機甲盤古 第二十八章
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<翻訳者コメント>
- 1ページ
陸文『戦争はもう終わった』
『お前ももう、兵器ではない』
ヨーゼフ「Ouch!」
徐梅「きゃ!」
盤古(わかっています…しかし……)
『お前ももう、兵器ではない』
ヨーゼフ「Ouch!」
徐梅「きゃ!」
盤古(わかっています…しかし……)
- 2ページ
陸文『文字幻術を破壊のためではなく』
『何かを生み出すために…』
盤古(しかし…!)
(それがしには今…力が必要なのです!)
(獾離を倒す力が!)
『何かを生み出すために…』
盤古(しかし…!)
(それがしには今…力が必要なのです!)
(獾離を倒す力が!)
- 3ページ 台詞なし
- 4ページ タイトル:棠樾鎭〔4〕
- 5ページ
霍安「ったく、期待して損したぜ。あの亀…」
「…ん?」
守芬「っ…」
ヨーゼフ「Mr. 盤古!」
守芬「しっかりして!」
黄雷(メカ亀はもうもたない…こいつらはオレが守るしかねえ! )
「…ん?」
守芬「っ…」
ヨーゼフ「Mr. 盤古!」
守芬「しっかりして!」
黄雷(メカ亀はもうもたない…こいつらはオレが守るしかねえ! )
- 6ページ
守芬(……?)
(盤古の手の甲の数字が…増えてる…?)
黄雷(5秒でも隙ができれば…)
(封魔骰を取りに行けるんだが……)
ヨーゼフ「っ…!」
(盤古の手の甲の数字が…増えてる…?)
黄雷(5秒でも隙ができれば…)
(封魔骰を取りに行けるんだが……)
ヨーゼフ「っ…!」
- 7ページ
ヨーゼフ「Noooo!!」
「逃げてクダサーイ!」
「こ…ここはミーガ…!」
守芬(ヨーゼフ…)
黄雷(……)
「逃げてクダサーイ!」
「こ…ここはミーガ…!」
守芬(ヨーゼフ…)
黄雷(……)
- 8ページ
黄雷(今だ!!)
魯泉(盤古!?)
盤古(左手が…熱い…)
(熱エネルギーがほとばしって…!)
魯泉(盤古!?)
盤古(左手が…熱い…)
(熱エネルギーがほとばしって…!)
- 9ページ
霍安「こ…こいつは!」
守芬「盤古!」
「どうしたの?」
盤古「う…」
「あ…ああああああ!!!」
守芬「盤古!」
「どうしたの?」
盤古「う…」
「あ…ああああああ!!!」
- 10ページ
盤古「…………ソウカ……」
- 11ページ
盤古「理解シタ……」
「此レガ……」
「我ナノダナ…」
黄雷「……何だ?」
「此レガ……」
「我ナノダナ…」
黄雷「……何だ?」
- 12ページ 台詞なし
- 13ページ
黄雷(直撃……!)
(機甲兵といえど、これじゃあ…)
「……!?」
「あ…あれは…!」
霍安「へえ…」
「あのメカ亀…まだこんな手を…!」
ヨーゼフ「……!」
守芬「な……」
(機甲兵といえど、これじゃあ…)
「……!?」
「あ…あれは…!」
霍安「へえ…」
「あのメカ亀…まだこんな手を…!」
ヨーゼフ「……!」
守芬「な……」
- 14・15ページ 台詞なし
- 16ページ
守芬(な……)
(何なのこれは!?)
(何なのこれは!?)
- 17ページ
霍安「ク…ハハ……」
「いいじゃないの!」
「これこれこれよ! 機甲兵の真の力!」
「いいじゃないの!」
「これこれこれよ! 機甲兵の真の力!」
- 18ページ
魯泉「ば…盤古…?」
盤古「我ノ姿ガ……恐イカ?」
「スマナイ」
「…あ……」
盤古「我ノ姿ガ……恐イカ?」
「スマナイ」
「…あ……」
- 19ページ
霍安「はいはい!」
「じゃ、お仕事お仕事! 盤古、キミのその力でさ…」
「一大逆転劇を演出しちゃってちょうだい!」
「ははあ。機甲兵の気迫に戦いて…」
「標的をこっちに…か。分かりやすいねえ!」
「じゃ、お仕事お仕事! 盤古、キミのその力でさ…」
「一大逆転劇を演出しちゃってちょうだい!」
「ははあ。機甲兵の気迫に戦いて…」
「標的をこっちに…か。分かりやすいねえ!」
- 20ページ
霍安「文字幻術・瘴字訣!!」
黄雷(瘴気を直接目にまとわせただと!?)
(こいつ…やはり食えない!)
(徹頭徹尾…機甲兵への興味だけで動いてやがる…!)
黄雷(瘴気を直接目にまとわせただと!?)
(こいつ…やはり食えない!)
(徹頭徹尾…機甲兵への興味だけで動いてやがる…!)
- 21ページ
守芬「魯泉、あなたそんなケガで字を書く気? 右手が……」
魯泉「でも……」
「ぼくにはこのくらいのことしかできないから…大丈夫、左手を使うよ」
「ここで何もしなかったら…」
「ぼくは、戦ってくれてる盤古に、顔向けできない……」
守芬「………」
「いいわ。私も手伝ってあげる」
魯泉「でも……」
「ぼくにはこのくらいのことしかできないから…大丈夫、左手を使うよ」
「ここで何もしなかったら…」
「ぼくは、戦ってくれてる盤古に、顔向けできない……」
守芬「………」
「いいわ。私も手伝ってあげる」
- 22ページ
守芬「「冰」はもう使ったから、今度は「凍」でいきましょう……」
「さっきみたいに破られたりしないかしら?」
盤古「…否、我ニ考エガアル。此度コソ貴奴ヲ倒ス」
守芬「…盤古」
「これが、あなたの本当の姿なの?」
盤古「ワカラズ……」
「我ハ我ダ…」
「さっきみたいに破られたりしないかしら?」
盤古「…否、我ニ考エガアル。此度コソ貴奴ヲ倒ス」
守芬「…盤古」
「これが、あなたの本当の姿なの?」
盤古「ワカラズ……」
「我ハ我ダ…」
- 23ページ
守芬「………」
魯泉(何が徐梅を守る、だ…結局ぼくは、盤古に頼ってるだけじゃないか…)
(盤古の後ろで…盤古ばっかり傷付いて……)
(もう、盤古には傷付いてほしくない……!)
