの斬撃「勇輝一閃(ブレイブレイ)キズナスラッシュ」など。

  • 絆エネルギー
レッドを始めとするキズナファイブの装備のエネルギー源。
魔力とは全く異なるが決して特別な力ではないようで、キズナファイブ以外の普通の人々や異世界の人間でも持っている。要するにダイノガッツとかああいう路線の説明がされている。あっちとは逆に、レッド「が」異世界の戦士たちにレクチャーしているが
人数が揃うほど高まる一方で、互いの心にわだかまりがあるとエネルギーを束ねても反発してしまうなど、良くも悪くも人間同士の絆に左右される性質がある。
また、絆を断ち切られると漏れ出してしまうためゼツエンダーはこれを利用して人々から絆エネルギーを収奪している。
キズナファイブ世界の理論では原子の結合もまた結び合う絆の力であり、絆エネルギーの本質は『万物の創造を司る万能の力』というかなり大それたものである。
スーツや武器はどこかから取り出したり呼び寄せているのではなく、絆エネルギーでその場で創り出している*28
ビッグ絆ソウルに目覚めることで絆エネルギーを応用すれば、自分の意思で新たな装備を作り出したり、自分の体や装備の機能を作り変えることも可能になる。

  • 緊急キズナワープ
キズナファイブが共通して使える、ブレスの機能のひとつ。遠く離れた場所にいる仲間のもとにワープで即座に駆け付けられる。
原理としては先述の絆エネルギーの創造の力と、絆の結び付きが強いと引かれ合う性質を利用し、「一旦原子レベルまで肉体を分解して相手の所で再構成している」らしい。何それ怖い…
本来はブレス同士で強い絆エネルギーを交信しないと使えないが、イドラがマナメタルを持った状態で偶然に発動させたことで、マナメタルと絆エネルギーの間に何らかの関係があることが判明した。

  • マナメタル
この世界で最近発見された、地脈から噴き出した魔力が何らかの力で結晶化した希少鉱石。
イドラは王家の杖として返り咲くため、このマナメタルの性質を研究している。
どうやら「何らかの力」とは絆エネルギーのようだが…

  • 魔力の種
近年貴族の間で取引されている種。
この種を肉体に植えると魔力が増大し、宿主にその願望を叶える『特権魔法』を与える。
『特権魔法』とは、例えば金が欲しいと願う者には触れる物を金に変化させる物質変換魔法、
財宝を守りたいと思っている者には屋敷ごと包む巨大結界魔法など、本人の願望に根差した効果の強力な魔法である。
特権魔法の発動時*29には、植えられた種から花が咲くのが外からも見える。
植えるだけで簡単に高位魔法が使えるようになる素晴らしい魔導具に見えるが、種の力が宿主を超えると宿主を飲み込んで魔物に変えてしまい、理性を失った暴走状態に陥る。
要するに「一般人を捕まえて、何らかの感情や欲を煽ることで怪人にする」系の作品のあれ。7代目アメンといい中吉先生が推している*30オーズの影響が垣間見える。
テルティナはこれを危険視しているが、他の王族の後ろ盾がある王家の杖であるシャウハがこの種に関与している可能性があり、立場の弱い彼女には表立って禁止できない。
そのため種を使っている疑いのある貴族の元へ直接赴き回収して回っている。

  • 王家の聖剣
かつて勇者が魔王を封印した時に使っていた聖剣。
七つの聖剣を融合し一つの神器にした存在であり、姿形を変える事で能力も変化する
融合した剣の中に膨大な魔力消費を補うために『魔力を吸収する剣』というモノがあり、
これが敵のみではなく所持者の魔力すら吸収してしまい、屈強な男ですら魔力を吸いつくされ昏倒してしまう。
その結果、1000年ぶりに魔力を持たないロゥジーが現れるまで誰もこの聖剣を持つ事が出来なかった。
聖剣はそれぞれ属性+七つの大罪をモチーフにしており、内訳は以下の通り。

製作者はツギハギ博士で、当時は別に正式名称(クロなんちゃらソード)があったらしい…と思われたのだが、単に初代アメンが勇者の設計図を「黒歴史ソード」と揶揄したのが定着していただけだった模様。
第二~第七は大精霊を元に創られたものらしいが、核となっている第一精霊はツギハギ博士が生み出した人工精霊であるという。
後にロゥジーが(無自覚に)ビッグ・絆・ソウルを宿したことにより本来なかった複数の形態の同時開放が可能になった。

  • 太陽の森の防人アメン
ラーニヤが変身した姿。
スクラッチ音声が鳴る円形の缶バッジ型の小物「レリーフグリフバッジ」の後部のピンを外し、「戴天身!!」と叫びながら左腰に下げたバッグ型アイテム「アメンバッグル」(CV:マーク・大喜多)*31の中央部にセットすることで変身。

