このページでは『五等分の花嫁 ごとぱずストーリー』およびその続編『五等分の花嫁 ごとぱずストーリー 2nd』を紹介しています。共に判定は「なし」となります。
本稿はソーシャルゲームが原作の版権ゲームを扱っています。
本Wikiはソーシャルゲームの執筆が一切認められていないため、CS版の詳細に関する記述に限定し、アプリ版に関する情報は割愛しています。



五等分の花嫁 ごとぱずストーリー

【ごとうぶんのはなよめ ごとぱずすとーりー】

ジャンル メモリアルアドベンチャー

対応機種 Nintendo Switch
PlayStation 4
発売・開発元 MAGES.
発売日 2023年6月29日
定価 パッケージ版:6,980円
豪華イラスト画集セット:9,980円
ダウンロード版:6,980円
五つ子コンプリートセット:19,980円
レーティング CERO:C(15才以上対象)
判定 なし
ポイント アニメ一期ストーリーと24回のイベントストーリー収録
テンポの悪さやUIの不備が目立つ
少年マガジンシリーズ

概要

2020年にリリースされたスマートフォン用ゲーム『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。』(通称「ごとぱず」)の家庭用機移植版。
原作アプリはパズルゲームだったが、CS版ではパズル部分はカットされ、アドベンチャーゲームのように読み進める形となっている。
アドベンチャーゲームではあるが『五等分の花嫁∬ ~夏の思い出も五等分~』(以下「ごとなつ」)と『映画「五等分の花嫁」 ~君と過ごした五つの思い出~』(以下「ごときす」)の2作とは違う出来となっており、公式ポータルサイトでは「etc.1」として扱われている。

