第四十八章 - 機甲盤古日本語翻訳wiki

機甲盤古　第四十七章

＜翻訳者コメント＞

• １ページ

［第六十六房　一字籤］
［勝敗はクジ引きのみ。確率は二分の一］
簡威「まずワイから」
盤古（この場にいるのは四組。当たりは二つ）
簡威「あ、当たりや！」
焦猛「え！？」
趙牙（もう残り一つ！？）

• ２ページ

趙牙（三分の一になっちまった……）
　　「先譲るだ」
魯泉「え？」
　　「よ…よし…」
　　「盤古、引いてくれない？　ぼくクジ運悪くって…」
盤古「…了解です。それがしが引きましょう」
　　「では、乗ってください」
魯泉「え？」
盤古「ここは運に頼るべきではありません。これは仙試科舉のクジ」

• ３ページ

盤古「文字幻術・幸字訣！！」
趙牙「なあ…！」

• ４ページ

盤古「当たりです！」
焦猛「……！」
試験管「おめでとう」
焦猛「く……」
趙牙（機甲兵…話には聞いてただが…）
　　（ここまでとは…！）

• ５ページ　タイトル：第四十八章　百仙戯［三］

• ６ページ

畢輔（ス…）
　　（スキがねえ…！）

• ７ページ

崔仲「文生だが、流石は予選第一位。手ごわいぜ」
畢輔「うう…」
崔仲「となると…」
　　「ターゲット変更だ」
　　「あの白虎は確か予選じゃ最下位に近かった」
畢輔「ああ」
　　「決まりだな」
守芬「あ…」

• ８ページ

畢輔・崔仲（先に白虎を片付ける！）
守芬「こ…」
　　「黄雷！　後ろ！！」
黄雷「文字幻術………」

• ９ページ

崔仲「あら？」
畢輔「影は？」
守芬「ああ…」
？？「……！」

• １０ページ・１１ページ

黄雷「運字訣！！」
崔仲・畢輔「！？」

• １２ページ

猫「アウト！」
崔仲・畢輔「あた！」
黄雷「やった……」
守芬「アハ……」
　　（光源を移動させて、影の位置を変えることで）
　　（二人の影を同時にふんだのね……！）

• １３ページ

崔仲「ま…待った！」
　　「試験管を移動させるとか、そんなのアリかよ？」
祝玲「アリよ」
　　「私を動かしちゃいけないなんて言ってないもの」
崔仲「でもそんなことできるなんて、さっきは一言も…」
祝玲「だまんなさい」
　　「何でもかんでも、言われたことが全てだと考えるような奴に…」
　　「神明がつとまると思って？」

• １４ページ

祝玲「ナイスファイト。いい機転だったわ」
　　「この後も頑張んなさい」
守芬「黄雷！」
　　「どうしてあんな方法を思いついたの？」
黄雷「…どうしてだろうな。多分だけど…」

• １５ページ

黄雷「ずっと…」
　　「子どもが遊ぶのを見てきたから」
守芬「………」
祝玲「受け取りなさい」

• １７ページ

猫「仙戯房——「影ふみ」クリア！」
守芬（今回は一筋縄じゃいかないわね）
　　（一部屋でこれだけ時間がかかるんだし）
　　「盤古達どうしてるかしら？」

• １８ページ

盤古「まずは一勝！」
魯泉「すごいや盤古！」
盤古「いえいえ。字を選べればさっきのは難しくありません」
　　「問題は次ですが……」
　　「陰刻迴廊……」
魯泉「うっ…何だか気味がわるい名前…」

• １９ページ

盤古（それがしの体が大きくて入れない部屋も、それなりにありますね）
　　（ぜいたくは言ってられませんか…）
　　（やってみましょう！）
魯泉「え？」

• ２０ページ

呉鎮「あ…」
魯泉「お…鬼だあ！」
盤古「いえ、試験管ですよ」
呉鎮「また会ったね」
盤古「ん？」

• ２１ページ

諸揚「まだいいかい？」
管幽「いいぞ。来なさい」
呉鎮（食いながら…マナーのなってない）
管幽「時間だ」
　　「今回は三名か」

• ２２ページ

管幽「ワシが試験管…地獄率の管幽」
　　「陰刻迴廊へようこそ……」
　　「ここでは、ワシの設計したこの迴廊をゴールまで通りぬけ…」
　　「ワシの出す問題に答えれば…クリアとなる」

２３ページ
管幽「ただし…注意点が一つ…」
　　「ここをクリアできるのは一名のみとする」
盤古（な…）
呉鎮（三人のうち二人が落ちる…）
管幽「迴廊には問題のヒントが散りばめてある…」
　　「よーく見ながら進むよう」

• ２４ページ

魯泉「盤古…」
盤古「大丈夫ですよ、魯泉」
　　「どんな試験であろうと」
　　「あの牛頭馬面よりは、はるかにマシでしょう」
　　「あなたのような人が…」
　　「地獄をおそれることはありません」
魯泉「……うん」
盤古（そう…）
　　（馬賢達がいない今、何も問題は起こらないはず……）

• ２５ページ

管幽「質問がないなら……」
　　「この鬼火が消えたら、試験スタートだ」

• ２６ページ

管幽「では……」
　　「地獄の景色を、とくと堪能あれ……」