バイオレンスキラー TUROK NEW GENERATION
【ばいおれんすきらー てゅろっくにゅーじぇねれーしょん】
ジャンル
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インタラクティブシューティング
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対応機種
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ニンテンドウ64
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メディア
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256MbitROMカートリッジ
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発売元
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アクレイムジャパン
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開発元
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Iguana Entertainment
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発売日
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1999年6月18日
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定価
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8,190円
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判定
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なし
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ポイント
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驚異的な難易度 敵のグロ死演出がたっぷり
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Turokシリーズ 時空戦士テュロック / バイオノザウルスの戦い / バイオレンスキラー Rage Wars / 3:Shadow of Oblivion / Evolution / Turok(2008)
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概要
1997年にN64で発売された『時空戦士テュロック』(原題『Turok: Dinosaur Hunter』)の続編で、原題は『Turok 2: Seeds of Evil』となっている。
日本では1作目の知名度が低く、さらに本作にナンバリングが振られていないため、当時は既存ゲームの続編と知らずに購入するユーザーも多かった。
ゲーム自体は1954年から始まったアメリカの人気コミックが原作。
海外作品らしい高難度のハック&スラッシュ型アクションFPSで、プレイヤーは戦士テュロックとなって襲い来る敵を倒しつつミッションをこなしてゆく。
メインはシングルプレイのストーリーモードだが、マルチプレイによる対戦モードも搭載している。
ストーリー
究極の兵器「クロノセプター」を使って破壊神キャンペイナーを倒した初代テュロックは、この恐るべき兵器を永遠に封印するべくロストランドの最高峰の火山に登り、「クロノセプター」を煮えたぎる火口へと投げ込んだ。
しかしこの時、テュロックは「クロノセプター」が何億年も地中に閉じ込められている宇宙船の破片からできたものであることなど、知る由もなかった。
そしてこの行動によって、宇宙船の中にいた者を目覚めさせてしまったことにも…。
「クロノセプター」が破壊されたことにより、ロストランドの創造主である強敵が目覚めてしまった。
邪悪の化身であるこの怪物の肉体と魂は、今やロストランドの中枢にまで浸透、全宇宙も終焉に導こうとしている。
そして「プライマゲン」と名乗るこの怪物を打倒すべくテュロック族の若きリーダー、ジョシュア・ファイヤーシードが立ち上がった。
世界観・ゲームシステム
『テュロック』の世界観
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テュロックとは個人の名前ではなく、「宇宙の平和を乱す魔神が目覚める特、魔神を倒すべく善の神々から任命される戦士」を意味する。
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プレイヤーは2代目テュロックとなったジョシュア・ファイヤシードを操作し、プライマゲンの打倒を目指す。
基本的なゲームシステム
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まずは6つの広大なワールドを、与えられた任務をこなしつつクリアする必要がある。
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任務内容はワールドによって異なり、子供の救出、ダクト封鎖、ロボットプラント破壊など様々。
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任務内容を全てこなしてワールドの出口に辿り着くと、「エネルギートーテムを守る」という任務が全ワールド共通で開始される。
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ワールド1~3はエネルギートーテムを守りきればクリア、ワールド4~6はさらにボスを倒せばクリアとなる。
タリスマンの助け
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ワールド2~6には1つずつ「神秘のイーグルフェザー」が隠されており、「タリスマンの聖域」に捧げるとタリスマンの効果が得られる。
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タリスマンの効果があれば、毒の河や溶岩に入ってもノーダメージになったり、隠された場所に行けるようになったりする。
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全てのワールドにはタリスマンが無ければ絶対に取れない「プライマゲンキー」が隠されており、6つ揃えればプライマゲンと戦える。
