【ばいおはざーど つー】
ジャンル | サバイバルホラー | ![]() 高解像度で見る 裏を見る ![]() ![]() |
対応機種 |
プレイステーション Windows 95/98 Windows 2000/XP ドリームキャスト ニンテンドウ64 |
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メディア |
【PS】CD-ROM 2枚 【Win 95/98】CD-ROM 2枚 【Win 2000/XP】DVD-ROM 1枚 【DC】GD-ROM 3枚 【N64】512MbitROMカートリッジ |
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発売・開発元 | カプコン | |
発売日 |
【PS】1998年1月21日 【Win 95/98】1999年2月19日 【Win 2000/XP】2006年2月17日 【DC】1999年12月22日 【N64】2000年1月28日 |
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定価 |
【PS】7,140円 【Win 95/98】6,090円 【Win 2000/XP】1,980円 【DC】5,040円 【N64】8,190円 |
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配信 |
ゲームアーカイブス 2007年12月26日/600円 |
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判定 | 良作 | |
バイオハザードシリーズ |
『バイオハザード』シリーズのセカンドタイトル。基本的なゲームシステムは前作を踏襲しつつ、多数の敵に襲われるという「数の恐怖」を追求する方向にシフト。
2人の主人公によるザッピングシステムや、クリア後のエクストラゲームなど、続編らしい新要素も多数追加されている。
アメリカ中西部、広大な森林地帯に囲まれた小さな街「ラクーンシティー」。
大手一社の薬品産業に支えられ、普段はほとんど人の訪れることのない、静かなこの街が奇妙な猟奇事件で取り沙汰されて2ヶ月…
街は今、新たな惨劇の舞台へと変わろうとしていた。
ラクーンシティーに向けて夕日に染まったハイウェイを走る一台の車があった。
レオン・S・ケネディー。 ラクーン市警に新しく配属が決まった新米警官だ。
配属初日を派手な遅刻で飾ることになりそうだが、市警察からは何の音沙汰も無い。
というより、何度となく交信を試みているのだが、まったくつながらないのだ。
「まあいい」レオンは呑気に構え、愛車を走らせる。
同じ頃、クレア・レッドフィールドは、音信の途絶えた兄の消息を追っていた。
ラクーン市警に身を置く兄からの連絡がなくなって2ヶ月…。
兄の身に何が起こったのか? 未だ解明されないあの猟奇事件と何か関係があるのか?
異様な胸騒ぎを感じながら彼女はラクーンシティーを目指してバイクを飛ばす。
圧倒的な恐怖と絶望の支配する世界が待つことを二人はまだ知らない…。
(取扱説明書より)
ザッピングシステム
主人公能力の平均化
難易度の低化
敵の増加
演出およびシナリオの強化
エクストラゲームの追加
多彩な隠し要素
ホラー性の減少
キャラクターの格差
ハードな難易度設定
ツッコミどころが多いシナリオや設定
ザッピングシステムの甘さ
飛ばせないイベントシーン
隠し条件の出現条件
やはり面倒な謎解き
謎解き要素の演出の非現実性
前作から正当進化を遂げた続編。ゲームシステムを発展させつつ不評だった部分に調整を施し、多彩なシナリオやおまけ要素といった新要素も追加された。
数の恐怖を追求したことで前作独特のホラーテイストが幾らか薄れた部分はあるが、演出面でカバーしており、前評判に違わぬ完成度の高い作品と言える。
シリーズのゲームシステムは本作をもって完成されたとみることもできる。
グラフィックや、アクション面でのシステムが難ありであったり、リメイク版においても難易度が上がってしまった第1作よりも、難易度が比較的抑えられプレイしやすい本作をシリーズの入門編としてプレイしてみるのもよいだろう。
グレネード弾の仕様
アイアンズ署長
没になった『バイオハザード1.5』
攻略本について
YOU DIED
Vジャンプでの扱い
対応機種 |
プレイステーション ニンテンドーゲームキューブ |
![]() 高解像度で見る 裏を見る |
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メディア |
【PS】CD-ROM 2枚 【GC】GC専用光ディスク 1枚 |
