JUDGE EYES:死神の遺言

【じゃっじあいず しにがみのゆいごん】

ジャンル リーガルサスペンスアクション

対応機種 プレイステーション4
メディア BD-ROM 1枚
発売元/開発元 セガゲームス
発売日 2018年12月13日
定価 8,618円(税別)
レーティング CERO:D(17才以上対象)
廉価版 新価格版:2019年7月18日/4,540円
配信 2019年7月18日/4,500円
判定 なし
ポイント またの名を「キムタクが如く」
キムタクが「戦う」「弁護」「潜入」「変装」する
龍が如くシリーズお馴染みのキャラクターは登場しない
『5』『6』のラスボスやシステム等の不満点は改善されたが劣化した部分も
ゲームとしての完成度はそこそこ
龍が如くシリーズリンク



正義という名の凶器。



概要

  • 名越稔洋氏が率いる「龍が如くスタジオ」による新規タイトルであり、法廷劇と探偵要素を軸としてアクション要素を加えたアクションアドベンチャーゲーム。実際に法曹関係者が監修を勤めていることも話題となった。
    • 今作は『龍が如く6 命の詩。』および『龍が如く 極2』と同じくドラゴンエンジンや仕様やアクションが流用されている。
    • 脚本は『龍が如く0 誓いの場所』で好評だった古田剛志氏が担当(間接的に、悪名高い横山氏が『0』でも本作でも脚本で関わっていないことをアピールしていた。)*1、その他のスタッフも同作のメンバーが中心となっている。
    • 舞台は『龍が如く』の神室町であり、時系列は『6』と『新・龍が如く』の間の話で東城会の人間が登場したりと、『龍が如く』シリーズと同じ世界観の物語となっている。ただし、同シリーズの世界に引っ張られてしまうという理由から、その登場キャラクターたちはほとんど登場しない。*2

ストーリー

15歳の時に弁護士の父母を被害者遺族の逆恨みによって殺害された主人公・八神隆之は、神室町で喧嘩に明け暮れる荒れた生活を送っていたが、たまたま喧嘩を吹っ掛けた極道の海藤正治の渡世の親である松金組組長・松金貢に目を掛けられ、人生をやり直しつつ父と同じ弁護士の道を歩み始める。
やがて、弁護士として源田法律事務所に所属した八神は大久保 新平が起こした和久老人殺人事件の弁護の担当となり、その裁判で無罪判決を勝ち取って一躍時の人となる。
しかし、無罪放免となった大久保新平が釈放直後に同棲中の恋人寺澤絵美を殺害して住んでいたアパートに放火するという凶行におよんだことから評価は一転し、「凶悪な殺人鬼を野に放ったインチキ弁護士」のレッテルを張られ、それまで築いてきたものをすべて失ってしまう。
それから3年後、弁護士バッジを外した八神は神室町で元松金組の構成員だった海藤とともに探偵屋として細々と生活していた。
神室町は関西から進出してきた極道組織の共礼会と東城会の抗争、共礼会の組員ばかりが犠牲となる遺体の目をえぐる連続殺人事件で不穏な空気が流れていたが、そんな中、共礼会の若衆が松金組の若頭である羽村と揉め事を起こした後に目をえぐられた他殺体となって発見される。
警察は被害者と直前まで揉めていた羽村を殺人の容疑者として逮捕。羽村は無実を主張し、自分の弁護を八神と八神の弁護士時代の先輩でもあった源田法律事務所の新谷に依頼。否応なく八神はこの事件に関わることとなった…

システム

調査アクション

主人公が探偵ということで、事件解決のために必要な様々な遊びが用意されている。

サーチモード

  • 一人称視点でカーソルを操作して、証拠や人物を見つける。事件の解決に発展しそうな証拠を見つけ終えたらゲームクリア。
    • また、このモード中は収穫要素として猫が配置されている。
      • 猫はゲームクリアに必須ではなく、見つけると僅かに経験値と八神のコメントが表示されるだけのお遊び要素だが、コンプリートがトロフィーに含まれており、時限要素である点は注意を要する。
    • ドローンを使って縦横無尽に探索することも。

尾行

  • 特定人物を尾行する。特定の位置まで尾行を終えるとゲームクリア。
    • 八神の行動に対し『警戒ゲージ』が設定されており、相手の視界に入るとゲージが上昇する。警戒ゲージが最大まで達するとすると尾行失敗となる。
      • そのため、アイコンで指定されている場所でカバー(隠れる)を行い、警戒を弱めつつ先へ進む必要がある。

チェイス

  • 『龍が如く3』から『維新』まででおなじみの追いかけっこ。ただし本作では変化している。
    • 本作では自動で走り、障害物に対して指定されたボタンを入力する(状況に応じてボタンは固定)という、QTEとしての面が大きくなっている。

聞き込み

  • 人物から情報を引き出し、選択肢から問いかける内容を選択して進行する。最良選択肢の連続選択で経験値が発生する。

証拠提示

  • 入手したアイテム類を相手に提示することで相手を説得したり、真実を聞き出す。証拠によって相手の反応は変化する。

スクープミッション

  • 証拠写真を撮影するアクション。証拠を得るために必要な撮影ポイントとタイミングなどで失敗とボーナスが存在する。
    • こちらも尾行同様に警戒されるので、うまく警戒をかわしつつ撮影する必要がある。

ピッキング

  • 鍵のかかっている建物の侵入、アイテムが隠された扉を開く際に使用するミニゲーム。
    • 右スティックで上下のピンを動かし、指定の位置にピンを上げると成功、上げすぎると失敗し、最初からやり直す必要がある。
    • ゲーム難易度が適用され、高難度になると鍵を開けるために必要な数が増える他、メインストーリーでも進行に必須。

サムターン回し

  • こちらも同様に鍵を開けるためのミニゲーム。
    • 画面で指定された角度から外れないように左右のスティックを回す必要がある。

変装

  • プレイヤー自身の外見を変えるアクション。建造物への侵入や特定人物へ成り代わるために用いられる。

バトルは「華麗」かつ「豪快」

八神のバトルスタイル

  • 基本は龍が如くシリーズと同じ操作体系。
  • 八神は主に秋山のような足技と、カンフーを意識したかのような正拳突きを駆使して戦う。
    • 悪く言えば地味で効率を重視した桐生のアクションと違い、八神のアクションはダイナミックで、アクション映画のような動作が多い。この点はヒートアクションの名前を変えたEXアクションでも受け継がれている。

フィジカルスイッチ

  • 集団戦に優れる技、EXアクションを持つ「円舞」、タイマンに特化した「一閃」の型があり、使い分けて戦う。
    • 特に「一閃」は相手のガードを崩しやすく、失神させることもできる。
      その他、発勁と呼ばれる□ボタンを長押しすることで発動できる高威力技もあり、ジャストタイミングで決めれば爽快感抜群。

