このページでは、FC用ソフト『星のカービィ 夢の泉の物語』と、3DSへのDL移植『3Dクラシックス版』について紹介しています。
GBAリメイク版は『星のカービィ 夢の泉デラックス』を参照。
【ほしのかーびぃ ゆめのいずみのものがたり】
ジャンル | アクション | 高解像度で見る 裏を見る |
対応機種 | ファミリーコンピュータ | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 | HAL研究所 | |
発売日 | 1993年3月23日 | |
定価 | 6,500円 | |
プレイ人数 | 1人 | |
セーブデータ | 3個 | |
レーティング |
CERO:A(全年齢対象) ※バーチャルコンソール版より付加 |
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配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】2007年2月27日/514Wiiポイント 【WiiU】2013年4月17日/514円 |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
ファミコン末期の傑作 コピー能力が初登場 多彩なダメージアクション |
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星のカービィシリーズリンク |
シリーズ第2弾。据置機では初のシリーズ展開。 発売がファミコン末期であり、日本のファミコン市場における最後のミリオンタイトルとなった。
あきれかえるほど平和なプププランド。ここで1つの事件が起きました。
プププランドの果てには、「夢の泉」という夢がわくところがあります。夢の泉には、全ての生き物たちの夢と希望が集まります。
そして、眠りについた生き物に楽しい夢と安らぎを与えるのです。しかしある日突然、人々は夢を見ることができなくなってしまいました。 夢の泉でデデデ大王が水浴びをして遊んでいたのです。
しかも、夢の泉の力の源、「スターロッド」もデデデの手下に配られてしまったようです。
カービィはみんなの楽しいお昼寝タイムを取り戻すため、
冒険の旅に出たのでした…。(タイトル画面のデモより)
+ | ネタバレ注意 |
後のカービィ作品でおなじみとなるコピー能力が初導入されていることはもちろん、スイッチ等の隠し要素の導入、メタナイトの初登場、後のダークマター族の位置付けともいえるデデデ大王ではないラスボスが登場する等、カービィシリーズ第2の原点ともいえる作品。
GB版の設計思想をそのままに、様々な要素が追加される等のボリュームアップが図られており、ゲーム単体で見ても十分良作であると言える作品となっている。
【すりーでぃーくらしっくす ほしのかーびぃ ゆめのいずみのものがたり】
対応機種 | ニンテンドー3DS(DL配信) | ![]() |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 | アリカ | |
発売日 | 2012年4月25日 | |
定価 | 617円(税8%込) | |
プレイ人数 | 1人 | |
セーブデータ | 3個 | |
レーティング | CERO:A(全年齢対象) | |
判定 | 良作 | |
ポイント | 単純なエミュではなく一から作り直した新作 |
内容としてはFC版ほぼそのままだが、バーチャルコンソールのようなベタ移植ではなく、きちんと3DS用ソフトとして新規開発された新作。(移植秘話解説より)
3DSの立体視機能に対応しているほか、キーコンフィグの搭載、細かな仕様やバグの調整などといった変更点が多数ある。
もっとも変更点の大半は細かなストレス要素の削減であり、見た目や遊んだ感触としては、ほぼFC版のベタ移植として楽しめるようになっている。
内容面では限りなくFC版そのままであるため、以下には本作独自の変更点のみを記す。
ハード機能に対応した追加要素
その他『3Dクラシックス版』における変更点
大小関わらず100個以上もの調整が加えられており、とても全部書き切れたものではない。ここでは変更点の一部を抜粋する。
ファミコン版の感動をほとんどそのまま、3DS上で楽しめる。
実際は多くの部分に修正が加えられていたり、細かな拡張機能が追加されたりしているが、それらによる違和感を覚えさせることもあまりない。
ある意味で本作は、より理想的な形で再現された、決定版の「夢の泉」ともいえる。
開発はアリカが担当している。
実は単純なソフトエミュレートではなく、原作を目コピ(*9)で作り直した作品であり、一見原作に調整を加えたもののように見えても実はこのように違いがあるのである。
三原氏によれば、移植にあたってハル研究所の監修に加え『ケツイ デスレーベル』や『怒首領蜂大往生 (PS2)』のスタッフが仕様再現担当として携わっているとのこと。
*1 高速で能力が入れ替わるルーレットを自分で止める、もしくは時間経過で勝手に止まる方式。スタート、およびストップの位置は吸い込んだ敵によって変わる
*2 本作の時点で25種類。ただし、一発系能力やラスボス専用能力も含む
*3 手に武器を持つ「ソード」「パラソル」「ハンマー」は水中でも使える、「ファイア」「バーニング」などの能力では導火線に火をつけられる、「ハンマー」「ストーン」などの能力では杭を打ったり他の能力で壊せないブロックを壊したりできる
*4 感電と炎上は、床に着地しない限りダメージアクションが続くため、空中でダメージを受けた場合、底なし穴の地形に落下してそのままミスに繋がることもあるため注意が必要。
*5 地面に叩きつけるなどのプロレス技をかけるバグジー、遠心力を利用して壁へ勢いよく放り投げるローリングタートル、短時間かじり続けるファイアーライオンなど。いずれの敵はカービィを捕まえてから攻撃を発動する。
*6 この時に限りダメージを受けても解除されない
*7 クリアに必須ではないEXステージを含めれば『Wii』のラスボス戦のBGMが『ロボプラ』で使用されている
*8 オリジナル版のディレクターである桜井政博氏が本移植版を遊んでいる時にこの裏技についてツイートしたことで、ようやく抜けが発覚したほどの超マニアックな仕様である。
*9 要は原作を参考にしつつ同じものを一から3DS向けに作り直したということ