機甲盤古 第四十三章
<翻訳者コメント>
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林默娘「アラ、千里鏡で何見てるの?」
高清「いいだろ別に。手は動いてんだからよ」
高撤「公務には楽しみも必要!」
高清「ちゃっかりしてるよ。霍安は」
「出張にかこつけて、こっそり仙試科舉見物ときた」
高清「いいだろ別に。手は動いてんだからよ」
高撤「公務には楽しみも必要!」
高清「ちゃっかりしてるよ。霍安は」
「出張にかこつけて、こっそり仙試科舉見物ときた」
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高撤「しっかし、敦煌エレェ盛り上がってんね」
林默娘「そうね」
「仙試科舉は滅多にない大イベントだもの」
「霊気の方も活発にうずまいて…」
「この熱気に、きっと多くの神霊が…足を運んでいるんじゃないかしら」
林默娘「そうね」
「仙試科舉は滅多にない大イベントだもの」
「霊気の方も活発にうずまいて…」
「この熱気に、きっと多くの神霊が…足を運んでいるんじゃないかしら」
- 3ページ タイトル:神都字謎[五]
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アナウンス『400人目、クリア!』
焦猛「うっしゃ!」
アナウンス『406、407』
『残る枠が100を切りました!』
盤古「あった!」
韋大空「ダメです! 向こうが早い!」
羅剛「チッ…」
焦猛「うっしゃ!」
アナウンス『406、407』
『残る枠が100を切りました!』
盤古「あった!」
韋大空「ダメです! 向こうが早い!」
羅剛「チッ…」
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羅剛「文字幻術…加字訣!!」
盤古「あ…」
「通れな…」
羅剛「今だ!」
盤古「あ…」
「通れな…」
羅剛「今だ!」
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盤古「ウウ…」
羅剛「フッ…フッ…」
羅剛「フッ…フッ…」
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羅剛(同じミスはくり返さねえ)
(時間さえかせいでりゃ…)
(機甲兵は落ちる)
韋大空「こ…これはですね--「齋戒(zha1i jie4)」」
羅剛「摘借(zha1i jie4)?」
韋大空「や…1文字目が「齊」部の方です」
羅剛「どう書く?」
盤古(いけない…)
(もう…時間がない!)
(時間さえかせいでりゃ…)
(機甲兵は落ちる)
韋大空「こ…これはですね--「齋戒(zha1i jie4)」」
羅剛「摘借(zha1i jie4)?」
韋大空「や…1文字目が「齊」部の方です」
羅剛「どう書く?」
盤古(いけない…)
(もう…時間がない!)
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羅剛「あ?」
柳生・柳鶯「羅剛さん…」
「通過です! あなたで410人目のクリアとなります!」
羅剛「つ…通過?」
柳生・柳鶯「羅剛さん…」
「通過です! あなたで410人目のクリアとなります!」
羅剛「つ…通過?」
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羅剛「!」
(もう10問答えちまってる!?)
盤古「は…」
「チャンス!」
羅剛「あ!」
盤古「このスキに…!」
柳生・柳鶯「どうですか、今の気持ちは? ぜひお聞かせを!」
羅剛「どけ!」
「んな場合じゃねえんだよ!!」
(もう10問答えちまってる!?)
盤古「は…」
「チャンス!」
羅剛「あ!」
盤古「このスキに…!」
柳生・柳鶯「どうですか、今の気持ちは? ぜひお聞かせを!」
羅剛「どけ!」
「んな場合じゃねえんだよ!!」
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黄亙「通過した者は、即はなれるよう」
「他の者は、まだ試験中だ」
羅剛「く…オイ! 通過したら退場だって、何で俺に言わなかった!?」
韋大空「ご…ごめんなさい! うっかりしてました」
盤古(残る枠は90!)
(あと2問…急がなければ……!)
「他の者は、まだ試験中だ」
羅剛「く…オイ! 通過したら退場だって、何で俺に言わなかった!?」
韋大空「ご…ごめんなさい! うっかりしてました」
盤古(残る枠は90!)
(あと2問…急がなければ……!)
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盤古(……いや…)
(まず魯泉を見つけるのが先!)
