※企業から販売・配信された作品のみ記載。野田クリスタルの個人名義で配信された作品は執筆禁止です。
機種 | タイトル | 概要 | 判定 |
単発作品 | |||
iOS/Android | すごい事になりそうだ!!組体操合戦 |
野田ゲー初の企業パブリッシング。 本作のみChronoJuvenileが発売元。 |
なし |
りんたろー。とワニの村 | ワニの村へと迷い込んだEXITを題材としたADVゲーム。 | なし | |
Win/Mac | M-1グランプリへの道 ~俺たちの出囃子はもう鳴っている~ | ABCテレビの特番から誕生したベルトスクロールアクションゲーム。 | なし |
オムニバス作品 | |||
Switch | スーパー野田ゲーPARTY |
野田ゲー初の家庭用ゲーム機での発売。 クラウドファンディングで素材も集めた結果カオスな内容に。 |
バカゲー |
スーパー野田ゲーWORLD |
オンライン対戦に対応し、ゲームもボリュームも大幅パワーアップ。 『PARTY』同様クラファンで素材を集めた結果カオス極まる内容に。 |
良* |
「野田ゲー」とは吉本興業所属のお笑いコンビ「マヂカルラブリー」のボケ・ネタ作り担当「野田クリスタル」が作成したゲームの総称。
元より野田クリスタルはゲーム好きであり、芸名の「クリスタル」は『ファイナルファンタジー』が由来、『東方Project』の熱心なファンである、地上波でエロゲーを紹介する、などのゲームにまつわるエピソードが多数存在する。
小学生時代にRPGツクールに触れたことが野田クリスタルのゲーム製作趣味のきっかけ。そのままゲーム好きが高じてプログラミングを独学で学び、20代でお笑いライブ内の「ネタ以外で何か作って披露」という企画に自作ゲームを持ち込んだことを皮切りに、テレビ番組などで自作したゲームを時折披露してきた。使用言語はHSP(Hot Soup Processor)。
2020年の『R-1ぐらんぷり』では自作した野田ゲーを実況するというネタで優勝する快挙を遂げている。
R-1での優勝をきっかけに吉本興業から商業作品として発売されることが増えてきており、2021年にはSwitchにて『スーパー野田ゲーPARTY』が発売された。
野田クリスタル個人が作成した物に関しては、本業が芸人故か笑いを誘うゲームデザインであることが多く、グラフィックも野田クリスタル自身の画力の都合もあり、全体的に粗い絵柄をしており、シュールな内容であることが多い。
また、ゲーム内に他の芸人や自分自身を登場させることもままあるのだが、グラフィックに写真をそのまま切り取って使用しており、シュールさに拍車をかける要因の一つになっている。
企業によって作られ、商業作品として発売された野田ゲーにおいても、上記の作風を再現した物が多い。
他にも笑いを誘う点として、ゲームタイトルが有名ゲームのパロディになっていることも少なくない。
例を挙げると『あつまってくるファンにモルックを投げつけるさらば森田』(略して『あつ森』)、『太ももが鉄のように硬い男 てつじ』(略して『もも鉄』)などがある。
Switchで発売された『スーパー野田ゲーPARTY』『スーパー野田ゲーWORLD』においては、クラウドファンディングで開発資金を募る際のリターン品として「権利を購入できる」と称して、「出資者から資金を募った上で素材も募集する」という前代未聞のクラウドファンディングを行ったことも特徴。
その結果、「大勢からイラストを募集したため絵柄がバラバラ」「BGMなのに歌入りの曲が流れる」「一般人の顔写真がそのまま登場する」などのように、シュールを通り越してカオスなゲームが多数収録されている。