当初は2023年5月25日発売の予定であったが、ブラッシュアップのため発売がほぼ1ヶ月延期され翌月29日となった。


内容

  • 初めてのゲーム開始時に履歴書を用意するという名目で主人公の名前と誕生日を決める。
    • 名前は後から変更できるが誕生日は変更不可。誕生日を指定した日にプレイするとホーム画面で五つ子が祝ってくれるという要素がある。
  • プレイする日によってタイトル画面とホーム画面の五つ子衣装が変化する。
    • 例えば7月1日~10日だと水着になっている等。
    • ホーム画面での並び順は左から一花、二乃、三玖、四葉、五月で固定。
  • TVアニメ一期を再現した「アニメ一期ストーリー」
    • 全12章で「結びの伝説2000日」まで(原作でいう原作4巻32話まで)が収録されている。風太郎が焼肉定食焼肉抜きを頼むところから林間学校までを描く。
    • 「五つ子の家に置き忘れるのが財布から単語帳になる」「一花がオーディションに遅刻してしまう」等といったアニメ化にあたって変更された点も受け継いでいる。
    • アニメで喋っていた部分がテキストで書かれており、時々選択肢もある。一枚絵はアニメ化した際の映像を流用したものである。2D背景に3Dモデルを使った立ち絵で表現している部分もある。
  • 2020年11月からの1年間に開催された24回のイベントの「イベントストーリー」
    • そのテーマに沿った内容で風太郎や五つ子たちとの掛け合いが行われる。時々選択肢もある。
    • 基本は2D背景に3Dモデルを使った立ち絵で表現している。一枚絵も使われる。
  • 2020年11月からの1年間に開催された24回のイベントの「五つ子ストーリー」
    • 「イベントストーリー」のエピローグを見ると「五つ子ストーリー」の解禁が解禁される。
    • そのテーマに沿った内容で風太郎と五つ子のうち誰か1人による掛け合いが行われる。
      • 途中でキラキラアップかドキドキアップの選択肢があり、選択によってストーリーが分岐する。
      • 片方見たら選択肢の部分から始めることも可能。一度見たものはキラキラマークorドキドキマークが付くのでどれに分岐するかわかるようになっている。
    • 基本は2D背景に3Dモデルを使った立ち絵で表現している。一枚絵も使われる。
  • 2020年11月からの1年間に開催された24回のイベントの「コクハクストーリー」
    • 「五つ子ストーリー」の2イベント分の選択肢を全て見るとコクハクストーリーが解禁される。2つのイベントで1シーズンなので12回分ある。
    • 「五つ子のうち誰かを選ぶ」「五つ子のうち誰かを選んだあと別の誰かを選ぶ」があるので、1シーズンごとに5人分で差分は10存在する。
    • これも一度見たら選択肢の部分から始めることも可能。
    • カードが排出されるようになるのは「五つ子のうち誰かを選んだあと別の誰かを選ぶ」の方である。
+ 収録イベント一覧(長いので折り畳み)
  • 五つ子ちゃんと秋のお出かけ ~謎の手紙と××な秋~
    • 五つ子たちとの勉強会から帰る途中、 待ち合わせ場所が抜けた手紙が鞄の中から見つかる。 その手紙について、五つ子たちを尋ねて回ることになる。
  • 五つ子ちゃんのご主人様 ~日ノ出祭メイドクイーン~
    • 文化祭で、五つ子たちはメイド服をテーマとしたファッションショーのモデルを頼まれることになる。 参加してる人の中から、投票によって文化祭のクイーンが選ばれる。 文化祭の当日、メイド服に着替えた五つ子たちが声をかけてくる。
  • 五つ子サンタのクリスマス ~届け!デリバリー大作戦~
    • スマスに妹のらいはにクリスマスプレゼントを買ってあげたい風太郎は1日だけレストランでバイトすることに。 当日、何故か五つ子たちもレストランにやって来て、 みんなでお仕事に励むことになる。 五つ子たちの協力もあって、仕事は順調に進んだが…。
  • 五つ子ちゃんと冬のおでかけ ~イルミネーションラビリンス~
    • 息抜きが必要ということで街に出かける。 しかし、突如五つ子たちがいなくなってしまう。 風太郎は五つ子が作った問題を解いてそれぞれが待っている場所に向かうことになる。
  • 五つ子ちゃんの正月デートが一花の場合 ~ナイショの初詣~
    • 五つ子たちのお正月に招待され、豪華なおせちや餅に舌鼓を打った後はゲーム大会。 おなか一杯になった一花は眠っているので、代理で風太郎がゲームに参加。 ほかの五つ子たちも遊び疲れて眠ってしまう。そんな時、目を覚ました一花が風太郎を外に連れ出して…。
  • 五つ子ちゃんの温泉旅行 ~混浴?温浴?スタンプラリー!~
    • 五月が福引で当てた温泉旅行にやってきた。 五つ子はそれぞれ行きたい所があるようだ。 温泉スタンプラリーをしながら観光地を巡ることになる。
  • 五つ子ちゃんのバレンタイン ~溶かして固めてハイどーぞ!~
    • 『もうすぐバレンタインだしみんなでチョコを作って食べちゃおうパーティー』を開催され、風太郎は五つ子に呼び出された。 五つ子たちは風太郎のアドバイスを聞きながらそれぞれ手作りチョコの材料を揃える。 買い物が終わったらパーティ会場に移動。五つ子たちがチョコを作ったが、だれがどのチョコを作ったか当てられるだろうか?
  • 五つ子にゃんと猫カフェバイト ~謎のコクハク!キミが好き~
    • 一花に割のいいバイトだと呼び出されたが、そこはオープンしたてのネコカフェ。猫耳姿の五つ子がお出迎え。 店長から留守番を頼まれて、五つ子と共に協力して猫の世話とお店の宣伝に奮闘する。
  • 五つ子ちゃんのプリンセスが二乃の場合 ~パレードは突然に~
    • アラビア風のお姫様の格好をした二乃が夢に出てきた風太郎は、五つ子たちに誘われてオープンしたばかりの遊園地にやってくる。 童話(『眠れる森の美女』『アラジンと魔法のランプ』『シンデレラ』『白雪姫』『不思議の国のアリス』)をモチーフにしたアトラクションを楽しんでいると突然、園内アナウンスで五つ子たちが呼び出される。
  • 五つ子ちゃんとお花見さんぽ ~場所取り名人はだ~れ?~
    • 五つ子たちやらいはと花見をすることになった風太郎は場所取り係に立候補したが、徹夜したためバス停で寝てしまう。 代わりに、らいはの連絡を受けた五つ子たちが場所取りをすることに。 らいはは、五つ子たちが見つけた中で、一番お気に入りの場所があるようで、風太郎にその場所を当てて欲しいと言いだし、らいはが気に入った場所を推察することに。
  • 五つ子ちゃんと夜桜クルーズ ~船上ライトアップロマン~