立体アクション

  • ダッシュ中に壁にぶつかると壁に飛び乗り、そこから攻撃が可能。
  • その他、スキルを習得することで敵に飛び乗ることも可能。

EXブースト

  • アルティメットヒートモードに代わり「EXブースト」が登場
    • 基本はアルティメットヒートモードと同じだが、発動時にようやくスローがかかるようになる、△ボタンによる攻撃が大きく強化される他、被弾をEXゲージで肩代わりできるようになった。
    • 強化の微妙だったアルティメットヒートアクションと違い、大きく強化を実感できる。

エンカウント

  • 今回からエンカウントで長く戦闘していると警官に捕まる仕様になった。捕まると所持金が没収され、柴田という刑事に説教される。

スキル

  • 6以降と同様に経験値を溜めてポイントで引き換える形だが、本作ではポイントが1種類に統合された。
    • 一部スキルはカメラでQRコードを見つけて習得する必要がある。

その他

  • ステップがロックオンしないと出せなくなり、×ボタンはダッシュボタンに変更
  • 変更点としては武器・アイテム・防具の装着が廃止。
  • 仙薬という缶ジュースであった強化アイテムの代わりがある。

プレイスポット

カジノ、バッティングセンターなど『龍が如く』シリーズで遊べたミニゲームが流用されているが、もちろん新規要素もある。

ピンボールバーラー

  • 文字通りピンボールで遊べる。息抜きに最適?
    • 何故かドラゴンエンジンではなくUnity製作である点が話題になった。

Dリーグ

  • 神室町を舞台に、ドローンでレースを行う。慣れはいるが、神室町を高速で縦横無尽に駆け巡ることができるのでなかなか爽快。

VRすごろく:ダイキュー

  • VR空間の神室町を舞台としたすごろく。マスごとにアイテムがもらえる、ピッキング等で金庫を開ける、バトルが発生する等のイベントが発生する。
    • バトルでは虎と戦ったりレールガンをぶっ放したりと本編では不可能な一風変わった内容のものも。
    • サイコロの所持数が決められており、サイコロを多く残してクリアするほど特典アイテムや賞金が増えるが、無くなるとその時点で終了となる。
    • 慣れてくると本作最大の資金稼ぎの場となる。1回のプレイで100万以上稼ぐこともできる。
      • ただしプレイ自体にプレイパスという専用のアイテムが一定数必要。カジノでメダルと交換するかエンカウントバトルでのドロップ等で入手できる。
      • 遊び放題になるフリーパスもあるが、引換券を6枚集める必要があるうえにいくつかは入手難度がかなり高い。

「KAMURO OF THE DEAD」

  • 同じセガ作品であるTHE HOUSE OF THE DEADシリーズをベースとしたオリジナルガンシューティングゲーム。
    • 街がゾンビで溢れかえった神室町から生存するという『龍が如く OF THE END』のセルフオマージュのようなゲームで、登場する敵も同作のクリーチャーが流用されている。

その他

KAMUGOアプリ

  • 今回はアプリで能力やスキルアップを管理する。アイテムの使用もアプリで行う。
    • なお裏ラスボスの亜門はこのシステムを利用した戦略をとってくる。

ガールフレンド

  • キャバクラの代わりにフレンドとして出会った女性をガールフレンドにすることができる。

クラウドカンパ

  • 各出資希望者に出資するとアイテムやスポットの種類が増える。
    • 時間経過で目標金額の50%まで溜まるが、早く欲しければ全額出費して時間短縮も可能。

ドローン

  • ドローンを操りゲームを進めたり、レースに参加することが可能。今回コインロッカーが廃止された代わりに、ドローンをカスタマイズする為のQRコードがある。

評価点

キムタクを動かせる。

  • 国民的な知名度があるアイドルのキムタクこと木村拓哉氏が主人公の八神を演じている。キムタクをゲームのキャラクターとして動かせるというインパクトとオリジナリティはやはり群を抜いている。
    人によっては、ただキムタクを操作しているだけで嬉しいという人もいる。作中でキムタクが自身の名セリフを呟くファンサービスも。
  • 八神の背負う非常に重い過去と、それに纏わる葛藤も、氏の飄々としたキャラクターを引き立てるのに一役買っている。
    「最初こそ『キムタク』の印象が強かったけど、やっていくうちに『八神』にしか見えなくなった」と言う評価もチラホラと。やはり数々のドラマはもちろん、声優も務めた事がある氏の演技力によるものか。
  • 龍が如くの破天荒さがちゃっかり適用されているのもポイント。「ヤクザに追われ、通行人から奪った借りたスケボーで逃走するキムタク」「コンビニ店内を駆けずり回って荒らしまくり、出禁をくらうキムタク」等、後にも先にもここでしか見れないだろう。
  • 懸念されていた演技力も問題なく、特に戦闘ボイスに関しては龍が如くシリーズを含めてもかなり質が高く、戦闘を大きく盛り上げてくれる。
    • 強いて言えば序盤がやや粗いが、これは中盤以降のさらなる演技力向上と比較される部分も大きい。

シナリオ

  • メインストーリーはほぼフルボイス。名越氏によれば台詞量は桐生をも上回るらしい。
  • 後述のように粗がないことはないが、概ね評価が良い。キャラも実在の俳優が多く実際のドラマのような出来になっている。
  • 現実の社会問題である高齢化社会を絡めたシリアス色の強い設定もストーリーを奥深いものにしている。悪役が単なる安っぽい憎まれ役に終わっていないからこそ八神が悪役を喝破するシーンはカタルシスのあるものとなっている。
  • その他、龍が如くシリーズで多用されていた「なに?」「どういうことだ」「なんだと」といった口癖は抑えられており、従来の作風との差別化が行われている。
    • また、極道関係者ではなく主人公が探偵だからこそできたストーリーであることは間違いなく、新たな神室町の一面を見出したと評価できる。
  • ムービー銃対策を行っている*3*4
    • 八神は桐生と違い、敵から奪取した銃を無力化してから放置している。今までの冷めたムービー銃展開に対する批判がようやく反映された。
    • ムービー銃自体は本作でも健在だが、とりあえず邪魔だから退場させるために殺すといった展開はなく、銃撃で死亡する際はきちんと理由がある、納得できる展開になっている。

魅力的なキャラクター

  • 主人公だけでなく、脇役も含めキャラが立っており物語を盛り上げてくれる。
  • 脇役を演じる谷原章介氏や滝藤賢一氏などの演技も好評。龍が如くシリーズでよく見られる芸能人の演技に対する不満はほとんど見られない。
    • ゲストとして「いきなり!ステーキ*5」創業者の一瀬邦夫氏やタレントの橘ゆりか氏が登場する。
  • また、本職の声優としては藤真秀氏や甲斐田裕子氏といった洋画吹替を得意とする声優を起用しており、この手の作品によくある、芸能人の演技だけが浮くということはなくなっている。

