<翻訳者コメント>
- 1ページ タイトル:月牙泉武舉[二十]
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ヨーゼフ「機甲兵! 工場! spectacleネ!」
「トコロデ、機甲兵トハ? what?」
允玄「亀型のあの…あなた見てますよね?」
ヨーゼフ「oh…ミーハ「キオクソウシツ」ネ!」
「陛下ニイッパイ聞ケバ、思イ出スカーモデース」
允玄「…いいでしょう」
「現存する文献によると、機甲兵は古の時代、乱世を終わらせるための兵器として、神より貸し出されたものとされています。しかし…」
「その強大過ぎる力は人々の手に余り」
「機甲兵は神明により回収。全て処分されたといいます」
「トコロデ、機甲兵トハ? what?」
允玄「亀型のあの…あなた見てますよね?」
ヨーゼフ「oh…ミーハ「キオクソウシツ」ネ!」
「陛下ニイッパイ聞ケバ、思イ出スカーモデース」
允玄「…いいでしょう」
「現存する文献によると、機甲兵は古の時代、乱世を終わらせるための兵器として、神より貸し出されたものとされています。しかし…」
「その強大過ぎる力は人々の手に余り」
「機甲兵は神明により回収。全て処分されたといいます」
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ヨーゼフ「ソレハ…」
「goodデースネ? 命イッパイ救ワレマース」
允玄「ですが、今なら違います」
「人類も成長を遂げた今ならば」
「機甲兵を兵器とせず、世界のため、もっと幅広く扱えるはず」
ヨーゼフ「シカシ…」
「中国ハモハヤトップ国家ネ!」
「マダ上行クナラ、ミー達外国ハトテモ追イツケマセーン!」
允玄「嫉妬ですか?」
「嫉妬は、向上心の表れです」
「goodデースネ? 命イッパイ救ワレマース」
允玄「ですが、今なら違います」
「人類も成長を遂げた今ならば」
「機甲兵を兵器とせず、世界のため、もっと幅広く扱えるはず」
ヨーゼフ「シカシ…」
「中国ハモハヤトップ国家ネ!」
「マダ上行クナラ、ミー達外国ハトテモ追イツケマセーン!」
允玄「嫉妬ですか?」
「嫉妬は、向上心の表れです」
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允玄「国家の形勢は、十数年もあれば変わるもの」
「今は良くとも、うっかりすると外国(あなた方)に後ろをとられてしまう程に…ね」
ヨーゼフ「……サスガ陛下」
「ワカッテマースネ」
呉錬「点いたぞ」
黄亙「だがロックがかかっている。パスが無ければ操作はできない」
「今は良くとも、うっかりすると外国(あなた方)に後ろをとられてしまう程に…ね」
ヨーゼフ「……サスガ陛下」
「ワカッテマースネ」
呉錬「点いたぞ」
黄亙「だがロックがかかっている。パスが無ければ操作はできない」
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呉錬「鎖住(ロック)。「鎖」…か」
「鑰字訣で、解除できっかねえ?」
黄亙「呉錬」
呉錬「うん? どうした黄亙…」
「鑰字訣で、解除できっかねえ?」
黄亙「呉錬」
呉錬「うん? どうした黄亙…」
- 6ページ・7ページ
ヨーゼフ「エ?」
- 8ページ
ヨーゼフ「チュ…」
「中国ノ妖怪?」
呉錬「バカ、下がってろ!」
「死んでも知らねえぞ」
黄亙「お前達…何者だ?」
「ここはお前達が来るような場所ではない」
呉錬(こんな時に妖怪のお出ましとは…)
(まさか霍安と機甲兵絡みとかじゃねえだろうな?)
百「霍…安…機甲兵」
「中国ノ妖怪?」
呉錬「バカ、下がってろ!」
「死んでも知らねえぞ」
黄亙「お前達…何者だ?」
「ここはお前達が来るような場所ではない」
呉錬(こんな時に妖怪のお出ましとは…)
(まさか霍安と機甲兵絡みとかじゃねえだろうな?)
