【のぶながのやぼう はおうでん】
ジャンル | SLG | |
対応機種 |
PC-9801、X68000、Macintosh、DOS/V、 FM-TOWNS、Windows 95~2000、 スーパーファミコン、メガドライブ、 メガCD、3DO、プレイステーション |
|
発売・開発元 | 光栄 | |
発売日 | 1992年12月 | |
レーティング | CERO:A(全年齢対象) | |
判定 | なし | |
ポイント |
初のパワーアップキット(以下PK) 大名が減るたび「介錯を願おう」 プレイヤー泣かせの新要素 あまりにも弱すぎる本願寺 固有顔画像を持つ武将の基準が謎 じっくりプレイしたいユーザー向け |
|
信長の野望シリーズ |
+ | どれがどの武将のものか分かるかな?(ヒント:全て有名な武将です) |
論功行賞・雑兵・家宝などの戦国時代要素をゲーム上で再現しようとした意欲作だが、ゲームシステムにうまく昇華できなかった。
そのためだろうか、前作や次作に比べ評価は高くない。
近年、信長の野望の新作の評価が下がりつつあるが、当作品は未だにシリーズの中でも低い評価である。
例えばコーエーテクモゲームスが実施した「あなたの好きな『信長の野望』を教えてください」という公式アンケートでも当作品は「嵐世記」「初代(*23)」「将星録」の次に票が少ない。
一連の件を挙げれば何かと不評だらけの本作だが、じっくりプレイするのが好きなユーザーからの支持は高い。
*1 コンシューマ版PK限定隠しシナリオ(『将星録』)や有料DLCシナリオ(『革新』『創造』)として収録されているシリーズ作もあるにはある。
*2 城取り化、向きや士気の概念、家宝など
*3 具足や鞍なども武器表記
*4 シリーズによっては『知謀』や『知略』と表現される。
*5 その国で知行を受けている武将が国主であることが条件
*6 足利将軍家当主のみ最初から征夷大将軍である。
*7 一応、バケツリレーの要領で大名居城に各城から資金を集めた上で武将を数人揃えると期間を短縮することができる。
*8 前述の松永久秀から献上された九十九茄子。なぜか1582年シナリオでは商人の手に渡っている。
*9 混成部隊を作らず足軽のみの部隊と雑兵のみの部隊に分けて運用すれば、士気維持のための兵数水増し(兵数で不利だと士気が上がりにくく下がりやすい)、鉄砲隊を守る壁、総大将に持たせて敵の射撃を引きつける囮など、一応の使い道はある。
*10 「ニューラルネットワーク」の専門研究はその後も進められ、21世紀に入ってより脳に近い「ディープ・ラーニング(深層学習)」が実用化され始めている。「ディープ・ラーニング」の代表例としてはGoogleの音声検索や囲碁のプロを破ったAlphaGOなどがある。2022年発売の『新生』では、ニューラルを称しこそしていないが、自律的AIによる”生きた武将”を売りとしている。果たして、少しはニューラルネットワークに近づけただろうか。
*11 シナリオによっては最上も脱落して伊達・蘆名の二強になることがある。
*12 南部家は有能な割に義理や忠誠度が低い武将が多いため、国力が上がりにくい。さらに戦争になると大量の兵ごと次々に寝返って自滅する展開が多い。
*13 気力回復量は1~5。2以下は危険というのが一応の目安にはなる。もちろん、義理の低い武将は5でも裏切ることがある。
*14 一応家宝なら没収した後に別の家宝を与えることができるが、没収を拒否して逃亡や没収直後に出奔・謀反で失敗することがある。
*15 一応進軍前でも地形の確認はできるものの、広いマップを一つ一つしらみ潰しに確認する必要があるため現実的ではない。
*16 「作事改修」で防御度を上限まで上げる必要がある。
*17 松下之綱や滝本寺非有などシリーズ作の中では本作のみしか出てない固有の顔持ち武将もいる。
*18 今や顔芸で有名な二階堂盛義も本作が初登場で、固有の顔持ち。
*19 ただし戦闘は低いが、采配は全体的に高く、長尾を別にすれば十分に渡り合える能力ではある。
*20 派生作品も含んだ場合は『Internet』『Online』『100万人の信長の野望』にも登場
*21 史実でも彌助は本能寺の変の際、二条御所で織田信忠を守るため明智軍と戦ったが投降している。その後、彌助は逃がされて一命を取り留めている。
*22 ちなみに通常版からあるシナリオだとスペースはない
*23 現在となっては全国版の下位互換扱いなのも事実だが、発売当時は画期的な内容でいくつかの賞も受賞されている。 非常に古いPCゲームである上に集計当時は比較的遊ぶ環境を整えやすいコンシューマーやWindowsには殆ど移植されなかった(現在はSteamでオリジナル版が配信されている)ためプレイした人が少ないのも原因の一つとなっている。