機甲盤古日本語翻訳wiki

第十一章

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だれでも歓迎! 編集
機甲盤古 第十一章
http://www.comibook.com/cb212

<1Pずつ翻訳して編集しております、翻訳の追記・修正・お手伝い大歓迎です>
<2ページ 「顯(顕)靈」とは、神様が現れて何らかの霊現象を起こすことを指すそうです>
<ありがとうございます!>
※ 16、18ページに修正を入れさせていただきました。
※ 19ページ 洪哲の台詞に修正を入れさせていただきました。


  • 1ページ
(細雨綿綿…=雨はいつまでも降り続ける…)

  • 2ページ
盤古「それがしは雨が嫌いです。」
魯泉「盤古は雨に濡れると漏電しちゃうからね!」
守芬「あなたそれでも亀のはしくれなの?」
盤古「その筈です…」
守芬「それにしても、もう夕方に差し掛かっているというのに、まだ人里が見えてこないわね。」
魯泉「守芬姉さん!ここに小さな獅子の像があるよ!」
守芬「え?」
魯泉「すごく可愛い!」
(摸=ナデナデ)

  • 3ページ
(喀喳=カプッ)
魯泉「わああぁっ!」
魯泉「石獅子様が降臨なされたー!」
魯泉「すみません!勝手に触ってしまってごめんなさい!お許し願います!」
(一跪 二叩 三拝=物凄い丁寧なお辞儀)
(咻=サーッ)
(舔=ペロ)
魯泉「え?」
守芬「魯泉、あなたソイツに気に入られたみたいね。」
魯泉「こ、この石獅子に…?」

  • 4ページ
守芬「ソイツはただの狛犬の像なんかじゃないわね、こんなの初めて見たわ…」
盤古「その石獅子は本物の神獣ですね。」
盤古「それがしは見たことがあります。」
盤古「神獣はとても希少なのです、ご主人は本当に運がいい!」
魯泉「ええー…」
(咔滋 咔滋=カジカジ)
魯泉「本当に食べれるんだ…。」
盤古「我々は神様に捧げ物をしますが、実際に食べに来る神様は初めてですね。」
守芬「どうでもいいわ。」

  • 5ページ
魯泉「よし、そろそろ出発しよう。」
魯泉「そうだ…」
魯泉「良かったらこの笠を使ってください。」
魯泉「これで雨に濡れる事は無くなるはずです。」
(㕷=パッ)
守芬「いいの?魯泉。」
魯泉「笠はまたボクが編めばいいさ。」
魯泉「えっ」

  • 6ページ
魯泉「あ!じっちゃんの鋤がっ!」
(咻・シュバッ!)
魯泉「返してよ!」
(噠!=ダッ!)
盤古「あっ!」
魯泉「一体どこに行っちゃったんだ…。」
盤古「ご主人!それがしを置いて行かないでください!」
(咔鏘=ガチャン)

  • 7ページ
魯泉「鋤があったよ!」
守芬「なんでこんなところに家が…」
魯泉「守芬姉ちゃん、あの四つの文字はなんて読むの?」
魯泉「ボクはまだこの字を習ってないんだ…」

  • 8ページ
魯泉「嶽麓書院?」
守芬「嶽麓書院は書生が本を読んで勉強するための学校よ。」
守芬「私達も入って一晩泊めてもらえるか聞いてみましょう!」

  • 9ページ
魯泉「ボクと同じくらいの子供達が字を学んでるよ!」
守芬「そうね。」
魯泉「いいなぁ…」
(叩!=バシッ!)
洪哲「お前ら誰だ?一体何しに来やがった?」
お爺さん「洪哲!」
魯泉「ボク達、ここに一晩泊めてもらいたいなと…」
洪哲「こんな怪しい奴等をか?」
お爺さん「洪哲、そんなに冷たくするもんじゃないよ」
お爺さん「お客さんには笑顔で接してあげよう」

  • 10ページ
お爺さん「ほら、早く笑って。」
洪哲「アハハハハハハハハ!先生、やめてください!!くすぐったいぃっ!」
(咕嘰咕嘰=コチョコチョ)
譚聲「こんにちは、私は譚聲と言います。彼の先ほどの無礼、お許し下さい」
(呼-呼-=ハーハー)
譚聲「あなた達は宿をお探しだとか、良ければ泊まって行きなさい」
魯泉「あ…ありがとうございます!」
譚聲「この大きい方は一体何者ですか?」
盤古「それがしは盤古、メカ亀であります!」

