【りふれくす】
ジャンル | シューティング |
対応機種 | Steam版:Windows 2000~8 |
発売元 | Steam版:Nyu Media→Henteko Doujin(2022/7/7にパブリッシャー移行) |
開発元 | SITER SKAIN |
発売日 | Steam版:2014年3月28日 |
定価 | Steam版:798円 |
判定 | 良作 |
The Tale of ALLTYNEXシリーズリンク 神威 / RefleX / ALLTYNEX Second |
同人サークル「SITER SKAIN」が制作し、2008年8月のコミックマーケットで発表された縦STG。
過去に制作された『Reflection』のリメイク作。1999年の『神威』発表と同時に体験版が配布されたが、開発の難航や停滞により、最終的に完成まで9年を要した。
世界観を共有するシリーズ『The Tale of ALLTYNEX』3作の内の1つであり、第2部に位置する。
過去に制作された『Reflection』はヤスウェア氏・『ALLTYNEX』はじるるん氏の個人開発であり、同人サークル「SITER SKAIN」結成後はサークル開発ではあるが「個人製作の延長的な開発体制」という方針なため同様に『RefleX』はヤスウェア氏・『神威』はじるるん氏が多くを手がけている。
防御に重きを置いたシステムと、傑出した演出で話題を呼んだ作品。
単なるリメイクというだけでなく、『神威』へ直接繋がる設定が多数登場するのも大きな特徴。
三部作の中で最も早くSteam版として一般流通販売された。
地球の統一国家が圧政による常軌を逸した軍国化を進めるようになり、反発した人々は聖蛇教団という宗教の支援の下で月基地を本部とするレジスタンス組織ヴァルキネスを結成していた。国家の世界統一に使用された12種類の戦闘兵器群により戦況は国家軍有利に傾いていった。
ヴァルキネスとの戦いが始まってから2年程が過ぎた新暦0024年、12戦闘兵器群の開発に携わった国家の英雄であり粒子力学の第一人者デニス博士がレジスタンス側に加わり、粒子加速によるフィールドを使用した光学兵器反射シールドを展開するS.S.S.(ショットシールドシステム)を開発したことで戦況を覆す可能性が生まれる。S.S.S.は汎用戦闘機フェニックス2型でプロトタイプがテストされたのち、士官用戦闘機サーペントに搭載された。そして、地球に潜伏するヴァルキネスの総力を動員した数次に渡る断続的な陽動によって、シールドシステムを搭載した戦闘機2機を月に到達させて量産化する作戦「Operation RefleX」が実行された。
西オーストラリアのパースへの奇襲を皮切りにオーストラリア東部の首都アルテミスを奇襲する陽動作戦が展開され、戦闘機を搭載した戦艦オヒュクスを旗艦とする独立部隊も軌道回廊へと奇襲をかけて月に向かうために発進する。しかし奇襲作戦の動きが国家軍に察知されていたため、独立部隊は戦闘兵器群の1つピスケスA型・E型の襲撃を受ける。戦艦オヒュクスは搭載されている強大なレーザー武装によってピスケスA型を撃墜するが、次弾発射がまだできない隙を狙って戦闘兵器群の1つヴァルゴが爆撃を行ない、士官用戦闘機サーペントやデニス博士を乗せたまま戦艦オヒュクスは撃墜されてしまう。かろうじて脱出に成功した戦闘機はフェニックス1型とフェニックス2型の計2機のみ。唯一のシールド搭載機となったフェニックス2型は1機分でもシールドシステムを月に送るため作戦を続行して、宇宙へと伸びる軌道回廊を持つ空中基地を目指す。
(Wikipediaより転載)
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演出は素晴らしいが、それを重視するあまりプレイヤーを置き去りにする、または振り回す要素が多い。
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+ | PV. The Tale of ALLTYNEX |
長い開発期間をかけたこともあり、大作と呼ぶに相応しい内容となったSTG。
「STGの自機は撃たれ弱い」というイメージをある程度覆すシールドシステムによって、独自性が強いゲームを楽しめる。
そして、タイトーSTG並みに凝った熱い演出は非常に評価が高く、ラストバトルの盛り上がりは特筆に値する。
演出系STGが好きな人におすすめ。『神威』経験者であれば、さらに本作の世界観を堪能できる。
*1 同人版では仕様が異なり、使いきってゲームオーバーで1増加・クリアすると1減少する。
*2 ただし当時は『The Tale of ALLTYNEX』3部作という概念がなかったため、プレイヤーにとっては『ALLTYNEX』のラスボス戦が行われた場所という認識だった。現行設定では『ALLTYNEX』は平行世界の出来事で、この世界で過去に起きた事件は『ALLTYNEX Second』ということになった。
*3 地球外勢力であるライワット星人の軍隊。かつて、12体のゾディアック兵器の暴走阻止のために開発されたゾディアック・オヒュクスが裏切り者の一族によって地球に持ち去られてしまい、暴走が阻止される頃には母星が焦土と化してしまった。彼らは裏切り者への復讐のため、地球侵攻作戦を開始する。
*4 ライワット星人の裏切り者によって地球に持ち込まれたゾディアック・オヒュクスの中核で、超高エネルギー生成機関としての機能を果たす。
*5 7面クリア後のデモで、12体の内11体が破壊されたことが語られる。
*6 地球人はライワット軍のみならず、地球への被害を顧みずに戦うフェニックスをも脅威とみなし、それらに対抗するために自律兵器である神威を開発する。地球人が掌握できたのは8機造られた内の五~八号機の4機のみで、五~六号機は既に戦闘で破壊されている。なお『神威』の自機は2号機で、7号機・8号機より機能は少し劣る。
*7 元々は神威6面用に作曲したものだったが、機械神殿ステージ部分をボツにしていきなりラスボス戦にしたためお蔵入りしていた。
*8 機体への負荷が大きいため。実際、この攻撃を連発しようとして自爆し、体力ゲージは自動的に大幅減少する。