    • 知り合いに屋形船の招待券をもらった風太郎。普段のお礼にと、五つ子たちを屋形船での夜のお花見に誘う。 ノリノリで貸し出し衣装に着替えた五つ子たちを乗せ、 屋形船が動き出す。
  • 五つ子ちゃんのパジャマパーティ 深夜の女子会からの脱出
    • 五つ子を探してレンタルルームにやって来た風太郎。そこでは五つ子がパジャマパーティを開いていた。 風太郎に見張られながら、五つ子たちは事課題を終わらせる。 しかし、風太郎が出ようとすると、何故かドアが開かない。部屋を出るには江端*1が用意した謎を解かなければならなくなった。
  • 五つ子ちゃんのバースデー ~南の島でお祝いを~
    • 勉強を頑張ったご褒美旅行に来た五つ子と風太郎。 風太郎は間もなく訪れる五つ子たちの誕生日のために バースデーケーキを選ぶ役を任されることに。 風太郎は五つ子たちと街を歩きながらそれぞれの好みを探り、 全員が満足できるケーキを見つけることに。
  • 五つ子ちゃんのナースが三玖の場合 ~お注射の時間です~
    • 五つ子たちが、父親の知り合いの病院*2で、 1日看護師体験をすることに。風太郎が入院患者役になって、五つ子たちにお世話をしてもらう形。 みんなが張り切っている中、風太郎は看護師に5人のうち誰かが体調を崩しそうだと聞かされる…。
  • 五つ子ちゃんとヒミツの雨上がり ~紫陽花公園でつかまえて!~
    • 風太郎は五つ子に連れられて 紫花公園にやって来た。 五つ子たちは、公園の中でそれぞれが出す謎を風太郎が解けたら、1週間後の勉強会に全員参加すると約束。 風太郎は勉強会のために次々と謎を解いていくが…。
  • 五つ子ちゃんのバーガーショップ スマイル5倍でポテトもいかが?
    • 学校の課外授業でハーガーショップで職業体験をすることになった風太郎と五つ子たち。 作業を分担して開店準備を進める。 風太郎が客となり、五つ子たちは接客練習も行った。 開店し、沢山の客の注文を協力してこなしていく。 常連客が五つ子たちに、ある提案をしたが…。
  • 五つ子ちゃんと真夏のビキニ ~飛びっきりのサマータイム~
    • 五つ子たちから海沿いのリゾートホテルに誘われた風太郎。とはいえ、そこは家庭教師の上杉風太郎。五つ子たちに勉強をさせることは忘れていない。 無事に勉強を終えた風太郎と五つ子は、 ホテルで行われているイベント 「ビーチを楽しむ宝探しミッション」に参加することに。 ミッションをこなすと出会える素敵な宝とは一体?
  • 五つ子ちゃんと夢幻のひまわり ~私たち入れ替わってる!?~
    • 目が覚めると、風太郎はひまわりに囲まれた幻想的な場所にいた。 そこに一花と四葉がやって来て、中身が入れ替わってしまったと風太郎に告げる。 風太郎はひまわり畑を回って五つ子たちを探し、真相を突き止めようとする。
  • 五つ子ちゃんの花火大会が四葉の場合 ~大きくて小さなサプライズ~
    • 風太郎と五つ子たちは花火大会にやってきた。 かき氷、りんご飴、人形焼き、焼きそばといった、屋台ならではの食べ物を買ってきて、みんなで楽しく食べる。 食事を終え、花火が始まるまで自由行動になり、その時風太郎は、四葉のいつもと違う様子が気になり…。
  • 五つ子ちゃんとお洒落なキャンプ トラブル・グランピング
    • 風太郎と五つ子たちは、グランピングが楽しめるキャンプ場へやって来た。 ところが予約の手違いでキャンプ場まっていて、火を起こす道具すら借りられない状況に。 それでも風太郎は、みんなで協力してキャンプを決行しようと提案。五つ子たちはアイデアを出し合い、 こんな状況でもご馳走を作る方法を考えることに。
  • 五つ子ちゃんのフレフレ!チアガール! ~五人でGo for it~
    • チアダンスクラブに参加して地元の少年サッカークラブを応援することになった五つ子たち。 割のいいバイトということで風太郎も試合当日の雑用スタッフとして手伝うことに。風太郎は練習中の五つ子たちにアドバイスしたり、 励ましたりする。 そしてやって来た試合当日、準備万端の五つ子に、思いもよらないトラブルが起こる…。
  • 五つ子ちゃんのうさみみパーティ ~満月の女子会からの脱出~
    • ウサギだらけの部屋でウサギの格好をしてパジャマパーティを開催する五つ子たち。 勉強をせずにパーティをしていると聞いて飛び込んできた風太郎は前回のパジャマパーティに引き続き、またしても五つ子と一緒に部屋に閉じ込められてしまう。 もちろん、脱出するには謎を解き明かさないといけない。今回江端が用意した謎は、 風太郎と五つ子たちの記憶力を問う物。
  • 五つ子ちゃんのハロウィンタイム ~TrickでTreatな夜~
    • 五つ子に呼び出されて待ち合わせの場所にやって来た風太郎。そこにはハロウィンの仮装に身を包んだ五つ子たちが待っていた。 ゲームに勝てば貰えるお菓子を倍にすると言われた風太郎は、 沢山お菓子を持ち帰ればらいはが喜ぶと考え、五つ子たちの挑戦を受ける。 そのゲームは五つ子と風太郎との知恵比べだ。
  • 五つ子ちゃんのガールズバンドが五月の場合 ナゾの楽譜と思い出のカタチ
    • ガールズバンドを結成して地元のフェスに参加することになった五つ子たち。 風太郎は参加賞で商店街の割引券セットがもらえると知り、五つ子のサポート役を務めることに。 本番のステージを借りて練習する日となり、移動の最中に五つ子の誰かが落とした楽譜を拾うのだが…。
    • 「イベントストーリー」と「五つ子ストーリー」の解禁には鍵が必要。鍵はログインボーナスで15個、「アニメ一期ストーリー」は1章ごとに15×2で30個、「イベントストーリー」のエピローグを見ることで3個手に入る。
  • ガチャ
    • ストーリーを最後まで読み進めるとガチャに「カード」が投入される。そのため、解禁にはある程度ストーリーをこなす必要がある。
    • 1回につき10枚のカードを引ける。ポイントといったものは一切必要なく、何度でも引ける。
    • ガチャで出るのは「イベントストーリー」や「五つ子ストーリー」で使われる一枚絵で、「アニメ一期ストーリー」で使われる一枚絵は対象外。未入手のものが優先的に出るようになっている。
    • ガチャで引き当てたカードは「アルバム」に登録される。プロフィール画像に使うこともできる。
  • メモリーズ
    • ガチャで引き当てたカードとお気に入りに登録したシーンを閲覧可能。
    • お気に入りは当該シーン中に登録可能。
  • ラストプレイ
    • 最後にプレイした場所から再開可能。
  • プロフィール
    • 名前・カナ、実績(アニメ1期、イベント、五つ子、コクハク、カードの収集率)、お気に入りの一枚絵が確認可能。

