【どどんぱちだいふっかつ】
ジャンル | 弾幕シューティング | ![]() |
対応機種 | アーケード | |
販売元 | エイエムアイ | |
開発元 | ケイブ | |
稼動開始年 |
2008年5月22日(Ver1.0) 2008年6月24日(Ver1.5) |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
「弾幕STG史上最強」と謳われる自機性能 敵弾を"破壊"する「ハイパーカウンター」 それでもヌルゲーにならず初心者から上級者まで楽死める 全長48mの可変巨大美少女メカ&久々に大佐登場&名言連発 出し惜しみの無いファンサービスの数々 難易度&爽快感アップしたVer.違いがCS版を含め複数存在 |
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ケイブSTGシリーズ |
大往生したのに大復活。
『怒首領蜂』で躍進を遂げた首領蜂シリーズの第5弾。
前作『怒首領蜂大往生』から6年を隔ててリリースされたこの続編作は難度的にも雰囲気的にも大きく違う路線になり、まさに生まれ変わった(=大復活)内容に仕上がっている。
今作では『大往生』で登場した「ハイパーシステム」が「ハイパーカウンター」と名前を変え、発動中はなんとショットで敵弾すら破壊するというCAVE作品史上前代未聞、STG業界でさえ稀に見る圧倒的火力が炸裂する。
敵側もこれまでの弾幕による攻撃だけではなくレーザー攻撃を積極的に行ってくる等、シリーズ随一の派手かつ豪快で「火力と火力のぶつかり合い」を体現した作風となっている。
”大往生”したなどと誰が決めたのか。
ルナポリスの戦いから6年。月の首領蜂隊本部は時空の微細な乱れを感知する。
その原因は過去への大量の物質移送によるものであった。手探りでデータの海を探り、辛うじて知り得たことは一つ。
送り主は、6年前の戦いの末に暴走し廃棄されたはずのエレメントドール「エクスイ」だった。
6年前の争いの元を断つためか。エクスイが「未来を改鼠」しようとしていたことは明白だった。
この事態を受け首領蜂隊のリーダー「ゴットヴィーン・ロンゲーナ」大佐は首領蜂隊の出動を指示。
首領蜂隊はタイムゲートをくぐって過去に向かうが、ゲート内から始まった激戦で戦力のほとんどが失われる。
唯一過去にたどり着いた主人公らの母艦と数機の艦載機は、
エクスイが繰り出した戦闘用可変型兵器「エレメントドーター(Daughter:娘)」との本格的な戦いに挑む。
戦火を消すために燃え上がる戦火。2008年5月の東京を怒れる蜂が舞う!
+ | 各自機・スタイルの概要 |
当初は前作『大往生』からのあまりに豪快な路線変更に戸惑ったシューターも多かったが、現在は「初心者から上級者まで楽しめる難易度」を極めた一品と評価されており、弾幕シューティングの決定版といっても過言ではない作品に仕上がった。
一時期の「高難易度至高路線」のSTGに辟易して離れてしまったプレイヤーや、STGに興味を持ったばかりの初心者でも楽しめる作品になっている。
自機の超強化によってもたらされた大味なバランスは、『大往生』から見たら異端的な路線だがむしろ『怒首領蜂』の原点回帰と取れ、
そしてケイブの恒例の高品質な演出と斜め上にふっとんだ要素もしっかりと抑えており、同社の代表的存在の一つたりうる事に疑いの余地はないだろう。
+ | ネタバレ注意 |
蜂の羽音は、未だ鳴り止むことはない。
*1 1箇所だけ「WARNING→強レーザー発射」が視認出来ない速度で来るが、それは4面裏ルート中ボス「ライコウ」の2連装主砲の連発のみが該当する。これはその敵の初出である『怒首領蜂』4面ボスから存在した攻撃パターンで、『大往生』にも同じネタが登場している。
*2 1周目ではペナルティランクがリセット、表2周目ではランクが3以上の場合、面開始時に2に戻る
*3 小技として、ボス出現警告中にボムを撃つ事により、コンボ数を維持しつつペナルティランクを下げる事が出来る。一応マキシマムボムボーナスはあるが、ハイパーショットの弾消しがそれ以上に高得点になるので、ボス前のボムキャリアを撃ち落とす→コンボゲージが止まっている間にボムを撃つ→ボム回収という行為が稼ぎプレイでも行われる。
*4 隠しコマンドによる解禁状態は保存される。
*5 ボムスタイルはストロングスタイルよりショットが収束しているため完全な下位語感とは言い切れない。
*6 裏面に突入すれば裏2周目相当
