<翻訳者コメント>
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「驚愕の事実!」
「試験官はリングを移動できるのだ!!」
衛彌「ぎゃあ!」
軒轅奏「ぐあ――」
柳生・柳鶯「衛彌選手、軒轅奏選手リングアウト!」
「丁八、艾方、和□選手に相次ぎ、リタイアとなります!」
「試験官はリングを移動できるのだ!!」
衛彌「ぎゃあ!」
軒轅奏「ぐあ――」
柳生・柳鶯「衛彌選手、軒轅奏選手リングアウト!」
「丁八、艾方、和□選手に相次ぎ、リタイアとなります!」
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柳生・柳鶯「試験官、移動開始! どのリングが選ばれるのか?」
甯荒「ボク達は移動できないみたい!」
□堯「どけい! ぶっ壊しちゃる!」
「文字幻術・毀字訣!!」
「ヌゥ…」
(イカンか!)
甯荒「ボク達は移動できないみたい!」
□堯「どけい! ぶっ壊しちゃる!」
「文字幻術・毀字訣!!」
「ヌゥ…」
(イカンか!)
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甯荒「!」
□堯「うあ…」
習卿「とっととリング出やがれ! この!」
田淂「そっちこそ!」
□堯「うあ…」
習卿「とっととリング出やがれ! この!」
田淂「そっちこそ!」
- 4ページ・5ページ
陶穩「ううっ……」
盤古「…………!!」
盤古「…………!!」
- 6ページ タイトル:月牙泉武舉[十八]
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趙牙「戦況がひっくり返った」
「連勝続きだった受験生が、一気に5人も減ったべ」
畢輔「試験官、本領発揮かよ…」
簡威「おっとろしいわ! 試験官が引っ込まんちゅうことは」
「何とかせな受験生全滅やで…」
「連勝続きだった受験生が、一気に5人も減ったべ」
畢輔「試験官、本領発揮かよ…」
簡威「おっとろしいわ! 試験官が引っ込まんちゅうことは」
「何とかせな受験生全滅やで…」
- 8ページ
倉頡「さーて…」
「お次はどこがいいかのう?」
劉□「!」
仇厲「倉頡!?」
(選ばれるリングの数は…)
(もう、そう多くねえ…)
□里「倉頡に来られたら終りだ! 共に団結しなくては!」
劉□「馬鹿言うな! 3人で勝てっかあんなバケモン!」
「お次はどこがいいかのう?」
劉□「!」
仇厲「倉頡!?」
(選ばれるリングの数は…)
(もう、そう多くねえ…)
□里「倉頡に来られたら終りだ! 共に団結しなくては!」
劉□「馬鹿言うな! 3人で勝てっかあんなバケモン!」
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倉頡「おや?」
陶穩「じゃあ…」
「5人なら、どう?」
仇厲「え?」
陶穩「じゃあ…」
「5人なら、どう?」
仇厲「え?」
- 10ページ
劉□「山猫!」
「何故助ける?」
陶穩「…聞いてくれ。この試験の真意がわかったんだ」
「一次試験「創字盤」では、点を競わせる一方で、全体の合格枠を獲りにいかせ」
「二次試験では、リングを跨いで協力や妨害を可能とし」
「そしてこの…試験官は敗北するまで留まり続けるというルール」
「それで全部つながったよ――」
「何故助ける?」
陶穩「…聞いてくれ。この試験の真意がわかったんだ」
「一次試験「創字盤」では、点を競わせる一方で、全体の合格枠を獲りにいかせ」
「二次試験では、リングを跨いで協力や妨害を可能とし」
「そしてこの…試験官は敗北するまで留まり続けるというルール」
「それで全部つながったよ――」
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陶穩「この試験は「個人戦」でもあり…」
「「団体戦」でもあったんだ!!」
仇厲「!」
陶穩「受験生と試験官を駒とするなら…」
「月牙泉武舉はいわば、24(受験生)対10(試験官)の対局といえる!」
「「団体戦」でもあったんだ!!」
仇厲「!」
陶穩「受験生と試験官を駒とするなら…」
「月牙泉武舉はいわば、24(受験生)対10(試験官)の対局といえる!」
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田淂「な…」
甯荒「何だって?」
倉頡「………ふむ」
仇厲「てことは…試験官避けは最善手ってより」
劉□「落とし穴だったってわけだ」
仇厲「試験官を倒さねえと…」
「俺ら全員、未来はねえってか?」
甯荒「何だって?」
倉頡「………ふむ」
仇厲「てことは…試験官避けは最善手ってより」
劉□「落とし穴だったってわけだ」
仇厲「試験官を倒さねえと…」
「俺ら全員、未来はねえってか?」
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霍安「ようやく気付いたか」