メインキャラクター

  • 上杉風太郎(うえすぎ ふうたろう)
    • 主人公。大仏の町・太田川*3にある旭高校(アニメ1期ストーリーでは「旭山」になっている部分がある)に通っている。クラスは2年1組。成績は英語、数学、国語、理科、社会の5科目で100点を取れるほど優秀だが、身体能力は三玖と同等程度に低い。父親同士の繋がりによって中野家の家庭教師を請け負うことに。
    • 本作では名前変更可能であり、デフォルトネームは上杉風太郎、カナはウエスギ フータロー。一花と三玖の呼び方から名の読みのデフォルトがフータローになっている。
  • 上杉らいは
    • 風太郎の妹。上杉家の家事担当。本作ではナビゲーターを担当する。
    • 風太郎ことを「クズで自己中で最低の人間」と評する一方「良いところもいっぱいある」と評する。そんなこともあり、風太郎に毒を吐くこともあるが、健気さ故に風太郎から溺愛されている。
  • 中野一花(なかの いちか)
    • 中野家の長女。公式イラストでは のクッションを抱きしめている。髪型はアシンメトリーのショートヘアー。
    • 制服の着方は胸元のボタンが開いていて、上着を腰に巻いている。
    • 右耳にピアスをつけており、一期ストーリーの9章で見られるアイコンもピアスになっている(ステンドグラスか魔法陣のような模様だがではピアスということになっている模様(参考))。
    • 女優になる夢があり、学校に行きながら仕事をこなしている。花火大会以降、風太郎に好意を持つようになる。
    • クラスは2年2組であり、同じクラスの前田に一緒に踊ってほしいと言われたことも。
  • 中野二乃(なかの にの)
    • 中野家の次女。公式イラストでは のクッションを抱きしめている。髪型は黒い蝶の髪飾りを左右に着けたツーサイドアップ。
      • 髪型が変わるエピソードはアニメ2期の内容となるため未収録。「イベントストーリー」「五つ子ストーリー」では「五つ子ちゃんの温泉旅行」までが髪型を変える前で、「五つ子ちゃんのバレンタイン」から髪型を変えた後になっている。
    • 制服を着ているときは黒いカーディガン(アニメ1期ストーリーでは紫に近い配色になっている。これに関しては後述)を羽織っている。制服の衣替えという概念を失っている設定らしく、冬服でもブレザーを着用しない。靴下は白いニーソックスを履いている。クラスは2年5組。
    • 好きな動物はうさぎであり、アイコンはうさぎ。スマホや花火大会の時に着ている浴衣などもウサギをあしらったものになっている。
    • 風太郎に対する印象は悪く、初対面から酷い発言があったり、飲み物に睡眠薬を盛ったり、他の4人の勉強の妨害をしたりする等問題行動が目立っていた。
    • おしゃれに気を使うところがあり、ネイルをしたり、コンタクトレンズを着用しているほか、風太郎にピアスを開けさせようとしたことも。社交性も高いようで、二乃の友人が2人確認できる。
    • ワイルドな男性が好みなようで、金髪姿の風太郎を見たときは一目惚れしていた。
  • 中野三玖(なかの みく)
    • 中野家の三女。公式イラストでは のクッションを抱きしめている。セミロングで右側が隠れるような前髪が特徴で、ヘッドホンがトレードマーク。
    • 制服の着方は青いカーディガンを着ておりボタンは全て留めている。夏でもストッキングを履いている。クラスは2年4組。
    • 戦国武将が好き。特に武田信玄を好んでいる事から、風林火山も度々引用している。武田菱も三玖のアイコンとして使われている。「自分の趣味は変わったもの」だと考えている為、姉妹にも秘密にしていた。
    • 姉妹の中で最も最初に風太郎への好意を自覚したが、彼の好みの女性像(「いつも元気」「料理上手」「お兄ちゃん想い」)が自分と反対なのを気にしている。
      • 料理は不器用で味音痴なうえ、手順通り作っても失敗するため、大の苦手である。貧乏舌の風太郎は問題なく食べられるが…
  • 中野四葉(なかの よつば)
    • 中野家の四女。公式イラストでは のクッションを抱きしめている。リボンがトレードマーク。
    • 名前に四葉とあるだけあって、私服に428と書いてあるものがあったり、四つ葉のクローバーがアイコンになっていたりする。
    • 制服は胸元に緑色の蝶々リボン、黄色のベストを着て、靴下は黒のハイソックスを履く。クラスは2年3組。
    • とても人懐っこい性格で早い段階から風太郎に付きまとっており、勉強会にも一応早い段階から参加しているが、頼まれごとがあるとそちらを優先してしまう。
    • らいはのことを気に入っており、妹にしたいと口走ったりしたことも。
  • 中野五月(なかの いつき)
    • 中野家の五女。公式イラストでは のクッションを抱きしめている。星型の髪飾りとアホ毛が特徴。アイコンも星。
    • 制服はシャツの上に赤いベストを着ており、白いハイソックスを履いている。また、姉妹の中で一番スカートの丈が長い。
    • 風太郎と同じクラス(2年1組)だが、初対面からいきなり風太郎にデリカシーのない言葉を言われたことを根に持ち、彼を敵視していた。
    • 食いしん坊な一面があり、二乃から「肉まんお化け」と呼ばれている。星のアイコンで食いしん坊だからといって星のカービィではない
    • 上杉家に来た時かららいはのことを気に入っており、彼女の頼み事は基本的に断れない。

評価点

  • 「アニメ一期ストーリー」はアニメのそのままの内容なので、ファンも普通にアニメが好きな人も楽しめる
    • 初期の五つ子の当たりが意外と強い(特に二乃と五月)。主人公に心を許した五つ子しか見てこなかった場合だと逆に新鮮に映るかもしれない。
    • 会話も主人公と五つ子で行われるのは当然ながら、姉妹同士で行われる場面も多い。
  • 「イベントストーリー」では五つ子たちの日常を垣間見れるものが豊富にある
    • 「イベントストーリー」や「五つ子ストーリー」ではテキスト量は多くないが五つ子たちの個性の持ち味を生かした内容になっている。目立ったキャラ崩壊はない。
    • ただ読み進めるだけでなく、ストーリーによっては謎解きやクイズ、五つ子当てなどもある。
  • グラフィック
    • 3Dモデルは2期・映画準拠のモデルで出来は悪くない。
    • ごとぱずオリジナルイラストのクオリティは高い。
      • その数も586枚とこの手のゲームにしては破格の量となっている。
  • サウンド
    • スマブラX』『新パルテナ』等に参加した西隆宏氏と『ポイズンピンク』『ラングリッサーI&II (Switch/PS4)』等のオカモトタカシ氏の2名が参加。
    • アニメと異なるBGMとなっているが、場面自体には合っている。例えば、呆れたようなシーンで流れる「もやもやする」はそこそこの頻度で使われたりする。
      • お金持ちのお嬢様を強調した五月のテーマなど、キャラクターのイメージから若干ズレているのでは?という曲も存在するが、そういった曲も曲自体の評価は低くない。
    • メインテーマは上杉らいは役の高森奈津美氏が歌う「わたしのヒーロー」。これまでの主題歌だった中野家の五つ子の曲と趣が異なる曲で、らいはの風太郎への想いが見事に表現できている。
  • UI
    • オートモードに加えて、お気に入り機能、バックログ、早送り(未読スキップ)の機能も備えられている。