改善されたラスボス

  • 昨今のシリーズではラスボスへの不満が多く、明かされるのが唐突な上に会長護衛の東城会系組員で立場が小物感拭えなく、カリスマ要素がなかった『5』の相沢聖人。カタギなのにサラリーマン風でどうも言動が不自然すぎてラスボスには見えず、デザインも不安定だった『6』の巌見恒雄には批判が多かった。
  • 特に『6』では巌見恒雄を演じていた大森南朋氏が批判される風評被害を起こしてしまった反省からか今作でラスボスは早めに明かされ、人選や展開共に唐突感はなく改善されている。
    • そのため、察しがついていたプレイヤーも意外な人物で驚いたプレイヤーも多く、今作は好評だった。

BGM

  • どのBGMも場面にあった効果的な使われ方をしており、シナリオを盛り上げるのに一役買っている。
  • また、主題歌の「アルペジオ」(歌:[ALEXANDROS])は、曲および歌詞どちらも本作に合っているとして、非常に好評。この曲が流れるOPも従来のような作中のシーンを繋ぎ合わせたものではなく、まるで本物のドラマのOPのような見入る演出となっている。
    • エンドロールも従来のように真っ黒な背景ではなく、八神探偵事務所内の様子をバックにクレジットを流すと言う、これまた本物のドラマのEDのような演出。エンディングテーマの良さもあって存分に余韻に浸らせてくれる。
  • バトル終了時にBGMが違和感なく終わるアウトロ演出も続投。

演出

  • 龍が如くスタジオ特有のスロー演出の質はさらに向上。ロングバトルからシームレスにスロー演出に移行するといった場面も。
    • 龍が如くではスロー演出中の肩書き登場時にブラー効果がかかる、画面がやや青くなるといった演出があったが、本作ではどちらも撤廃され見やすくなっている。
  • 『極2』ではボスのオーラが赤1色しかない点で批判があったが、本作では多数のバリエーションが追加された。八神にも2種類ある。

ダッシュの仕様改善

  • ダッシュの息切れ撤廃。思う存分走れる
  • ようやくボタンを押しっ放しにしなくてもダッシュが出せるようになった。
    • ダッシュボタンをもう1回押すことで歩きに戻る。
  • ダッシュが×だけでなくR2でも可能になった。
    • ただし戦闘中はR2がEXブースト発動に割り当てられているので、暴発を防ぐ意味でも×でダッシュする癖をつけた方がよい。

バカゲー要素

  • 龍が如くにもバカゲー要素は一定数あったが、本作ではキムタクがそれを行うという点と、変態三銃士などのサイドケース自体もさらにはっちゃけたものが多く、バカゲー度が増している。
    • 八神が本編で起こす行動とサイドケースのストーリーはアンバランスでユニークである。
  • さらに、本編ではシリアスを貫いているシナリオの中でも、ふざけた選択肢をフルボイスで喋ってくれる。任意選択なのでシリアスな雰囲気を壊したくなければ避けられるのもポイント。
  • EXアクションにもおでんの汁で目潰し→相手の口にねじ込んで熱さでダメージを与える相手がヤクザの車に喧嘩を売る→車に連れ込まれて拉致られるといったブッ飛んだものも。
  • 問題点にあるように有料になってしまったが、DLCではバトル漫画も真っ青の超人的必殺技が使用可能になる仙薬が配信されている。
    • 衝撃波波動弾地面を殴りつけて敵を吹き飛ばす天から裁きの光を下すと言ったトンデモ必殺技を放つキムタクのインパクトは筆舌に尽くし難く、「課金すればするほどキムタクが強くなる」「フル課金キムタク」と言ったネタでも本作は認知されるようになった。

サイドケース

  • 『龍が如く』内のサブストーリーに当たる、ミニストーリー。模擬裁判や探偵依頼など様々なイベントが豊富に存在する。
    • 探偵依頼は自宅および古巣である源田法律事務所、若い頃のバイト先であったBARテンダーで受注できる。また、街中で遭遇するタイプのものやメインシナリオ上で発生するものなど様々。

フレンドイベント

  • 『龍が如く』で馴染みシステムの改良版。街の人々と絆を深めるとバトルやイベントで協力してくれるようになる。
    • バトルに至っては今までの馴染みでは武器を提供してくれるだけであったが、一部のフレンドがエンカウントバトルに助っ人として参加してくれる。これによってだるいエンカウントが楽になった。
    • 特にサイドケースの最後のイベントは、八神と絆を結んだ老若男女のフレンド達が八神と協力して敵を倒すという燃える展開が用意されている。
  • 街をウロウロしている時、フレンドが近くを通りかかると挨拶してくれるのも面白い。向こうが一方的に挨拶するだけではなく、八神も軽く手を上げて反応する。スキルを習得すれば挨拶でEXゲージを回復できるメリットもある。

ガールフレンド

  • サイドケースや章をクリアするなどの条件はいるが、特定の女性4人ガールフレンドにすることが可能である。章や場所によっては出会う女性が違うので選択が出来る。龍が如くでは珍しく女性のモデルは可愛いと評価はある。候補は早乙女月乃、美浜さな、あまね、松岡七海の4人
    • メッセージを頻繁に行なえばイベントが発生する。場合によっては会話の選択肢があるイベントも存在する。正解の選択肢もしくは良い選択肢であれば親密度が上がりやすくなる。他にプレゼントやプレイスポットに誘うなど親密度を上げる事だって出来る。すぐに親密度を上げたいなら、スキルを習得して上げやすくする事が出来る。最大親密度が5になると告白イベントが発生する。OKする事も出来れば断る事だって出来るとリアルな体験も。4人全員付き合うか1人だけに絞るかはプレイヤー次第。ただOKすると別れられないので注意。
    • そして彼女らの担当声優は本渡楓氏、佐藤利奈氏、橘田いずみ氏、東山奈央氏と、4名とも本業の声優で棒読みは一切無い。声優マニアであれば分かる人はいるだろう。
    • またイベントにもやや突っ込みどころもあるが詳しくは問題点を参照。

バトル

  • 素手、素足に限るが、立体的なアクションが可能となっており、壁を使う、敵の頭上を飛び越えるなどの多彩な攻撃手段を用いて攻撃が出来るようになり、やれることが大きく増えた。
    • 主に足技や、中国拳法を意識した新しいヒートアクションが増えている。
  • 投げが壁に当たってすっぽ抜ける現象は、投げ技の変更により解消。
  • スキルを習得すれば、店内でのバトルも暴れまわっても相手のせいにできるようになり、ペナルティーがなくなった。

その他

  • ミレニアムタワーのエスカレーターが動くようになった。
  • 車の上に乗れる。ずっと乗っていると車が停止してカオスなことに。
  • オートセーブが復活し、オンオフ切り替えが可能に
    • オートセーブ自体も任意セーブとは別枠扱いなので詰むこともまずなくなっている。

