【さいれんつー】
ジャンル | ホラーアドベンチャー | ![]() |
対応機種 | プレイステーション2 | |
発売・開発元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント | |
発売日 | 2006年2月9日 | |
定価 | 7,140円 | |
レーティング | CERO:15才以上対象 | |
廉価版 | PlayStation 2 the Best:2007年4月26日/2,666円 | |
判定 | 良作 | |
SIRENシリーズ:SIREN - SIREN2 - SIREN:NT | ||
PlayStation Studios作品 |
逃げ場なんて、ないよ
日本近海に位置する離島、夜見島は、独自の因習を守る閉鎖的な島だったが、時代の趨勢に伴い建造物、移住者の増加など、急速な発展を遂げていった。
1976年8月3日。午前0時、原因不明の海底ケーブル切断による大停電、全島民失踪事件が発生する。それによって島は一夜にして無人島となった。
事件から29年後の2005年。島に伝わる因習を調べに来た雑誌編集者や輸送ヘリコプターのエンジントラブルで島に不時着した自衛官達、
さらにはある“少女”への想いから島に足を踏み入れた作家などが島を訪れる。
8月3日午前0時、突如不気味なサイレンが島に響き渡った。消えた人々が未知の存在・屍人、そして闇人へとすり替わる。
生き残りを賭けた絶望的な戦いが始まる。
屍霊
屍人
闇霊
闇人
+ | 闇人の画像(ホラー苦手な方は注意!) |
前作に比べると難易度は大きく下がったことで賛否が分かれているが、その分初心者には幾分易しい作品となっている。
難易度の減少については前作の明らかに理不尽だった仕様を修正した結果といった側面も強いのでやむを得ないと言えるだろう。
新たな敵の恐怖、新システムなど前作以上に新たな試みを行っていながら、グラフィックや操作性などゲームとしての質は確実に向上している。
緻密なストーリーもまた健在であり、やりこみと情報収集によってさらに世界の奥深くへ引き込まれていくという前作同様の楽しみもまた健在である。
難易度に関しても、熟練者でも退屈しないハードモードや高難易度隠しステージ、各種称号と言ったシステムを用意してある点は忘れてはならない。
前作とは若干方向性が変わっているのは否めないが、本作もまた魅力的な作品であることに変わりはない。
*1 PVやスクリーンショットでは前方や横などからの視点になっているものもあるが、実際には不可能である。
*2 ツッコミ所満載の映画情報と言ったネタに走ったアーカイブもあるが、最後には「興行収入は全く振るわなかった」という絶望的オチが付く。
*3 実際に曲を聴けるレコードもあるのだが、レコードの傷の所為で音が飛び、「ころして」「しんで」などと聞こえる呪いの歌と化している。
*4 シリーズでもちょくちょく登場する「アトランチス」というB級雑誌担当。
*5 前作ED後の設定を引き継いでいるため、体力・弾数無限、とある最強武器を2種類所持しているなど、文字通りの無双状態。
*6 アサルトライフルを持っているが腕がぼろぼろなので照準が合わない、自身も同行者も動きが鈍い、頼みの綱のライトも電池が切れかけているなど。
*7 ライフル銃は男性のみだが、拳銃・機関拳銃は全員装備可能。
*8 上り下りできる程度の段差では致命傷は与えられず、高所から落とすにしても1回では死なないし、どちらにしても落とした敵は昇ってくるまでに大抵回復してしまう。
*9 ムービーシーンでは銃前部にあるフォアグリップをしっかり握っている。また開発初期のスクリーンショットやティザーPVでもしっかりフォアグリップを握っているのが確認できる。
*10 「実は主人公の思い込み系」オチというのはこの時期のホラーに何故か流行ったラストだが(洋画「catacombe」等)どれも酷評されてる上に、堤作品独特の「その場で思いつき演出」がかなりマイナスに働いているためにサイレンの良さが堤節でけされてしまっている。
*11 そもそもこのコピーからしてホラーではなく「スリラー」と認識間違いをしている。
*12 視界ジャックが無く、主人公がテレパシーを使う。屍人がただのゾンビと化している、など。
*13 1つは新耳袋アトモスで連載された『SIREN -赤イ海ノ呼ビ声-』だが、こちらは作者の体調の都合で打ち切りに。その後、Web漫画サイトZにて『SIREN ReBIRTH』が連載開始された。
*14 前作は配信されているが本作はまだ配信されていない。