機甲盤古 第三十七章
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<下の方に原文を載せておきました、翻訳上書き、加筆歓迎>
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(等待判決結果···!=裁判の結果を待つ…!!)
- 2ページ
仙試科挙を合格したら…
盤古は神明になるって事?
…!
おい…
貴様ら勝手に話を進めるんじゃない。
機甲兵の事は仙試科挙とは基本的には無関係だ。
盤古は神明になるって事?
…!
おい…
貴様ら勝手に話を進めるんじゃない。
機甲兵の事は仙試科挙とは基本的には無関係だ。
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機甲兵は壊す必要がある。
この規定は変えることは出来ん。
だが、破壊してしまっては試験に参加することも出来ん。
長官の顔色が変わった。
まさか・・・
しかし、破棄するまでに話し合う時間の余地はある。
あなた方が助力出来るのであれば
この法案は決して実行して良いものではない。
は
この規定は変えることは出来ん。
だが、破壊してしまっては試験に参加することも出来ん。
長官の顔色が変わった。
まさか・・・
しかし、破棄するまでに話し合う時間の余地はある。
あなた方が助力出来るのであれば
この法案は決して実行して良いものではない。
は
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霍安「その辺にしとけ」
「こいつらは機甲兵を考試の場に入れたくないのさ」
「何かありゃ責任問題だからな」
「んな臆病共相手に」
「話し合いなんざまどろっこしいだけ…」
葛涅「!」
黄雷「霍安! 何を…」
「こいつらは機甲兵を考試の場に入れたくないのさ」
「何かありゃ責任問題だからな」
「んな臆病共相手に」
「話し合いなんざまどろっこしいだけ…」
葛涅「!」
黄雷「霍安! 何を…」
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霍安「文字幻術・痕字訣!!」
葛涅「あ…!」
刑普「手錠が…!」
葛涅「あ…!」
刑普「手錠が…!」
- 6ページ
霍安「盤古、キミの力見せてやれよ」
「本来ならキミは、こんな奴らにペコペコしてやる必要はないんだ」
「機甲兵なんだから」
「その気になりゃ、こいつら全員目じゃないぜ?」
葛涅「……!」
黄雷「霍安! 頭沸いてんのかテメェ!」
魏恩「ようやっとここまでこぎ着けたというのに…焚き付けるようなマネを…!」
「本来ならキミは、こんな奴らにペコペコしてやる必要はないんだ」
「機甲兵なんだから」
「その気になりゃ、こいつら全員目じゃないぜ?」
葛涅「……!」
黄雷「霍安! 頭沸いてんのかテメェ!」
魏恩「ようやっとここまでこぎ着けたというのに…焚き付けるようなマネを…!」
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「謝れ!」
「さもないと…」
盤古「魯泉、こちらへ…」
「1つ字を、お願いできますか?」
「さもないと…」
盤古「魯泉、こちらへ…」
「1つ字を、お願いできますか?」
- 8ページ
黄雷「は?」
盤古「大丈夫、それがしを信じて」
孫諏・刑普「!!」
葛涅「お…大人しくしろ!」
「自分の立場がわかっているのか!」
盤古「右側に「斤」を」
「そして、左側には…」
葛涅「いいのか? 機甲兵の力を以て凶行に及べば…」
「そこな少年もただでは済まんのだゾウ!?」
盤古「文字幻術…」
盤古「大丈夫、それがしを信じて」
孫諏・刑普「!!」
葛涅「お…大人しくしろ!」
「自分の立場がわかっているのか!」
盤古「右側に「斤」を」
「そして、左側には…」
葛涅「いいのか? 機甲兵の力を以て凶行に及べば…」
「そこな少年もただでは済まんのだゾウ!?」
盤古「文字幻術…」
- 9ページ・10ページ セリフなし
- 11ページ
班「な…!」
黄雷(軍旗に…)
徐梅(盾牌…)
守芬(弓箭まで)
(盤古……これは一体?)
孫諏「機甲兵…どういうことだ?」
刑普「宣戦布告のつもりか?」
黄雷(軍旗に…)
徐梅(盾牌…)
守芬(弓箭まで)
(盤古……これは一体?)
