機甲盤古 第四十七章
<翻訳者コメント>
5ページ 「車輪戦」って何でしょう……。
5ページ 「車輪戦」って何でしょう……。
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祝玲「二次試験のテーマは…百仙戯」
「その名の通り、問題は神々の遊びを基に作られているわ」
黄雷(………遊び?)
祝玲「試験場を準備するわ」
猫「はいニャ~」
「その名の通り、問題は神々の遊びを基に作られているわ」
黄雷(………遊び?)
祝玲「試験場を準備するわ」
猫「はいニャ~」
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猫「通天柱・伸字訣!」
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祝玲「ここ、第六十房の内容は「影ふみ」」
「影ふみは知っているわよね?」
「影をふみあって、ふまれた方がアウト」
「道具も何もいらない。実にシンプルな遊び」
「影ふみは知っているわよね?」
「影をふみあって、ふまれた方がアウト」
「道具も何もいらない。実にシンプルな遊び」
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黄雷(影ふみ……)
(村の子どもたちもやってたっけな……)
祝玲「試験はこの、舞台の中で行うわ」
「あなた達は四組だから…」
「合格は二組!」
「互いに影ふみで競いあい…」
(村の子どもたちもやってたっけな……)
祝玲「試験はこの、舞台の中で行うわ」
「あなた達は四組だから…」
「合格は二組!」
「互いに影ふみで競いあい…」
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祝玲「勝ち残った二組が、仙貨を得られるわ」
黄雷「四組中二組…」
守芬「これって…全員いっしょにはクリアできないってこと?」
黄雷「科舉だからな。そんな都合よくはいかないさ」
守芬「それもそうね」
黄雷「四組中二組…」
守芬「これって…全員いっしょにはクリアできないってこと?」
黄雷「科舉だからな。そんな都合よくはいかないさ」
守芬「それもそうね」
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守芬「書僮も参加していいの?」
祝玲「ええ」
「その場合、受験生と書道両方がアウトになったら終わりよ」
祝玲「ええ」
「その場合、受験生と書道両方がアウトになったら終わりよ」
守芬「よかった! なら黄雷がいなくなってもクリアできるってことね!」
黄雷「逆じゃないか? 何でオレが先にアウトになってんだ」
守芬「もく秘権!」
祝玲「他に質問は?」
守芬「ありません」
「もうけたわね!」
「なんたって子どもの遊びが試験なんだもの」
黄雷「逆じゃないか? 何でオレが先にアウトになってんだ」
守芬「もく秘権!」
祝玲「他に質問は?」
守芬「ありません」
「もうけたわね!」
「なんたって子どもの遊びが試験なんだもの」
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黄雷「鍾守芬。お前、遊びをあまく見るなよ?」
守芬「わかってるって」
黄雷(他の三人の状況は、と……)
畢輔「……」
祝玲「じゃあ、私の文字幻術が発動したら、試験スタートよ」
守芬「わかってるって」
黄雷(他の三人の状況は、と……)
畢輔「……」
祝玲「じゃあ、私の文字幻術が発動したら、試験スタートよ」
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祝玲「文字幻術…」
「燃字訣!」
守芬「あ……」
「燃字訣!」
守芬「あ……」
- 9ページ・10ページ
黄雷「く…」
守芬「え…?」
黄雷「チ!」
守芬「え…?」
黄雷「チ!」
- 11ページ
猫「アウト!」
守芬「キャ!」
「な…なあに?」
「ちょっと! あれオートバイじゃない! ルール違反じゃないの?」
猫「あれは仙具。問題ニャいニャ~い」
黄雷(真っ先にアウトになるとは思っていたが…)
(五秒も持たないとは……)
崔仲「俺は空が飛べる」
「影をふむことはできないぜ」
守芬「キャ!」
「な…なあに?」
「ちょっと! あれオートバイじゃない! ルール違反じゃないの?」
猫「あれは仙具。問題ニャいニャ~い」
黄雷(真っ先にアウトになるとは思っていたが…)
(五秒も持たないとは……)
崔仲「俺は空が飛べる」
「影をふむことはできないぜ」
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黄雷「そうか?」
崔仲「え?」
「あ!」
守芬(ああ……! 光を出しているのが太陽じゃなく)
(中央の火の神だから…)
崔仲「え?」
「あ!」
守芬(ああ……! 光を出しているのが太陽じゃなく)
(中央の火の神だから…)
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守芬(太陽の時と影のでき方が全く違うんだ!!)
