機甲盤古 第四十六章
<翻訳者コメント>
- 1ページ 台詞なし
- 2ページ
??「ワイにお仕事どすか?」
霍安「ああ……」
「ちょっとした調査を手伝ってほしい」
??「はあ…どうせまたろくでもないことでっしゃろ?」
霍安「スマンスマン。今度うまいもん食わせてやるから」
霍安「ああ……」
「ちょっとした調査を手伝ってほしい」
??「はあ…どうせまたろくでもないことでっしゃろ?」
霍安「スマンスマン。今度うまいもん食わせてやるから」
- 3ページ
??「あんはんの言う「うまいもん」は信用できひん」
「で、この試験どこでやりますの?」
霍安「二次試験の舞台は…莫高窟」
「仏像だらけの、あの場所だ」
「で、この試験どこでやりますの?」
霍安「二次試験の舞台は…莫高窟」
「仏像だらけの、あの場所だ」
- 4ページ・5ページ 第四十六章 百選戯[一]
- 6ページ
守芬「莫高窟…敦煌市東南25㎞にある、中国で最も有名な仏教遺跡……」
「こんなとこで、どんな試験をするのかしら?」
「こんなとこで、どんな試験をするのかしら?」
- 7ページ
班「盤古! 魯泉!」
允玄「予選通過おめでとう。今日は朕も顔を出してみたぞ」
盤古「陛下! 班判官!」
允玄「二次試験会場に観客は入れないが…」
「姿が見えずとも、我らはそなたらを応援しているぞ」
允玄「予選通過おめでとう。今日は朕も顔を出してみたぞ」
盤古「陛下! 班判官!」
允玄「二次試験会場に観客は入れないが…」
「姿が見えずとも、我らはそなたらを応援しているぞ」
- 8ページ
徐梅「はい! 私、お弁当を用意したの」
魯泉「うわ~ありがとう!」
徐梅「あと…こちらは龍神さまに」
魏恩「かたじけぬ」
アナウンス「まだ入場していない受験生は…」
守芬「あ、行かなきゃ」
魯泉「うわ~ありがとう!」
徐梅「あと…こちらは龍神さまに」
魏恩「かたじけぬ」
アナウンス「まだ入場していない受験生は…」
守芬「あ、行かなきゃ」
- 9ページ
盤古「よし!」
「参りましょう!」
徐梅(魯泉…盤古さん…)
(がんばって!)
「参りましょう!」
徐梅(魯泉…盤古さん…)
(がんばって!)
- 10ページ
魏恩「儂が入場する保証人だ」
受付「こちらにお名前を」
黄雷「今回は分かれてないんだな」
守芬「よかった。今度こそ盤古を助けられる!」
受付「これを」
盤古「え? このふくろは…」
受付「試験に必要なものです。大切に持っていてください」
受付「こちらにお名前を」
黄雷「今回は分かれてないんだな」
守芬「よかった。今度こそ盤古を助けられる!」
受付「これを」
盤古「え? このふくろは…」
受付「試験に必要なものです。大切に持っていてください」
- 11ページ
アナウンス「ただいまより、二次試験の説明に入ります!」
「受験生の皆さんは、お手持ちのふくろを開けてください」
「受験生の皆さんは、お手持ちのふくろを開けてください」
- 12ページ
魯泉「コイン?」
魏恩「どれ、儂に一つ」
鶏「そこに5枚あるのは、科挙特製の仙貨である」
「1枚につき一回、この莫高窟に設けられたいかなる仙戯房にも挑戦できる」
「成功すれば二枚の仙貨を得、失敗すれば投入した仙貨は没収となる」
魏恩「どれ、儂に一つ」
鶏「そこに5枚あるのは、科挙特製の仙貨である」
「1枚につき一回、この莫高窟に設けられたいかなる仙戯房にも挑戦できる」
「成功すれば二枚の仙貨を得、失敗すれば投入した仙貨は没収となる」
- 13ページ
鶏「受験生間での仙貨のやり取りは禁止。発覚した者は失格だ」
「仙戯の結果がどうあれ、挑戦できるのは一部屋につき一回のみ」
「日暮れ前の時点で…」
「十枚以上の仙貨を所持していた受験生を通過とする」
「仙戯の結果がどうあれ、挑戦できるのは一部屋につき一回のみ」
「日暮れ前の時点で…」
「十枚以上の仙貨を所持していた受験生を通過とする」
- 14ページ
鶏「各々、文字の特性を活かし…」
盤古「魏恩さま」
「黄雷さんだけでなく、あなたまで出られるとなると…」
「それがしとしてはちょっと…」
魏恩「…不公平だと思わぬか?」
盤古「え?」
魏恩「出場はしたものの、保証人が使える文字幻術も三つ」
「儂ら二人で…たった六つしか使えぬのだ」
「加えて邪魔をする者までおる。言うほどお前が有利な立場にいるとは思えぬが?」
盤古「ぐ……」
盤古「魏恩さま」
「黄雷さんだけでなく、あなたまで出られるとなると…」
「それがしとしてはちょっと…」
魏恩「…不公平だと思わぬか?」
盤古「え?」
魏恩「出場はしたものの、保証人が使える文字幻術も三つ」
「儂ら二人で…たった六つしか使えぬのだ」
「加えて邪魔をする者までおる。言うほどお前が有利な立場にいるとは思えぬが?」
盤古「ぐ……」
- 15ページ
アナウンス「それでは、二次試験「百仙戯」…」
「よーい——」
「スタート!」
「よーい——」
「スタート!」
- 16ページ
魯泉「…そういえば、馬賢たち今日は見ませんね」
魏恩(き奴ら、何を企んでおる?)
