【どらえもん のびたのきょうりゅうにーまるまるろく でぃーえす】
ジャンル | カードバトルRPG | ![]() |
対応機種 | ニンテンドーDS | |
発売元 | エポック社 | |
販売・開発元 | セガ | |
発売日 | 2006年3月2日 | |
定価 | 5,040円(税込) | |
プレイ人数 | 1~2人 | |
レーティング | CERO:全年齢対象 | |
判定 | なし | |
ポイント |
テレビ朝日版2代目声優初のゲーム 映画版を元にした本格カードバトル 作りこみ不足がところどころ目立つ |
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ドラえもんシリーズ |
2006年に公開されたアニメ映画『ドラえもん のび太の恐竜2006(*1)』を題材とした作品。
テレ朝版テレビシリーズが第2期にリニューアルし、声優が交代してからは初めての『ドラえもん』のゲームソフトとなる。
オリジナルのルールによるカードバトルがメインであり、ストーリーも映画の序盤から分岐したオリジナル要素が強いものになっている。
1億年前の世界で、首長竜ピー助がエラスモサウルスに襲われていることを知ったのび太たちは、本当の生まれ故郷である日本に返してあげるためにタイムマシンに乗り込む。
そこにピー助を狙う恐竜ハンターの親玉・黒マスクが現れ、攻撃を受けたタイムマシンは1億年前のアメリカに漂着して壊れてしまう。
しかもタイムマシンから振り落とされたジャイアン、スネ夫、静香は別の時代で恐竜ハンターの手下に捕まってしまった。
ドラえもんとのび太は1億年前の世界で出会ったタイムパトロールの女性隊員・ルルと共に恐竜ハンターの簡易型タイムマシン(*2)を使い、3人を救出するとともにピー助を日本に返そうと考える。
のび太たちの前に待ち受ける5人のボスハンターとは何者か。ルルはなぜTP本部に隠しごとをしているのか。
そしてドルマンスタインがピー助を狙う真の目的とは。
様々な謎を抱えたまま、のび太たちのもう一つの冒険が始まる。
バトルの流れ
カードの種類
ドラえもん | ひみつ道具のコストがなくなる |
のび太 | 山札から好きな恐竜カードを1枚ポケットに出す |
ティラノライダー | カードかチームごとにパワーを30足す |
スカイライダー | 相手の手札を2枚捨て札に送る |
ラプトルライダー | 自分のカード1枚にカウンターのスキルを付与する。効果は70 |
グランドライダー | 自分のカード1枚にブロックのスキルを付与する。効果は70 |
エラスモライダー | 次の自分のターンまでカードによる直接攻撃でのダメージを受けなくなる |
黒マスク | 相手のポケットのチームかカードを2つ手札に戻す |
ドルマンスタイン | 山札から好きな恐竜カードを2枚ポケットに出す |
+ | もっとも、ストーリーモードでも…(最終ボス直前のネタバレを含みます。) |
『ドラえもん』の映画を元にしたいわゆるキャラゲーだが、2006年の作品としてはかなり本格的なルールのオリジナルカードゲームになっている。
しかしゲーム展開の遅さなど粗もあるため、「2代目声優陣初の『ドラえもん』ゲーム」を飾るには微妙な点も残る。
*1 1980年に公開された『ドラえもん のび太の恐竜』のリメイク作。
*2 タイムパトロールの目を反らすため、特定の時代にしかタイムワープできない。
*3 本作では「ポケット」と呼ばれている。
*4 「ルル」「ドラミ」「ピー助」は2枚。他はすべて1枚。
*5 『T・Pぼん』のリーム・ストリームによく似ている。
*6 海洋性爬虫類でも「海域」「水域」にはなっていない。
*7 「トリケラトプスEV」を含んでも5種。
*8 発売時のバージョンは第3紀で登場していた恐竜は36種。
*9 ただし「スティラコサウルス」は本作発売時には登場していない。
*10 当時はディプロドクスとは別種とみなされていた。
*11 他にも「ウルカノドン」「プテラオサウルス」などを強さ1200にした方が良かったと思われる。これらの恐竜は結局登場しなかったが。
*12 特殊わざ「かいふく」「はんげきかいふく」「あせらせ」にて「甲虫王者ムシキング」のチョウと差し替えで登場していた。後に恐竜カードになったが。
*13 当時は鳥が恐竜の子孫であるとみなされてはいたものの、「恐竜の下位分類」とはされていなかった。
*14 本作発売後に学名が付いたため、「古代王者恐竜キング」での名称は「フタバサウルス」になっている。
*15 原作漫画ではてんとう虫コミックスの31巻に収録されている。
*16 「古代王者恐竜キング」では「フクイサウルス」のカードに「日本にも確かに恐竜はいたのだ!」と記載されていた。
*17 チュートリアルのため手札は固定。
*18 2周目以降はこの対戦でもドラえもんを使用できる。
*19 これらの限定カードがしばしば付録になっていた。
*20 本作発売時は『古代王者恐竜キング』はまだ取り上げられることはなかった。
*21 さすがにこちらで『オシャレ魔女 ラブandベリー』が取り上げられることはなかったが。
*22 その場合は直後に「攻撃できるカードがありません」と表記され、ターンが終わる。
*23 このためかエラスモライダーのいる部屋は中央に水場があり、一直線には進めない。他の幹部の部屋は一直線に進めるのだが。
*24 首長竜は全ての属性にある。
*25 当時から淡水生という主張がされており、『古代王者恐竜キング』でも水属性だった。
*26 他のスキルの上位互換になっているスキルはある。「とつき」と「やつざき」、「ほのおのちから」と「マグマのちから」が該当。
*27 恐竜ハンター幹部が切り札として使う。
*28 中には属性が変わる恐竜カードもある。
*29 昆虫の場合はゴキブリやカマキリやバッタなどでも「変態」表記が使われる。
*30 「体が拡大する程度」の成長であれば「直接発生」と呼ばれる。ザリガニ、鳥、爬虫類、哺乳類などが該当。
*31 シネミス・ガメラは中国、アーケロンはアメリカ。
*32 発見場所も同じであるため、中には同一種とする説もある。そのためか本作に限らず「ティラノサウルスを相似縮小したような外見」になる事が多い。
*33 一般書籍ではよく取り上げられがち(他には「モノクロニウス」と「セントロサウルス」などが該当)だが、この説を唱えている学者には「一部分の化石しか見つかっていない恐竜をほぼ完全な化石が見つかっている別属の恐竜と同種扱いしたがる」という傾向があるため信用に値しないと評している学者が大半である。なお、現在は同一種の可能性は低いとされている。
*34 「鳥は恐竜の下位分類(子孫ではない)である」というもの。なお、これは確定的になったのが近年というだけであり、学説そのものは恐竜研究の黎明期である150年前から存在していた。
*35 「グレートザウルス」は実在した恐竜を合成させて造った恐竜。ドルマンサウルスは恐竜に海生爬虫類を合成させている。