崔仲「おわ!」
祝玲「…ほう」
(さすがは武生ね。反応が早い)
(じゃあ…)
(ただ一人の文生であるあの子は、どう立ち回るのかしら?)
崔仲「おわ!」
祝玲「…ほう」
(さすがは武生ね。反応が早い)
(じゃあ…)
(ただ一人の文生であるあの子は、どう立ち回るのかしら?)
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畢輔「チッ!」
「壁にはりつかれちゃ影が…」
「壁にはりつかれちゃ影が…」
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崔仲「兄弟! 手ェ組まねえか?」
畢輔「あ?」
崔仲「ここでの合格は二人」
「ならよ…」
「文字幻術・離字訣!!」
??「……!」
畢輔「なるほどな」
畢輔「あ?」
崔仲「ここでの合格は二人」
「ならよ…」
「文字幻術・離字訣!!」
??「……!」
畢輔「なるほどな」
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畢輔「お前の影いっただき!」
??「文字幻術・絆字訣!!」
畢輔「あが!」
??「文字幻術・絆字訣!!」
畢輔「あが!」
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畢輔「いつつ…」
??「文字幻術・縄字訣!! 缉字訣!!」
畢輔「イッ!?」
??「文字幻術・縄字訣!! 缉字訣!!」
畢輔「イッ!?」
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畢輔「おっと…」
「あ……あぶね……」
「!!」
崔仲(アイツ…)
(本当の狙いは仙具か!)
「あ……あぶね……」
「!!」
崔仲(アイツ…)
(本当の狙いは仙具か!)
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??「文字幻術・絞字訣!!」
畢輔「あああああ———!!」
守芬(………!)
(何なのこの攻防戦…?)
(こんな影ふみ、私ついてけない…)
畢輔「やめて! ローンがまだ…ああ!!」
畢輔「あああああ———!!」
守芬(………!)
(何なのこの攻防戦…?)
(こんな影ふみ、私ついてけない…)
畢輔「やめて! ローンがまだ…ああ!!」
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守芬(内容は影ふみだけど…)
(使われる部首によって、状況は変わってくるのね)
(…一体どうすれば?)
黄雷(さっきから四人ともけん制状態だ)
(互いが互いの文字幻術を警戒しあっている。うかつには動けない……)
(使われる部首によって、状況は変わってくるのね)
(…一体どうすれば?)
黄雷(さっきから四人ともけん制状態だ)
(互いが互いの文字幻術を警戒しあっている。うかつには動けない……)
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黄雷(何か突破口は…)
(あった!)
(この試験の突破口…!)
(あった!)
(この試験の突破口…!)
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黄雷「試験官さま!」
「この試験では、影をふむためならどんな方法を使ってもよいのでしょうか?」
祝玲「…はい?」
「今は試験中よ。答えられないわ」
「自分で判断なさいな」
黄雷「……!」
(もしこれがルール違反なら)
(オレはアウトになる……)
「この試験では、影をふむためならどんな方法を使ってもよいのでしょうか?」
祝玲「…はい?」
「今は試験中よ。答えられないわ」
「自分で判断なさいな」
黄雷「……!」
(もしこれがルール違反なら)
(オレはアウトになる……)
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黄亙『己の過ちは己が背負うもの』
『決めるのは、お前自身なのだ』
黄雷(はい……父上!)
『決めるのは、お前自身なのだ』
黄雷(はい……父上!)
