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第四十二章

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機甲盤古 第四十二章

<翻訳者コメント>
※18ページ 裘青の台詞は一旦保留します。





  • 1ページ
アナウンス「通過! 100位目の受験生が現れました!」
ヨーゼフ「ムム…盤古ノ名前、呼バレマセンネー」
徐梅(龍神さま達のいないこの隙に…)
  (魯泉にお昼を渡さなきゃ)
樂石「っ!」
徐梅「ら…」
  「樂石!?」

  • 2ページ
徐梅「どうしてあなたが敦煌に?」
樂石「っ!」
ヨーゼフ「オウ、アノ時ノワンチャン」
徐梅<また家出してきちゃったのかな…>
樂石「っっ…っ!」
徐梅「え?」
ヨーゼフ「ドウシマシタ、ワンチャン?」
徐梅「食べ物でも見つけたのかしら?」

  • 3ページ タイトル:神都字謎[四]

  • 4ページ
魯泉「あ……」
  (追いつかれた?)
  (でも…仙試科舉は盤古の最後のチャンス……)
  (ぼくひとりでも…切りぬけなきゃ!)
  (希望を捨てちゃダメだ……!)
裘青「あや」
  「馬賢さま。あの小僧はむかう気ですよ」
馬賢「いいさ」
  「どうせ許してくれって泣き喚く。地獄の亡者どもみたいにな」
  「飽き飽きだぜ」

  • 5ページ
魯泉「!!」
  「う…!」
馬賢「なあ、小農夫」
魯泉「わ…!」

  • 6ページ
馬賢「反抗する元気があり余ってんなら、付き合ってくれよ…」
  「ストレス解消に!」

  • 7ページ
ヨーゼフ「No…魯泉ガドウシテアンナ目二」
徐梅「た…助けに行かないと…!」
ヨーゼフ「シカシ、コレハ神仙ノ試験」
    「手ヲ貸スハルール二反スル恐レガ…」
    「ソモソモ…人間ノ力デハ、神仙二トテモ敵イマセーン」
徐梅「………」
魯泉「あ…うう…」
馬賢「立て」
  「軽すぎるんだよお前は。こんなんじゃ物足りねえ」
魯泉(……!)
  (ど……どうしよう…)

  • 8ページ
魯泉「!?」
  (え…?)
  (ら…樂石!?)

  • 9ページ
盤古(うう…!)
  (相手がひとりになっても、先を越されてしまう……)
  (何か…)
  (何か方法は…)
  (あ……)
  (石炭……)
  (これだ!!)

  • 10ページ
韋大空「黒煙?」
羅剛「アホくさ。これじゃ向こうも探せねえだろ」
盤古(「探」字訣で場所は把握できている…)
  (先を越されさえしなければ…)
韋大空「あ…いけない!」

  • 11ページ
盤古「ここ!」
羅剛「しまっ…」
盤古「お次は…」
韋大空「あ…あそこです!!」

  • 12ページ
盤古「……!」

  • 13ページ
韋大空「み…身を犠牲にしてまで、お題板を優先した」
羅剛「……」
  (しかも…ほとんどダメージを受けない形で……)
盤古「これで……」
  「あと二問」

  • 14ページ
アナウンス「クリア!」
     「二百番目の受験生、現れました!」
裘青「石獅子だあ?」
  「シッシッ、邪魔するない!」

  • 15ページ
裘青「ギャ…」
馬賢「フン……」

  • 16ページ・17ページ
樂石「っ…!」
徐梅「ああ…!」
  「魯泉!」

  • 18ページ
裘青「」
馬賢「こっちがな。即決で俺を盾にしやがって」
徐梅「私、魯泉を見てきます!」
ヨーゼフ「ア、チョット! ミーハ…」
馬賢「早く下りろ!」
裘青「ハ…ハイハイ!」
ヨーゼフ(mm……)
    (いけない、彼らを行かせては…!)
    (何としても止めなければ…しかし、どうやって…)
    「Noooooooooo!!」
裘青「ンギャ!」
  「そこの金髪! 何をする!」

  • 19ページ
ヨーゼフ「馬面サン…馬面サンジャアーリマセンカ!? アノ地獄ノ!」
    「オ名前ハカネガネ! オオ…オ写真ト、少シオ話イイデースカ?」
馬賢・裘青「は?」
魯泉「う~ん……」
徐梅「魯泉、大丈夫?」
魯泉「うん……」

  • 20ページ
徐梅「あの馬面(ひと)、どうして魯泉を?」
魯泉「ねらいは盤古みたい…さっきから試験のジャマをしてくるんだ」
徐梅「でも、相手は神霊よ」
  「あなたじゃ…」
魯泉「……わかってるんだ。ぼくは農夫で、絶対に敵わないってこと」
  「だけどぼくは…」
  「盤古のために…何かしたいんだ」

  • 21ページ
徐梅「…魯泉…」
  「私も手伝いたい」
  「ううん、手伝わせて」
  「私に考えがあるの」
  「聞いてくれる?」
馬賢(やけに静かだ。ブルッて出て来れねえか?)

  • 22ページ
ヨーゼフ「——馬面牛頭トイエバ、悪者ヲ懲ラシメル神霊!」
    「正義ノ使者ノサインヲイタダケルナンテ」
    「感激! 感激ネ……」
馬賢「正義の使者?」
ヨーゼフ「ヘ?」
    「ホ……」
馬賢「ハッ…」
  「お前、地獄を勘違いしてんじゃねえぞ」

  • 23ページ
馬賢「何なら今すぐ見てくるか?」
  「お前の言う正義の仕事ってやつを」
ヨーゼフ「ヒ……イ……」
裘青「馬賢さま!」
  「どうか冷静に! ここで観衆に危害を加えては」
  「試験資格を失ってしまいます!」
馬賢「フン……」
  「ようやく出てきやがった」

  • 24ページ
馬賢(一人…か?)
  (石獅子はどうした?)
  (……まあいい)
  (子猫一匹増えたところで、何か策を打てるわけでもなし)
魯泉?「キャ…!」
馬賢「お前よォ……」
  「人間の足で俺から逃げられるとでも思うのか?」

  • 25ページ
徐梅「いたい……」
馬賢「誰だお前?」
徐梅「キャ!」
裘青「どうしてこんな小娘が?」

  • 26ページ
馬賢「まさか…!」
魯泉『服を交換?』
  『そんな、危ないよ! それじゃあ徐梅の方が襲われちゃう!』
徐梅『いいの。今度は私の番』
  『私も…あなた達にお返しがしたいから』
  『だから、ちゃんと逃げて…』

  • 27ページ
徐梅『盤古にお題板を届けてね…!!』

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