プレミアムアドベンチャーの仕様改善

  • クリア後はいつものようにプレミアムアドベンチャーが解禁されるが、本作ではプレミアムアドベンチャーでセーブしたデータから次の周回に引き継げるようにもなった。

賛否両論点

龍が如くシリーズ人気キャラクターは登場しない

  • 上述の通り、「同シリーズの世界に引っ張られてしまうという理由からその登場キャラクターたちはほとんど登場しない」と真島吾朗や堂島大吾といったヤクザ関連のキャラクターを出してしまうと話が捩れてしまう理由から本作では龍が如くシリーズの人気キャラクターは誰一人も登場しない。本編『6』の後の話なので当然、桐生一馬は登場しないがヤクザでもない秋山駿や伊達真などの人気キャラクターも一切出演していない。外された事に不満を持つユーザーも多く、「サイドケース(サブクエスト)のゲスト出演か名前だけでも出しても良かったのでは」と批判の声もあるが、「シナリオが可笑しくなるから仕方ない」と納得する声もある。

KAMGO

  • 旧作の達成目録に相当する。本作ではコンプリートしてもトロフィー以外獲得できるものが無い。
  • ただし、本作のKAMGOは難易度が高めなので自己満足で済んでよかったという意見も。

意味の無い選択肢

  • 本編やサイドケースで上記通りふざけた選択肢が出るが、八神は自動修正し、正しい選択して、プレイヤーの選択とは違う行動を取ってしまう。
    • 例えばチンピラに喧嘩を売られている友人を見捨てるという選択肢も結局は助けてしまう。
  • 八神のキャラがブレない、という点では必要な措置ともいえるが、プレイヤーの自由度は少ない。結末を強制するくらいなら、わざわざ選択肢にする意味が無いともいえる。

モデリング

  • リアルなモデリングである。一方で、表情が硬いという意見も。

一部俳優の演技

  • 通常時は問題ないが、戦闘ボイスにやや迫力が欠ける。とはいえ『龍が如く4』のコイヨキリューよりはよっぽどマシ。

EXアクション

  • 新規追加されたものは派手で見ごたえがあるものが追加された反面、やや演出が長めでテンポが悪く感じることも。

キャバクラの削除

  • 龍が如くといえばキャバクラだが、本作は搭載していない。キャバ嬢は一応登場するが全てモデルはオリジナルでシナリオやサブストーリーのみしか登場しない。「キャバクラ要素が無くなって楽しみが減った」と不満もあるが、モデルとはいえ、「キャバ嬢と遊ぶキムタクは見たくない」と消しても良かったと擁護する声もある。
    • 会話やデートなどキャバクラであった要素はガールフレンドイベントに受け継がれている

問題点

ゲーム面

そもそも新規IPと呼べる程の物なのか?

  • タイトルが正式発表される前の2018年8月28日のセガなまにおいて、名越氏は本作を「全く違うもの」「ひっくり返るぐらいの新作」と評していた。
    • 実際は良くも悪くも『龍が如く』からマップやシステムを流用したものが大部分を占めた為、氏のこれらの発言は批判される事が多い。
    • 一応、主人公変更を「全く違うもの」と捉えれば前者は擁護する余地はある。だが後者は…。

街が一つだけ

  • 龍が如くスタジオとしては『北斗が如く』以来の わずか街が一つ 。しかも、何度も使い回された神室町。確かにある程度の変化は感じられ、スポットは増えたが、それでももう見飽きた町並みには変わりない。
    • ストーリーの展開上、本編と関連性はないので仕方のない面ではあるが、色々と評価の分かれる『龍が如く6』や『北斗が如く』ですら一から街を作っていたことを考えると手抜きと取られても致し方ないだろう。

京浜同盟

  • 神室町に漂うチンピラ集団。ひょんなことから八神と抗争することとなる。
    • 通常時でも下っ端とはエンカウントするが、一定時間が経過する毎に焼肉屋のキムから「幹部が現れた」という連絡が入る。こうなると危険度と呼ばれる数値が表示され、京浜同盟とのエンカウント率が増加する。
    • 街のどこかに現れる幹部を倒すか、時間経過で危険度は低下し、ゼロになると通常状態に戻る。幹部はストーリーが進む毎に4人まで増える。
  • エンカウントバトルのやり込み要素であるが、幹部出現中はやたらと京浜同盟に喧嘩を売られるようになり、更に幹部達は近づくだけでバトルとなり、自由に街を探索できずストレスが溜まる。龍が如く極で自由度の抑制につながった「どこでも真島」と似ていると批判されることも。
    • 幹部は本編の中ボス並に強く、いちいち相手にするのは面倒極まりない。
      • 特に初期から登場する本田はライフが減ってオーラを纏った状態になると攻撃力が激増し、油断すると一気に瞬殺されてしまう。
      • 終盤から登場する虎牙はライフが減ると拳銃を取り出す為、ガンガン致命傷を与えてくる。
    • しかもイベント発生頻度はかなり高く、ちょっと街を散策するだけでキムから連絡が来てしまう。呑気に神室町を歩く事すら許されない。
      • 無視する(幹部を一人も倒さない)とキムに恨み言を言われ、かと言って幹部を倒しても大したアイテムがもらえない。
    • また、雑魚より強力な副幹部は平時から普通にエンカウントする上、何度倒しても少しすればまた再出現するので鬱陶しい。頻繁に巨漢を見かけては「またかよ…」と思う事請け合い。
    • サイドケースを進めると京浜同盟を最後まで追い詰めるのだが、弱体化しただけなので復活してしまう。
      • 本作終盤では敵対する勢力がほぼなくなるため、終盤用の敵対勢力が必要だったためとも考えられるが…。

探偵要素

  • 新規の探偵要素は本家『龍が如く』にない独自の物であり、発売前から期待されていた。しかし残念ながら良い評価を得られたとは言い難い。それでいて本編やサブストーリーに多く含まれており、手厳しい評価を受けることになってしまった。

ピッキングとサムターン

  • ピッキングは針を特定の場所に合わせなくてはいけないが、針を線に合わせるのがシビアな判定でストレスが溜まる。しかも序盤は全ての線が見えない。スキルを上げれば見えるようになるが、それでも厳し目の判定。時間に余裕があるのが幸いだが。
  • サムターンはRスティックとLスティックを決まった場所に押し止めて回すが、これまた判定がシビア。
    • こちらは難易度緩和要素が無いため、ピッキングより厄介。さらに針金は消耗品なので、補充を忘れると挑戦できなくなる。

自由度の薄い変装

  • 衣装も10にも満たない上に、決まったイベントでしか着替えることができず、無用の長物と化している。おまけに本編と関係ないPRERMIUM ADVENTUREですらも自由に変装できない。あくまで変装であって着せ替えではないということだろう。
    • 衣装自体はかなり面白いものが多いだけに残念。

