機甲盤古 第七十三章
<翻訳者コメント>
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謝亨「カード?」
倉頡「受験生諸君らには後で…」
「百仙戯で得た仙貨と同じ数の文字カードを配る」
「このカードは、第三次試験の超重要アイテムだからねー」
倉頡「受験生諸君らには後で…」
「百仙戯で得た仙貨と同じ数の文字カードを配る」
「このカードは、第三次試験の超重要アイテムだからねー」
- 2ページ、3ページ セリフ無し
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倉頡「ではまず……」
「試験の流れを見ていこう」
「倉頡迷宮の注意点は三つ」
「一つ目は「門」」
「試験の流れを見ていこう」
「倉頡迷宮の注意点は三つ」
「一つ目は「門」」
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倉頡「周囲の壁は「遮」の力よって、壊すことができない」
「部屋の移動は、四方に囲まれた門を潜るしかないわけだ」
「門の扉を開けるには…」
「カードの組み合わせがカギとなる」
魯泉(組合せ?)
倉頡「二枚以上のカードを使って」
「一つの字を作り、扉のユニットに差し込むと…」
「部屋の移動は、四方に囲まれた門を潜るしかないわけだ」
「門の扉を開けるには…」
「カードの組み合わせがカギとなる」
魯泉(組合せ?)
倉頡「二枚以上のカードを使って」
「一つの字を作り、扉のユニットに差し込むと…」
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倉頡「このように扉が開く」
「存在する文字であれば何でもオッケー」
「ただし間違った文字を入れた場合、扉は開かず、カードも消滅する」
馬賢(ほう…)
守芬(つまりは字のくっつきゲームね)
(まさに倉頡迷宮)
「存在する文字であれば何でもオッケー」
「ただし間違った文字を入れた場合、扉は開かず、カードも消滅する」
馬賢(ほう…)
守芬(つまりは字のくっつきゲームね)
(まさに倉頡迷宮)
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倉頡「扉が開く毎に三枚のカードが手に入る」
「つまり…」
「繰り返せば繰り返すほど部屋の行き来が自由になる」
一同「!?」
「つまり…」
「繰り返せば繰り返すほど部屋の行き来が自由になる」
一同「!?」
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守芬「え?」
黄雷「む、無傷?」
倉頡「注意点その二。力の使い方」
「倉頡迷宮は特殊な空間になっており、どんな物理攻撃も通らない」
「仙具も、術者自身の文字幻術もじゃ!」
黄雷「む、無傷?」
倉頡「注意点その二。力の使い方」
「倉頡迷宮は特殊な空間になっており、どんな物理攻撃も通らない」
「仙具も、術者自身の文字幻術もじゃ!」
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倉頡「唯一使えるのは、このカード」
「試験中は…どの受験生もカードによる文字幻術しか使えん」
「文字幻術・扯字訣!!」
人魚「きゃああああ!!」
「扉を開ける時と同様、カードの組み合わせで文字幻術が発動する」
「わかったかなー?」
「試験中は…どの受験生もカードによる文字幻術しか使えん」
「文字幻術・扯字訣!!」
人魚「きゃああああ!!」
「扉を開ける時と同様、カードの組み合わせで文字幻術が発動する」
「わかったかなー?」
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黄亙「…失礼した」
「続きは私が」
「三つ目の注意点…これが一番重要だ」
「この試験の…通過条件について」
「部屋の中央に注目」
「続きは私が」
「三つ目の注意点…これが一番重要だ」
「この試験の…通過条件について」
「部屋の中央に注目」
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盤古(珠…?)
黄亙「倉頡迷宮の一部の部屋にはこのように珠が置かれている」
「この珠は全部で四種類」
「上から…「仙」「試」「科」「擧」」
「それが各百個ずつ」
「条件は単純明快――」
黄亙「倉頡迷宮の一部の部屋にはこのように珠が置かれている」
「この珠は全部で四種類」
「上から…「仙」「試」「科」「擧」」
「それが各百個ずつ」
「条件は単純明快――」
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黄亙「この四種類の珠を揃えた受験生を」
「第三次試験の合格者とする!」
「珠の数が示す通り、合格枠は100名!」
「第三次試験の合格者とする!」
「珠の数が示す通り、合格枠は100名!」
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黄亙「−−何か質問は?」
謝亨「あ……」
「はい!」
夏凌「書僮はどうなるのでしょう?」
「前二つの試験では…書僮は仙具でしか文字幻術を使えなかったはず…」
黄亙「それは…」
倉頡「儂から説明しよう!」
「倉頡迷宮は、仙具も無効化されるため」
謝亨「あ……」
「はい!」
夏凌「書僮はどうなるのでしょう?」
「前二つの試験では…書僮は仙具でしか文字幻術を使えなかったはず…」
黄亙「それは…」
倉頡「儂から説明しよう!」
「倉頡迷宮は、仙具も無効化されるため」
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倉頡「特別に…書僮にも」
「3文字限定でカードによる文字幻術を許可しよう!」
盤古「え…!」
守芬「ちょっと…」
「それって…」
(私と魯泉も、文字幻術が使えるってこと!?)
「3文字限定でカードによる文字幻術を許可しよう!」
盤古「え…!」
守芬「ちょっと…」
「それって…」
(私と魯泉も、文字幻術が使えるってこと!?)
