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第六章

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機甲盤古 第六章
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<翻訳者コメント>



  • 1ページ
聶正岩 「魯泉、盤古! あの戦車は俺がなんとかする!」
    「お前達はそこで大人しくしてろ!」
魯泉 「聶さん!」

  • 2ページ タイトル:神府煤田[後編]

  • 3ページ
魯泉 「盤古、ごめんね!」
盤古 「何をおっしゃいます。ご主人様のせいではありませんよ」
魯泉 「でも、傷が…」
盤古 「平気です…機能は正常に作動していますから」
   「これ以上砲撃を受けなければ、この程度、修理でどうとでもなります!」
魯泉 「……」
   「盤古…そんな言い方…」

  • 4ページ
魯泉 「「修理すればいい」だなんて…それじゃあまるで、盤古がただの物みたいじゃないか……」
盤古 「ああ……すみません…」
盤古・魯泉 「!!」

  • 5ページ
魯泉 「うわ…!」
盤古 「う…あいつの狙いはそれがしですか…」
盤古 「ふ……」
   「文字幻術・上字訣!!」

  • 6ページ
魯泉 「あ…危なかった……」
盤古 「は…はははは……」
魯泉「聶正岩さん…」
  「ああやって戦車まで回り込むつもりなんだ!」
  「でも、つるはし一つで一体何を…?」
盤古 「さあ…」
   「ですが今は聶さんを信じましょう」

  • 7ページ
魯泉 「僕達、どうすればいいかな?」
盤古 「戦車の狙いがそれがしならば、いっそそれがしが囮になって注意を引きましょう!」
   「…ですのでご主人様……」
   「まずそれがしから離れてくださいませんか? その方が安全です」
魯泉 「でも…それじゃあ文字幻術が使えない。盤古が砲撃を防げないじゃないか!」
盤古 「それは、そうですが……」
魯泉 「行かないよ!」
   「それならますます僕は盤古から離れる訳にはいかない…」
   「二人で切り抜ける方法を考えるんだ!」

  • 8ページ
盤古 「ご主人様! 「下」の字を!」
魯泉 「わかった!」

  • 9ページ
盤古 「文字幻術・下字訣!!」
  (砲撃の間隔が短くなってきている…ご主人様の書ける字にも限りが……)
  (そう何度も防げない!)

  • 10ページ
盤古(すべては、彼にかかっている)
聶正岩(戦争に参加したじいちゃんから聞いたことがあった。兵器を持たない農民が戦車を破壊した話を……)
   (歩兵を伴わない戦車の最大の弱点は、視野が狭まること!)
   (あっちが町に焦点を絞ってんなら、ほふく前進で近付く人間の存在には気付けねえはずだ)

  • 11ページ
聶正岩(そして近付いた後は、こいつで……)
盤古 「次は…ご主人様、まず「大」の字を最後の1画を抜いて書いてください…」
   「それからその右下に「工」の字を……」
聶正岩 「?」
盤古 「ん?」
盤古・聶正岩 「! ま、まずい!」

  • 12ページ
盤古 「危ない!」
   「文字幻術・左字訣!!」

  • 13ページ
聶正岩 「う…」
   (気付かれた!)
    「くそ! 知ったことか!」
    「こうなりゃ突撃あるのみだ!」
魯泉 「聶さん!」
盤古 「ご主人様、もう一つ字を…!」

  • 14ページ
盤古 「も…文字幻術・右字訣!!」

  • 15ページ
聶正岩 「サンキュー! 盤古!」
    「おりゃ! 捕まえたぜ!」
    「今だ、こいつを……」

  • 16ページ
聶正岩 「うわああ!」
魯泉 「聶さん!」
聶正岩 「く…」
盤古 「大丈夫、弾は当たっていません!」
  (今の彼の動き…)
  (つるはしを使おうとしていた……!? どうやって?)

  • 17ページ
盤古 「!!」
   「もしや……!!」
   「ご主人様、パネル上部に「上」の字を」
   「下部に「下」の字を書いてください! それから…」
魯泉 「うん…!」
盤古(それがしの推測が間違ってなければ……)
  (あの戦車は……)

  • 18ページ
盤古 「文字幻術・卡字訣!!!」

  • 19ページ
盤古(砲身に物が詰まれば爆発する!!)

  • 20ページ
魯泉 「聶さん!」
   「怪我はありませんか?」
聶正岩 「あ…ああ……砲撃の音で耳を少しやられただけだ…」
魯泉 「よかった……」
聶正岩 「で…戦車はどうなった?」
魯泉 「盤古が文字幻術を使って破裂しちゃいました。もう大丈夫です!」

  • 21ページ
聶正岩 「……そっか…お前達を助けるつもりが、また助けられちまったな」
盤古 「聶さん、何をおっしゃいますか! あなたがいなければそれがしも戦車の弱点に気付けませんでしたよ!」
聶正岩 「ま、ともあれ戦車は壊れた! 町の平和は守られたってわけだ…」
    「あんがとな! 魯泉! 盤古!」

  • 22ページ
役人 「君達がこの戦車を止めたのかね?」
   「大事にならず、本当によかった……」
聶正岩 「しかし、一体誰が動かしてやがったんだ?」
役人 「ちょ…長官!」
長官 「どうした?」
   「中はもぬけの殻だと?」
魯泉 「え?」

  • 23ページ
長官 「君達の隙をついて逃げ出した可能性は?」
聶正岩 「そんなはずねえよ。人が出てくりゃそれこそ見逃さねえさ!」
魯泉 「………」
   「聶正岩さん、あの…」
聶正岩 「どした?」

  • 24ページ
聶正岩 「魯泉…盤古…お前達何も今出発しなくたって…」
    「一晩くらい休んでった方がいいんじゃねえか?」
魯泉 「僕、盤古の傷が心配なんです……」
   「工場まで急がないと……」
聶正岩 「そんじゃあ…」

  • 25ページ
聶正岩 「これ、少ないが持ってってくれ。俺の気持ちだ!」
魯泉 「え…? でも……」
聶正岩 「なんだとコラ!? 嬉しくねえのか、ああ!?」
魯泉 「嬉しいです、アリガトウゴザイマス…!」

  • 26ページ
魯泉 「盤古…戦車から受けた傷…そんなにひどいの?」
   「痛くない?」
盤古 「はは…」
   「機械が「痛い」だなんて、おかしいですよね……」
魯泉 「そ…そうなの?」
   「……」

  • 27ページ
魯泉 「盤古、じゃあ機械はみんな痛みを感じないわけじゃないの?」
盤古 「いえ、感じないはずです」
   「それがしは「感情」を学んでいましたから。「痛み」はその過程でようやく得たものなのです」
魯泉 「……」
   「どうしてそんなことを?」
   「元々痛みを感じなかったのなら、どうしてわざわざ「痛み」まで学んできたの?」
盤古 「…そういえば」

  • 28ページ
盤古 「ご主人様も怪我をされてましたよね? 爆風を受けた時に…」
魯泉 「ああ、こんなのかすり傷だよ!」
   「僕の傷はいいんだよ…でも盤古の傷は……」
盤古 「……」
   「ご主人様、どうかご心配なさらずに…今日はもう遅いですから、早く休みましょう!」
   「その話はまたの機会に……」

  • 29ページ 台詞なし


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