  • 11ページ
譚聲「メカ亀ですか…」
譚聲「あの…あなた達に頼みたい事があるのですが、お願い出来ますでしょうか…?」
魯泉「え?」
守芬「この大岩の事?」
譚聲「この2日降り続いた大雨で、山の一部が崩落して落ちてきたのです。」
譚聲「この大岩のせいで畑を耕すことが出来ないのです」
譚聲「このメカ亀さんにお願いしてどけてもらえないでしょうか?」

  • 12ページ
盤古「うおおおお!!」
盤古「だめです、それがしの力では動かせません」
守芬「仕方ないわね、文字幻術を使いましょう」
魯泉「何の文字を使ったらいいかな?」
守芬「石をどうにか出来る文字ならなんでもいいわ」
魯泉「でも…その字はどれもボクには書けないんだ…」
守芬「ええ?ならアナタは降りて、私が代わりに書くわ」
盤古「それには及びませんよ、それがしに任せて下さい」

  • 13ページ
盤古「神という字の右半分の申という字を取り出して、
 それの上下の部分のそれぞれの中間に横棒を加え、「車」という字を作ります。」
盤古「それから、「聶」という字のように、車という字を3つ書いて下さい。」
魯泉「こうかな?」
(沙=サッ)
(咻=シャッ)

  • 14ページ
  • 15ページ
盤古「文字幻術 轟字訣!!」
(磅=ドンッ)
譚聲「おお…」
(口欺=シュウゥゥー…)
盤古「これで良かったですかね?」
譚聲「勿論です!!本当に有難うございます!」
譚聲「まだ幾つか小石が残ってますな、明日誰かに頼んで畑の整地をさせましょう」
魯泉「それ、ボクにやらせてもらえませんか?」
譚聲「あなたのような小さな子が一人で耕すにはこの畑は大きすぎます、気持ちだけ受け取らせて下さい」
魯泉「気にしないで!ボク自身が畑を耕したいんです、任せて下さい!」

  • 16ページ
(唰唰唰唰唰唰唰唰=ザクザクザクザクザク)
魯泉「終わったよ!」
守芬・盤古「早っ!!」
魯泉「大したこと無いよ、ウチにはじっちゃんの畑だけしかないけど、
 このくらい早くないと日暮れまでにはなかなか終わらないんだ。」
(㕷=パッ)
(㕷鏘㕷鏘=パチパチ)
守芬「とても優秀な農夫だわ…」

  • 17ページ
譚聲「お礼はこの美味しい料理で勘弁して下さい。あなた達は本当に頑張ってくれた!」
魯泉・守芬「それでは折角ですから遠慮無く頂きますね。」
譚聲「魯泉さん、あなたは旅をしながら盤古さんに字を教えて貰ってるとか。」
魯泉「ええ、ボクはこの旅で一千個の字を習うつもりです。」

  • 18ページ
譚聲「これはこれは、本当に凄いですね」
洪哲「フン、そんなののどこが凄いんだ?」
洪哲「お前たった一千個の字で多いつもりなのか?学校へ言っている奴等はお前くらいの年なら2,3千の字は習ってるぜ」
魯泉「え?」
魯泉「本当なの?」
守芬「ええ、小学校では大体2,700個の字を教えるわね」
盤古「重要なのはどう使うかですよ!」
盤古「論語なんてたった1382種しか使われてませんし」
守芬「でも論語のは漢文よね…」

  • 19ページ
洪哲「どんな名目だろうと、それっぽちじゃ話にならないさ。」
洪哲「農夫なんかが勉強した所で、せいぜい田畑の読みを理解する程度だ。」
守芬「このひねくれ者!他人の人生を勝手に決めつけないで頂戴!」
洪哲「痛たたたたっ!」
魯泉「そのとおりかもしれない…」
魯泉「ボクは字をちゃんと勉強しなおしたとしても、やっぱり農夫を続けると思うんだ。」
魯泉「キミのように頭のいい人が学問の勉強をするべきだと思う。」
魯泉「でも、ボクの人生の中で字を学べるチャンスはこの旅の間だけなんだ。だから、ボクは出来るだけ多くの字を学びたい。」

  • 20ページ
洪哲「そんなの詭弁だ!」
洪哲「勉強とは本来生涯続けるべき物だろう!?やろうと思えば、いつ如何なる時でも出来る筈だ」
守芬「魯泉、あんな奴の話を真に受ける必要は無いわよ。」
守芬「誰もが字を学べる環境にある訳では無いのよ。」
守芬「あなたは昔の中国での識字率を知ってる?」