孫諏「機甲兵…どういうことだ?」
刑普「宣戦布告のつもりか?」
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盤古「いえ……」
「それがしは、祈神にあります」
葛涅「うん?」
盤古「今使用したのは、「祈」の文字幻術」
「「祈」は遠い昔……軍旗、盾牌、矢を組み合わせて創られました」
「人々はこの字を…戦勝の加護に用いていたのです」
「それがしは、祈神にあります」
葛涅「うん?」
盤古「今使用したのは、「祈」の文字幻術」
「「祈」は遠い昔……軍旗、盾牌、矢を組み合わせて創られました」
「人々はこの字を…戦勝の加護に用いていたのです」
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孫諏「はあ…」
葛涅「それが?」
盤古「後に、その思想は鳴りを潜めていきます」
「「祈」は、平安を祈求(ねが)うものへと変化していったのです」
「争いを望まぬは、それがしとて同じこと」
「もしも…機甲兵としての自分を変えられるというのなら…」
「それがしは、仙試科舉への参加を希望したい」
「これを以て「祈求」といたします。どうか、それがしに機会を!」
葛涅「それが?」
盤古「後に、その思想は鳴りを潜めていきます」
「「祈」は、平安を祈求(ねが)うものへと変化していったのです」
「争いを望まぬは、それがしとて同じこと」
「もしも…機甲兵としての自分を変えられるというのなら…」
「それがしは、仙試科舉への参加を希望したい」
「これを以て「祈求」といたします。どうか、それがしに機会を!」
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允玄(兵器の祈求……ね)
(なるほど)
魏恩(機甲兵への恐怖心を煽ることで…)
(言葉に重みを持たせ、神官達を牽制しおったか!)
允玄「ここでゴタゴタしている場合ではないのでしょう?」
「仙試科舉を前に、無用なトラブルは避けたいはず」
「この場は、朕の顔を立ててもらえませんか?」
(なるほど)
魏恩(機甲兵への恐怖心を煽ることで…)
(言葉に重みを持たせ、神官達を牽制しおったか!)
允玄「ここでゴタゴタしている場合ではないのでしょう?」
「仙試科舉を前に、無用なトラブルは避けたいはず」
「この場は、朕の顔を立ててもらえませんか?」
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葛涅「やぶさかではない。…が、規則では」
「参加者には神官の保証が必須となっている」
「誰かの保証が得られるのなら…」
「今回特例として、機甲兵の参加を許可しよう」
「断っておくが…」
「機甲兵は本来破棄すべき兵器だ。試験中に不祥事を起こせば、保証人が官職を追われるのは必至!」
守芬(くっ……)
(責任問題をここで…!)
「参加者には神官の保証が必須となっている」
「誰かの保証が得られるのなら…」
「今回特例として、機甲兵の参加を許可しよう」
「断っておくが…」
「機甲兵は本来破棄すべき兵器だ。試験中に不祥事を起こせば、保証人が官職を追われるのは必至!」
守芬(くっ……)
(責任問題をここで…!)
