お機甲盤古 第六十三章
<翻訳者コメント>
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守芬(神府煤田と仙縫鎮の時は)
(何も変化はなかった)
(けど『』の時と今回は)
(変身した…)
(そうだ…その2回とも)
(盤古はある場所にダメージを負ってる……)
(何も変化はなかった)
(けど『』の時と今回は)
(変身した…)
(そうだ…その2回とも)
(盤古はある場所にダメージを負ってる……)
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守芬(胸元の留め金……!!)
(あのパーツが傷つくことで…)
(陸文の施したリミッターが解けたのだとしたら…!)
(あのパーツが傷つくことで…)
(陸文の施したリミッターが解けたのだとしたら…!)
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盤古(我ノ…スベキハ……)
(ヤツラニ、コノ手デ…!!)
黄雷「……」
「メ…!」
(ヤツラニ、コノ手デ…!!)
黄雷「……」
「メ…!」
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魯泉「盤古!!」
盤古「…! ア……」
魯泉「盤古! ぼくたちの声、わかる!?」
盤古「ハ…ハイ」
魏恩(意識はある)
(…だが…)
盤古「…! ア……」
魯泉「盤古! ぼくたちの声、わかる!?」
盤古「ハ…ハイ」
魏恩(意識はある)
(…だが…)
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馬賢「フン……」
「仲間のピンチに、目覚めちまったってとこか」
「さすがは兵器」
「あだ討ちのために変身たあおそれいる」
「来いよ」
「お前のその無敵の力なら、俺をひねり潰すくらいワケないだろ?」
羅剛「……」
魏恩「盤古!」
盤古「ワカッテイル!」
「仲間のピンチに、目覚めちまったってとこか」
「さすがは兵器」
「あだ討ちのために変身たあおそれいる」
「来いよ」
「お前のその無敵の力なら、俺をひねり潰すくらいワケないだろ?」
羅剛「……」
魏恩「盤古!」
盤古「ワカッテイル!」
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盤古「ワカッテ、イ…マス」
「我ガ手ヲ出セバ、試験ハソコマデ」
「ゲームガ続ケバ…」
「黄雷ノ身ガアヤウイ」
魏恩「その通りだ。この場は棄権としよう」
「次の仙戯房で巻き返せばよい」
守芬「けどもう時間が…!」
魏恩「百も承知だ」
「判断は盤古に任せる」
盤古「……了解」
「審判…コノゲーム、我ラノ負…」
「我ガ手ヲ出セバ、試験ハソコマデ」
「ゲームガ続ケバ…」
「黄雷ノ身ガアヤウイ」
魏恩「その通りだ。この場は棄権としよう」
「次の仙戯房で巻き返せばよい」
守芬「けどもう時間が…!」
魏恩「百も承知だ」
「判断は盤古に任せる」
盤古「……了解」
「審判…コノゲーム、我ラノ負…」
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馬賢「!?」
魯泉「……え?」
魯泉「……え?」
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守芬「黄雷! 大丈夫なの?」
黄雷「ああ、痛みも落ちついた!」
守芬(もう、無茶するんだから)
黄雷「メカ亀、続けるぞ」
盤古「否。」
「ソノ傷…早急ナ治療ガ必要ト判断スル」
黄雷「もう血は止まった」
「オレはまだやれる」
黄雷「ああ、痛みも落ちついた!」
守芬(もう、無茶するんだから)
黄雷「メカ亀、続けるぞ」
盤古「否。」
「ソノ傷…早急ナ治療ガ必要ト判断スル」
黄雷「もう血は止まった」
「オレはまだやれる」
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魏恩(血は止まっただと?)