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魯泉「え…?」
守芬(三次試験 倉頡迷宮)
(一体どんな試験になってしまうの!?)
守芬(三次試験 倉頡迷宮)
(一体どんな試験になってしまうの!?)
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[その後]
「受験生にカードの配布を…」
[受験生には一つの紙袋が渡される]
[中にはカードの収納ケースと筆]
[そして百仙戯で得た仙貨と同量のカード]
[盤古 十枚]
[黄雷 十二枚]
黄雷「何も書いてないな」
守芬「カードの空白部には、自分で214種類の部首の中から選んで書くのよ」
「受験生にカードの配布を…」
[受験生には一つの紙袋が渡される]
[中にはカードの収納ケースと筆]
[そして百仙戯で得た仙貨と同量のカード]
[盤古 十枚]
[黄雷 十二枚]
黄雷「何も書いてないな」
守芬「カードの空白部には、自分で214種類の部首の中から選んで書くのよ」
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守芬「つまり…」
「受験生は使いたい文字を最初に決めておけるわけ」
黄雷「へえ。そうなのか」
守芬「説明聞いてなかったの?」
黄雷「実はな…」
「ルールが複雑すぎて…あんまりわからんかった…」
守芬「ちょ! アンタ私に頑張れってーの!?」
[受験生は順番に迷宮入り口へ移動してください]
守芬「あ、始まった」
「受験生は使いたい文字を最初に決めておけるわけ」
黄雷「へえ。そうなのか」
守芬「説明聞いてなかったの?」
黄雷「実はな…」
「ルールが複雑すぎて…あんまりわからんかった…」
守芬「ちょ! アンタ私に頑張れってーの!?」
[受験生は順番に迷宮入り口へ移動してください]
守芬「あ、始まった」
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盤古「よし、行きましょう!」
魯泉「うん!」
守芬(盤古……)
(ここには盤古を妨害する存在だけじゃなく)
(霍安の企みも絡んできてる)
(黄雷も頼りにならなそうだし…)
(私がしっかり…)
(盤古を助けないと!)
魯泉「うん!」
守芬(盤古……)
(ここには盤古を妨害する存在だけじゃなく)
(霍安の企みも絡んできてる)
(黄雷も頼りにならなそうだし…)
(私がしっかり…)
(盤古を助けないと!)
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守芬(この試験…)
(きっと勝たせてみせる!)
(きっと勝たせてみせる!)
- 20ページ
盤古「おいっちに! おいっちに!」
「入り口が狭くて…通りません!」
刑普「何?」
山羊「あれま、こらまた大きな…」
刑普「そっち側から押し込めないか?」
盤古「む、無理です……何とか入り口を広げられませんか?」
山羊「いやいや。受験生ひとりのために会場は壊せんのよ」
盤古「そ……」
「入り口が狭くて…通りません!」
刑普「何?」
山羊「あれま、こらまた大きな…」
刑普「そっち側から押し込めないか?」
盤古「む、無理です……何とか入り口を広げられませんか?」
山羊「いやいや。受験生ひとりのために会場は壊せんのよ」
盤古「そ……」
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盤古「それではそれがし、試験に出られませんが!?」
刑普「あー後で考えてやるから、ちょっと待ってろ」
「次のヒトー」
盤古「どうしてこんな……」
倉頡「はい、これつけて♡」
盤古「!!」
魯泉「え? 盤古…」
倉頡「科挙の参加者には、毎回図体の大きな者もいるが…」
「そんなの些事些事!」
刑普「あー後で考えてやるから、ちょっと待ってろ」
「次のヒトー」
盤古「どうしてこんな……」
倉頡「はい、これつけて♡」
盤古「!!」
魯泉「え? 盤古…」
倉頡「科挙の参加者には、毎回図体の大きな者もいるが…」
「そんなの些事些事!」
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倉頡「よし! 盤古」
「これでいいね?」
盤古「………!?…」
「これでいいね?」
盤古「………!?…」
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盤古「倉頡さま! こ…これ…」
倉頡「儂の仙具「縮小符」じゃよ。試験中、君にはこれをつけてもらう」
「儂の仙力を宿した仙具は会場内でも使えるからの」
盤古「しかしこれはあまりに小さすぎます…!」
倉頡「すまんすまん。儂、仙具作りは不得手でのう。精度には欠けるが…」
「まあ、いいじゃろ」
「こういう意外性あった方が試験も面白くなるし!」
守芬「意外性とかいらんわ!」
盤古「そ…倉頡さま! 何か別の仙具を…!」
倉頡「儂の仙具「縮小符」じゃよ。試験中、君にはこれをつけてもらう」
「儂の仙力を宿した仙具は会場内でも使えるからの」
盤古「しかしこれはあまりに小さすぎます…!」
倉頡「すまんすまん。儂、仙具作りは不得手でのう。精度には欠けるが…」
「まあ、いいじゃろ」
「こういう意外性あった方が試験も面白くなるし!」
守芬「意外性とかいらんわ!」
盤古「そ…倉頡さま! 何か別の仙具を…!」
- 24ページ・25ページ
盤古「お?」
倉頡「文字幻術・移字訣!!」
盤古「う…!!」
魯泉「わああああああ!!」
倉頡「ではでは諸君、グッドラーック!」
倉頡「文字幻術・移字訣!!」
盤古「う…!!」
魯泉「わああああああ!!」
倉頡「ではでは諸君、グッドラーック!」
