<翻訳者コメント>
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霍安「なーんでソイツら工場(ここ)に置いとくのよ?」
薛慶「利用価値があるからどす」
「記憶を探ってみれば、ええ情報持ってますやろ」
霍安「そっちは任せるよ」
「ボクは盤古の方見てくる」
薛慶「…霍安はん、気ぃつけなはれ」
「あの妖怪達、何をしでかすかわからへん」
霍安「大丈夫! 百ちゃんはボクの一味だ」
薛慶「利用価値があるからどす」
「記憶を探ってみれば、ええ情報持ってますやろ」
霍安「そっちは任せるよ」
「ボクは盤古の方見てくる」
薛慶「…霍安はん、気ぃつけなはれ」
「あの妖怪達、何をしでかすかわからへん」
霍安「大丈夫! 百ちゃんはボクの一味だ」
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薛慶「一味…?」
霍安「かつては、人間ども相手に、強きも弱きも喰らい尽くした仲だ」
「獲物は分け合い、江湖じゃ幾夜もの時間を共にした」
「生死も…苦難も…」
「こういうの、わかんないかなあ?」
薛慶「…………何百年前の話してはりますの?」
「今あんはんには、彼の心が見えてへん」
「ともすると…お互い行き違いが生じてはるかもしれまへんで?」
霍安「かつては、人間ども相手に、強きも弱きも喰らい尽くした仲だ」
「獲物は分け合い、江湖じゃ幾夜もの時間を共にした」
「生死も…苦難も…」
「こういうの、わかんないかなあ?」
薛慶「…………何百年前の話してはりますの?」
「今あんはんには、彼の心が見えてへん」
「ともすると…お互い行き違いが生じてはるかもしれまへんで?」
- 3ページ タイトル:混沌創世[二]
『昔々、光に満たされた宇宙に……ひとつの星(やみ)があった』
『光は星(やみ)へと降り注ぎ、やがて光湖を成した』
『光湖へ吸い寄せられた数多の立方体(もの)らは…光の恩恵を受け、豊かな生活を――』
『光は星(やみ)へと降り注ぎ、やがて光湖を成した』
『光湖へ吸い寄せられた数多の立方体(もの)らは…光の恩恵を受け、豊かな生活を――』
- 4ページ
焦猛「あ――光多すぎた!」
蝙蝠「焦猛! またか!!」
田淂「船だ! 船を作れ!」
公洋善「三つしか残んなかったああ! どうする? どうしよう!」
鼬「お・の・れ・は、一体何度目だコラァ!」
焦猛「ゴ…ゴメンて…!」
蝙蝠「焦猛! またか!!」
田淂「船だ! 船を作れ!」
公洋善「三つしか残んなかったああ! どうする? どうしよう!」
鼬「お・の・れ・は、一体何度目だコラァ!」
焦猛「ゴ…ゴメンて…!」
- 5ページ
海豹「世界を維持するのがこれほど難しいとは…」
巨?「創世してるつもりが、狼狽えてばっかりだぜ……」
申屠西(俺達には、万物の上に立つ力が備わっている…)
公洋善(この世の全てを任されてるってこと?)
謝亨「盤兄ぃ…」
「しし…しっかり! 盤兄ぃ…」
允玄(まっこと…)
(「あれ」を動かすのは難儀よのう…)
巨?「創世してるつもりが、狼狽えてばっかりだぜ……」
申屠西(俺達には、万物の上に立つ力が備わっている…)
公洋善(この世の全てを任されてるってこと?)
謝亨「盤兄ぃ…」
「しし…しっかり! 盤兄ぃ…」
允玄(まっこと…)
(「あれ」を動かすのは難儀よのう…)
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允玄「うん?」
(…何を見ている?)
華酌「あれが…妖雲ですと?」
葛涅「フム…微かに妖気を感じるな」
「まあ、規模からすると…そこまで数はいないようだが」
刑普「騒ぎになっては厄介です」
「一旦殿試を止め、リスクは排除すべきでは?」
葛涅「……フン、放っておけ」
「小妖怪ごとき、我らの結界を破れはせん」
(…何を見ている?)
華酌「あれが…妖雲ですと?」
葛涅「フム…微かに妖気を感じるな」
「まあ、規模からすると…そこまで数はいないようだが」
刑普「騒ぎになっては厄介です」
「一旦殿試を止め、リスクは排除すべきでは?」
葛涅「……フン、放っておけ」
「小妖怪ごとき、我らの結界を破れはせん」
- 7ページ
葛涅「人員を割き、市民の保護に当たるよう」
祝怜「はい」
葛涅「試験は続行する」
守芬「神官が観客を誘導…?」
黄雷「何かあったのか?」
仇厲(………)
(妖怪の匂い?)
祝怜「はい」
葛涅「試験は続行する」
守芬「神官が観客を誘導…?」
黄雷「何かあったのか?」
仇厲(………)
(妖怪の匂い?)
- 8ページ
夸父「黄亙と呉錬は?」
??「連絡がつかんです」
孫諏「まあ、ここには数十人の神官がいる」
「妖怪どもも軽はずみには…」
??「連絡がつかんです」
孫諏「まあ、ここには数十人の神官がいる」
「妖怪どもも軽はずみには…」
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禹殊「……いや」
「来る」
柴拓「え?」
「来る」
柴拓「え?」
- 10ページ・11ページ
「!!」
華酌「け、結界に入られた!?」
葛涅「バカな!?」
爺「ヒャッ…でで…」
「であえ! であえ~!」
華酌「け、結界に入られた!?」
葛涅「バカな!?」
爺「ヒャッ…でで…」
「であえ! であえ~!」
- 12ページ・13ページ 台詞なし
- 14ページ
一同「き…」
「機甲兵!?」
葛涅「3体だと?」
「妖怪どもが…何故そんなものを?」
蝙蝠・猿?「あ…」
「うあ…」
一同「お助け!」
??「落ち着いて! 下がりんさい!」
謝亨「わわ!」
禹殊「!」
「奴らの目的はあの機甲兵か!」
守芬「盤古!」
黄雷「に…逃げろぉ!」
「機甲兵!?」
葛涅「3体だと?」
「妖怪どもが…何故そんなものを?」
蝙蝠・猿?「あ…」
「うあ…」
一同「お助け!」
??「落ち着いて! 下がりんさい!」
謝亨「わわ!」
禹殊「!」
「奴らの目的はあの機甲兵か!」
守芬「盤古!」
黄雷「に…逃げろぉ!」
- 15ページ・16ページ 台詞なし
- 17ページ
一同「う…!」
呉鎮「盤古!」
仇厲「危ねえ! 近付くんじゃねえ!」
夏凌「ばば…盤兄に何をする!」
謝亨「離せ! 離せ!!」
夏凌・謝亨「わ――」
「ふぎゃ…!」
「こ…古伏さま!」
古伏「おい! テメェ…」
「よくも俺様のツマミ…もとい! 部下に手ェ出しやがったなぁ?」
呉鎮「盤古!」
仇厲「危ねえ! 近付くんじゃねえ!」
夏凌「ばば…盤兄に何をする!」
謝亨「離せ! 離せ!!」
夏凌・謝亨「わ――」
「ふぎゃ…!」
「こ…古伏さま!」
古伏「おい! テメェ…」
「よくも俺様のツマミ…もとい! 部下に手ェ出しやがったなぁ?」
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盤古「それがしは…機甲兵…では…」
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盤古「あ…ああ…」
「い…や…」
「た…すけ…」
「い…や…」
「た…すけ…」
- 20ページ・21ページ 台詞なし
- 22ページ・23ページ 台詞なし