  • スフィンクスなら格闘戦を得意とする『スフィンクスレリーフ』
  • ジャッカルなら高速移動を得意とする『ジャッカルレリーフ』
  • ファルコンなら飛行戦が得意な『ファルコンレリーフ』
  • ラクダならバイクを召喚する『ラクダレリーフ』
  • スカラベなら遠距離攻撃を得意とする『スカラベレリーフ』
  • コブラなら相手の拘束を得意とする『コブラレリーフ』
  • スコーピオンなら変則的な戦法を得意とする『スコーピオンレリーフ』
  • クロコダイルなら一撃必殺に特化した『クロコダイルレリーフ』
  • メジェドなら巨大ロボを召喚する『メジェドレリーフ』
……という風に、様々な模様の描かれたバッジを交換することで状況に応じた様々なフォームにチェンジする。

必殺技はそれぞれ巨大なエネルギー弾を投擲する『スカーレット・ランページ』(スカラベレリーフ)、
両腕の翼から無数の羽根手裏剣を飛ばす『コンバット・ブレイズ』(ファルコンレリーフ)、
そして生成した巨大なピラミッドをジャンプキックで叩きつける『スピリット・コフィン』(スフィンクスレリーフ)。
灯悟が戦隊ならこちらは仮面ライダー…といったところか。

ラクダのバッジをセットすることでラクダ型オフロードバイクも召喚。ライダーブレイクを思わせる突撃攻撃も可能*32

名前の由来は古代エジプトの太陽神アメン(アモンとも)から。
エジプトの知恵の神・スフィンクスの他にもスカラベは日輪の回転を司るケペラ神の化身、ファルコン=ハヤブサは天空神ホルスの化身、
ラクダは砂漠の移動手段とバッジの絵もエジプトにまつわるものから由来していると思われる。

  • 千年前の勇者一行
かつて魔王を封印した一団。現代では「勇者は異世界人」と伝わっているが実際は逆で、勇者の仲間3人が異世界人である。
なお、魔王を封印するまでは勇者一行を自称する超危険変人集団として扱われていたらしい。

+ まぁ…どいつもこいつも癖の強い変人じゃったわ
  • 勇者
聖剣の初代所有者。長老ワアド曰く「根暗」。
実家から捨てられており、それを見返すことに躍起だったという。
それ以外の詳しいことは不明。
名前もツギハギ博士が「サビ…」とだけ言いかけたが結局不明。

  • 雨沼太陽/初代アメン
ラーニヤの先祖であり、キズナファイブより未来の時代の地球から来た戦士。
元の世界では「不死の軍勢マミーラ」なる敵と戦っていという。
自称考古学者のナンパ野郎で、ワアドの妹を娶ったため恨まれていた。
魔王封印後は里を離れられないエルフ達のために里の再建に生涯をかけ、そのまま死去。遺体は遺跡の奥に安置された。
エルフの聖域が「太陽の森」と呼ばれているのは彼の名に因む。
元の世界では共に戦う仲間が居た様だが、そちらには触覚・マフラー・ベルトが見て取れ、こちらがベルトで変身しない事や異世界に来た=マミーラの主に殺されたらしき事等から、一部読者の間で2号疑惑が囁かれている。

  • 二階堂天理/キズナシルバー
絶縁王に殺害された後、この世界に転生していた。
予知能力は健在で、当時は相手が言おうとしていることを先読みして会話していたらしい。
魔王封印後、「魔王が復活する」「浅垣灯悟がこの世界に現れる」という予知を残した。
その後の去就は不明。
千年後に現れる灯悟に向けたメッセージの最後に「またね」と意味深な一言を残していたが…?

  • ツギハギ博士/プロフェッサー・ウラギリス
CV:緒方賢一
秘密結社ゼツエンダーの幹部であり、散々キズナファイブを苦しめた人物。
しかし最後は絶縁王に切り捨てられて死に、異世界に転生。その後天理から勇者一行に協力するよう唆され、聖剣を製作した。
ワアド曰く気になるものは何でも解剖・改造しようとしていたらしい。
その後は天理の予言を元に魔王を今度こそ完全に倒す*33べく千年間研究を続け、「ある存在」を知るとキズナレッドの力を利用して魔王を倒すべくまずは20年ほどかけて亜人連合を掌握・急速な近代化を成し遂げ、計画の要となるドッペルゲンガー族を引き入れた。
+ 世界の真実
絶縁王がウラギリスを殺す前に語ったところによると、ふたつの世界には輪廻転生の輪が存在し死んだ者は魂がリセットされ、もう一方の世界に転生するのだという。
しかし絶縁王は殺した相手の魂を輪廻転生の輪から切り離す能力を持っており、そうして二つの世界から命を消し去ることを目的としていた。
こうして絶縁王に殺されて輪廻転生の輪から切り離された魂は行き場を失い彷徨うはずだったのだが、強い因縁のあった相手の前世に対して絆エネルギーが発生し、緊急キズナワープの原理により異世界側で肉体が再構成されたというのが異世界転移*34の仕組みであった。

