注意:ここでは、パッケージ製品としてリリースされた『マリオのスーパーピクロス』(良作)と、同機種のピクロスシリーズ(いずれも判定なし)について紹介する。
【まりおのすーぱーぴくろす】
ジャンル | パズル | ![]() |
対応機種 | スーパーファミコン | |
メディア | 8MbitROM+64kbitSRAMカートリッジ | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 |
エイプ ジュピター |
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発売日 | 1995年9月14日 | |
定価 | 7,900円(税別) | |
プレイ人数 | 1~2人 | |
セーブデータ | 2個 | |
レーティング | 【VC】CERO:A(全年齢対象) | |
周辺機器 | スーパーファミコンマウス対応 | |
配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】2006年12月19日/800Wiiポイント 【WiiU】2013年4月27日/800円(税5%込) 【New3DS】2016年11月28日/823円(税8%込) |
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備考 | SFC本体が4,000円安くなるクーポン券付(パッケージ版のみ) | |
書換 |
ニンテンドウパワー 1997年9月30日/1,000円/F×2・B×4 |
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判定 | 良作 | |
マリオシリーズ | ||
ピクロスシリーズ |
GBで発売されたパズルゲーム『マリオのピクロス』の続編。
ピクロスとは「ピクチャークロスワード」の略称。パズル雑誌などで有名な「お絵かきロジック」と、ルール自体は全く同じものである。(*1)
お絵かきロジック自体は様々なゲームが発売されているが、「マリオのスーパーピクロス」はコンピュータならではのヒント機能も追加されている。
SFCにハードを移したことでよりパワーアップしており、新モードとして上級モード「ワリオのスーパーピクロス」が登場した。
大ボリュームや操作性の改善により、前作『マリオのピクロス』の正当進化として相応しい作品となった。
亜種問題やご褒美・おまけ的なものがないため若干単調な部分もないではないが、時代を考えれば快適な操作性で300問が遊べるだけでも十分満足できる内容である。
ある程度のキャラ性や動くグラフィックも含めてお絵かきロジック系のゲームとしては抜群の内容であるため、今遊んでも楽しめるだろう。
荒削りな部分も残ってはいるが、高い完成度を誇るパズルゲームの金字塔である。
+ | CMの動画 |
【たもりのぴくろす】
ジャンル | パズル |
対応機種 | スーパーファミコン サテラビュー |
メディア | 4Mbit(メモリーパック保存) |
発売元 | 任天堂 |
開発元 | エイプ、ジュピター |
配信日 | 1995年4月23日? - 9月頃? (再放送は1996年3月頃まで) |
定価 | 無料配信 |
プレイ人数 | 1人 |
セーブデータ | 1個 |
判定 | なし |
ポイント |
ラジオのお供 タイトル名だけは有名なゲーム |
SFCピクロスとしての完成度が垣間見える一本である。
ただ、もう少しタモリ要素があればなお良かったかもしれない。
【さてらでぴくろす】
ジャンル | パズル |
対応機種 | スーパーファミコン サテラビュー |
メディア | 8Mbit(メモリーパック保存) |
発売元 | 任天堂 |
開発元 | エイプ、ジュピター |
配信日 | 1997年11月30日 - 12月27日(これ以降にも再放送あり) |
定価 | 無料配信 |
プレイ人数 | 1人 |
セーブデータ | 1個 |
判定 | なし |
ポイント | ピクロスNPプロトタイプ? |
サテラビューならではの機能が活かされなくなってはしまったものの、ピクロス自体は問題なく遊べる作品。
【ぴくろすえぬぴーしりーず】
ジャンル | パズル | ![]() |
対応機種 | スーパーファミコン | |
メディア |
【Vol.1~5】8MbitROM+16kbitSRAM (F*2, B*1、SFメモリカセット書き換え) 【Vol.6~8】12MbitROM+16kbitSRAM (F*3, B*1、SFメモリカセット書き換え) |
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発売元 | 任天堂 | |
開発元 | エイプ、ジュピター | |
発売日 |
【Vol.1】1999年4月1日 【Vol.5】1999年12月1日 【Vol.2】1999年6月1日 【Vol.6】2000年2月1日 【Vol.3】1999年8月1日 【Vol.7】2000年4月1日 【Vol.4】1999年10月1日 【Vol.8】2000年6月1日 |
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定価 | 2,000円(税別) | |
プレイ人数 | 1~2人、同時協力・対戦プレイ | |
セーブデータ | 2箇所 | |
判定 | なし | |
ポイント |
懸賞付き 対戦モード追加 |
Vol. | キャラクターモード | 特集モード |
1 | 『ポケットモンスター』 | 世界遺産 |
2 | 『ヨッシーアイランド』 | オズの魔法使い |
3 | 『星のカービィシリーズ』 | 風景 |
4 | 『スターフォックス』 | 源氏物語 |
5 | 『ゼルダの伝説シリーズ』 | 星座 |
6 | 『マリオシリーズ』 | イタリア |
7 | 『ワリオシリーズ』 | 絶滅危惧種 |
8 | 『スーパードンキーコング』 | オリンピック |
問題数減少が残念であるが、ピクロス自体は安定して楽しめるゲームである。
『マリオのスーパーピクロス』をNPで購入した流れで書き換えたプレイヤーも多かったのではないか。
*1 他の類型ゲームにも言えるが、「お絵かきロジック」という名称は世界文化社が持つ登録商標であるため、許諾を取っていなければ使うことができない。逆に「ピクロス」という名称は任天堂の登録商標なので他社は使えない。
*2 「マリオの~」側には存在せず、「SPECIAL」全クリアでエンディングが流れる。
*3 しかも「SPECIAL」や「ULTRA」に出てくる問題と比較しても遜色無い程で、全問題の中でも屈指の難問と言っても過言ではない
*4 この戦略に関わるものとして他に1995年4月、TVCMで「宇宙からゲームが降ってくる」とアピールした『サテラビュー』もあったが、これは当時殆ど普及していなかった。衛星放送環境が必須なことから存在は知られていたがプレイヤーレベルの年齢層で購入意欲はあっても入手できなかったという例も多い。
*5 当初は95年内一杯だったのが1996年5月まで延長された。
*6 どう見てもクレヨンにしか見えないが
*7 当時店頭配布されていたロッピー用無料冊子に書き換え料金が数百円安くなるクーポンが付いている場合もあった。