注意:このページではPSP用ソフト『メタルギアソリッド ポータブル オプス』と、その続編『メタルギアソリッド ポータブル オプス +』を併せて紹介する。
【めたるぎあそりっど ぽーたぶる おぷす】
ジャンル | タクティカル・エスピオナージ・アクション | ![]() ![]() |
対応機種 | プレイステーション・ポータブル | |
開発元 | コナミデジタルエンタテインメント(小島プロダクション) | |
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント | |
発売日 | 2006年12月21日 | |
定価 | 4,980円 | |
レーティング | CERO:C(15才以上対象) | |
コンテンツアイコン | 犯罪、暴力 | |
判定 | なし | |
ポイント |
PSP向けタイトルで初の『MGS』 若き日のロイ・キャンベルが登場する『3』の続編 操作キャラが変更可能なシステムなど新要素が光る 実質『MGS:PW』『MGSV』のプロトタイプでもある 非小島監督作品故に立場が微妙 |
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メタルギアシリーズ |
PSP向けタイトル4作目にして、初めてシリーズ伝統の諜報アクションスタイルになった作品。
携帯機で諜報アクション版が出るのは、GBCの『ゴーストバベル』以来。
『MGS3』後のネイキッド・スネーク、すなわちビッグ・ボスの行動を描く物語となっている。
シリーズ生みの親の小島秀夫監督は本作では総監督・プロデュースを担当している。
拡張パックとして対戦や兵士集めに特化した『メタルギアソリッド ポータブル オプス+』が発売されている。
本作のセーブデータを引き継いで遊ぶことも可能。
コロンビア中部沿岸・サンヒエロニモ半島。軍事的な理由から世界地図に正確な地形が記されていない。別名死者の半島。
キューバ危機によって撤退した基地に代わりソ連の中距離ミサイル基地の建設が計画されていたこの土地は、東西の緊張緩和で基地の建設が放棄され、祖国に捨てられたソ連兵が存在していた。
スネークイーター作戦から6年後の1970年11月2日。中央情報局(CIA)のある特殊部隊が軍の最高機密である新型の兵器を盗み、半島を占拠した。
既にFOX部隊を除隊していたネイキッド・スネーク(ビッグ・ボス)はこのクーデターに巻き込まれ、拘置所で捕虜尋問官を名乗る男に「賢者の遺産」の在り処を問われる。
そこでスネークは同じく拘置所に捕まっていた若きグリーンベレー隊員・ロイ・キャンベルと出会い、共に脱出を図ることとなる。
スネークは、かつての上官であるゼロ少佐が国家反逆罪の容疑で拘束されている事、スネーク自身が反乱の首謀者であるという容疑がかかっている事、
そしてクーデターを起こした組織の名が、かつて自らも所属していた特殊部隊・FOXであることを知る。
この嫌疑によって東側はもちろん、西側の陣営からも追われる身となったスネークは、仲間を集め、自らの潔白を証明するためFOXHOUND(FOXを狩るもの)を結成、FOX部隊の鎮圧へと乗り出す。
※Wikipedia参照
『メタルギア』シリーズの中でも毛色の違う作品だが、完成度は高く纏まっており、プレイすれば楽しめる一作。
携帯機になったとはいえ質は落ちておらず、シリーズ作品の価値を感じる。
チート問題に閉口したプレイヤーもいるだろうが、対戦そのものはクオリティが高く人気だった。
後に発売された『メタルギアソリッド ピースウォーカー』『メタルギアソリッドV ファントムペイン』では
敵の捕獲、育成要素、アイテム開発といった本作の新要素がパワーアップして取り入れられている。
従来の潜入アクションに留まらないシミュレーション的なやり込み要素を備えた新たな『メタルギア』の礎となった作品と言えるだろう。
【めたるぎあそりっど ぽーたぶる おぷす ぷらす】
ジャンル | タクティカル・エスピオナージ・アクション | ![]() |
![]() |
対応機種 | プレイステーション・ポータブル | ||
開発元 | コナミデジタルエンタテインメント(小島プロダクション) | ||
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント | ||
発売日 | 2007年8月23日 | ||
定価 |
通常版 2,400円 DX版(*13) 4,300円 |
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レーティング | CERO:C(15才以上対象) | ||
コンテンツアイコン | 暴力 | ||
判定 | なし | ||
ポイント | 部隊育成・収集に特化 |
前作の「サンヒエロニモ半島事件」後、舞台は同じサンヒエロニモ半島にて、残党の殲滅を兼ねて"FOXHOUND"の部隊強化を行う。
ナビゲーションは引き続き足を怪我をしているキャンベルが行うが、メタ的な発言が増えて、ルール説明役に徹している。
ストーリーは無く、前作未プレイの場合は味気なく感じるだろう。あくまでも前作の対戦や部隊育成にハマった人向けのゲームである。
複数ステージをまたぐ本作のミッションは前作に比べ武器装備やスタミナの管理に気を配らねばならず、どこに飛ばされるか分からないことや、無茶な"特殊ミッション"により、難易度は前作以上となっている。
*1 1972年はシリーズの最重要人物2人が生まれた年であり、この年に至っても事件が終わっていなければ確実に歴史が変わってしまうため。
*2 ほとんどの作品では、いわゆるエロ本。敵を引き付けて一時的に無力化することができる設置武器。
*3 実は当時のキャンベルは女好きであり、敵兵の説得も女性を口説くために学んでいた心理学を活用している。
*4 一般キャラよりも比較的高い能力を持ち、ミッション時に死亡しない。
*5 代表作は『アスラクライン』『ダンタリアンの書架』『ストライク・ザ・ブラッド』など。いずれもアニメ化される程の人気作である。
*6 残りの「賢者の遺産」の回収や、(サブイベント扱いだが)行方不明とされたエヴァの消息など。
*7 ストーリーの流れでは合流不可のゼロは例外。オセロットもイベントこそあるが、こちらもストーリー上では合流しない。どちらもあくまでゲームシステム上で加入するのみ。
*8 その為にスネークに仲間として協力しているオセロットがアメリカで暗躍、潜入しているソコロフに自分からの通信が入る、(プレイヤーの)ジーンが投げナイフでメタルギアを破壊する、といった珍現象も発生する。
*9 ボスの一人であるパイソンに限り、スタミナキルをするとボス戦後のイベントが彼を助けるものに変化し、以後は使用可能になる。それ以降は本編には登場しないので設定上の消息は明言されないが、スネークと和解して協力するようになったとも解釈できる作りになっている。
*10 恐らく前作の出来事から6年が経過したことで、より『メタルギア』のビッグボスの性格に近付けたいという意図があったと思われる。ちなみに本作の4年後にあたる次作『MGS:PW』では『MGS3』に近い性格に戻っている。
*11 総監督という立場ではあるが、監督自体は山本真裕氏が担当している。
*12 諜報員派遣の情報も明確な加入フラグだと解りにくい。
*13 無印とプラスのセット版。