また、絶縁王、そして魔王とマミーラの王は同じ「ラスボス族」であり、いずれも自身の能力を応用して自分自身も倒された後、転生せず同じ世界で復活できるようにしていたという。
この理由でラスボス族は倒されても魂が転生することはない…はずだったのだが、20年前にツギハギ博士がその絶縁王の転生体を発見し調べたところ、キズナレッドが倒した相手は強制的に輪廻転生の輪に戻されることが判明。
この仕組みを使って「レッドに魔王を倒させる」ことで魔王を強制的に輪廻転生の輪に戻して魂をリセット(無害化)させることがツギハギ博士の目的であった。
…が、灯悟と顔を合わせたくないので灯悟自身ではなくその並行同位体を利用するべくドッペルゲンガー族を改造、並行世界のキズナレッドの変身者達をコピーさせたキズナレッド・バースを開発したというのが亜人連合掌握の経緯だった。
なおツギハギ博士が魔王討伐にこうも躍起になっているのは魔王の脅威を排除して異世界で築いた地位と財産でスローライフを送るためらしい。

ちなみに、絶縁王の転生体というのは誰なのかというと、なんとロゥジーであった



本作のメインヴィランとなる敵組織。
1000年前に世界を蹂躙し、女王たる「魔王」が封印されて以降、その子女たちが封印の為に陰謀を張り巡らせている。
詳細は該当項目参照。


余談

  • なかよしこよし散歩
アニメでは毎回どこかに原作者が出演している。
また、1話ではシリーズ構成の冨岡氏、最終話ではアニメ制作スタッフも出演している。

  • キズナレッド(実写)
アニメ化に伴ってキズナレッドの実写スーツが制作された
後述の特番やイベント、EDのMVなどに登場して活躍している。
制作されてしまったといってもさすがにユニバース戦士なんかとして本家の映像に出ることはないだろう……ないよね?

  • TVアニメ放送開始前特番
TVアニメ放送に先んじてAT-Xにて、2025年1月5日(日)に「『戦隊レッド 異世界で冒険者になる』テレビアニメ放送開始記念!特撮の聖地で激アツ番宣CMを撮ろう~!」が放送された。
その内容は灯悟役の井藤氏とイドラ役の稲垣氏とテルティナ役の田中氏の3人がキズナレッドと一緒に例の採石場で爆発をバックに番宣CMを撮影するというもの。
ちなみにロゥジー役の大野氏はナレーションとして参加。
後にYouTubeで期間限定配信もされた。

  • WEBラジオ『戦隊レッドとキズナラジオ』
TVアニメ化に伴ってWEBラジオ『戦隊レッドとキズナラジオ』がYouTubeにて隔週配信。
メインMCはイドラ役の稲垣氏とテルティナ役の田中氏、コーナーMCは灯悟役の井藤氏。
メインとコーナーは同時に収録しており、そのためスタジオに3人が揃ってはいるのだがなぜか井藤氏だけコーナーでしかしゃべらせてもらえず、ラジオ内で直接会話することはない(お互いに別のブースで収録の様子を見ておりリアクションはしている)という珍妙な収録形態となっている。



追記・修正は結んだ絆で未来を創ってからお願いします。

この項目が面白かったなら……\絆創チェンジ/

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最終更新:2025年04月24日 18:51
添付ファイル

*1 主人公が敵を倒すと爆散し、倒した敵が巨大化するなど

*2 戦隊モノは原則として子供向け作品であり、番組を見たちびっ子に変身ベルトやロボなどの玩具を買ってもらうことで収益が成り立っているため、年齢ひと桁の小さな子でも覚えられるようなわかりやすいネーミングが要求される。よって、ダジャレっぽいダサいネーミングが最良……というしっかりとした理由でダサく設定されているのだ。