尾行

  • 相手がこちらが尾行していることを分かっているかのように不自然な振り向きを繰り返したり寄り道をする上に、長くなりがちで10分近くかかる事もあり、ストレスが溜まる。ただただ苦痛という声も。
    • 相手が尾行されていると警戒していると納得できる場面もあるがごくわずか。
  • もっとも、あらゆるジャンルにおいて「『尾行』という行為をゲームに落とし込み、その部分が評価されている」という作品は少ない。
    ある意味、探偵もののお決まりの様なところはあるが、本作もその評価を覆すような目新しさはなかった。
  • ちなみに、EX-HARDではこれの失敗もコンティニュー不可、苦行。

チェイス

  • 『龍が如く』のチェイスから大きく変化しており、相手の体力ゲージがなくなり追いかけるのみとなった。障害物を避ける為にボタンを押すだけで、規定ポイントまで距離を保てばクリア出来るようになっている。
    • 見方によっては簡単になったとも言えるが、ただ追いかけるだけなのでほとんどボタンを押さなくてもクリアできるゲーム性が薄い仕様となってしまった。

サーチモード

  • 証拠探しは見つけるのにシビアな証拠がちらほら。せいぜい振動する程度。自力で見つけるのは根気がいることもある。

ドローン

  • 操作が少々コツがいる仕様で、撮影ミッションなどはストレスが溜まることも。操作タイプはA以外が推奨される。
  • Dリーグ
    • かなり精密な操作を要求される
      • 道幅が小さい場所、神室町ヒルズの建物の中を入って出るといったかなりのコントロール精度が必要。
        操作性も独特であり、慣れるまでは障害物やコーナーに当たり、壊れてしまう。素直に耐久度を上げたほうが賢明。
        場所によってはわざとぶつかった方が安定して進める場面まである。
    • 規定タイムが厳しい
      • リーグ戦が5種類あり、最初の方がまだいいが最後のチャンピオンシップになると難易度が跳ね上がる。かなり練習しないと一位を取ることですら至難の業。
        嫌ならスルーしたいところだが、金策に有用なフリーパスの1つが報酬である点が辛い。
        幸い、1レースごとにセーブできるほか、練習自体は手軽にできるのが救い。
      • KAMGOに規定タイム以下で完走する目標があるが、これがチャンピオンシップ1位達成がヌルゲーに見えるほど異様にタイムが厳しい。
        軽いミスが1~2回許される程度で、ぶつかって減速したらほぼアウト。それでもコース6~10はまだ猶予はあるがコース3~5(特に5)は本当に猶予が無い。
    • ランダムオブジェクトが存在する
      • 道路に登場する人物は固定配置もいるが、ランダムで登場する場合があり非常に邪魔。頻度は低いとはいえ、かなり厳しめのタイムを強要するのに運が絡むのはレースゲームとしてどうよ。というかコースに人間置くなよ…

『龍が如く』から劣化した街探索

  • 自販機の削除
    • 自販機が削除されたことでリアルな町並みという点では劣化。また飲み物による金銭UPなどの恩恵が得られなくなった。一応仙薬で同じような効果が得られるが、一々素材を集めなくてはならずめんどくさい。
  • コインロッカーの削除
    • これにより序盤に不足しがちなアイテムや資金が、さらに困窮することが多くなってしまった。
  • カラオケやダンスなどの音ゲーが無い
    • スポットは多いので問題ないが、わざわざ元SMAPのキムタクを呼んだのだから音ゲーをやって欲しいという声は多い。
  • 食事経験点の削除
    • 今回から食事の恩恵が体力回復のみとなってしまった。経験値獲得はKAMGOの1回目のみ。

フレンド

  • 周回プレイでは引き継がれない。
  • フレンド50人の中で、フレンドになる条件で、麻雀とドローンのミニゲームをやることになるのだが、そのミニゲームの難易度が高い。ドローンは上記の通りの操作性で改造しなくてはクリアすることは無理。
    • 麻雀はそもそもルールが分からない人には困難であり、またルールを知っていても運要素が多い。
    • フレンド50人の中にはバッティングセンターを全部クリアしないと登場しない人物までいる。一応、タイミングと判定が公式チート並みに緩和されるバットを購入できるが、これもある程度進めた後でないと購入できないうえ、周回時に消える。

KAMGO

  • 麻雀が何故か3つも店があり、アガリ○○回は個別でカウントされるため非常に面倒。
  • EXブースト中に敵を撃破する目標だが、何故か発勁やEXアクションではカウントされない。(武器はカウントされる。)

シナリオ

極道中心のシナリオ

  • 表面上は『龍が如く』とは別のゲームという体裁を取っているにもかかわらず、やっていることは再び極道の抗争である。このため、「単に主人公を桐生から八神に変えただけ」という厳しい意見が見受けられる。どうせなら全て探偵・弁護士要素だけで良かったという意見も多い。この辺りはどうしても『龍が如く』からの流用が多く、印象が強いが為に生じた問題との声もある。

さおりのハニートラップ

  • 源田法律事務所の城崎さおりがある人物から情報を得るために、自らが美人記者に変装して、ハニートラップを仕掛けるが、都合よくその人物が乗る。わざわざ危険な状態であるのにもかかわらず、ホイホイと引っかかる。しかもそれが八神の黒幕側への反撃となるのでかなりがっかり。
    • その人物も、それまでそんな素振りを見せなかったのにここで急にエロオヤジ化する。せめて好色であるなどの伏線がほしいところ。
  • 取材もアポ無しで来て、受付にたまたま目標の人物が居るというかなりご都合主義である。

無辜の一般人と戦闘

  • 今回八神は何も罪のない警官や医者とバトルして倒しているが、これについて何もお咎めがない。
  • 『龍が如く』の桐生やその他主人公でさえこのような無実の人々への暴行は特に無く、善良な警官とのバトルというのも無く、ほとんどが正当防衛という形を取っているため、違和感を覚える。
  • 警官に対してはまだ誤解していたということで、無茶であるが一応理由があるが、医者についてはただ八神が暴れただけである。
    • 今回は高齢者という社会的弱者の問題を曲りなりにも描こうとしたにもかかわらず、『龍が如く』ですら越えなかった一線を越えるというちぐはぐな結果となってしまった。
  • ちなみに、不法侵入と暴行を散々行った件を裏ボスに突っ込まれる一幕があり、スタッフ側も分かった上で開き直っている可能性もある。

銃コント

  • 上記通りムービー銃対策はちゃんとできているが、銃対策にはまだまだ
    • 八神は敵の銃に対してピンチになる場面が多いが、それについての対策は特に取らない。
    • わざわざ銃を保持しているであろう極道組織にカチコミをして、八神や仲間が銃でピンチになることもある。