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発売日 |
【PS】1998年8月6日 【GC】2003年1月23日 |
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定価 | 5,040円 | ||
判定 | 良作 |
『ディレクターズカット』と同様のアッパーバージョンである。以後『DSVer.』と表記する。
タイトルのとおりデュアルショックに対応した以外にも、変更点・追加要素が存在する。
オリジナル版以上に幅広い難易度に対応した作品。現在のバイオシリーズとは操作体系が異なるものの、シリーズ入門編としては有力な選択肢だろう。
*1 細かな差異は多々あるが、中でもクレア表、レオン裏でシェリーの身に起きたことが後のシリーズに大きな影響を与えている。これは逆のシナリオでは起きない。
*2 前作でも一応ジルがイージーモードという扱いだったが、明確に難易度が下がるビギナーモードが搭載されているのはディレクターズカット版だけだった。
*3 倒した扱いになっているので別マップに移動すると消える。
*4 後発作であれば、『3』のエピローグファイルにて素顔を確認できる。
*5 デバッグ用の仮オブジェクトの再利用であり、前後の把握のためか、真四角ではなく凹状のへこみがついている。
*6 これが"死に際の叫び"である。本編主人公達のような悲痛さなど微塵も無い。
*7 ただし、これまでのシリーズでおなじみのゾンビではない「人でなくなったもの」が多数襲ってくるという恐怖描写はあり、完全なアクションとは違う。
*8 ただしこのカスタムは一長一短で、ショットガンとマグナムはさらなる高火力化を図れるものの、その代償として連射速度が大幅に低下する。
*9 YouTubeには(オリジナル、リメイク共に)シェリーが他のクリーチャーと対峙している動画がアップされていたりするが当然これはMODやチートによる改造プレイである。
*10 ラクーンシティ配属を巡って当時の彼女と大揉めし、就任前日に破局してしまった。この一件でヤケ酒を煽って眠りこけてしまったことが街への到着が遅れた原因だった。
*11 レオンの場合、ラクーンシティに到着する前の週の時点で電話による待機命令を受けていたものの、連絡が途絶えたことなどからラクーンシティ行きを決めたことになっている。
*12 本当は「スコット」である。しかし劇中でミドルネームで呼ばれる機会は少なく、本人もクレアに紹介するときに本作・リメイク版のどちらでも「レオン・ケネディ」とミドルネームを飛ばして名乗るなど、影が薄い。その中で『4』の敵の一人は「スコット君」とミドルネームで呼ぶ珍しいキャラだった。
*13 銃の所持が認められている国でも、自衛の範疇を超える、或いはテロや犯罪時に重大な被害が及びそうな銃火器は一般人が所持できない様に法律で決められているケースが大半である。米国では一般人でも正規の手続きを踏むことでグレネードランチャー等の爆発物や大口径の銃器を所有できるが、審査は厳しいうえに実弾一発ごとに多額の税金が課される等ハードルは非常に高い。
*14 ただし、本作に登場するグレネードランチャーのモデルとなったコルト社のM79グレネードランチャーは非致死性弾薬を使用する前提で実際に警察での採用実績がある。弾薬に関する疑問は残るが
*15 一応、ラクーンシティ付近で発生していた猟奇殺人事件との関連を危惧したという設定はあるが、まさか殺人鬼とやりあうつもりだった訳でもあるまい。
*16 これまでの描写を見るに少なくともクリスの手ほどきではないと思われる。
*17 実際、窮地に陥る場面があるのは表シナリオの一回のみで、それ以外は全て自力で解決する生存力の高さを持つ。
*18 戦闘中に変形するG第4形態などは、5分の制限時間がある(それも撃破して即終了ではなくゴール地点への移動も必要)にもかかわらず出現と変形ムービーだけで30秒ぐらい消費される。
*19 「The 4th Survivor」を出現させたあとで同一の表→裏シナリオを3セットクリア、裏シナリオは1回でもSランクを取る。
*20 現在では考えられないが、まだCEROレーティングが誕生する前は児童向けの雑誌でもグロテスクなゲームが紹介される事があった。
*21 同曲のPVはマイケルがゾンビをバックダンサーに引き連れている事でお馴染み。
*22 演出の問題だが、首が飛んでから死に際の叫び声が聞こえるという別の意味のホラーになってしまっている。
*23 リザルト画面では本作時点の若いクレアと幼いシェリーが描かれているが、シェリーの軟禁が解かれるのは10年以上後である。
*24 杉村氏は過去の作品でもゲームを意識した設定を盛り込むなどゲーム好き作家として知られており、『1』のシナリオも非常に好んでいたという。