*3 音響監督と一部エピソードの絵コンテ・演出、脚本も担当

*4 本家スーパー戦隊では『爆上戦隊ブンブンジャー』のメインライターを担当しているのだが、同作のオファーは本作の脚本制作を終えた後に受けたとの事

*5 『ブンブンジャー』のサブライター

*6 本家では『鳥人戦隊ジェットマン』『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のメインライターや『超新星フラッシュマン』『光戦隊マスクマン』等のサブライターを担当。娘の井上亜樹子は『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』のメインライターを務めている。ちなみに氏の父親・伊上勝も戦隊は書いてないだけで、東映特撮の脚本は『仮面ライダーシリーズ』初代から新(スカイライダー)までメインを務めるなどかなり長きにわたって携わった。

*7 本家戦隊では『未来戦隊タイムレンジャー』や『特捜戦隊デカレンジャー』等の劇伴の他、数多くの作品で挿入歌の作曲・編曲を担当。さらに、後述のキズナファイブやキズナカイザーのテーマソングの作曲・編曲も担当

*8 言わずもがな、本家シリーズを支え続けている老舗である

*9 本家では『忍者戦隊カクレンジャー』では主役ニンジャレッドを、また『星獣戦隊ギンガマン』では追加戦士黒騎士ヒュウガを演じていた

*10 本家では『デカレンジャー』以降、主に00年代後半の作品に監督として参加

*11 冨岡氏が「変身ポーズは特撮経験のあるモーションアクターにやって欲しい」と親交のあった小川氏に声を掛け、小川氏が「本家の演出やカメラ割りを知っている監督が必要」と鈴村氏に声を掛け…と言った流れとの事

*12 本家では「バスターズ レディーゴー!」「魔進戦隊キラメイジャー」等、数多くの主題歌の作詞を担当していた他、本作のOP「Cuz I」の作詞も担当している

*13 本家では『太陽戦隊サンバルカン』主題歌の他、数多くの作品で挿入歌を担当している

*14 ただし、原作で大筋が描かれたキズナファイブのエピソードを下地にしたものなので、完全なアニオリではない。

*15 おそらくTTFCやツブイマ、東映特撮YouTubeChの旧作枠など公式ネット配信のパロディか。

*16 この世界の冒険者のそれはRPG風に表示されるが、レッドの場合はキック力やパンチ力、各部位の詳細など、仮面ライダーのようなスペック表になっている。元ネタは十中八九東映やテレ朝、バンダイの公式ホームページのヒーロー紹介

*17 本人が暗喩として言っているのではなく、(おそらくモロな表現をしていて)ピー音代わりにされている形。アニメでもこの形で忠実に再現された。

*18 7つの聖剣をひとまとめにしたもので、第一聖剣が吸収する魔力によって他の聖剣を稼働させる仕様。

*19 本編でも表記揺れがあるが、単行本・アニメでは大きい『ヤ』で統一されている。

*20 ちなみに、本家スーパー戦隊シリーズにも変身時の爆発で敵を殲滅したり後輩を巻き込んだチームがいる

*21 PV風な写真付き

*22 スーパー戦隊は詳細な身体スペックが公表されることは少ないため兄弟分の仮面ライダーシリーズとの比較になるが、パンチ力と走力は仮面ライダー響鬼 通常形態、ジャンプ力は仮面ライダーアギト グランドフォームに匹敵する。この2人は(いわゆる最初から変身できるフォームとしては)本編では平成ライダーの中でも強めに描写されている回が多い

*23 アニメ版では赤の明度が落ちて黄色いラインが全て赤くなり、全身から黒い炎を噴き出す

*24 こちらは更に敵味方の判別が出来ないなど更に厄介な代物、一応闇落ち以外でコントロールできるようになりそこから新たな形態を生み出したものもいる

*25 公認だとパワレン版の炎神、ブンブンカーのうちAI搭載が行われた車種などがこのパターン

*26 ただしリンク先のロボはレッド特殊なルーツを持っていたことに由来するため、キズナビーストとは事情がかなり異なる。

*27 その後の履歴も本編の使用状況と一致している。8/26洞窟でのクエスト勝負、9/3ロゥジー戦、9/11昼前宇宙行き、同日夜皇都でのイドラ追跡、9/25ロゥジーvsアメン制止か。

*28 稀にだが「次の回で修理されている」の説明にこれに近い理屈をつけるのは元ネタでも見られる。戦隊シリーズではないが『仮面ライダークウガ』の器物モーフィング設定など。

*29 使用者により『特権解放』『特権掌握』など使用時のワードが異なる。

*30 ソース:https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1741826991&p=2

*31 本家では『仮面ライダーディケイド』のディケイドライバーの音声、および『仮面ライダーガッチャード』のレジェンドライバーの音声を担当している

*32 専用のコレクションアイテムからバイクを呼び出すのは本家ではセイバーのディアゴスピーディーなどがある。

*33 天理の予言が外れたためしがないことから、魔王復活の阻止はできないと判断した。

*34 魂のリセットを伴わない異世界側への移動