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第六十八章

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機甲盤古 第六十八章




<翻訳者コメント>




  • 1ページ
霍安「文字幻術・痕字訣!!」
盤古(これは…)
(魯泉のたどった「痕跡」…)
霍安「よし追うぞー」
盤古「え? 徐梅さんの方は…」

  • 2ページ
霍安「ボクの痕字訣は一度に1人しか探せないんだよ。時間が経っていない分、魯泉の方が追いやすい……」
「キミにボクをのせてくれるってんなら別だけど?」
盤古「それは……」
霍安「てことでまず魯泉だ。行くぞ」
盤古「は、はい!」
(魏恩さまは黄雷さんからはなれられない)
(今は霍安さまを頼るしか…)
(魯泉…徐梅さん…)
(無事でいてください!)

  • 3ページ
魯泉(この方は…百仙戯の…大富翁の時の試験管さま!)
(どうしてここに?)
呉鎮「う……」
魯泉「呉鎮さま!!」

  • 4ページ
呉鍊「息子お! よくやった!」
「二次試験も余裕だったじゃないか!」
「お金は困ってないか? ホレホレ、パパ奮発しちゃうぞ〜?」
呉鎮「だあ、うっとうしい! シッシッ!」
魯泉「??」
呉鎮「あ…」
「恥ずかしいとこ見られちゃったな」
「すまん。紹介するよ」
「こちら−−」

  • 5ページ
呉鎮「オヤジ。以上」
呉鍊「素っ気ない!」
魯泉(親子!?)
「え? でもお二人とも見た目が……」
呉鍊「カッコイイって? そりゃあ親子だし! なー?」
呉鎮「テキトーに返すな!」

  • 6ページ タイトル:莫高窟地下通路【三】

  • 7ページ
呉鎮「それで」
「オヤジは何の用?」
呉鍊「心配して来たんだぞ。試験の準備ほっぽって出て行くのが見えたから……!」
呉鎮「この子の友だちがいなくなったんだ」
「一緒に探してるんだよ」
呉鍊「もーお前は。困ってるやつ見かける度に人助け人助け……」
(ん?)
(この子どもどっかで…)
(…まあ、思い出せねえならその程度ってことか)
「普段ならともかく、試験中に人間にかまってる暇なんかないんだぞ」
呉鎮「俺の勝手でしょ」

  • 8ページ
呉鍊「そう言うと思った」
「だから…」
「パパも手伝ってあげよう!」
呉鎮「は?」
呉鍊「さっさと終わらせて勉強に戻らないとなー」
魯泉「あ、ありがとうございます! 呉鍊さま!」
呉鍊「で、ここまで来たものの、人影は見当たらなかったと?」
呉鎮「ああ、あったのは靴が片方だけ」
「蒐物草も無反応だし、足取りは完全に途絶えてしまった」

  • 9ページ
呉鍊「フン」
「お前のこしらえた仙具じゃ、そこが限界か」
魯泉「こしらえた? 仙具をですか!?」
呉鎮「ああ、ウチは「仙具師」をやってるんだよ」
「代々受け継がれる……」
「仙具作りのスペシャリストさ」
魯泉「すごおい!」
呉鎮「…まあね」
「褒めるのはシャクだけど、確かに心強くはあるんだよな」
「オヤジの仙具の精通ぶりは」

  • 10ページ
呉鍊「探物索・索字訣!!」
「徐梅とやらを探すんだろう? 来い」
呉鎮「あ、うん」

  • 11ページ
呉鎮「ん……」
「オヤジ、どこだ? 俺にはサッパリなんだけど」
呉鍊「そりゃそうだ」
「いないんだその娘…」
「「ここ」にはな」
呉鎮「え?」
呉鍊「探物索にもその娘の反応は浮かんでこない」
呉鎮「どういうこと?」
呉鍊「お前の蒐物草のことだ。方向は合ってるだろうから、パパは「座標」を使ってみたんだが」
「これで見つからないとなると…」