(ぼくは…盤古の前に立って、盤古を守りたいんだ!)
魯泉(何が徐梅を守る、だ…結局ぼくは、盤古に頼ってるだけじゃないか…)
(盤古の後ろで…盤古ばっかり傷付いて……)
(もう、盤古には傷付いてほしくない……!)
(ぼくは…盤古の前に立って、盤古を守りたいんだ!)
- 24ページ 台詞なし
- 25ページ
一同(太極図!?)
盤古「文字幻術…」
盤古「文字幻術…」
- 26ページ・27ページ
盤古「凍字訣!! 強字訣!! 追字訣!!」
- 28ページ
盤古「お…おおおおおお!!」
ヨーゼフ「……っ!」
盤古(機体ガ灼ケル…)
(マ…マダダ…貴奴ヲ倒ス…マ…デ……)
(………)
ヨーゼフ「……っ!」
盤古(機体ガ灼ケル…)
(マ…マダダ…貴奴ヲ倒ス…マ…デ……)
(………)
- 29ページ
魯泉「盤古!」
「もういい! もういいんだよ!」
盤古「ナ…ニ…?」
「もういい! もういいんだよ!」
盤古「ナ…ニ…?」
- 30ページ・31ページ
魯泉「……ぼく達は…勝ったんだ」
- 32ページ
盤古「ハア…」
「は…」
魯泉(ば…盤古……)
(よかった…元に戻った!)
「は…」
魯泉(ば…盤古……)
(よかった…元に戻った!)
- 33ページ
邱寧「大丈夫かー?」
守芬「あ…」
(皮影戯劇団の…)
邱寧「消防車を呼んできた! さあ、これで火のお化けを…あれ?」
守芬「ごめんなさい、もう済んじゃいました」
守芬「あ…」
(皮影戯劇団の…)
邱寧「消防車を呼んできた! さあ、これで火のお化けを…あれ?」
守芬「ごめんなさい、もう済んじゃいました」
- 34ページ
黄雷(さてと…あとはこいつを封印してしまわないとな……)
「封魔骰・封字訣!!」
「封魔骰・封字訣!!」
- 35ページ
黄雷(チっ…!)
(流石は大妖。おいそれと封印されてはくれないか……)
霍安「続けてな」
「ちょっと手伝ってやるよ」
(流石は大妖。おいそれと封印されてはくれないか……)
霍安「続けてな」
「ちょっと手伝ってやるよ」
- 36ページ
黄雷「あ……」
(余計なことを…!)
霍安「ラッキーだったな! こんな大妖、普通は手懐けられないぜ?」
「んじゃ、虎ちゃんよ」
「この封魔骰、ボクが預かっておこうか」
(余計なことを…!)
霍安「ラッキーだったな! こんな大妖、普通は手懐けられないぜ?」
「んじゃ、虎ちゃんよ」
「この封魔骰、ボクが預かっておこうか」
- 37ページ
黄雷「なんだと? オレの仙具だぞ」
霍安「天界への報告に要るんだよ。安心しなって、後でちゃあんと返すから」
黄雷(こいつは棠樾鎭の神官…)
(オレに拒否権はない…)
「まあ…近い内にまた会うだろうさ…」
「あの機甲兵の力、もう一度見てみたいしね」
「とんだ掘り出し物だったぜ……」
黄雷(……)
霍安「天界への報告に要るんだよ。安心しなって、後でちゃあんと返すから」
黄雷(こいつは棠樾鎭の神官…)
(オレに拒否権はない…)
「まあ…近い内にまた会うだろうさ…」
「あの機甲兵の力、もう一度見てみたいしね」
「とんだ掘り出し物だったぜ……」
黄雷(……)
- 38ページ
守芬「じゃあ、あなたは覚えてないの?」
盤古「はい…頭の中が真っ白で…」
「身体が勝手に動いている状態だったようです」
守芬「……」
(さっきの盤古の姿…)
(あれこそが機甲兵の本当の姿……?)
(だとしたら…)
(今の姿は一体…)
盤古「はい…頭の中が真っ白で…」
「身体が勝手に動いている状態だったようです」
守芬「……」
(さっきの盤古の姿…)
(あれこそが機甲兵の本当の姿……?)
(だとしたら…)
(今の姿は一体…)
- 39ページ
盤古「結局…」
「それがしは使ってしまったのですね…兵器としての力を……」
魯泉「でもさ…その力が無かったら…」
「ぼく達みんな…またこうして話すこともなかったんだ」
「だから気にしないで……」
「それがしは使ってしまったのですね…兵器としての力を……」
魯泉「でもさ…その力が無かったら…」
「ぼく達みんな…またこうして話すこともなかったんだ」
「だから気にしないで……」
- 40ページ
魯泉「本当にお疲れ様、盤古…ありがとう」
盤古「?」
盤古「?」
- 41ページ
盤古「!」
黄雷「メカ亀……」
「ちょっといいか……話がある」
黄雷「メカ亀……」
「ちょっといいか……話がある」