(あれだけのケガ…一体……)
黄雷「メカ亀」
「とりあえずそのゴテッとした変身解いてくれ」
守芬「…そうね」
「今のままだとやりにくいかも」
盤古「…デキヌ。汝ノ治療ガ優先デアル」
「ソレガ叶ワヌカギリ、我ハ元ニハ戻ラヌ」
黄雷「強情やつだな!!」
盤古「黄雷…サン」
(あれだけのケガ…一体……)
黄雷「メカ亀」
「とりあえずそのゴテッとした変身解いてくれ」
守芬「…そうね」
「今のままだとやりにくいかも」
盤古「…デキヌ。汝ノ治療ガ優先デアル」
「ソレガ叶ワヌカギリ、我ハ元ニハ戻ラヌ」
黄雷「強情やつだな!!」
盤古「黄雷…サン」
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盤古「ドウカ」
「我ノタメニ…身ヲ投ゲ出サナイデホシイ」
「我ノ受ケルダメージハ、皆ノソレヨリモハルカニ大キイ…ニモ関ワラズ、皆ハイカナル時モ我ヲカバオウト前ニ立ツ」
「ソレハ…イケナイ」
黄雷「…言いたいことはわかった」
「つまり、オレがあぶなくなけりゃいいんだろ?」
盤古「ム?」
「我ノタメニ…身ヲ投ゲ出サナイデホシイ」
「我ノ受ケルダメージハ、皆ノソレヨリモハルカニ大キイ…ニモ関ワラズ、皆ハイカナル時モ我ヲカバオウト前ニ立ツ」
「ソレハ…イケナイ」
黄雷「…言いたいことはわかった」
「つまり、オレがあぶなくなけりゃいいんだろ?」
盤古「ム?」
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黄雷「もうヘマはしたりしない! ゲームは続ける!」
「最後の最後まで、オレは絶対にここをはなれない!」
盤古「認メヌ」
「汝ハ、ラケットヲ振ルコトサエママナラヌ」
黄雷「フン…ああ言えばこう言う……」
「1つ思いついたことがある」
「……お前がノッてくれるなら、勝てるかもしれない」
「最後の最後まで、オレは絶対にここをはなれない!」
盤古「認メヌ」
「汝ハ、ラケットヲ振ルコトサエママナラヌ」
黄雷「フン…ああ言えばこう言う……」
「1つ思いついたことがある」
「……お前がノッてくれるなら、勝てるかもしれない」
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試験官「受験生! いつまでそうしている!」
「続けるのか続けないのか?」
「位置につかねば負けとみなすぞ!」
盤古「待タセタ。続行デアル」
「…始メヨウ」
「続けるのか続けないのか?」
「位置につかねば負けとみなすぞ!」
盤古「待タセタ。続行デアル」
「…始メヨウ」
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守芬「え? 黄雷が…」
魯泉「盤古の後ろに?」
馬賢「ハア?」
魯泉「きっと、黄雷がいい方法を思いついたんだ!」
魏恩「……きびしいかもしれぬな」
魯泉「盤古の後ろに?」
馬賢「ハア?」
魯泉「きっと、黄雷がいい方法を思いついたんだ!」
魏恩「……きびしいかもしれぬな」
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守芬「だ、大丈夫よ。そりゃ、あの子ちょっとヌケてはいるけど…」
魏恩「そうではない」
(「遏」字訣……か?)
(一時的に痛みをおさえて…なんと無謀な!)
(動けば傷口が広がる…)
(無理を続ければ致命傷にもなりかねぬぞ…)
(盤古、わからぬのか!?)
魏恩「そうではない」
(「遏」字訣……か?)
(一時的に痛みをおさえて…なんと無謀な!)
(動けば傷口が広がる…)
(無理を続ければ致命傷にもなりかねぬぞ…)
(盤古、わからぬのか!?)
- 16ページ
羅剛「機甲兵の後ろに立ちやしたね…」
馬賢「ま、大方攻撃を受けねえようにだろうよ」
羅剛「しかし…機甲兵は変身したまんまですぜ」
馬賢「ビビるこたぁねえ」
「よく見ろよ」
「機甲兵の右半身は変わってねえ。ありゃ不完全な状態ってこった」
「それに、ここは戦場でもなんでもねえーーコートだ」
「デカすぎる兵器の力なんざ持て余しちまうだけ」
馬賢「ま、大方攻撃を受けねえようにだろうよ」
羅剛「しかし…機甲兵は変身したまんまですぜ」
馬賢「ビビるこたぁねえ」
「よく見ろよ」
「機甲兵の右半身は変わってねえ。ありゃ不完全な状態ってこった」
「それに、ここは戦場でもなんでもねえーーコートだ」
「デカすぎる兵器の力なんざ持て余しちまうだけ」
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馬賢「何をしたところで…」
「返りうちにしてやるよ!」
黄雷「文字幻術…」
「返りうちにしてやるよ!」
黄雷「文字幻術…」
- 18ページ・19ページ セリフなし
- 20ページ
魯泉「っ…」
守芬「し…審判!」
試験官「な…7-8!」
羅剛「どうなってやがる…」
「今どうやって打ち返しやがった!?」
「機甲兵は少しも動いてねえんだぞ!?」
守芬「し…審判!」
試験官「な…7-8!」
羅剛「どうなってやがる…」
「今どうやって打ち返しやがった!?」
「機甲兵は少しも動いてねえんだぞ!?」
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黄雷『オレが文字幻術でボールをとらえる。打ちかえす役はお前だ』
『お前の後ろにいれば、オレもボールに当たらずにすむ』
盤古『ダガ……我ガ打テバ、ボールガコワレテシマウ』
『点ハトレヌゾ』
黄雷『十分の一の力で強すぎるなら』
『百分の一までしぼればいい』
『それでダメなら…』
『お前の後ろにいれば、オレもボールに当たらずにすむ』
盤古『ダガ……我ガ打テバ、ボールガコワレテシマウ』
『点ハトレヌゾ』
黄雷『十分の一の力で強すぎるなら』
『百分の一までしぼればいい』
『それでダメなら…』
- 22・23ページ
盤古「ドウヤラ……」
「千分ノ一ガ具合ガ良イラシイ」
馬賢「…………!!」
「千分ノ一ガ具合ガ良イラシイ」
馬賢「…………!!」