  • 12ページ
呉鍊「文字幻術の引っかからない…」
「例えば地下にいるってことになる」
呉鎮「え…?」
魯泉「地下って…どうやって探せば…」
呉鍊「……下がっていろ」

  • 13ページ
呉鍊「ビンゴ。地下通路だ」
「行くぞ」
魯泉「あ…はい!」
呉鍊「チッ」
「面倒な…」

  • 14ページ
呉鍊「ありえねえくらい入り組んでやがる」
「こりゃ事件のにおいがするな」
「捜索範囲をしぼったとしても…」
「短時間で見つけるのはムリか」
「というわけで息子ー。帰って対策考えようか」
「人手も増やせるし、その方が効率的…」
呉鎮「事件となると、モタモタしてられないね」
呉鍊「あー息子!」
「わかった! パパも行く! 行きます!」

  • 15ページ
魯泉(……徐梅…)
(徐梅があぶない…)
(急がないと……)
(待ってて徐梅!)
[3時間後]

  • 16ページ
盤古「これは…」
霍安「穴の中まで続いてんぞ」
盤古「お…追いましょう!」
薛慶「いやこれ、あんさん通れませんやろ」
「しかし、どうしてこないなとこに…」
霍安「誰かに連れてかれちまったか?」
盤古「……あ…」

  • 17ページ
盤古(本当に魯泉まで……)
(どうすれば…それがしではこれ以上は進めない……)
薛慶「あんさん、最初から察してはったようやけど」
「大方、牛頭馬面から棄権をせまられてるんと違います? 少年らの身柄と引きかえに」
盤古「……はい…」
霍安「盤古…」

  • 18ページ
霍安「棄権して、それで終わりと思うか?」
盤古「……」
「そ…」
薛慶「身代金目的の場合、犯人は必ず交渉を持ちかけてくる。少なくとも…」
「金が入るまでは人質に手は出さんもんや」
「しかしこれは違います」
「奴らの目的はあんはんを追いつめること」
「そのためなら…人質がどうなろうとおかまいなしなんやろなあ」

  • 19ページ
盤古「そんな…」
「どうして…」
「事情が、変わったということですか…?」
薛慶「推測やけどな」
「まあでも」
「最悪は考えて動かなあきまへん」
盤古「あ……」
「ああ……」

  • 20ページ
霍安「相手はあの残虐で知られる牛頭馬面だ。どんな目にあわされるかわかったもんじゃねえなあ」
薛慶「急げばまだ間に合うかもしれへん……」
盤古(それがしが…皆それがしのせいで……)

  • 21ページ
霍安「おおっと、無駄話してる場合じゃなかったな」
盤古「う……あ……」
薛慶「ちょっとでも少年らを救い出す方法を考えまへんと……」
盤古(助けなければ…それがしが…何としても!)
(どんな手を使ってでも!)

  • 22ページ
盤古「か…霍安さま…」
「それがしの文字幻術を使ってください…!」
「お願いします…魯泉と徐梅さんを取り戻してください!」
霍安「本当に? 本当に本当?」
盤古「はい! この通りです!」
霍安「じゃあさ……」

  • 23ページ
霍安「リミッターこわして機甲兵に」
「なってくんない?」
盤古「え…?」
霍安「ああ、誤解すんな」
「火力が高けりゃそんだけ救出率もより上がるだろうってだけ」
「答えは?Yes? No?」

  • 24ページ
盤古「そうすれば…」
「魯泉と徐梅さんを……助けてくださるんですね?」
霍安「ああ、保証する」
盤古「………い…いいでしょう…」
「使ってください……機甲兵の力を……」

  • 25ページ セリフなし

  • 26ページ
盤古「う…」
「ガッ…」

  • 27ページ
霍安「お……おおお!!」
盤古「ア……」
「アアアア!」

  • 28ページ・29ページ
霍安「や…やったか?」
「………!」
「こ…これだ…」

  • 30ページ・31ページ
霍安「これこそがキミのあるべき姿だぜ! 盤古!」
「アーッハハハハハハハハ−−−」

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