<翻訳者コメント>
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馬賢(日…)
(囚…)
(獣…)
(噛…)
(そして羅剛の「力」…)
(機甲兵め…5字分のパワーを奪い取りやがった!)
(囚…)
(獣…)
(噛…)
(そして羅剛の「力」…)
(機甲兵め…5字分のパワーを奪い取りやがった!)
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盤古「10分です!!」
「10分、それがしが試験官のパワーを奪います!」
「奪える量は75%…これで試験官を倒してください!」
柴拓「きこーへー…」
田淂「さっき俺らの点ぶんどっといて…」
「今度は助けんのかよ…?」
「10分、それがしが試験官のパワーを奪います!」
「奪える量は75%…これで試験官を倒してください!」
柴拓「きこーへー…」
田淂「さっき俺らの点ぶんどっといて…」
「今度は助けんのかよ…?」
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甯荒「いいよそんなの! 急ごう!」
□堯「勝つにゃもうコイしかなか!」
林默娘「うーん……」
盤古「魯泉、しっかり掴まっていてください」
魯泉「うん!」
盤古「全力でいきます!!」
馬賢・羅剛「くっ……」
「そがぁ…」
□堯「勝つにゃもうコイしかなか!」
林默娘「うーん……」
盤古「魯泉、しっかり掴まっていてください」
魯泉「うん!」
盤古「全力でいきます!!」
馬賢・羅剛「くっ……」
「そがぁ…」
- 4ページ・5ページ タイトル:月牙泉武舉[十九]
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祝玲「奪字訣か…自と他。双方をカバーする、うまい手だわね」
艾方(個人戦かつ団体戦…)
(武舉にそんな意味が…)
『競争させ…』
『実力のない受験生は淘汰される』
『それでこそ試験をする意味じゃないの』
「………」
艾方(個人戦かつ団体戦…)
(武舉にそんな意味が…)
『競争させ…』
『実力のない受験生は淘汰される』
『それでこそ試験をする意味じゃないの』
「………」
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華酌「しかし、倉頡さまのは奪えなかったようですね」
「倉頡さまのリングは機甲兵から一番遠い」
「奪字訣も届かなかった」
仇厲・劉□「文字幻術・責 戟字訣!!」
陶穩・謝亨「蝕 險字訣!!」
「倉頡さまのリングは機甲兵から一番遠い」
「奪字訣も届かなかった」
仇厲・劉□「文字幻術・責 戟字訣!!」
陶穩・謝亨「蝕 險字訣!!」
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陶穩「うわ…」
謝亨「そんなぁ…」
謝亨「そんなぁ…」
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祝玲「前にね、私も訊いたことあるの。女部の成り立ちについて」
艾方「え?」
祝玲「笑えるのよ」
「あの人女に騙されて、辛酸嘗めさせられた挙げ句、牢に入れられて」
「怒りの余り、女性不信を字に盛り込んじゃったんだって」
艾方「な…」
祝玲「若気の至りってやつね」
「あの人にも色々あったのよ…酸いも甘いも…全てが彼の字創りに反映されてるの」
「女部だけじゃない。悪字の比率は、人部だって半々。そんなに変わらないわ」
艾方「え?」
祝玲「笑えるのよ」
「あの人女に騙されて、辛酸嘗めさせられた挙げ句、牢に入れられて」
「怒りの余り、女性不信を字に盛り込んじゃったんだって」
艾方「な…」
祝玲「若気の至りってやつね」
「あの人にも色々あったのよ…酸いも甘いも…全てが彼の字創りに反映されてるの」
「女部だけじゃない。悪字の比率は、人部だって半々。そんなに変わらないわ」
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祝玲「良いも悪いも…正しさも誤りも…」
「倉頡は字を創ることで、それら全てに「意味」を与えていった」
「あの人は何が正しいかなんて興味がないの」
「だから…不合理に思われることもしょっちゅう」
艾方「えと……」
「つまり倉頡の女性観は変えられないと…」
祝玲「そういうこと。どうする?」
「倉頡は字を創ることで、それら全てに「意味」を与えていった」
「あの人は何が正しいかなんて興味がないの」
「だから…不合理に思われることもしょっちゅう」
艾方「えと……」
「つまり倉頡の女性観は変えられないと…」
祝玲「そういうこと。どうする?」
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艾方「どうもこうも…私はもう負けてしまった」
「観客として、後は見ていることしかできない…」
祝玲「………そうかしら?」
艾方「え?」
祝玲「観客は…」
「何もできないって、誰が言った?」
艾方「……!」
「観客として、後は見ていることしかできない…」
祝玲「………そうかしら?」
艾方「え?」
祝玲「観客は…」
「何もできないって、誰が言った?」
艾方「……!」
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倉頡「いいね、いいね! そうこなくっちゃ!」
「若いんじゃから、もっとぶつかって来てほしいね」
「じゃ次は…」
「おじちゃんの番じゃよ!」
劉□「いっ…!?」
「若いんじゃから、もっとぶつかって来てほしいね」
「じゃ次は…」
「おじちゃんの番じゃよ!」
劉□「いっ…!?」
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謝亨「あ…あれは?」
陶穩「太歲だ。地底に棲む、無数の眼を持つ肉のかたまり」
謝亨「そそ…そんなのどうしろと?」
劉□「太歲……太歲……そだ! 確か上から土かけりゃいいとかなんとか…!!」
□里「逆逆!! タブーだそれ!」
仇厲(5人でも倒せねえのか…)
(一体どうしろってんだ?)
(1つくれえ弱点はねえのかよ?)