賛否両論点

  • ホーム画面の仕様
    • 前述の通り、プレイする日によってタイトル画面とホーム画面の五つ子衣装が変化する仕様になっている。
    • 日によって変化が楽しめる反面、衣装・背景等をカスタマイズすることができない。特定の衣装でないと見れないモーションもあったりする。1期ストーリーと24回のイベントストーリーの要素が揃えられているだけに、それらを任意の時期に閲覧できる要素が欲しかったところ。

問題点

  • 分割されたストーリー
    • 「アニメ一期ストーリー」はアニメ1話分を10分割、「イベントストーリー」では1つのイベントを18分割されている。
    • ここで問題となるのが分割されたストーリーごとに挟まれるスキップor早送り不可能の「右下に「○○へ続く!」という表示→画面中央にロゴと題名表示」の存在。その長さも15秒程度と決して短いとは言えないので、テキスト量の短さの割にテンポが悪い仕様となっている。
      • その中でも「前編・後編」で分割されているものは分割の必要性自体疑われるものとなっている。流石にこのあたりは統合すべきだろう。
    • 「五つ子ストーリー」「コクハクストーリー」はこのような分割がされていないため問題は起きていない。
  • 「コクハクストーリー」の結末の使い回し
    • 結末部分がシーズン1は2~5、6は7~10、11は12と内容が重複しており、選択肢の分岐も考慮すると1人当たり合計6パターンしかない。
    • シーズン4~5の二乃は原作後期準拠にもかかわらず、結末部分は原作初期準拠のテキスト・グラフィックになっているため、違和感がある。
  • UIは完璧とは言えず、過去のCS作品でできていた要素が抜け落ちている部分もある
    • 既読の表示がない。
      • 「コクハクストーリー」ではこの影響がモロに出ている。一応達成率はパーセント表記で見られるし、「五つ子のうち誰かを選ぶ」「五つ子のうち誰かを選んだあと別の誰かを選ぶ」の両方見ればメニューにある五つ子アイコンの「!」が消える*4が、既に選んだ選択肢の表示や既読のテキストの表示がなく、どこが未読かがわからなくなっている。既に見た選んだ選択肢を忘れてしまったらしらみつぶしに探すしかない。
    • 読み返し機能は選んだ選択肢は表示されない仕様になっている。『ごとなつ』『ごときす』のバックログは選んだ選択肢は表示されていた。
      • また、シーンジャンプもできなくなっている。
    • ガチャは一括で結果を表示することができず、1つずつしかスキップできない。
  • 「アニメ一期ストーリー」部分の絵柄
    • アニメ1期の一枚絵による画像と本作で用意された3Dモデルが併用されている。一枚絵は1期のものだが3Dモデルは2期・映画準拠。
    • どういうことかというと、流用元であるアニメ版が1期と2期・映画ではスタッフや制作会社が大きく異なる(アニメ1期は手塚プロダクション、2期・映画はバイブリーアニメーションスタジオが担当)上、1期特有の画風が引き継がれず2期で一新された経緯を持っている。そのため絵柄の違いが比較的大きめになっている。そんなアニメ1期の一枚絵をそのまま使用したことにより、一枚絵と3Dでキャラの線や色使いにかなり違いが出ており、違った印象を与えるキャラクターが散見される。
      • わかりやすい例として髪の色が赤茶色(2期・映画は茶色)の三玖、カーディガンの色が紫色(2期・映画は黒)の二乃、目の色が緑色(2期・映画は黄色*5)のらいは、色が紺色(2期・映画は黒に近い)の高校制服のブレザー等。
      • 質的な意味でもごとぱずオリジナルイラストと比べると全体的に低め。
    • ごとぱずオリジナルイラストは書き下ろしな上に2期・映画の絵柄に合わせており、3Dモデルとの差異は少なくほとんど違和感はない。
  • 風太郎のボイス
    • 主人公である風太郎役の松岡氏のアニメの演技は、ちょっとしたセリフにも風太郎の苦労人感がよく表現されていたが、本作ではそれがまるまるスポイルされた。
    • また「イベントストーリー」「五つ子ストーリー」も主人公のボイスは当然の如く用意されていない。
  • 主人公の名前がボイスで読み上げられない
    • 今作は主人公の名前が可変となっており、主人公に関するテキストはボイスがすべて読み飛ばされる。
    • 「イベントストーリー」「五つ子ストーリー」では名前のカットをある程度考慮して執筆されているが、「アニメ一期ストーリー」のテキストは名前のカットを前提としたテキストにはなっていない。字幕と音声の違いはかなり不自然な印象を生み出している。
    • まるまる一行読み飛ばされる物から、二人称や指示代名詞で無理やり読み替えられるまで、パターンは様々。
      • 前者は例えば「いじわるするフータローには飲ませてあげない」が「いじわるする 飲ませてあげない」と読まれるといった具合。後者の例としては、「フータロー(くん)」が「(きみ)」と読まれてしまう。
    • 実際にプレイするとテキストとボイスの不一致が大きな違和感を生み出し、没入感が削がれてしまう。
    • リメイク版『ライブアライブ』等でも似たようなケースがあり、そもそもこうしたリスクを背負ってまで名前を可変にすべきだったのか、デフォルトネーム時のみ主人公名を読み上げるのでは駄目だったのかなど、改善の余地があっただけに何とも残念である。
  • 寂しい設定項目
    • 設定できるのはBGM、効果音、ボイス、ムービーの音量と継続設定のみ。
    • 『ごとなつ』『ごときす』ではテキストの表示速度やメッセージウィンドウの透明度、キャラごとの音量設定等もあったがそれも存在しない。ベースが異なる*6都合上ノウハウをそのまま流用できなかったのかもしれないが…。