いくつか矛盾・疑問が残る展開

  • 今回、アクションを重視しているせいか純粋な推理物としての完成度はさほど高くない。
+ ネタバレ注意

久米敏郎殺人事件

  • 共礼会の末端構成員でありクラブ「アムール」の前で羽村達と鉢合わせた事で彼らに捕まり、羽村達にクラブ内で暴行を加えられた後、羽村から黒岩に引き渡され、生野から投与されたアドデック9の副作用により死亡する。その後羽村が犯人として警察に捕まる。 クリア後にみると、この事件でそもそも真犯人である黒岩が仲間である羽村を告発している。という矛盾とも思える行動を取っている。アドテック9を投与する場所は決まっており、そこから死体をどこかに遺棄する事も黒岩の仕事だが、わざわざ引き渡した場所と同じ場所に死体を遺棄する必要性は全くなく、羽村からみれば裏切り行為にしか見えない。
  • 一応、証拠は立証が難しい物ばかりで、わざと不起訴にしようとしたという意見もある一方、有罪率99パーセントと言われる日本の司法で危険な綱渡りを何故したのか?また、エリートと言われる黒岩がそんな無能な行動を取って彼に嫉妬する綾部が何も言わないなど疑問が多い。

和久光一殺人事件

  • 先端創薬センターの入院患者で、生野がアドステック9を投与して死亡した。その際にリネン業者の回収車に和久の遺体を遺棄して、大久保が気が動転し、遺体を処分したのが真相である。
  • だが、よく考えると真犯人の生野は和久の遺体を隠したワゴンを引きながら、周りスタッフや監視カメラ*6を通り抜けて、駐車場に着いたことになるが、かなりご都合主義な展開と言わざるえない。メタルギアじゃないんだから
  • また八神は和久の遺体について詳しく調べず、事件で重要なキーアイテムである和久の目の変化があったのか曖昧にされている。目には終盤の真相が隠されており、アンフェアではないかという意見もある。
    • この事件は大久保が無罪となるが、そのきっかけが、 絵美が大久保と付き合っていることを隠して、裁判所で傍聴人席から検事に異議を申し立てたから 。本来なら恋人ならば庇うような証言や発言をするのは当たり前であり、そのような人物の証言は信憑性が低い。そもそも傍聴席の発言など野次と同じで公式な証言でもないのだが…。

寺澤絵美殺人事件

  • 大久保が寝ている隙に生野が潜入して絵美を滅多刺しにして殺害し、大久保にアルコールを注射で投与し、凶器と血液を擦りつけたというのが真相である。
  • 上記の一流の殺し屋レベルの殺害を、単なる科学者の生野が行うというかなり不自然な状態となってしまっている。
    • また、警察もこんなガバガバな犯行に気がつかないという不自然な展開である。

新谷正道殺人事件

  • 八神の先輩である新谷弁護士が八神の事務所で目が抉られた状態で発見されるが殺された原因が「 生野に電話をかけただけ 」である。
    • 一応、羽村が新谷に生野の情報を流した(=黒幕を裏切った)と思われていたので、裏切りの潔白を証明するために行ったと考えればまだ筋は通っている。
    • しかし、もっと嗅ぎまわっている八神に対しては事務所で死体を見つけさせるというある種の警告だけで済ませてしまう。
      • どうやってばれずに死体を持ち込んだとか、わざわざ携帯電話を所持させたままとか舐めプに近い行為を行っているとか突っ込みどころは多々あるが、結果的にこの行動が八神が真相に近づくようになったのは言うまでもない。

松金組金庫強盗事件

  • 東が強盗の主犯である赤鼻の素性を知るまで「わずか1日」という点がややご都合主義感ある。綾部が自分から売り込んだのだろうか。

9章の展開

  • 大まかな流れは、黒幕に八神の立てた事件の仮説が正しいかどうかを確かめるために、病院に会いに行くという流れなのだが…。
    • 黒幕を見つけた後に追っかけるまではいいのだが、上記の通りその後に何の罪もない病院の職員をぶん殴って追いかけるバトルが発生するという、正当防衛ですらない暴行を行っている。普通にチェイスでよかったのでは…。
      • なお、八神は普通に顔を出しており、八神の素性を知っている医者に顔を見られているのだが、この後八神たちは特にお咎めもなし。

本丸園の場面

  • 本丸園で黒岩に射殺されたはずの松金組の組員が、その後のシーンで何故か元気で生き返ってきてる
  • 終盤の展開
    • 最終的に一部のキャラクターは(特に綾部)が消化不良のままフェードアウトしてしまい、やや煮え切らない。
    • 『龍が如く』でもまとめ方が強引という意見があるが今回も少々強引。無理矢理ハッピーエンドにしているという意見も多い。
    • 黒幕と決着が付かない裁判
      • 終盤黒幕側を引っ張り出して裁判での争いとなるが、ただ八神が証拠を出してベラベラと喋るだけであり、公式な裁判でケリをつけた、とはとても言いにくい。法曹関係から監修を受け『リーガルアクション』を謳っておきながら、現実とは大きくかけ離れている裁判展開である。
        ただし、黒幕側は八神が正当な範囲行える証拠提出を国家権力でもみ潰すほどのイレギュラーな行為を行っているため、八神もイレギュラーな行為をせざるを得なかったという設定ではある。だが逆に「権力を持たせすぎたのでは?」という意見もある。
  • 終盤のバトル
    • こちらも少々強引。無理矢理バトルにしている感が強い。しかも今回は弁護士・探偵である八神なのに、結局やっていることはヤクザという声も。
+ ネタバレ注意
  • 綾部の事件が争点となり事件の真相が明らかになるのだが、何故か事件の真相が明らかになり、大久保も無罪放免となる。黒幕の黒岩、生野が死亡して事件が迷宮化する可能性も十分あり得る*7。また、 無罪が証明された時に一気に死刑を免れて、釈放が決まり、更には事件の見直しも決定したことで再審も決まるというかなりに駆け足っぷり 。一応「4」で冴島の18人殺しも無罪判決もスルーされているが、本編の鍵となる事件であり、法廷劇なのだから詳しくやるべきでは?という声も。
  • ラスボスの描写不足
    • ラスボスである黒岩の心理描写や信念などは描写されず、作中で生野や黒幕達に従った理由も明らかにならず、ただ殺しまっくただけでという印象が多い。イケメンのハングマンかよ…だからこそ異質さが際立つのだが。
  • 一部サイドケースにも首を傾げるような展開がある。中には八神の人間性を疑うようなものも無くもない。
+ ネタバレ注意
  • お笑い芸人の依頼人から「自分をスキャンダルで嵌めた女に思い知らせてやりたい」という依頼を受けるサイドケースが存在する。
    • 騒動の黒幕は依頼人の相方で、自分の彼女と共謀して依頼人を嵌めたというものなのだが、八神は相方の男は叩きのめして悪事を全部暴露するのに対し、共犯の女の方は咎めないばかりか週刊誌にこの件をネタとしてタレ込んで金を巻き上げる事を提案する。
    • 女の方も彼氏を裏切ってあっさりそれに飛びつき、依頼人も相方の悪事が暴かれた事で女の事など忘れて大満足、というオチ。女は脅されたなどではなく自分の意志で協力した立派な共犯にもかかわらず、八神が内心「この女も大概だな」と呟くだけで何の報いも無しである。シリーズ過去作でも見られた、「あくどい女に対しては殴られ役の男を倒すだけで済ませる」という展開を踏襲したような内容となっている。
  • ガールフレンド候補の一人「あまね」は他者に近い将来降りかかる災いを知る事ができる能力の持ち主で、災いの影が見えた人に忠告をしている。しかし不安を煽るような言い方な上に必ず的中するので、何度も忠告を受けたとある男性はすっかりナーバスになってしまっている。
    • 結果、男性はもうあまねの忠告に耳を貸さなくなった為、八神はあまねから彼を陰ながら見守るように依頼を受けるのだが、精神的に追い詰められた男性はあまねこそが災いの元凶だと看做して襲いかかる。八神はそれを撃退し、凶行に及んだ男性は敢えなく御用に。結局、災いとは八神自身(+パトカー)だったというオチであった。
    • 先に暴力に訴えたとは言え、男性が逮捕されたのは言ってしまえば八神とあまねの所為なのだが、八神もあまねもその事を全く気に病む様子は無く、八神は「自分の災いは見えなかったね」で片付け、あまねも全く反省する事なくまた忠告という名の煽りを繰り返す。あまね自身は純粋に善意でやっている分、余計にタチが悪い。
    • その後はあまねは忠告を続けたが為に放火犯に殴られるような目に遭ったり、ガールフレンドイベントで掘り下げはされるものの、この件に関してのフォローになっているとは言い難い。