薛慶「けど、肝はこっからどす」
「頭で分こうたかて、実践するんは難しい」
「対局いうたかて、駒に意志ある以上、ゲームとはワケがちゃいます」
霍安「そうかもな」
「ま、この程度…」
「盤古にゃ屁でもねえがな」
薛慶「けど、肝はこっからどす」
「頭で分こうたかて、実践するんは難しい」
「対局いうたかて、駒に意志ある以上、ゲームとはワケがちゃいます」
霍安「そうかもな」
「ま、この程度…」
「盤古にゃ屁でもねえがな」
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艾方「…う……」
華酌「重傷です。ジッとしててください」
祝玲「まずは応急処置よ」
「勇敢ねあなた。世の女性のために、倉頡に挑もうなんて」
艾方「…………」
華酌「重傷です。ジッとしててください」
祝玲「まずは応急処置よ」
「勇敢ねあなた。世の女性のために、倉頡に挑もうなんて」
艾方「…………」
- 15ページ
華酌「どちらへ?」
艾方「私は失敗した…失敗したら、それまでですから」
「倉頡の絶対的な「意味」の前では、初めから為す術なんてなかったんだ」
「私の努力は全て、無駄だった」
祝玲「そう急がない」
「座んなさいな。治療が先」
艾方「私は失敗した…失敗したら、それまでですから」
「倉頡の絶対的な「意味」の前では、初めから為す術なんてなかったんだ」
「私の努力は全て、無駄だった」
祝玲「そう急がない」
「座んなさいな。治療が先」
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祝玲「自分を責めないの」
「倉頡(あの人)は自分を「意味」と表現したけど」
「言うほど正しくはないのよ?」
艾方「……え?」
祝玲「もう少し見ていきなさい」
「無駄かどうか、本当にそれまでなのか………」
「決めるのは…後からでも遅くはないわ」
「倉頡(あの人)は自分を「意味」と表現したけど」
「言うほど正しくはないのよ?」
艾方「……え?」
祝玲「もう少し見ていきなさい」
「無駄かどうか、本当にそれまでなのか………」
「決めるのは…後からでも遅くはないわ」
- 17ページ
「ぎゃ!」
盤古(周りのリングが…どんどん危険にさらされていく!)
盤古(周りのリングが…どんどん危険にさらされていく!)
- 18ページ
黄雷「メカ亀、どこ見てんだ!」
盤古「そ…その…」
黄雷「また他人(ひと)助けでも考えてんじゃないだろうな?」
盤古「う……!」
黄雷「お前は命がかかってるんだぞ!!」
「牛頭馬面を倒すのが先だろ! 他は後回しだ!!」
馬賢「無駄口たたきあってる場合か?」
盤古「そ…その…」
黄雷「また他人(ひと)助けでも考えてんじゃないだろうな?」
盤古「う……!」
黄雷「お前は命がかかってるんだぞ!!」
「牛頭馬面を倒すのが先だろ! 他は後回しだ!!」
馬賢「無駄口たたきあってる場合か?」
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黄雷「うっせえ!」
馬賢「!」
「封魔骰が2つ!?」
「う!」
馬賢「!」
「封魔骰が2つ!?」
「う!」
- 20ページ
馬賢「チィ…」
黄雷「今だ!」
「文字幻術!!」
盤古「……!」
「魯泉! お願いします!」
魯泉「うん!」
羅剛「っそ…」
「文字幻術・力字訣!!」
黄雷「今だ!」
「文字幻術!!」
盤古「……!」
「魯泉! お願いします!」
魯泉「うん!」
羅剛「っそ…」
「文字幻術・力字訣!!」
- 21ページ
黄雷「え?」
「おい、メカ亀! どこ向いてんだ!」
「牛頭馬面はあっちだろ!」
盤古「文字幻術…」
「おい、メカ亀! どこ向いてんだ!」
「牛頭馬面はあっちだろ!」
盤古「文字幻術…」
- 22ページ・23ページ
盤古「奪字訣!!」
- 24ページ・25ページ
林默娘「きゃ…!」
史承「………」
古伏「んがっ…!」
葉圖「おっと…!」
史承「………」
古伏「んがっ…!」
葉圖「おっと…!」
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柳生・柳鶯「な…何だ何だ?」
「盤古選手、いっぺんに4名の試験官を攻撃!」
甯荒「え?」
田淂「試験官の文字幻術が…弱まった!?」
羅剛「こりゃあ…?」
盤古「黄雷さん、すみません。それがし、後回しにはできません」
「今でなければ」
「ですがご安心を」
「盤古選手、いっぺんに4名の試験官を攻撃!」
甯荒「え?」
田淂「試験官の文字幻術が…弱まった!?」
羅剛「こりゃあ…?」
盤古「黄雷さん、すみません。それがし、後回しにはできません」
「今でなければ」
「ですがご安心を」
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盤古「他人(ひと)助けも、牛頭馬面の相手も…」
「同時進行でいきますので」
「同時進行でいきますので」