総評

本作を一言で言い表すと、「ストーリー付きのアプリゲームからストーリーを抽出しアドベンチャーゲームに調整した作品」である。
アニメの雰囲気そのままで、様々なイベント要素を楽しめるのは魅力的。
一方で、アドベンチャーゲームとして見た場合、テンポの悪さやUIの粗さが目に付きやすい面が見られる。

本作の1期ストーリーの範囲は原作漫画やアニメでも体験できるが、『五等分の花嫁』には興味があるというユーザーなら本作を手に取ってみる価値はあるだろう。


余談

  • サントラ化で初めて本作オリジナル曲に曲名が付いた。なお、ゲーム内にサウンドテストにあたる機能は存在せず、サントラでのみ曲名を見ることができる。
    • ただし、クリスマスやお正月等に使われるBGMは未収録となっている。これらは後に『2nd』の特典サントラに収録された。
    • 曲名は、使用場面や原作の台詞をそのまま曲名にしたものが多い。
      • 例えば三玖のテーマ曲が「この町には まともな家庭教師は」となっているが、五月もこの台詞を言っており、三玖自身がかなり早い段階で風太郎と打ち解けるキャラなので違和感はある。
  • 過去の五等分のコンシューマゲーム作品と同様に動画サイトでの実況・配信が公式にて禁止されている。
    • 禁止されているのはCS版で、アプリ版は禁止の通達は出されていない模様。
    • ゲーム本体のキャプチャ機能には制限はかかっていない。

五等分の花嫁 ごとぱずストーリー 2nd

【ごとうぶんのはなよめ ごとぱずすとーりー せかんど】

ジャンル メモリアルアドベンチャー

対応機種 Nintendo Switch
プレイステーション4
発売・開発元 MAGES.
発売日 2024年10月31日
定価 パッケージ版:6,930円
ダウンロード版:6,930円
限定版:13,530円
スペシャルボックス:22,330円
レーティング CERO:B(12才以上対象)
判定 なし
ポイント アニメ二期ストーリーと23回のイベントストーリー収録
UI等の問題点はそのまま
少年マガジンシリーズ

概要(2nd)

2020年にリリースされたスマートフォン用ゲーム『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。』(通称・ごとぱず)の家庭用機移植版の2作目。
『五等分の花嫁 ごとぱずストーリー』の続編にあたり、公式ポータルサイトでは「etc.2」として扱われている。

2024年4月27日に発表された。

本記事では、『ごとぱずストーリー』を「前作」として扱う。
前作とはストーリーや衣装、カード、オープニングの収録内容が異なる程度で、登場人物や既存システムについては前作と同様なので、前作を参照のこと。