キャラクターのついて

+ ネタバレ注意

ケンゴ

  • 羽村、松金組長がいなくなった後、何故か組に入ってから1年も満たない舎弟であるケンゴが組を仕切ろうとし、モグラへの敵討ちを狙っている*8
    • 若頭補佐である尾崎はこれに関してダンマリ、東もあくまで「モグラへ復讐を止めるように八神に依頼している」だけで、組を仕切ろうとしている点については言及していない。
    • ちなみに、ケンゴと尾崎はもともと同一人物だったらしく、その名残ではと言われている。

真冬

  • 間接的にとはいえ、綾部と同じように捜査資料の漏洩を行っている点が突っ込まれることも。
  • またヒロインとしてはやや薄め。ただガールフレンドのせいで薄くなったといった点もある。

ゲーム面としての問題

  • 5章
    • この章は3年前の事件の足取りを、3年前の八神を実際に操作して追体験するという内容であり、その構成に関しては評価されている。
    • しかし、この時点での八神は無成長でチンピラの集団と戦わなければならない。EX-HARDになると数の暴力であっという間にやられてしまうことも。
      • その前にイベントが少々とチェイスを挟むので戦闘までやり直すのが面倒なのもマイナスポイント。バトルが1回だけなのが救い。
  • メインストーリーから関係のないミニゲームや、サイドケースを強要する展開が多い。
    • メインをサクサク進めたい人には迷惑極まりない。海藤や源田法律事務所の面々などメインキャラの掘り下げが行われるものならまだしも、本筋に全く関係ないサイドケースまで強制される。
      + 例えば
    • 八神と旧知で、普段はBARテンダーで飲んでいる姿しか見ないのに非常に羽振りがいい「マリ姉」の職業を探れというサイドストーリーが挟まる。しかしマリ姉自体はメインストーリーには全く絡まない。
      • 職業は凄腕のギャンブラーだったのだが別に重い過去がある訳でもなく、なんとなくギャンブルを始めたら才能があった事に気付き、仕事も辞めて気が向いた時にカジノに行ってボロ儲けしていたというだけ。わざわざ本編で無理矢理見せるような内容ではない。
      • マリ姉がギャンブラーだと判って以降も別にそれが良い形に活かされるような展開も無く、その後はマリ姉とのフレンドイベントも発生するが、こちらも最終的にただ八神が翻弄されるだけで面白くない内容。その後は一定期間を置いてマリ姉に話しかける度に仙薬の材料(しかも「高級煙草の吸殻」)が貰えるだけ。
        • 最終局面に入る直前、マリ姉の通っていたカジノに警察の手が入り、関係者が皆逮捕される展開があるのだがここにマリ姉が関わってくる事も無い。何のために本編で無理矢理見せたのか…。

バトル面

武器・防具・アイテムの装備の廃止

  • 『龍が如く6』では武器の装備の廃止のみだったが、本作では防具・アイテムも装備の廃止。
  • これによりおもしろ武器で戦うことが出来なくなり、バカゲー要素の一つがなくなった。また、素手の格闘に飽き易いという意見も多い。
  • 「主人公のモデルが実在の俳優である以上武器を使わせるのはまずかったのでは?」との意見もあるが、『龍が如く4』では主人公の一人である谷村のモデルを成宮寛貴氏*9が担当しており、こちらでは普通に武器を使用しているため、擁護とするには弱いか。
    • 銃刀法違反を律儀に守ったのだろうか、それ以外の落ちている武器は使用できる。しかし、決まった場所でしか使用できないというがっかり仕様。
  • 防具・アイテムの装備もなくなったので、敵からのダメージに備える防御力を上げることができない。

致命傷

  • 体にオーラをまとった強敵の高威力の強攻撃や、銃弾など攻撃から受けるダメージで、最大体力自体を減らしてしまう危険なダメージ。後半は雑魚キャラの銃ですら注意しなくてはならない。
    • RPGで言う所の毒とか麻痺みたいな状態異常であるが、食事や章をまたいでは回復しない。治すには専門の医者に見せるか、医療キットを買うしかない。だが場所が地下で行くのが面倒である。しかも一回2万円。医療キットは4万円からと高額である。
    • 八神が桐生と違い一般人であることを示すために導入したらしいが…。

『龍が如く』から劣化したバトル要素

  • 天啓・師匠などパワーアップシナリオはなし。
  • 闘技場などのバトルのサブ要素も無し。
  • 上記の代わりになるような物も無い。
  • クリア後の究極闘技もなし。一応『極2』も無かったが、こちらには用心棒というやり込み要素がある。
  • ×ボタンのみでステップが出せなくなった。

モーション流用が多い

  • 流用の多さはいつものことであるが、本作が新規IPをうたっていたのに数多く流用している点は批判が起こった。
    • 本作は敵の耐久力を低めにする代わりに、攻撃力を高めにするという調整が行われている。
      • 本作では特に渋澤をはじめとした過去作の強敵ボスのモーションを流用するというパターンが多く、その矢継ぎ早に繰り出す足技と攻撃力の相性の良さで雑魚が非常に鬱陶しくなった。