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タリスマンの聖域に行くにはワープマシンを起動させて入る必要があるが、中には敵の精鋭部隊が配置された場所に送り込まれる「オブリビオントラップ」であるワープマシンもある。ただしオブリビオントラップを突破すれば最強武器のパーツが手に入るので、基本的には入ることになる。
武器まわりの仕様
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手に入る武器は各ワールドによって異なるが、一度手に入れれば後述の弾薬出現ポイントで弾薬が登場するようになる。
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武器の選択は選択画面を表示させてリアルタイムで行う。選択画面の表示形式は2種類あり、好きな方を選べる。
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本作では「リロード」の概念が存在せず、弾薬のストック分だけ弾を撃つことができる。この弾薬ストック数は武器によって異なり、限界以上の弾数は持てない。
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中には「スナイパーゴーグル」を用いた狙撃が可能な武器が存在する。ズームイン・アウトが可能。
評価点
バリエーション豊かなワールド
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6つのワールドは単に難易度が違うだけでなく、登場する敵やギミックはどれも個性豊か。
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ワールド1「アディアの港」は港町を舞台にしたワールドで、各所に存在する噴水やモニュメントが美しい。
最初のワールドながら、落ちたらゲームオーバーの桟道を敵の集中砲火の嵐をかいくぐりつつ進まなければならない箇所があり、難易度は高い。
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ワールド2「魂の河」は序盤にキャノン砲付きスティラコサウルスに乗って進む箇所(稿頭の写真)が用意されており、爽快感抜群。
かと思えば後半はゾンビや死の門といったホラーテイストのある内容となっている。
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ワールド3「死の沼」は他のワールドに比べると比較的短いものの、タフで攻撃力の高いピュアリン族が脅威となる。
死の沼にはところどころ魂の河の水流も流れ込んでいる。魂の河はタリスマンがあれば無効化できるが、死の沼は入ると必ずゲームオーバーになるので要注意。
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ワールド4「ブラインド族の隠れ家」は常に敵の呼吸音がこだましており、登場する敵も野蛮で不気味なものが多い。
どんどん地中に潜ってゆく構造のワールドで、後半には溶岩地帯が登場し体が高熱に包まれた凶暴な敵が登場する。
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ワールド5「マンティスの巣」は昆虫族マンティスが住処とするサイケデリックな基地を舞台としたワールド。
虫をモデルとした敵が多数登場するため、虫が苦手な人は耐えられないかもしれない。基地の閉塞感もプレイヤーの精神を蝕む。
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ワールド6「プライマゲンシップ」は最終にして最高難度のワールドで、強靭な半生体ロボットがそこら中を闊歩している。
即死系のトラップや迷路状になった通路も非常に多く、一瞬たりとも気の抜けないワールドとなっている。
バリエーション豊かな武器
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武器の数が多く、原始的な武器から近未来的な武器まで様々。
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原始的な武器の例は巨大な剣を手に装着した「ワーブレード」やごく普通の弓矢の「ボウ」など。
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近代的な武器の例はいわゆるガトリング砲の「ファイヤーストームキャノン」、地雷を射出する「サーチマインランチャー」、火炎放射器の「フレイムスローワー」など。
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特に本作を語る上で外せないのが近未来的な武器のうちの2つである「ブレインブラスター」と「ヌーク」である。
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「ブレインブラスター」は一言で言うなら誘導式脳みそチューチュー弾。敵の脳波を追跡して頭に取りつき、脳漿を吸い出した後に自爆するという恐ろしい兵器。
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「ヌーク」はnuclear。すなわち核である。まばゆい閃光とともに大爆発を起こし、周囲の敵は数秒硬直したのち徐々に炭化が始まり爆散する。
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「チャージダーツライフル」で相手の動きを封じてから「ワーブレード」で首を狩るといった武器の使い分けも重要で、各武器の個性が際立っている。
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「ピストル」に対する「オートマグナム」、「ショットガン」に対する「シュレッダー」のように、上位互換的な立ち位置の武器もあるものの、お互いに一長一短があるため、存在価値が薄れることはほとんどない。
凝った敵の行動パターンとグロ死演出
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敵の行動パターンが非常に凝っており、リアリティと緊張感を演出してくれる。
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近くで銃声や爆発があると唸り声をあげて威嚇し、プレイヤーの気配に敏感に反応する。
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といっても過剰なまでに敏感なわけではなく、そっと後ろに回り込んだりすることで無傷で倒すことも可能。
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プレイヤーに攻撃されている時は、側転して弾を回避したり障害物に隠れて攻撃して来たりする。