百「霍…安…機甲兵」
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ヨーゼフ「……ン?」
- 10ページ
呉錬「文字幻術・釘字訣!!」
百「ア……ガ……」
「アア……」
黄亙「呉錬!」
呉錬「聞いたろ? 「霍安」て。何かあるんだこいつら」
百「ア……ガ……」
「アア……」
黄亙「呉錬!」
呉錬「聞いたろ? 「霍安」て。何かあるんだこいつら」
- 11ページ
黄亙「だが、まず話をだな…」
呉錬「アホウ。相手は妖怪だ」
「話なんか通じるか。霍安で「アレ」だぜ? 」
「とっ捕まえて…」
「何もかも吐かせちまうが正解よ!」
百「文字…幻術…」
「…神明……」
呉錬「アホウ。相手は妖怪だ」
「話なんか通じるか。霍安で「アレ」だぜ? 」
「とっ捕まえて…」
「何もかも吐かせちまうが正解よ!」
百「文字…幻術…」
「…神明……」
- 12ページ
黄亙「?!」
呉錬「え…」
呉錬「え…」
- 13ページ
呉錬「あ…な…何だあ!?」
「何で、俺の釘が…」
允玄(易々と脱し…)
(神官の釘を我が物と?)
黄亙「呉錬! 文字幻術を消せ! 早く!」
呉錬「お…おう!」
「何で、俺の釘が…」
允玄(易々と脱し…)
(神官の釘を我が物と?)
黄亙「呉錬! 文字幻術を消せ! 早く!」
呉錬「お…おう!」
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妖怪「釘…釘…」
「刺ス…差シ? 醤油…差シ…ハハ、八…角」
「刺ス…差シ? 醤油…差シ…ハハ、八…角」
- 15ページ
黄亙「文字幻術・守字訣!!」
- 16ページ
ヨーゼフ「Nooo!」
黄亙「呉錬、大丈夫か?」
呉錬「ああ…」
黄亙「あまり軽率に動くな。相手の能力も掴めていないのだ」
「まず守りを固め、向こうの出方を待とう」
「それから、人間二人の保護も優先しなければ」
呉錬「ハン! そんなあれこれ構ってられるか!」
「無理矢理ついてきてんだ。自己責任だろ!」
黄亙「呉錬、大丈夫か?」
呉錬「ああ…」
黄亙「あまり軽率に動くな。相手の能力も掴めていないのだ」
「まず守りを固め、向こうの出方を待とう」
「それから、人間二人の保護も優先しなければ」
呉錬「ハン! そんなあれこれ構ってられるか!」
「無理矢理ついてきてんだ。自己責任だろ!」
- 17ページ
允玄「………」
ヨーゼフ「ウッ…クッ…」
(どうする…武器を使うか?)
(しかし…妖怪に効くのか?)
(それに、武器を取り出してしまえば…)
(私の正体がバレてしまう…!)
允玄「落ち着いてください」
「朕の言う通りにすれば」
「危険はありません」
ヨーゼフ「ウッ…クッ…」
(どうする…武器を使うか?)
(しかし…妖怪に効くのか?)
(それに、武器を取り出してしまえば…)
(私の正体がバレてしまう…!)
允玄「落ち着いてください」
「朕の言う通りにすれば」
「危険はありません」
- 18ページ
呉錬(黄亙の「守」字なら…反撃されても防げるはず)
(やるなら今だ!!)
「文字幻術・鎔字訣!!」
黄亙「え!?」
百「ッヅ! アヅアヂ!」
(やるなら今だ!!)
「文字幻術・鎔字訣!!」
黄亙「え!?」
百「ッヅ! アヅアヂ!」
- 19ページ
呉錬「な…」
(文字幻術が跳ね返っただと!?)