- 16ページ
允玄「それでは…」
「朕が保証人になりましょう」
葛涅・刑普「え…?」
允玄「皇帝の保証なら、十分のはずですよね?」
葛涅「そういう問題ではない! 天界と人間界とでは勝手が違うのだ!」
允玄「む」
「融通が利きませんね!」
徐梅「皇帝陛下ガンバ―」
ヨーゼフ(はて? 皇帝陛下えらく熱心だ…)
霍安「んじゃあ、ボクが代わりに…!」
守芬「アンタの信用はとっくに地に堕ちてんのよ!」
「朕が保証人になりましょう」
葛涅・刑普「え…?」
允玄「皇帝の保証なら、十分のはずですよね?」
葛涅「そういう問題ではない! 天界と人間界とでは勝手が違うのだ!」
允玄「む」
「融通が利きませんね!」
徐梅「皇帝陛下ガンバ―」
ヨーゼフ(はて? 皇帝陛下えらく熱心だ…)
霍安「んじゃあ、ボクが代わりに…!」
守芬「アンタの信用はとっくに地に堕ちてんのよ!」
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魏恩「相わかった」
「その役目、儂が引き受けよう」
孫諏「な…!」
刑普「魏恩お前…」
魏恩「これで問題ありますまい」
「長官殿」
「その役目、儂が引き受けよう」
孫諏「な…!」
刑普「魏恩お前…」
魏恩「これで問題ありますまい」
「長官殿」
- 18ページ
魏恩「では、早速申請を…」
刑普「待て! 魏恩!」
孫諏「考え直せって! まだ間に合う!」
葛涅「…何故だ」
「何故機甲兵1つにそこまでする?」
魏恩「さて、何故でしょうな」
「まあおそらくは、法や規律を重んず以上に」
「儂は、友の窮地を放っておけないのでしょう」
刑普「待て! 魏恩!」
孫諏「考え直せって! まだ間に合う!」
葛涅「…何故だ」
「何故機甲兵1つにそこまでする?」
魏恩「さて、何故でしょうな」
「まあおそらくは、法や規律を重んず以上に」
「儂は、友の窮地を放っておけないのでしょう」
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魏恩「申し訳ない。長官殿」
「さあ、盤古」
「道は開かれたぞ」
「今よりお前は、仙試科舉の受験生だ」
魯泉「あ…ああ……」
「さあ、盤古」
「道は開かれたぞ」
「今よりお前は、仙試科舉の受験生だ」
魯泉「あ…ああ……」
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魯泉「やった…」
「ぼく達やったんだ!!」
刑普「……本当に大丈夫なんですかこれ?」
葛涅「こうなった以上、万が一に備える他なかろう。魏恩…全部終わったら覚えとれよ」
「ぼく達やったんだ!!」
刑普「……本当に大丈夫なんですかこれ?」
葛涅「こうなった以上、万が一に備える他なかろう。魏恩…全部終わったら覚えとれよ」
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徐梅「ほら魯泉、もう泣かない」
魯泉「だって……だってさ……」
「今まで何回も何回も…もうダメだって…」
「何もかも信じられなかったから……」
魏恩「「祈」で懇願を装い脅しをかける…見事な手前だな盤古」
盤古「脅しだなんて! それがしはただ…」
魯泉「だって……だってさ……」
「今まで何回も何回も…もうダメだって…」
「何もかも信じられなかったから……」
魏恩「「祈」で懇願を装い脅しをかける…見事な手前だな盤古」
盤古「脅しだなんて! それがしはただ…」
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盤古「全てを諦めてしまったあの時……」
「多くの方が、それがしに手を差し伸べてくださった…」
「それに応えたかっただけなんです」
「いつまでも、助けられてばかりはいられないと」
「全部…皆さんのおかげですよ」
「多くの方が、それがしに手を差し伸べてくださった…」
「それに応えたかっただけなんです」
「いつまでも、助けられてばかりはいられないと」
「全部…皆さんのおかげですよ」
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魯泉「ありがとうございます! ありがとうございます!!」
「このご恩は一生忘れません!」
守芬「ねえ…」
「皇帝陛下はどうして私達を助けてくれたんですか?」
允玄「班判官が随分とお世話になったとのことでしたし」
「それに…」
「良いものが拝めましたからね」
「普段は偉ぶってる神明のあわてふためく姿が、おかしくておかしくて!」
「このご恩は一生忘れません!」
守芬「ねえ…」
「皇帝陛下はどうして私達を助けてくれたんですか?」
允玄「班判官が随分とお世話になったとのことでしたし」
「それに…」
「良いものが拝めましたからね」
「普段は偉ぶってる神明のあわてふためく姿が、おかしくておかしくて!」