前作からの変更点

  • 初めてのゲーム開始時に主人公の名前と誕生日を決める。
    • 前作のデータがあると名前と誕生日を引き継ぐか聞かれる。ない場合は前作と同じように履歴書を用意するという名目で名前と誕生日を決める。
  • TVアニメ二期を再現した「アニメ二期ストーリー」
    • 全12章で風太郎が五つ子の父が経営する病院*7に入院するところから修学旅行を終えるまで(原作でいう10巻86話まで)が収録されている。
    • 四葉と勤労感謝ツアーする話が3年生になってからになる等、アニメ化にあたって変更された点も受け継いでいる。
  • 2021年11月からの1年間に開催された23回のイベントの「イベントストーリー」
  • 2021年11月からの1年間に開催された23+1回のイベントの「五つ子ストーリー」
  • 2021年11月からの1年間に開催された23回のイベントの「コクハクストーリー」
    • 五つ子ストーリーの2イベント分の選択肢を全て見るとコクハクストーリーが解禁される(シーズン16に限り、1イベント分だけで解禁)。2つのイベントで1シーズンなので12回分ある。
    • 「五つ子のうち誰かを選ぶ」を1人分全てのシーズンで行うことで該当キャラのマーメイドウェディングが解禁。「五つ子のうち誰かを選んだあと別の誰かを選ぶ」はカード入手には関係なくなった。
+ 収録イベント一覧(折り畳み)
  • 五つ子ちゃんと秋のコンコン紅葉ミッション ~謎めく狐の恋調べ~
    • 神社のきつね祭りに参加することになった。日頃の感謝を伝えるため、五人にお守りをプレゼントすることに。
  • 五つ子ちゃんと芸術の都のロマンス ~クマちゃんに想いを込めて~
    • 異国情緒あふれる芸術の都(フランス・パリ)にやってきたが、その途中、五つ子からゲームの提案が出た。
  • 五つ子サンタとクリスマスデート ~私の彼氏になってほしいの!×5~
    • クリスマスの遊園地。五つ子に呼び出され、1対1のクリスマスデートをしてほしいと言われる。
  • 五つ子ちゃんインワンダーランド ~魔法のクッキーと奇妙なお茶会~
    • ふと目覚めると夢の中の不思議な世界。案内人は五つ子そっくり。帰り道を探すことに。
  • 五つ子ちゃんの正月は、今だけ一花のために ~五等分じゃ物足りないから~
    • 初詣で神社を訪れたら、巫女装束の五つ子がいた。五つ子たちと手伝いをすることに。
  • 五つ子ちゃんと混浴温泉 ~一緒に入るなんていけません!~
    • 商店街の福引でスパリゾートに来た。そこでも五つ子と偶然遭遇したが…。
  • 五つ子ちゃんのバレンタインドラマ ~コクハクはとろけるチョコのあとで~
    • 五つ子のもとに舞い込んできたバレンタイン広告出演の依頼。五つ子たちと手伝いをすることになったが…。
  • 五つ子ちゃんの水上バトルは今だけ二乃のために ~背中を預けたい人は…~
    • 五つ子から「水着を以って集合」と温水プールに呼び出された。水上サバゲ―風のイベントに一緒に参加してほしいと言われて…。
  • 五つ子ちゃんのドキドキお茶屋バイト ~恋の和歌は詠み人知らず!?~
    • 五つ子と古民家カフェでバイトをすることになった。閑古鳥が鳴くでお客さんを集めることになる。
  • 五つ子ちゃんの桜舞う青春デイズ ~シャッターチャンスは君のウインク★~
    • 制服のモデルになった五つ子と撮影に付き合うことになった。ロケ地となった場所は桜が満開の素敵な学校。しかし…。
  • 五つ子魔女と青いバラの迷宮 ~吾輩は黒猫である!?~
    • 青いバラ園で目覚めると、黒猫の姿になっていた。そこには試練を受けに来た魔女見習いの五つ子が現れた。
  • 五つ子ちゃんのバースデーライブ ~祝福と感謝があふれる一日~
    • バースデーライブとパーティを開催することになった五つ子。計画はうまくいくだろうか?
  • 五つ子ちゃんのVRゲームは今だけ三玖のために ~私とデート、してほしいの~
    • VRゲームにはまっていた五つ子。特に三玖はずっと部屋にいて、三玖以外の4人は仮想現実の中へ三玖を探しに行くことになる。
    • 合間に伊藤美来氏考案の五つ子歯磨きタイムがある。
  • 五つ子ちゃんとあまつゆの中で ~雨に濡れてはいけません!~
    • 五つ子に誘われ紫陽花園にやってきた。そこには『6月の刻 雨に一度も濡れず園内であることをすると意中の人と結ばれる』という噂があり…。
  • 五つ子ちゃんの謎解きラビット ~君のハートにチェックメイト~
    • 話題の脱出ゲームに参加することになった。鍵となるのはチェスの駒らしい。
  • 五つ子ちゃんとサマービキニ ~夏だ!海だ!サメ映画だ!!~
    • らいはや五つ子と共に夏の海を楽しむ風太郎。サメ映画のエキストラに参加することになった。
  • 五つ子キャビンアテンダント ~空の上でドキドキをお届け!~
    • バーチャルフライトイベントで五つ子のキャビンアテンダント体験に協力する風太郎。雲行きが怪しくなり…。
  • 五つ子ちゃんの夏祭りは今だけ四葉のために ~私のわがまま、叶えてくれますか?~
    • 五つ子と夏祭りにやってきた。会場の催しを楽しんでいるが五つ子の誰かが先回りしているようだ。
  • 五つ子ちゃんとスプラッシュパレード ~水に濡れてはしゃいじゃおう!~
    • 五つ子に呼び出され、大型テーマパークにやってきた風太郎。パレードの特等席チケットを手に入れるために皆で隠れキャラクターを探すことに。
  • 五つ子ちゃんが探偵だった場合 ~Flie.1 俺がこいつらの先生に?~
    • イギリスで探偵業をしているフータロー・上杉・ホームズ。そこに生徒の五人がやってきて…。
    • 竹達彩奈氏考案のイベント。
  • 五つ子ちゃんが怪盗だった場合 ~Flie.2 あなたのハートを頂きます~
    • 「五つ子ちゃんが探偵だった場合」のその後を描いたエピソード。五つ子の怪盗を追う。
    • 花澤香菜氏考案のイベント。
  • 五つ子ちゃんのドキドキハロウィン ~パンプキン・プライドの呪い!?~
    • ハロウィンイベントにやってきた五つ子と風太郎。かぼちゃの被り物が風太郎の頭から抜けなくなってしまう。
  • 五つ子ちゃんのマーチングバンドは今だけ五月のために ~あなたと共に、心のリズムを~
    • 学園祭でマーチングパフォーマンスをすることになった。しかし五月は本来の調子を出せていない。
  • 特別収録
    • 初夢ガチャ
      • 春場ねぎ原案の衣装と、週刊少年マガジン編集部完全監修のオリジナルストーリーが見られる。五つ子ストーリーのみだが、これだけは最初から解禁されている。
    • マーメイドウェディング
      • こちらはイラストとボイスのみで、専用のストーリーはない。
  • プレイする日によってタイトル画面とホーム画面の五つ子衣装が変化する要素は本作収録のイベントに登場する衣装に差し替えられている。
  • ガチャ
    • ガチャ画面の五つ子イラストはアニメ2期のものから本作で書き下ろされたもの*8へと変更されている。

評価点(2nd)

  • メインストーリーはアニメのそのままの内容なので、ファンも普通にアニメが好きな方も楽しめる。
    • この辺りはシリアスな話も増えてくる時期であり、風太郎と五つ子の取り巻く環境が大きく変わってくる。
  • イベントストーリーでは前作とはまた違った五つ子たちの日常を垣間見れるものが豊富にある。
    • 本作では海外を舞台とするストーリーも登場。相変わらず五つ子たちの個性の持ち味を生かした内容に仕上げている。
  • ごとぱずオリジナルイラストのクオリティも変わらず高い。
    • 中には『ごときす』の公式イラストも一部だがカードとして収録されている。
    • 2期ストーリーの1枚絵も視聴に耐えうる水準になっている。オリジナルイラストや3Dモデルとの違和感も少ない。