(…いや! だったら何故黄亙のバリアを無視できる!?)
妖怪「カケ? 炎炎……」
「鐵鐵…鐵鐵炎炎鐵…刀刀刀刀刀刀―」
(文字幻術が跳ね返っただと!?)
(…いや! だったら何故黄亙のバリアを無視できる!?)
妖怪「カケ? 炎炎……」
「鐵鐵…鐵鐵炎炎鐵…刀刀刀刀刀刀―」
- 20ページ
呉錬「?!」
黄亙「あ……」
黄亙「あ……」
- 21ページ
呉錬「文字幻術・錆字訣!!」
「黄亙!」
黄亙「いい! 大丈夫だ!」
呉錬(まただ…また「守」を突破してきやがった…)
(妖怪ども…どういうカラクリだ?)
「黄亙!」
黄亙「いい! 大丈夫だ!」
呉錬(まただ…また「守」を突破してきやがった…)
(妖怪ども…どういうカラクリだ?)
- 22ページ
妖怪「殺殺…殺殺殺」
「目ェ…頬…ホホホホ、ゲゲ」
百「神明…妖怪…イ」
「イイ異異異違違異違違…」
黄亙・呉錬「………!」
黄亙「呉錬、人間達の救出に回るぞ。撤退だ」
「現状、おそらく奴らには勝てない」
呉錬「チッ…」
「わーったよ!」
「目ェ…頬…ホホホホ、ゲゲ」
百「神明…妖怪…イ」
「イイ異異異違違異違違…」
黄亙・呉錬「………!」
黄亙「呉錬、人間達の救出に回るぞ。撤退だ」
「現状、おそらく奴らには勝てない」
呉錬「チッ…」
「わーったよ!」
- 23ページ
呉錬「……? イテッ! 何だこの音?」
「え…」
黄亙「な――何事だ?」
「え…」
黄亙「な――何事だ?」
- 24ページ 台詞なし
- 25ページ
黄亙・呉錬「?!!」
黄亙「あれは…文字幻術?」
「あの愛心捐款が文字幻術を?」
呉錬「バカな…あいつら…助けてやるつもりが」
「神明を囮に逃げやがったってのか!?」
ヨーゼフ「陛下! 今ノハ…」
黄亙「あれは…文字幻術?」
「あの愛心捐款が文字幻術を?」
呉錬「バカな…あいつら…助けてやるつもりが」
「神明を囮に逃げやがったってのか!?」
ヨーゼフ「陛下! 今ノハ…」
- 26ページ
允玄「率字訣…音の周波数(頻率)を高め、超音波で洞窟頂部を震動させたのです」
今は移動速度(速率)を高めています
ヨーゼフ「神明ノ「ワザ」ヲ使エルト?」
允玄「ええまあ…中国の皇帝は半ば神といいますか…」
「………少なくとも民はそう望んでおりますので」
ヨーゼフ「シカシ、神明達ハ良イノデースカ?」
「妖怪ニ苦戦シテマーシタ!」
允玄「…まさか! 皇帝は所詮皇帝です」
「朕の力では戦力になりません」
「我々は自分のことだけを考えていれば良い……」
今は移動速度(速率)を高めています
ヨーゼフ「神明ノ「ワザ」ヲ使エルト?」
允玄「ええまあ…中国の皇帝は半ば神といいますか…」
「………少なくとも民はそう望んでおりますので」
ヨーゼフ「シカシ、神明達ハ良イノデースカ?」
「妖怪ニ苦戦シテマーシタ!」
允玄「…まさか! 皇帝は所詮皇帝です」
「朕の力では戦力になりません」
「我々は自分のことだけを考えていれば良い……」
- 27ページ
允玄「彼らは全能で偉大なる神明なのですから」
「我ら凡人の助けなど、必要ないでしょう?」
「我ら凡人の助けなど、必要ないでしょう?」