  • 21ページ
守芬「多くの人が字を学ぶ機会が得られるようになったのはここ数十年の事よ。
 近代教育が普及する以前の識字率は20%未満、文学が流行った宋の時代でさえも30%を超えなかったの。」
守芬「でもそれは、昔の人達に学習する意欲が無かったからでは無いでしょう?」
魯泉「…そうだね」
譚聲「魯泉くん。」
譚聲「キミたちは明朝早くに出発するのかい?」
魯泉「はい。」
譚聲「キミにお礼として渡したい物があるんだ。」

  • 22ページ
魯泉「これは何の本でしょう?」
譚聲「それは「千字文」、あなたは一千個の字を学びたいと言ってましたね」
譚聲「私はこの本があなたの目的に一番適していると思いましてね」
譚聲「この本で丁度ぴったり一千個の字を学ぶことが出来ますよ」

  • 23ページ
譚聲「字を教えてくれる方が居るとはいえ、教科書があった方が便利でしょう!」
譚聲「役に立つと良いのですが…。」
魯泉「ホ…ホントに頂いても宜しいのですか?」
譚聲「当然です!遠慮しないで下さい、これはただの教科書ですから。」
魯泉「…ありがとう。」

  • 24ページ
譚聲「それでは、道中気をつけてくださいね」
洪哲「俺は勝たなきゃいけない」
譚聲「うん?」
洪哲「俺は必ず科挙の最終試験に合格してやるんだ」
洪哲「その為には農夫のあいつには完璧に勝てるくらいにはならないと。」

  • 25ページ
譚聲「何を格好つけておるんじゃ!」
洪哲「ぎゃははははは!あははははは!」
譚聲「さぁ、帰って授業を始めるぞ。」
魯泉「う~ん、本を見てもやっぱり分からないや。」
盤古「それは教科書ですからね、教える人が居ないと役に立たないのです。」

  • 26ページ
盤古「それにしても良い本をもらいましたね」
盤古「昨日、石獅子を追ってこの書院を見つけた時はまさかこのような収穫があるとは思いませんでした」
魯泉「そうだね、あの石獅子にお礼を言えるといいのだけれど」
(㕷沙=パサッ)
魯泉「え?」

  • 27ページ
盤古「なるほど!ご主人の笠を返しに来てくれたんですね!」
守芬「ええ、もう雨は止んだしね。」
魯泉「遠慮しないで一杯お食べ。」
「魯泉の読み書き出来る文字は120字となりました。この旅の中で丁度110字を学んだのです」




敝人討厭下雨。
因為盤古碰到水會漏電嘛!
你這樣也算烏龜嗎?
唉唷…
不過都快傍晚了,還沒看到能住的地方。
守芬姐,這裡有隻小石獅像耶!
嗯?
好可愛!
(摸=ナデナデ)



(喀喳=ガブッ)
哇呀呀!
石獅子顯靈啦!
對不起!我不該隨便亂摸,請?恕!
(一跪 二叩 三拝=物凄い丁寧なお辞儀)
(咻=サーッ)
(舔=ペロ)
呃?
魯泉,牠好像很喜歡你呢!
啊?可是石獅子


那個不是雕像啦!
雖然我也是第一次親眼見到
這隻是真正的神獸石獅。
敝人有見過。
神獸很少跑到人面前的呢,主人真好運。

(咔滋 咔滋=カジカジ)
真的會吃東西耶
可是,我家給神明拜拜時,從來沒有神來吃東西嘛
廢話


好了,上路吧!
啊…!
不嫌棄的話請戴上這頂斗笠吧!
這樣就不會淋雨了。
(㕷=パッ)
可以嗎?魯泉。
斗笠我在編就有了。
咦?


啊!爺爺的鋤頭!
(咻・シュバッ!)
還我呀!
(噠!=ダッ!)
呀!
牠跑去哪裡了?
主人!等等敝人呀!
(咔鏘=ガチャン)


鋤頭在這裡!
這裡有房子啊…
守芬姊,那四個字怎麽唸?
喔,說來你這些字都還沒學到…

嶽麓書院?
嶽麓書院就是書生在唸書的學堂。
我們進去問看看可不可以借住一晚吧!