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允玄「しかし、勝負はこれからです。仙試科舉は官職の座を我も我もと狙う者ばかり」
「一筋縄ではいきません」
盤古「……あの、仙試科舉とはどのようなものなのでしょう?」
「その辺りはからっきしでして…」
ヨーゼフ「ハーイ! 全部で9つ(ナイン)! 八股文でチョチョイノチョイデースネ?」
四書五経 合わせて9科目
守芬「簡単に言うな!」
霍安「そりゃ人間の科舉だろが」
魏恩「場所を変えよう。話せば長くなるのでな」
「一筋縄ではいきません」
盤古「……あの、仙試科舉とはどのようなものなのでしょう?」
「その辺りはからっきしでして…」
ヨーゼフ「ハーイ! 全部で9つ(ナイン)! 八股文でチョチョイノチョイデースネ?」
四書五経 合わせて9科目
守芬「簡単に言うな!」
霍安「そりゃ人間の科舉だろが」
魏恩「場所を変えよう。話せば長くなるのでな」
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允玄「では、朕の泊まる宿舎をご提供しましょうか? あそこなら設備も申し分ありませんし」
守芬「本当に? ありがとうございます!」
ヨーゼフ「Mm…シカシ…」
「良いノデースカ? ミーのヨウナ外人(ヨソモノ)がコノヨウナ…」
允玄「構いませんよ? その方が賑やかでしょう」
守芬「よかった~こう多いといいトコ探すのもひと苦労…って」
「あら?」
守芬「本当に? ありがとうございます!」
ヨーゼフ「Mm…シカシ…」
「良いノデースカ? ミーのヨウナ外人(ヨソモノ)がコノヨウナ…」
允玄「構いませんよ? その方が賑やかでしょう」
守芬「よかった~こう多いといいトコ探すのもひと苦労…って」
「あら?」
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守芬「黄雷は?」
盤古「え?」
葛涅『機甲兵のことなど、ハナから重視しておらん』
黄雷(結局……)
(オレのやったことは空回りだったんだな)
盤古「え?」
葛涅『機甲兵のことなど、ハナから重視しておらん』
黄雷(結局……)
(オレのやったことは空回りだったんだな)
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黄雷(メカ亀は今、多くの者に支えられている)
(あそこに、オレの居場所は…ない)
(これからどうする?)
(戴逢様と合流して……虎關郷に戻るか?)
黄亙「戴逢ではないか!」
「何故ここに?」
黄雷「あ…!」
(あそこに、オレの居場所は…ない)
(これからどうする?)
(戴逢様と合流して……虎關郷に戻るか?)
黄亙「戴逢ではないか!」
「何故ここに?」
黄雷「あ…!」
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戴逢「機甲兵の件でちょっとな。お前は?」
黄亙「出張…だ。仙試科舉の安全管理を任された」
黄亙「出張…だ。仙試科舉の安全管理を任された」
- 29ページ
戴逢「折角だ。何かおごるぜ?」
黄亙「結構だ」
「武士たる者、食気に溺れるわけにはいかない」
戴逢「頭固いよなお前。まあ、いいけどよ」
「しっかし…」
「面倒なことになったぜ。あの機甲兵…」
「さっさと処分すりゃいいものを、任務の穴突いてまで庇う奴らがいてな。俺も危うくミスしかけるし。黄雷がいたからよかったものの」
黄亙「結構だ」
「武士たる者、食気に溺れるわけにはいかない」
戴逢「頭固いよなお前。まあ、いいけどよ」
「しっかし…」
「面倒なことになったぜ。あの機甲兵…」
「さっさと処分すりゃいいものを、任務の穴突いてまで庇う奴らがいてな。俺も危うくミスしかけるし。黄雷がいたからよかったものの」
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黄亙「む、黄雷が何か?」
戴逢「噂をすりゃ何とやら」
「お前の息子だぜ」
黄雷「あ……ご無沙汰しております。父上…!」
黄亙「……」
戴逢「噂をすりゃ何とやら」
「お前の息子だぜ」
黄雷「あ……ご無沙汰しております。父上…!」
黄亙「……」
等待判決結果···!
通過仙試科舉的話···
盤古就會成為神明?
···!!
喂···
你們不要擅自把話題拉到那邊。
機甲兵的問題根本和仙試科舉無關。
盤古就會成為神明?
···!!
喂···
你們不要擅自把話題拉到那邊。
機甲兵的問題根本和仙試科舉無關。
機甲兵必須銷毀。
這是無法更動的規定。
註定會被銷毀的物品,當然無法參加考試。
這些長官的臉色變了。
難道說···
可是,銷毀的時間是有商量的餘地才對。
只要你們幫忙···
這方案並非不可行。
這是無法更動的規定。
註定會被銷毀的物品,當然無法參加考試。
這些長官的臉色變了。
難道說···
可是,銷毀的時間是有商量的餘地才對。
只要你們幫忙···
這方案並非不可行。