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誘導系の武器で攻撃すると弾から逃げ回ることがあり、時には逃げ延びて再び襲ってくることもある。
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ワールド2に登場するスティラコサウルスで突撃すると、両手を振りまわして必死に逃げ回る様子を見ることができる。
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同じ敵でも、プレイヤーを見つけると透明化して襲って来たり、寄生虫を操って攻撃して来たり、ワープして後方から奇襲して来たりと、様々な攻撃行動を取る。
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敵のグロ死演出は、ある意味本作最大の特徴である。
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強力な武器で攻撃すると生々しい効果音と共に身体欠損描写がおき、苦しみながら悶え死ぬ。
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死体の断面もしっかり表現されており、骨が露出して血が噴き出している。
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破裂弾や爆発系武器で攻撃すると「腹部に穴が空く」「上半身が無くなり下半身だけで悶死する」「右半身の肉と骨を露出させて死ぬ」「両足首だけを残して吹っ飛ぶ」「血と骨を撒き散らして自爆する」といった死に方が見られる。
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特に上述の「ブレインブラスター」で攻撃すると、敵の頭部から体外に強制排出される脳漿までもが表現されている。効果音もグロい。
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ただしこれらの表現はオプションで「BloodType:Red」にしたときのみであり、日本語版はデフォルトで「BloodType:なし」なので、グロ表現が苦手なプレイヤーでもプレイできる。BloodTypeはBlueやGreenにもできる。
壮大で重厚なワールドBGM
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1つのワールドが広大なためか、BGMは長めで飽きにくく、かつ壮大で世界観に合ったものとなっている。
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特にワールド2のBGMはテュロックの孤独な戦いをよく表しており、ワールド内の雰囲気もより引き出している。
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他にも不気味で陰気なワールド4のBGMやワールド5のBGMのように一風変わったBGMが多いのも特徴。
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重厚さに重きを置いた曲してはワールド6のBGMやクイーンマンティス戦が代表格で、決戦の臨場感を盛り上げてくれる。
美しいグラフィック
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ワールド1のように水辺の多い港町からワールド5のような幾何学模様の不気味な基地までが美しく表現されている。
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ハイレゾパックを用いれば画質はさらに向上し、より美しく、よりおどろおどろしく描かれる。
一風変わったマルチプレイ
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マルチプレイの内容も他とは一味変わっており、新鮮な気持ちで楽しめる。
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マルチプレイで無いと使えない武器がある他、いくつかの武器はシングルプレイと誘導効果や連射数などの性能が異なる。
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単純な撃ちあいの他に「鬼ごっこ」というルールがあり、ランダムでサルになったプレイヤーを皆で倒すというもの。
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そのゲーム性とサルのリアルな動きや鳴き声から、多人数でやると非常に盛り上がる。
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プレイアブルキャラクターは主人公の他にも、シングルプレイで敵として登場するキャラクターや、果てはラプター(恐竜)まで操作可能。
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ラプターは武器が持てないため素手(爪)で攻撃することになる。しかし移動速度が非常に速いのでダークホースとなりうる。
問題点
とにもかくにも難易度が高すぎる
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1つ目の原因は各ワールドの膨大な長さ。
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1つのワールドが非常に長く、それでいてセーブポイントは数か所しかない。
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1つのワールドはスムーズに行っても1時間はかかる。が、そもそも難しくてスムーズに行くはずがないのでその3倍はかかる。
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セーブポイントではライフと弾薬の回復ができるのだが、各ワールドで1回しかできない。
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しかもセーブデータも、最も主流な256kバイトコントローラパックに1データしか保存できない。
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ちなみに与えられた任務をこなさないまま誤ってワールドの出口に入ると、問答無用でスタート地点に戻される。膨大な長さのルートを再び最初から進まなければならない。
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前述の「プライマゲンキー」を集める為に、一度クリアしたワールドを再訪する必要も出てくる。ワールドの奥地まで進まないと取れないプライマゲンキーも存在する。