好多跟我差不多年紀的小孩在學字耶!
是呀。
好好喔…
(叩!=バシッ!)
你們是誰?跑來書院做什麽?
洪哲!
我們是想借住一晚…
你是什麽怪東西呀?
洪哲,不可以那麽沒禮貌。
來者是客,我們要以笑容對待。



快給我笑!
哇哈哈哈哈哈!老師別這樣!會癢啊!
(咕嘰咕嘰=コチョコチョ)
你好,我叫譚聲。很抱歉剛才學生對你們是歉了。
(呼-呼-=ハーハー)
你們是要借宿嗎?有房間可以借你們的。
啊,謝謝你您!
不可這個大隻的是什麽啊?
敝人叫做盤古,是機器龜!


機器龜…
那個…有件事是否能麻煩你們?
咦?
這岩石是?
這兩天下雨從山天崩落下來的。
擋在這裡我們菜田無法耕種。
可以拜托這隻機器龜搬走嗎?

嗚喔喔喔!
不行,這個敝人進不動。
沒辦法,用文字幻術吧!
要用什麽字好呢?
能弄掉石頭的字都可以呀!
呃 那些字我都不會。
啊?那你下來,我來寫吧!
不必麽煩,敝人有辦法。

把「神」字的右半邊的「申」取出來後,
在上段和下段的中間各加上一條橫線,就會變成「車」字。
然後把「車」字照「聶」字的排法,些出三個車來。
(沙=サッ)
(咻=シャッ)

文字幻術 轟字訣!!
(磅=ドンッ)
喔…
(口欺=シュウゥゥ…)
這樣可以嗎?
可以!謝謝你您!
再來就剩一些小石頭了。明天再請人清理菜田吧!
那個…可以讓我幫忙嗎?
你一個小孩弄這麽大的田累了!心領了.
不會的!我想耕田,請讓我來!



弄好了!
(唰唰唰唰唰唰唰唰=サクサクサクサクサク)
好快!
還好啦!我家只有我和爺爺在顧田呀!
沒這種速度天黑弄不定的。
(㕷=パッ)
(㕷鏘㕷鏘=パチパチ)
好優秀的農夫啊。


沒什麽好菜,請包涵。你們真是幫了大忙!
哪裡,我們不客氣了。
魯泉你是一邊旅行,一邊請盤古教你寫字呀!
嗯,我想在這趟旅程裡學到一千個字。


這樣啊。真是了不起。
亨,哪有什麽了不起的?
你以為一千個字很多嗎?有在上學的,你這個年紀都學到兩三千個國了。
呃?
真的嗎?
嗯,小學大概會教二七00個國字。
重點在字怎麽用啦!
論語也不過用了一三八二種國而已。
論語是文言文


你若想念出什麽名堂,學那點字根本不行。
你那種學法,怎麽唸都只能當個種田的。
小鬼,人家的人生輪不著你來決定!
哎呀呀呀!
也許吧
我想我再怎麽學字,這輩子就是個農夫吧!
秀才那種是你們研究學問的人在當的
可是在我的人生裡,能學字的機會,大概只有在這趟旅程中。
所以我只是想趁現在,盡量多學一些。

那是籍口吧!
學習是一輩子的事。
只要有心,不管何時何地自己都可以學。
魯泉,不必太在意那傢伙的話。
擁有識字的環境並不是理所當然的。
你知道中國古代的識字率嗎?

大家都比較有機會學字是最近幾十年的事
在近代教育普及前,識字率不滿20%即使在文風鼎盛的宋代,也不過30%
但也不能因此說古代人都沒有心學習吧?

魯泉。
你們明天一早就要起程嗎?
是的。
有樣東西想當謝禮送你。


這是什麽書?
那是「千字文」你說你想要學一千字。
我想是書很適合你。
千字文剛好不多不少可以學到一千個字。

雖然現在有人教你,不過我想有課本還是比較方便吧!
希望對你有用。
我…真的可以收下嗎?
當然!別客氣,這不是什麽貴重的東西。
謝謝。


那麽,路上請小心!
我會贏過他的。
咦?
我一定要考中進士。
贏過他很多很多。

裝什麽師呀你!
嗚哈哈哈哈哈!嗚哈哈哈哈哈!
回去學堂上課吧!
嗚 直接看果然看不懂。
那畢竟是課本,還是要有人教才行哪



拿到了一本好書呢!
沒想到昨天石獅子帶我們到書院躲雨、會有這種收獲。
是呀,真希望能跟牠道謝。
(㕷沙=パサッ)
咦?

啊,他來還主人笠啦!
對喔,雨已經停了嘛!
別客氣,多吃點!
到這裡,魯泉的識字達120字。
在這段旅程中大約剛好學到了110字


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