陶穩「太歲だ。地底に棲む、無数の眼を持つ肉のかたまり」
謝亨「そそ…そんなのどうしろと?」
劉□「太歲……太歲……そだ! 確か上から土かけりゃいいとかなんとか…!!」
□里「逆逆!! タブーだそれ!」
仇厲(5人でも倒せねえのか…)
(一体どうしろってんだ?)
(1つくれえ弱点はねえのかよ?)
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「キャー! ステキ!」
「キレイな髪ね! お手入れの方法教えて~ん!」
「一緒に遊びましょうよう!!」
「キレイな髪ね! お手入れの方法教えて~ん!」
「一緒に遊びましょうよう!!」
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倉頡「ガッ……」
劉□「………え?」
劉□「………え?」
- 16・17ページ
陶穩「い…今!」
「倉頡に攻撃!!」
劉□「お…!」
仇厲「おおおおおお!!」
婆1「チュッ♡」
婆2「アハンウフン♡」
「倉頡に攻撃!!」
劉□「お…!」
仇厲「おおおおおお!!」
婆1「チュッ♡」
婆2「アハンウフン♡」
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柳生・柳鶯「そ……」
「倉頡が…最難関の倉頡がリングアウトォ!」
仇厲・劉□「しゃああああああ!!」
「倉頡が…最難関の倉頡がリングアウトォ!」
仇厲・劉□「しゃああああああ!!」
- 19ページ
仇厲・劉□・□里「やった!」
「やった! やったったー!」
陶穩(さっきの…)
(女人の文字幻術は…?)
柳生・柳鶯「何と何と!」
「脱落した艾方選手。場外からまさかのバックアップだあ!!」
倉頡「…はは……」
「やっぱ侮れないねえ、キミ」
「やった! やったったー!」
陶穩(さっきの…)
(女人の文字幻術は…?)
柳生・柳鶯「何と何と!」
「脱落した艾方選手。場外からまさかのバックアップだあ!!」
倉頡「…はは……」
「やっぱ侮れないねえ、キミ」
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艾方「……私のこの介入は」
「他の受験生への償いみたいなもの」
「それから…」
「私は諦めてません」
「知識も力も、あなたには及びませんが…これからも女部の改変方法を探っていくつもりです」
倉頡「そんじゃ…そんなキミにプレゼント!」
「他の受験生への償いみたいなもの」
「それから…」
「私は諦めてません」
「知識も力も、あなたには及びませんが…これからも女部の改変方法を探っていくつもりです」
倉頡「そんじゃ…そんなキミにプレゼント!」
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倉頡「儂が使ってた造字メモじゃ」
「何かの役に立つかもね」
艾方「え…」
「造字メモ?」
(文字の神の造字本?)
(まさか…ここに字を書けば、字を生み出せる…?)
(………)
「何かの役に立つかもね」
艾方「え…」
「造字メモ?」
(文字の神の造字本?)
(まさか…ここに字を書けば、字を生み出せる…?)
(………)
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華酌「普通のメモですね」
艾方「それに…女部の字を変えようとした跡がこんなに…?」
倉頡「女部への怨み節が気に食わないんじゃろう? そういうの何百回と聞いてきたよ」
「新しい字も試したんじゃが、結局浸透せなんだ」
艾方「しかし…あなたは先程「意味」そのものだと…」
「鶴の一声でどうとでもなるはずでは?」
祝玲「それが大間違い」
「神様になってからも、造字に関して倉頡がひとりで決めたことなんてないの」
艾方「それに…女部の字を変えようとした跡がこんなに…?」
倉頡「女部への怨み節が気に食わないんじゃろう? そういうの何百回と聞いてきたよ」
「新しい字も試したんじゃが、結局浸透せなんだ」
艾方「しかし…あなたは先程「意味」そのものだと…」
「鶴の一声でどうとでもなるはずでは?」
祝玲「それが大間違い」
「神様になってからも、造字に関して倉頡がひとりで決めたことなんてないの」
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祝玲「昔から今日に到るまで…」
「倉頡の造る文字はずっと、人々からの理解を得ながら広まっていったのよ」
倉頡「キミも色々やってみるといい!」
「何かあったらまたおいで」
艾方「倉頡……」
「倉頡の造る文字はずっと、人々からの理解を得ながら広まっていったのよ」
倉頡「キミも色々やってみるといい!」
「何かあったらまたおいで」
艾方「倉頡……」
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黄亙「ここは…」
呉錬「メンテ設備…整備室じゃねぇか?」
呉錬「メンテ設備…整備室じゃねぇか?」
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ヨーゼフ「Wow―コレガ機甲兵デースカ?」
呉錬「出たらフィルム没収だっつったろーが!」
「黄亙、どうだ?」
黄亙「何者かがいた形跡は無いが…」
「工場の外には…我々以外の新しい足跡が確認できた。あれは一体…」
呉錬「それあれだ」
「前に(小農夫)の友達が拉致られた時の…」
黄亙「…拉致?」
呉錬「いやいや!大したこっちゃない! それはそうと、機甲兵の調査続けようぜ!」
呉錬「出たらフィルム没収だっつったろーが!」
「黄亙、どうだ?」
黄亙「何者かがいた形跡は無いが…」
「工場の外には…我々以外の新しい足跡が確認できた。あれは一体…」
呉錬「それあれだ」
「前に(小農夫)の友達が拉致られた時の…」
黄亙「…拉致?」
呉錬「いやいや!大したこっちゃない! それはそうと、機甲兵の調査続けようぜ!」
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呉錬(ヤベェ…このままじゃ黄亙に俺のしたことがバレちまう…)
(あの異人に記憶が戻られるのも非常にマズい…!)
(早いとこ見付けねぇと…)
(瘟神陰謀の証拠を!)
(あの異人に記憶が戻られるのも非常にマズい…!)
(早いとこ見付けねぇと…)
(瘟神陰謀の証拠を!)
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