(魯泉…)
(無事でいてください!)
(まず魯泉を見つけるのが先!)
(魯泉…)
(無事でいてください!)
魯泉「わ!」
樂石「っ…」
魯泉「大丈夫!」
(お題板はすぐそこなんだ)
(何とか手に入れないと!)
樂石「っ…」
魯泉「大丈夫!」
(お題板はすぐそこなんだ)
(何とか手に入れないと!)
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魯泉(やれるさ…)
(ぼくはとっても弱いけど…)
(助けてくれる人が、たくさんいるんだ!)
(みなさん…ぼくに…)
(力を貸してください!!)
魯泉「やああああ!!」
樂石「っ––」
(ぼくはとっても弱いけど…)
(助けてくれる人が、たくさんいるんだ!)
(みなさん…ぼくに…)
(力を貸してください!!)
魯泉「やああああ!!」
樂石「っ––」
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神霊1「こりゃ俺んだ!」
神霊2「先に見つけたんはオレだろ!」
魯泉(……やっぱりとり合いじゃ敵わないや…)
(誰も来ないところを探さないと)
(でも、どこに行けば…)
「樂石、だいじょうぶ?」
樂石「っ…」
神霊2「先に見つけたんはオレだろ!」
魯泉(……やっぱりとり合いじゃ敵わないや…)
(誰も来ないところを探さないと)
(でも、どこに行けば…)
「樂石、だいじょうぶ?」
樂石「っ…」
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魯泉「あ…」
「阿草!? どうしてきみが敦煌(ここ)に…」
「阿草!? どうしてきみが敦煌(ここ)に…」
- 15ページ
魯泉「いや、きのこを出されても……」
「……え?」
「……? そこに、何かあるの?」
「……え?」
「……? そこに、何かあるの?」
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魯泉「そこを掘れって?」
(まさか、阿草はお題板のばしょを?)
(でも、お題版はじめんの上にあるだけじゃ…)
(まさか、阿草はお題板のばしょを?)
(でも、お題版はじめんの上にあるだけじゃ…)
- 17ページ
魯泉「わかった」
「2人とも下がって。掘ってみるよ」
「2人とも下がって。掘ってみるよ」
- 18ページ
アナウンス『通過!』
謝亨・夏凌「や——やったあ! 間に合った!」
趙牙「あん?」
「なーに考えてるだか」
「題目板が土ん中埋まってるってか?」
「農夫らしい発想だ」
謝亨・夏凌「や——やったあ! 間に合った!」
趙牙「あん?」
「なーに考えてるだか」
「題目板が土ん中埋まってるってか?」
「農夫らしい発想だ」
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趙牙「へ?」
魯泉「あ…ほ…ホントにあった!」
樂石「っ――!」
魯泉「あ…ほ…ホントにあった!」
樂石「っ――!」
- 20ページ
魯泉「あれ?」
(この問題…ぼく、わかる気がする)
(…でも…どうして「こう」なんだ?)
(まあ、盤古に聞けばいいか!)
「阿草、ありがとう!」
「?」
「あ…阿草?」
樂石「っ?」
「っ……っ…!」
(この問題…ぼく、わかる気がする)
(…でも…どうして「こう」なんだ?)
(まあ、盤古に聞けばいいか!)
「阿草、ありがとう!」
「?」
「あ…阿草?」
樂石「っ?」
「っ……っ…!」
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魯泉「あ!」
「……阿草…」
趙牙「かああああ!!」
「……阿草…」
趙牙「かああああ!!」
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アナウンス『通過!』
『残る枠は40! 通過していない受験生の皆さん、頑張ってください!!』
魯泉「え?」
(40!?)
雀『題目板を手にしちゃら3分以内に回答を』
魯泉「いけない! 早く盤古に…」
『残る枠は40! 通過していない受験生の皆さん、頑張ってください!!』
魯泉「え?」
(40!?)
雀『題目板を手にしちゃら3分以内に回答を』
魯泉「いけない! 早く盤古に…」
- 23ページ・24ページ
馬賢「フン…クソガキが」
「小賢しいマネしやがって!」
「小賢しいマネしやがって!」