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2つ目の原因は敵の配置やバランス。
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敵はわんさか登場して全力でプレイヤーを殺しにかかってくる。
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プレイヤーと共に戦ってくれる仲間は皆無。たった1人で殺気漲る広大なワールドを切り抜けなければならない。ふと立ち止まるとそこら中から敵の唸り声、不安を煽るBGM……肉体的にも精神的にも疲れるため、覚悟が無ければプレイしてはならない。
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ノーダメージで切り抜けられるような甘っちょろい箇所はまず無いので、殺られる前に殺るしかない。そしてその緊張感は広大なワールド中にいる限り常に持ち続けなければならない。
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ワールド内には各所にライフもしくは弾薬が無限に出現するポイントが用意されており、さらに難所を切り抜けると大抵回復アイテムが用意されていたりする。だがそれでもなおキツい。
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ライフや弾薬が回復する場所は至る所にあるものの、「一度入手したあと一定時間経たないと再出現しない」ため、全回復をしたければ相当な時間が必要になり、若干プレイがだるくなる。
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敵はほとんどが遠距離攻撃持ちで、かつ堅い。
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特に敵の遠距離攻撃は正確無比。物陰から少し身を乗り出そうものなら蜂の巣にされる。
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頭を狙えばどんな強靭な敵でも一撃で倒すことが可能だが、それ以外の箇所だとなかなか倒れてくれない。
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最序盤からこんな感じの敵が登場し、ワールドが進むにつれて一層激しさは増してゆく。
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3つ目の原因は仕掛けの不親切さ。
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ワールド内には仕掛けを作動させるスイッチが数多く存在し、それを探し出して作動させることで隠されたアイテムや新しいルートが見つかるのだが…。
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スイッチを押してもどこで何が起こったのか分かりにくい。すぐ近くで変化が起きるとは限らず、ずっと前に通った場所で何かが起こることもしばしば。幾つかのスイッチを全て作動させないと何も起こらないというパターンもありややこしい。
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そもそも「スイッチが隠されている場所が隠されている場所が隠されている」ような有様で、後述のマップ構成の複雑さも手伝って「自分が何のためにどのスイッチを押してどこで何が起こったか」把握しにくい。
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各ワールドでこなさなければならない任務内容についてスタート前に説明されるのだが、説明不足な点が多い。
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例えば物を破壊する任務ではワールドのどこかに落ちている「プラスチック爆弾」が必要な場合があるが、それに関する説明は一切ない。任務によって必要なプラスチック爆弾の数が異なったりするが、もちろん説明は無い。
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やっとプラスチック爆弾を見つけてセットしたと思ったら、「爆破まで残り5秒です」のアナウンス。巻き込まれると爆死するのでその場から急いで離れる必要がある。なにも5秒後にセットしなくても…。
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4つ目の原因はマップ構成の複雑さ。
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ワールド内は単に広いだけでなく迷路のようになっていて、非常に迷い易い箇所が何か所もある。
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特に任務上の破壊対象や救出対象はそういった場所に隠されていることが多く、何度も同じ個所を往復して探し回ることになる。
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具体的にはワールド2とワールド6のダクトや、ワールド4の水中迷路が特に迷い易い。とはいっても、普通のルート自体がすでに十分迷い易いのだが…。
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一応マップも用意されているが、見にくいためあまり役に立たない。
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特に任務に関する重要なモノはよほど注視しなければまず気がつかない場所に隠されている。
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ワールド1、すなわちしょっぱなから「積み上げられた箱の隙間を通った奥」という非常に分かりにくい場所にキースポットが隠されている。
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ワールド5では一見普通の壁と変わり無い壁を壊さなければ先へ行けない場所がある。一応ヒントとなるアイテム配置がなされているため理不尽とまではいかないが厳しい。
その他
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本作はN64のコントローラの3Dスティックで照準を動かし、Cボタンで移動する。慣れれば問題ないとはいえ、他のN64用FPSゲームはCボタンで照準を動かし3Dスティックで移動するものが大半であることから、Cボタンを移動に使うのは違和感があるはず。