盤古「それはありがたい」
「心置きなく試験にのぞめます」
魏恩「ここは三手に分かれるとしよう」
魯泉「え! いっしょにいてくれないんですか?」
魏恩「部屋が多すぎる」
「情報を集めるには手分けした方が効率がよい」
魏恩(き奴ら、何を企んでおる?)
盤古「それはありがたい」
「心置きなく試験にのぞめます」
魏恩「ここは三手に分かれるとしよう」
魯泉「え! いっしょにいてくれないんですか?」
魏恩「部屋が多すぎる」
「情報を集めるには手分けした方が効率がよい」
- 17ページ
魏恩「安心せい。馬賢どもが現れおったら、すぐにかけつけてやる」
盤古「…はい」
魏恩「では、また二時間後に」
盤古「了解です」
??「なあ」
「お前が盤古?」
盤古「え? はい」
盤古「…はい」
魏恩「では、また二時間後に」
盤古「了解です」
??「なあ」
「お前が盤古?」
盤古「え? はい」
- 18ページ
??「機甲兵で仙試科舉に出てるっていう?」
盤古「はい……」
「あの、あなたは……?」
呉鎮「俺は呉鎮」
「いや、何でもないんだ。声かけただけ」
「お互い頑張ろうぜ! グッドラック」
盤古「はあ……それはどうも」
盤古「はい……」
「あの、あなたは……?」
呉鎮「俺は呉鎮」
「いや、何でもないんだ。声かけただけ」
「お互い頑張ろうぜ! グッドラック」
盤古「はあ……それはどうも」
- 19ページ
魯泉「あ、今のは開幕式でぼくがぶつかっちゃった神さまだ。とっても親切だった」
「どうして話しかけてくれたんだろう?」
盤古(機甲兵、ですか……)
魯泉「どうしたの盤古?」
盤古「いえ。行きましょう」
「どうして話しかけてくれたんだろう?」
盤古(機甲兵、ですか……)
魯泉「どうしたの盤古?」
盤古「いえ。行きましょう」
- 20ページ
守芬「あなた達、ここに入るの?」
崔仲「あー…考え中」
黄雷「……」
守芬「あ、説明書いてるわね」 ちょっと失礼!
「一回に四組まで受けられるみたいだけど、一緒にやらない?」
崔仲「パス」
畢輔「試験は始まったばかり」
崔仲「様子見が得策ってもんでしょ」
畢輔「時間は日暮れ前までだし。焦っちゃ損するだけだ」
崔仲「そうそう。情報何もないしな! 最初に突っ込もうなんて馬鹿なマネ…」
崔仲「あー…考え中」
黄雷「……」
守芬「あ、説明書いてるわね」 ちょっと失礼!
「一回に四組まで受けられるみたいだけど、一緒にやらない?」
崔仲「パス」
畢輔「試験は始まったばかり」
崔仲「様子見が得策ってもんでしょ」
畢輔「時間は日暮れ前までだし。焦っちゃ損するだけだ」
崔仲「そうそう。情報何もないしな! 最初に突っ込もうなんて馬鹿なマネ…」
- 21ページ
黄雷「行こう」
守芬「ハーイ」
崔仲「み、見くびんじゃねえぞオラァ!」
畢輔「誰だろうとかかってこいや!」
守芬「ハーイ」
崔仲「み、見くびんじゃねえぞオラァ!」
畢輔「誰だろうとかかってこいや!」
- 22ページ
守芬「即決だったわね」
「勇敢っていうより、ものぐさって感じだけど……」
黄雷「それでいいさ。試験に受かるのが目的じゃないからな」
「オレの目的は、盤古により多くの情報を持ち帰ること」
「だから…オレは失敗をためらったりしない」
「勇敢っていうより、ものぐさって感じだけど……」
黄雷「それでいいさ。試験に受かるのが目的じゃないからな」
「オレの目的は、盤古により多くの情報を持ち帰ること」
「だから…オレは失敗をためらったりしない」
- 23ページ
??「アラアラ、ようやく来たわね」
- 24ページ
祝玲「私はこの仙戯房の試験官……火正官・祝玲」
「上がんなさいな…受験生(ボーヤ)たち!」
「上がんなさいな…受験生(ボーヤ)たち!」