*7 余談だがこれでも開発時から2桁増やしたそうで、CAVEから出荷した瞬間に2P側だけ2桁増量が行われず9桁になっているバグを発見、急遽流通倉庫で止めてもらい、その間に徹夜で修正ROMを焼いて倉庫へ搬入、積み替えて出荷。それでもカンストしてしまい1.5へと無償交換となり、社長に滅茶苦茶怒られたというエピソードがある。
*8 「金髪ツインテール」「眼鏡メイド」それぞれならよくある組み合わせだが、これら全部を取り入れたデザインは意外と少ない。
*9 『怒首領蜂』5面ボス。『大往生』5面や今作の裏5面の中ボスとしても登場。
*10 『怒首領蜂大復活 公式設定資料集』のインタビューより。
*11 スマートフォン版(後述)では「COLONEL ILLUSTRATOR」表記。
*12 文字化けではなく、Leet表記で「ヒバチ」と読む。
*13 デススマイルズの開発が難航した関係でこの動画撮影が遅れてしまい、並木氏にはかなり突貫で作ってもらう事になってしまったのが反省点とはIKD氏の弁。実際に5面の「「あの未来に続く為」だけ、の戦いだった」は締切前日の20時から制作を開始し、完成が当日の朝6時というもの。
*14 高速で複雑なブレイクビーツを多用したハードコアテクノの一種。アーティストによって作風が大きく異なるジャンルのひとつとされる。
*15 1周目5面以降でランク5まで上がると、Aタイプ以外では敵弾ほぼ破壊不能なレベルまで固く&速くなる
*16 裏2周目で必須となる1面の裏ルート突入が比較的ミスしやすい条件であり、しくじると開幕1分程度で捨てゲーに走ることになる。
*17 この二名は後半に再登場することと、声の演技や台詞回しが強烈的という共通点がある。セセリは「きさまらのそんざいをけしてやるー」「きえろー」と言った棒読み。六道柊はベテラン声優の堀内賢雄氏の熱演、そして1ボス撃破時の一言「退陣!!」だろうか。それに対してアイは演技にも台詞にも特徴があまりない。
*18 アレンジは他の楽曲と同様、前山田健一(ヒャダイン)氏が担当。
*19 通称黒復活、それに引っ掛け1.0/1.5は白復活と言われる事が多い
*20 通称赤走行、同じように一定ラインを超えるとゲージが赤くなるエスプガルーダより。
*21 1.5ではボムを撃つとハイパーが強制終了
*22 ボム1個使ってハイパーゲージ2本回収 ということ。
*23 家庭用移植版も含めると『大往生ブラックレーベルEXTRA』の「Xモード」が存在する。
*24 ちなみにブラックレーベルのロケテスト版では全スタイル無条件でティガリリの数が2倍化というとんでもない仕様だった。殆どのプレイヤーを絶望に叩き落したのは言うまでもない。
*25 HIBACHIをアルファベット順で8文字分戻したシーザー暗号がZatsuzaになり、それをLeet表現したもの
*26 この現象自体は本作以外のケイブシューでも稀に見られるもので、実はVer1.0/Ver1.5でも条件次第で起きるのだが、本作の場合はそれまでとは比べ物にならないくらい発生頻度が多い。
*27 大復活のコンポーザーは全員続投しており、上倉紀行氏と阿部公弘氏が新たに加わった。
*28 高速なBPMと歪んだバスドラムが主な特徴のハードコアテクノの一種。
*29 スピアヘッドのパワースタイルBOOSTモードも対弾破壊力は高いが、それを遥かに凌駕する破壊力である
*30 その代わりに敵弾にハイパーショットを当てるとHIT数が急上昇する
*31 ただし残ボム1個でもオートボムは出る。ボムスタイルは1個消費のまま。
*32 最初から最大6枠分はあるのだが、スタート時や復活時のボムストックは3、『ケツイ』や『虫姫さま』と同じ仕様。
*33 『大往生』までのシリーズ作でお馴染みだったアナウンスの一つ。
*34 この問題点は先発の虫姫さまノービス・ウルトラモードも同様
*35 通称ラスボスこと「小林幸子」
*36 ただし進化前でも元の渋いボイスなのはご愛敬。せめて進化前はショタボイスでも良かったのではと一部で言われてる模様。
*37 全員揃えれば大佐フルメンバーの編成も出来た。無論、ネタ編成の域でしかないが編成枠全てが大佐と言うインパクトだけは凄い
*38 リンクを見れば分かるが、五色の大佐が戦隊ヒーロー物のようなノリで並んでいる
*39 そもそも最大往生に大佐は出演しておらず(ステージクリア時に出る一枚絵に肖像画らしき物はあるが)、「あのイベに大佐出すなら最大往生のエレメントドール出せよ」と言う声がユーザーから上がっていた。なお、その暫く後にエレメントドール達は無事にコラボイベで出演出来た。
*40 設定資料に人型形態があったが、それを美少女化した感じになっている。