注意:ここではアーケード版『餓狼伝説3 遥かなる闘い』(「判定なし」)と、その移植であるNCD版、SS版(共に「劣化ゲー」判定)について紹介する。
【がろうでんせつすりー はるかなるたたかい】
ジャンル | 対戦格闘アクション | |
対応機種 | アーケード(MVS/業務用ネオジオ) | |
発売・開発元 | SNK | |
稼働開始日 | 1995年 | |
プレイ人数 | 1~2人(同時プレイ) | |
レーティング | CERO:B(12歳以上対象) | |
配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】2010年4月20日/926ポイント アケアカNEOGEO 【PS4/One】2017年8月31日/823円 【Switch】2018年2月15日/823円(税8%込) |
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判定 | なし | |
ポイント |
過去作よりも操作性が悪化&大味かつ微妙なシステムとバランス 裏技を使わないと見れなかった潜在能力 あまりウケが良くない新キャラクター達 不親切でハードルが高すぎるCPU戦 一方で演出面は高い完成度で高評価 後の『リアルバウト餓狼伝説』シリーズのプロトタイプにあたる |
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餓狼伝説シリーズ |
過去3本続けて大ヒットした『餓狼伝説』シリーズの通算4作目にあたる作品。
時系列そっちのけのお祭りゲーだった前作『餓狼伝説スペシャル』(以下SP)と違い、本作は時系列的には『餓狼伝説2 新たなる闘い』からの流れを汲む正統な続編とされている。
新システムの調整が甘く、対戦バランスは悪い。
とはいえ、前作『SP』では自発的ライン移動や弱P連打コンボなどを自重しなければまともな対戦が成り立たなかった事を考えれば、マシにはなっている。
前ダッシュと小ジャンプの採用やライン移動の高速化により攻めるゲームを目指した事は、後のシリーズや『KOF』シリーズの成功に繋がっており、本作の評価点ともいえる。
キャラクター面でも不満は多かったが、マリーと山崎という人気キャラクター2人も輩出している。
失敗も多いが、色々な意味で後のシリーズの礎になった一作と言えるだろう。
【がろうでんせつすりー はるかなるたたかい】
ジャンル | 対戦格闘アクション | ![]() |
対応機種 |
ネオジオCD セガサターン |
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発売・開発元【NCD】 発売元【SS】 |
SNK | |
開発元【SS】 | シムス | |
発売日 |
【NCD】1995年4月28日 【SS】1996年6月28日 |
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価格 | 5,800円 | |
判定 | 劣化ゲー | |
ポイント |
例によってロードが長い(両機種) 潜在能力がようやく本来の仕様へ戻った(SS版) バトル開始直後に謎の画面暗転(NCD版) |
両者ともこの時期の移植版特有のロード時間周りで評価を落とした他、CD版は暗転が、サターン版は削られた部分や処理落ちがそれぞれ気にかかり良移植とは言えない出来となってしまった。サターン版に関しては潜在能力が本来の仕様に戻っている点が辛うじて評価できるだろう。
*1 体を反らせる動作のこと。ボクシングで回避動作として使われている。
*2 これに関連して本作では「関節を極めている」という演出の投げ技が導入されている。食らっている最中は痛がる吹き出しが出て、食らって起き上がった後も痛がる動作を行うなど演出も細かい。
*3 ジャッキー・チェンと映画『刑事物語』の武田鉄矢演じる片山刑事がモチーフとされている。顔はジャッキーに似ていると言われたお笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良に似ているとも。
*4 厳密に言うと、主に武器や麻薬の密売などを行っているという設定。
*5 大半は日本語音声だが、フランコのみ海外の方が演じているため英語音声。
*6 ラウンド開始前にABCD同時押し(ネオジオCD版ではACD、セガサターン版ではABX)を押し続けた状態で、開始時の「GO!」の文字が出るタイミングでスタートボタンを押す(連打でも可能)。成功すると、通常は白文字の名前表示が黄色くなる。
*7 テリーやギースなど実用的な技性能のキャラもいる。
*8 ジョー、舞、ボブ、ホンフゥ、ギースの5キャラ。なお舞とホンフゥに対しては上記の裏技で出す(テリーやギースと同じコンビネーションタイプ)場合、直前のコンビネーション攻撃をディレイ入力して出さないと空振ってしまう。
*9 天サムもCPUの難易度は高めかつ条件が制限時間以内に規定人数を倒す内容となっていたこともあり、「急かされる」などと評判はやはり良くなかった。
*10 入力に成功すると、本来は難易度レベルが表示されている(基板設定で非表示にも可)中央最下段に「EXPERT」と表示される。
*11 厳密には『餓狼MOW』の前作にあたる『リアルバウト餓狼伝説2』で一時的に撤廃されている。