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第六十五章

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機甲盤古 第六十五章



<翻訳者コメント>




  • 1ページ
盤古「趙牙さん……」
趙牙「機甲兵…」
「百仙戯通過したんだってな」
盤古「…ええ」
趙牙「へッ、オメェならやるだろうと思ってただ」

  • 2ページ
盤古「趙牙さん、お気を落とさず……」
趙牙「オメェらにオラの気持ちがわかっか!?」
「7回目だ…これで7回目だど!? 次はまた30年後だ!」
盤古「それでも…」
「次がある」
「あなたには次がある」
「どうか、あきらめないで……くださいね」
趙牙「う…うう……」

  • 3ページ
趙牙「ああ、ああああ!」

  • 4ページ タイトル:第六十五章 百仙戯【二十】

  • 5ページ
魏恩「ご覧のとおりです。何か問題が?」
「盤古は試験を乱すようなマネはしておりませぬ」
「3文字以内というルールも守っている」
葛涅「だが、アレは機甲兵たる一面を見せもした。今回はよくとも」
「また同じことが起きないとも限らんぞ?」
魏恩「ヌ……」
「……責任は私がとります。元より、盤古の保証人となった時から…」
「覚悟はとうにできております」

  • 6ページ
魏恩「認めていただけぬならば、それもやむなし。本件の全てを長官殿へ引き継ぐ形といたしますが」
「よろしいか?」
葛涅「ウッ……」
「持ち場へ戻れ」
「アレはお前ひとりの手に負えるものではないぞ」
「よーくわかっておろうに」

  • 7ページ
守芬「魏恩の治療のおかげで」
「大事にはいたりませんでした」
「魏恩が戻ったら、黄雷を連れてそのまま帰りますので。ご心配なく」
黄亙「…うむ…」
守芬「ん?」

  • 8ページ
係員1「ようこそ、百仙戯へ!」
係員2「はーい、ひとり10枚だよ。好きな部屋を選んでね!」
守芬「これは…?」
柳生「夜のスペシャルプログラムさ」
柳鶯「試験が終わった後は…」
「こうやって人間に会場を開放しているの。百仙戯を体験してもらおうってね」
「神仙がついてるから、子どもでも安心して遊べるわ」
「親子共々、いい思い出をつくっていってほしいわね」

  • 9ページ
守芬「へえ…! 粋なことするじゃない」
黄亙「神明は人とあまりふれあわない。だからこういった機会を設けている」

  • 10ページ
黄雷「父上、もう大丈夫です。仕事に戻ってください」
黄亙「倉頡さまから早退の許可はいただいている」
黄雷「…すみません」
黄亙「なぜ謝る?」
黄雷「私は父上に迷惑をかけてばかりです」
黄亙「何を…」
黄雷「私は…」
「父上の期待にすらこたえられない」

  • 11ページ
黄雷「ずっと…謝りたかったのです」
「「守護神」となるべき身でありながら」
「父上を失望させてしまったこと」
「私への鍛錬を切り上げて虎關郷へ向かわせたのも……」
「それが原因だったのだと……」
「だから私は…」
黄亙「…………雷、違うのだ…」
「それは…」

  • 12ページ
守芬「はい、どうぞ」
「お二人さん!」
黄亙「あ、その…」
守芬「せっかくの機会だもの。食べましょうよ」
「私、少し離れてましょうか?」
「親子水入らず……」
「積もる話もあるでしょうし?」
黄亙「…いや、かまわない」
「雷、肩にまたがりなさい」

  • 13ページ
黄雷「ち…父上…」
黄亙「雷、私は……」
「私こそ、父として…お前に申し訳なく思っている」
黄雷「え?」

  • 14ページ
黄亙「雷、食べなさい」
黄雷「ええ!? しかし父上、私は…」
黄亙「よいのだ」
「お前がそうしたいのならば」

  • 15ページ
黄亙「お前は……守護神でなくともよい」
「私になど…こだわらず」
「いきたい道を…行ってほしい」

  • 16ページ
黄亙「私は…」
「お前がこうありたいと思う神明に、なってほしいのだ」
黄雷「ち…父上」

  • 17ページ
守芬「最初は私もよくわかってなかったんだけど」
「あなたのお父さん…」
「ぶきっちょなだけなのよ」
「今日の百仙戯…」
「ずっとあなたのことを気にかけてくれてたのよ?」
「好きなことができているかを、ずっとね」

  • 18ページ
黄亙「………雷よ…」
「父として、気づいてやれず…いっしょに遊んでやれず…」
「本当に…すまなかった」

  • 19ページ
黄雷「と…父ちゃん…」
「ごめん…オレ…オレ…っ」
「ご…ごめん…」
「〜〜〜っ…」
係員「お友だちのみんな!」
「花火の時間だ!」

  • 20・21ページ
[こうして……]
[百仙戯の長い1日が、終わりを告げた]

  • 22ページ
魯泉「よかったね。黄雷とお父さん」
盤古「はい」
魯泉「…うらやましい」
「それにしても、みんな遅いね。まだ出てこない」
盤古「そうですね。徐梅さんもお見かけしませんし」
允玄「徐梅なら、そなたを探していたぞ?」
魯泉「え…? ありがとうございます! 盤古、ぼくちょっと行ってくる」
盤古「了解です。それがしはここにおりますので」

  • 23ページ
盤古(結局……)
(牛頭馬面にまた逃げられてしまった。彼らの事情も聞けずじまいですね)
「あの、徐梅さんはどちらに魯泉を探しにいかれたのですか?」
允玄「魯泉が知っておろう。徐梅に文を残していたであろうに」
盤古「…文?」
允玄「うむ。朕の携帯に撮ってあるが、見るか?」

  • 24ページ
盤古「……え?」
(魯泉が書いた…?)
允玄「もうよいか?」
(違う! 字の書き方はそっくりですが……)
(魯泉がまだ、書けない字がまじっている!)
(誰がこんなものを…)
(牛頭馬面? ありえない! 受験生が試験会場をはなれることなんて…)

  • 25ページ
盤古(そういえば…牛頭馬面の書僮の姿が、今日はどこにも…)
(ま…)
(まさか…!)

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