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デフォルト状態だと照準のレスポンスが異常に敏感で、操作しにくく酔いやすい。
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初期装備の武器に周囲を明るく照らす効果の「フレア」(攻撃能力無し)があるが、バグで機能していない。
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ワールド2に入った際にゲームオーバー画面のままゲームが停止する、ラスボス撃破後にゲームが停止するといった悪質なバグが散在する。
総評
練り込まれたマップ、個性的な敵クリーチャー、古今未来交えた各武器の存在感など評価点は多い。
しかし驚異的な難易度、ややクセのある世界観・描写、そしてバグやセーブ仕様を含むユーザビリティの低さのために、万人に勧められるゲームとは言えない。
とはいえ、その難易度も理不尽さを多分に内包したものではなく、ユーザビリティに関しても「難易度の高さの一部」と捉えてプレイすれば許容できるレベルである。
素直にそう捉えることのできるユーザーが何人いるかは分からないが……。
現在は中古品が非常に安価で購入できるので、より手応えのあるFPSゲームに挑戦したいというユーザーは是非プレイして欲しい。
ただし世界観やグロ描写の程度をつかんでおくためにも、事前にプレイ動画をのぞいておくことをお勧めする。
余談
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前作と異なり純粋な人間の敵は登場しない。やりたい放題のグロ描写はそのためだろうか。
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まれに敵同士の仲間割れを見ることができる。ダメージもきちんと反映されるので、一方が相手を倒すこともある。
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テュロックの残機が増えると「アーイェムテュゥーロオォッック!!」という雄たけびが挿入される。音量が大きめなので、慎重にゲームを進めている時に不意にこの雄たけびが入るとビックリすることも多い。この演出は前作でもあったのだが、心なしかパワーアップしている。
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本作には数々のシークレットコードが用意されており、解除すると「全キーロック解除」「ノーダメージ」「弾数無限」などのよくある効果以外にも、「敵の頭が巨大化する」「テクスチャが線だけになる」「アイテムにリアルな赤ちゃんの顔が描かれる」など一風変わった効果が得られるコードもある。
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原題である『Turok 2: Seeds of Evil』は、本作(N64版)と比較して「デフォルトでBloodType:Red」「水中での酸素消費が早い」「ブレインブラスターの誘導性能が低い」「シークレットコードが異なる」といった違いがある。
その後の展開
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続編『Turok3: Shadow of Oblivion』と本作をベースにしたマルチプレイ特化のスピンアウト作品である『Turok: Rage Wars』は日本未発売。前作までの日本での売り上げが芳しくなかったためと思われる。
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2002年には4作目である『Turok: Evolution』がPS2/Xb/GC/GBA/Winにてリリースされた。ただし、GBA版のみ2D横スクロールアクション仕様のゲームになっている(これらも日本では未発売)。
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2008年にはいわゆるリブート作品としての『Turok』がPS3/360/WinでTouchstoneからリリースされた。日本でも360版が2008年4月10日、PS3版が2008年5月29日に発売された。詳細はこちら。
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なお、開発当初から「世界観は過去の作品との共通性を持たない新規シリーズ」として作られたため、サブタイトルは付けられていない。これの続編(『Turok2』)も作られていたが、2009年頃に開発が中止された。
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『時空戦士テュロック』シリーズを開発したIguana Entertainmentの創業者の1人が、後にRetro Studiosを立ち上げて『メトロイドプライム』シリーズを手掛けることになる。
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シリーズの知的所有権は2004年にアクレイムが倒産した後、資産整理のため競売にかけられ、翌2005年にディズニーの子会社であるBuena Vista Interactive(現:Disney Interactive Studios)が落札し、現在は同社が権利保有者となっている。リブート作がディズニーの関連会社から発売されたのもこれが理由である。
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その後、『System Shock 2』のDL販売などクラシックPCゲームの復刻を手がけているNightdive Studiosから、2015年8月に1作目である『Turok: Dinosaur Hunter』と本作(『Turok 2: Seeds of Evil』)のPC版をHDリマスター化して再リリースすることが発表された。
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主な変更点は4Kまでの高解像度及びワイドスクリーン対応を筆頭に60fps描画やグラフィックオプションの強化による高画質化、Xinput仕様のコントローラー対応、Steam実績など。
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1作目のリマスター版は2015年の12月と発表から比較的早い時期に発売されたが、本作のリマスター版は1作目よりも多くの敵や武器、ロケーションがあり、加えてマルチプレイの要素が絡んだことから開発が長引いてしまい、2017年3月17日にようやく発売された。
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海外では2018年3月2日に前述のHDリマスター版2作のOne版がDL配信にてリリースされた。
最終更新:2025年02月10日 23:58