賛否両論点(2nd)

  • OPの主題歌がなくなり、単なるBGMになった。
    • BGMは「ごとぱずホーム画面(1周年記念)」で、BGMの質が低いわけではないが、ゲーム作品ではこれまで毎回主題歌が書き下ろされていたことを考えると残念なところ。
    • 2024年は5周年ソング「君だったから」、風太郎のキャラソン「色褪せない気持ち」、アニメ『五等分の花嫁*』の挿入歌「輝き出した私たち」があり、それらにリソースを割かれた故に用意できなかったと考えられる*9
  • イラストの量が586枚から461枚に減少。
    • イベントが23回と前作より1回分少ないこともあり、イラストの数自体も減っている。とはいえ依然としてこの手のゲームの中では破格の量である。

問題点(2nd)

  • アニメ二期ストーリーのカットされた内容
    • 原作5巻~10巻にあたる内容であるが、収録内容はややカットの目立ったアニメ2期と同等。そのため「リビングルームの告白」*10、「学級長の噂」などといったエピソードは未収録。
    • 他にも、「今日はお疲れ」で馴れない新居に四苦八苦するシーン、「スクランブルエッグ」で一花と三玖が本音をさらして笑いあうシーンなど細かいイベントもなくなっている。
    • 2022年2月に行われた「ハイチュウ」とのコラボ企画でこういったアニメ2期未収録のエピソードのいくつかが音声のみとは言え存在したが、本作では採用されていない。
  • コクハクストーリーの結末部分が合計6パターンしかないのは変わらず。
    • シーズン13~15は前作のシーズン11・12と同じ。シーズン16のものは17~20、22~24と広範囲に使いまわされている。内容の重複がないのはシーズン21のみ。
  • 「右下に「○○へ続く!」という表示→画面中央にロゴと題名表示」の存在も変わらず。その長さも15秒程度から18秒程度に伸びており悪化している。
  • その他代わり映えのしない不便なUI、風太郎関連のボイスがないこと、設定項目の少なさなど流用して欲しくない部分は軒並みそのままになっている。

総評(2nd)

前作とは異なるイベントが展開され、相変わらず様々なイベント要素を楽しめる。
ゲーム部分のUI等の出来は前作と変わらずで、改善の兆しが見えない部分がある。

『五等分の花嫁』に興味があるというユーザーならそれなりに楽しめるだろう。


余談(2nd)

  • とあるキャラの初夢衣装について
    + 他メディアミックスのネタバレ含みます
    • 原作者が考案した衣装であり、他の姉妹の初夢衣装はそれぞれの進路に合わせた衣装になっているが、原作で最後まで職業不明だった四葉のものはナース服を思わせるもので、おおよそ体育大学(現実でいうところの至学館大学か日本体育大学あたりか)の出とは思えぬ出で立ちで登場。五つ子ストーリーの内容からしても「患者」などといったワードが出てくるなど、医療系か福祉系の職に就いたと思わせる内容であった。
    • 2024年に公開されたアニメ『五等分の花嫁*』では理学療法士の道を進んでいるという設定が追加されていた。医療系or福祉系の道に進んだというのが2024年時点の公式設定であろう。
      • なお、同作には理学療法士の仕事をしている場面は1コマもなく、精々理学療法士の参考書が出てくる程度で、同作で描かれた悩みも姉妹の中で唯一仕事と関連しないものだった。
    • ちなみに『ごときす』の特典ドラマCDでは子供向け運動教室の先生であった。そちらは現実の体育大学でも取得が目指せる資格。また、原作の時点で結婚式の日にカフェなかのに来た際にジャージを着用しており、見た目だけなら運動教室の先生らしさはある(一番くじにおいてはこの姿が「夢を叶え活躍している姿」と説明されたこともある)。
  • 例によって動画サイトでの実況・配信が公式にて禁止されている。
    • 前作同様ゲーム本体のキャプチャ機能には制限はかかっていない。
最終更新:2025年01月31日 19:06

*1 父親のマルオの秘書。五つ子の送迎も行っていた。

*2 父親のマルオは医療従事者である。

*3 顔出しパネルより。顔出しパネルには大仏の町とも描かれているが現実の愛知県東海市には聚楽園大仏が存在する

*4 例えば一花の場合「一花を選ぶ」「一花以外を選んだ後一花を選ぶ」の両方を見た後、一花のアイコンに「!」が消える。

*5 原作12巻表紙で風太郎の目の色が黄色になり、2期でそれに倣ったため、それに伴っての変更と思われる。ちなみにらいはは原作でセンターカラー等で描かれる機会はなく、アニメ1期で緑色になり、原作フルカラー版でも緑色に設定されていた。

*6 『ごとなつ』『ごときす』はKaleido ADV Workshopだが本作はCRIWAREを使用している

*7 モデルは西知多総合病院。2023年のアニメ『五等分の花嫁∽』では取材協力でクレジットされていた。

*8 一花:新春巫女、二乃:五つ子大怪盗、三玖:ゴシック魔女ガール、四葉:ぼん-Dance浴衣、五月:学園祭マーチング

*9 「君だったから」と「輝き出した私たち」の2曲に関しては『ごとかの』主題歌の「世界中たったひとつ」と作詞・作曲・編曲担当が同じ

*10 アニメでは2023年のアニメ『五等分の花嫁∽』で展開されているが本来は「七つのさよなら」前に行われる。なお、名前だけは「七つのさよなら 第一章」のチャプター1で使用。