エンカウントバトル

  • 今回敵キャラがあまり高価なアイテムや金を倒してもくれない。多額の金額をくれるレアキャラであった成金くんも出現しない。経験点も少ない。その為エンカウントがただのうざい存在へと変化している。

バトルスタイルのバランスの悪さ

  • 銃一強であった『維新』や壊し屋一強であった『0』ほどではないが「一閃」が優遇されている。公式でもゲームーオーバーになった時に「一閃」を勧められるほど。
    • 集団戦に有利な「円舞」は、その攻撃範囲の広さが災いしてガードしている敵に弾かれやすくなるという致命的な欠点があるため、特性を生かし辛い。
      • ただし、EXブーストの△連打や仙薬で弾かれ対策を行えばその長所をきちんと発揮できるようになる。

その他の問題点

  • DLC
  • 龍が如くではほぼ無料であったDLCが有料に。
    • おまけにバトルのバカゲー要素のアイテムとして仙薬がDLCとなってしまったのは、今回は武器装備無しで単調なバトルになりがちな上に残念。
      • ただし、DLC仙薬に関しては表向きは「どうしてもクリアできない人のための最終手段」としている。
  • ロード
    • ロードが長く、そこそこ頻度も多め。
  • コマ落ちもいくらかある。とはいえ、裏ボス以外はプレイに支障が出る範囲ではないだろう。
  • モデリングの使い回しが多い
    • サイドケースやフレンドに出てくるキャラにチラホラ似た顔が多い。

総評

あのキムタクをプレイヤーが自由に操作出来る唯一無二のゲーム。しかし、『龍が如く』からマップやシステムの大部分を流用しておきながら、同シリーズの最新作である『極2』と比較してもボリュームややり込み要素で劣化した部分が目立つ。法曹関係から監修を受けた割には『龍が如く』特有の荒唐無稽さは相変わらずであり、純粋なリーガルサスペンスとして見ると疑問符や1つの作品として完全に調和しているとは言い難い。

とはいえ、クロヒョウ同様に龍が如く本編と一切接点がないため、龍が如くを知らない人からでも遊べるようになっている。シリーズでの不安要素だった操作性の改善や『6』のシナリオやキャラクターの改善は評価され、『6』の汚名返上には成功していると言えるだろう。
改善の余地を多く残した一作である。



余談

  • ストーリーに関わっている重要キャラである羽村を演じたピエール瀧氏がコカインを使用した麻薬取締法違反容疑で2019年3月12日に逮捕されてしまった。
    • セガはこれを受けて、本作のパッケージ版並びにダウンロード版の販売自粛を発表した。併せて、本作に関するツイートや動画も、削除及び非公開となっている。
  • 海外版は『JUDGMENT』のタイトルで発売が予定されているが今回の事件の影響も既に及んでいる。
    • 海外版公式サイトの情報も羽村のプロフィール部分や羽村が登場するトレーラムービーが削除されている。また、海外版はリバーシブルパッケージになっており、裏返すと日本版パッケージのデザインにできるという仕様だが、こちらも上記の理由で変更が入ることは確実であろう。*10
    • その後、2019年3月22日の公式Twitterにて海外版の内容から羽村のモデルと声を差し替えることが発表された*11。また北米地域・欧州地域ともに当初の予定通り、2019年6月25日に発売することも併せて報じられた。
    • 2019年4月16日、海外版の公式Twitterで羽村のモデルを差替えた紹介ムービーが公開された。但し、ムービーの音声は英語キャストによるもので日本語音声のキャストは現時点で未定のままである。
    • 2019年5月21日、「羽村京平」のモデル・音声を差し替えた『JUDGE EYES:死神の遺言 新価格版』が7月18日に発売予定だと明かされた。
      • なお、差し替え前の初版についてはパッケージ版、ダウンロード版共にパッチで対応する予定は無いとのこと。また、この関係で初版と新価格版でセーブデータの互換性はなく、それぞれ別ソフト扱いとなる。
  • 本作テキスト、イベントには桐生一馬を匂わせるようなテキストがある。
    • その中にはかつて尾道のゆるキャラとして活躍していたことが示唆されていたり、素手で虎を倒していることが明かされていたり…。あれゲームの都合じゃなくて本当に倒してたのか
  • 本作の主題歌である「アルペジオ」のPVには木村氏が「PVの撮影カメラマン」としてこっそり出演している。
  • 今までの龍が如くシリーズ以上にネタバレに配慮されている。
    • ストーリー動画投稿でも、ネタバレ防止のために投稿できるチャプターの制限が掛けられている。
      • 8章まで公開が可能とされているが旧版の発売休止や発売から半年後に新価格版発売のお詫びを兼ねてなのか不明だが制限は解除されている。*12
  • 当時のネット記事にてだが、女性にとっては「キムタクを動かせるゲーム」とあったが、一部男性にとっては「キムタクをボコボコにできるゲーム」というとんでもない紹介もあった。
    • ちなみに、ジャニーズ的にはある意味大変稀な扱いなんだそう。
  • 初回特典はキムタクボイスキーホルダー。「これが証拠だ」「絶対モノにしようぜ!」などに混じって「ちょ…待てよ!」が入っているなど、明らかに狙っている。

*1 しかし『0』のスタッフロールでは脚本に横山氏がクレジットされている。監修的なものにとどまっていた可能性もあるが。

*2 例外は龍が如く6に出演した4小野ミチオ、ハングマン。ただしどちらも同一人物ではない。

*3 『ムービー銃』とは「操作中であればゲームという都合上いくら銃で撃たれても平気なのに、イベントムービーに入った途端に急に現実的になり、一発の銃弾が致命傷になりうる」という、ゲームに良くある虚実の落差を指した言葉。

*4 龍が如くの場合ムービー銃が多い上、時には倒した相手の武装解除を行わず放置したためにみすみす撃たれたり、桐生だけはムービー銃を受けても次のシーンでは治っていたりとシナリオの都合が目に付いた。特に『4』までは倒した相手を放置して反撃される展開で主要キャラを毎回一人は死なせていた。

*5 飲食店としても登場し、食事ができる。

*6 通常の病院内では監視カメラはプライバシーのため設置されてないこともあるが…

*7 一応、ラストバトル後の展開では杉浦がスマホを向けており、一部始終を録画(配信?)していたであろうことは描写されている。

*8 八神は本編の1年前に松金組に顔を出しているが、その八神はケンゴを知らなかった。

*9 発売当時。諸々の事情によりPS4版では変更されている

*10 ちなみに特典として龍が如くスタジオのロゴステッカーが同梱されている。

*11 海外版公式サイトの情報についても羽村のモデルと声を差替えたものができ次第、再度公開することが併せて報じられている。

*12 一応配信禁止区域は表示されるが新価格版の公式サイトにアナウンスされていないのだと思われる。