機甲盤古日本語翻訳wiki

第百三十八章

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kikoubanko_jp

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<翻訳者コメント>




  • 1ページ
孫諏「捕まえた!」
呉錬「妖怪どもめ! 覚悟しろ!」
刑普「残るは…」
黄亙「あの百足か!」

  • 2ページ
薛慶「逃がしまへんで」
  「因果応報…」
  「無へと還りや」

  • 3ページ 台詞なし

  • 4ページ・5ページ

  • 6ページ・7ページ タイトル:仙試科舉、閉幕
祝怜「受験生の皆さん、お疲れ様でした」
  「皆さんの協力のおかげで、今回の危機を乗り切ることができました」

  • 8ページ
祝怜「民に負傷者は出たものの、死者はおらず」
  「復興も順調に進んでいます」
  「倉頡がご覧のように重傷ですが、それは置いておきまして…」
倉頡「置いとくない! ワシゃ死にかけたんじゃぞ! お前達天体をもっと大事にだな…」
華酌「まあまあ、皆さん頑張ってましたから」

  • 9ページ
孫諏「本当に壊したちゃマズかったんだな」
禹殊「毎度毎度大ざっぱなんだよ、あの人は。今回それが裏目に出たわけだが」
焦猛「そういやお前、妖怪側に付くつもりはなかったのか?」
仇厲「当然」
  「俺は元妖怪だ」
  「戻ったって、儲けにもなりゃしねえ」
  「賭けはデッカくってな」
  「俺は…初めから神明側に賭けてたのさ」
焦猛「しっかし驚いたなー」
  「盤古がすっかり元通りなんてよ」

  • 10ページ
守芬「今までで一番手こずったわよ」
  「陛下にヨーゼフ、研究者の人たち…神官にも工場へ調査に行ってもらって…」
  「果ては盤古まで資料の解読や修理に入って丸5日…」
  「ようやく復元できたんだから!」
  「ふへ!」
  「盤古、自分で自分を修理したのかよ?」
華酌「では、仙試科舉も落ち着いたところで…」
  「結果発表に移ります」

  • 11ページ
華酌「長きにわたる試験の最中…」
  「皆さんは数々の難関を乗り越え、その資質と実力を存分に示してくれました」
  「あなた方は素晴らしい。よって…」
  「この度の仙試科舉、全員を合格といたします」

  • 12ページ
倉頡「ただし……」
  「盤古、君は例外」
  「今回の騒動の大きな要因だった君を、合格させるわけにはいかない」
魯泉「う…」

  • 13ページ
倉頡「君には追試を受けてもらう」
魯泉「え…」
  「つい…し?」
倉頡「君は混沌創世にほとんど参加していないから」
  「それ用の試験をこっちで別に準備することになる」
盤古「それは…どういった試験なのでしょう?」
倉頡「そうだねえ…」
  「君はどう思う? 何か意見はないかな?」

  • 14ページ
盤古「今回の事件…」
  「妖怪と我のせいで…霍安が命を落としました」
  「霍安の死を振り返る度…」
  「我の中で、妖怪と関わりを持とう、という意識が…一層高まっていくのです」
  「可能ならば…妖怪(彼ら)にも安息の地を与えたい」
薛慶「………」
公羊善「どうしてそうなるの?」
   「妖怪に痛い目にあわされたばっかりだっていうのに」

  • 15ページ
盤古「天界の決まりですと、妖怪は機甲兵と同様…」
  「排除されるべき存在です」
  「それがしはずっと、「盤古」として機甲兵を脱却したつもりでいました」
  「ですが、多くを経て、ようやくわかったのです…」
  「それがしは「盤古」であり…」
  「……やはり機甲兵なのだと」
魯泉「盤古……」  

  • 16ページ
盤古「妖怪と機甲兵の危険性と扱いの難しさを考えれば」
  「天界のそんな判断も、当然といえば当然です」
  「関係を断ち切った方が、よっぽど合理的といえるでしょう」
  「ですが霍安は…」
  「そのつながりを結び直そうと試みた」
  「彼は妖怪のため、関係をつなぐ「掛け橋」として、神明という立場を選んだ」
  「たとえ双方に疎まれようと、彼は独りで闘い続けたのです」
  「我は…その行いに倣いたい」

  • 17ページ
盤古「「盤古」のため…「機甲兵」のため…」
  「これまで命を賭してくださった方々…」
  「彼らの成したこと、成そうとしたこと…」
  「その全てを…受け継いでいきたい」

  • 18ページ
倉頡「妖怪と…神明の掛け橋…か」
  「面白いね」
  「よし…いい考えが浮かんだ」
  「「妖怪のための特別行政区設置計画」…」
  「これを君の追試内容としよう」
  「小規模区間に、妖怪を住まわせ、監視する」
  「この試験で、君が真に「掛け橋」足り得るかを測らせてもらう」
  「試験官は……そう……」

  • 19ページ
倉頡「心輔司にやってもらおうか」
  「いいよね?」
  「君なら喜んで引き受けてくれると思うけど♥」
薛慶「…はいどす。倉頡さま」
倉頡「心輔司には試験監督と追試の判定を行ってもらう」
  「この試験は時間がかかるから、根気よく励むよう」
黄雷「あの…盤古の破棄の件は、どうなったのでしょう?」

  • 20ページ
倉頡「それね…」
  「「機甲兵」は少なからず災いをもたらしたけど」
  「「盤古」はその罪に見合うだけの活躍を見せてくれた」
  「天界は赦免を決めたよ。君は自由の身だ」
  「追試を終えたら、君にもちゃんと官職を与えようじゃないの」
魯泉「あ……」

  • 21ページ
魯泉「盤古!」
謝亨「盤兄! よかった! よかったです!」
柴拓「機甲へ…じゃなくて盤古! おめでとー!」
焦猛「今日はパーっといこうぜパーっと!」
陶隱「おや…? 呉鎮が見当たらないね?」
魏恩「ああ……彼奴なら呉錬の……」

  • 22ページ
葛涅「呉錬、科舉中の受験生への買収行為は」
  「重大な規約違反にあたる」
  「が、「妖怪の陰謀に対抗するためだった」という点に酌量の余地があるため」
  「減刑が決定した。ただし、官職は返上。家具家財も没収とする」
  「以上」
呉錬「そんな…それでは息子に財を残せん!」
葛涅「え?」
呉錬「息子は…俺の全てなのだ…」

  • 23ページ
呉錬「財も栄華も譲れんで…」
呉鎮「親父…いいって…」
呉錬「何が父親か…」
葛涅「くどい!」
呉錬「あ…」
  「あんまりだぁ…ああ…」
  「せめて息子に…息子にだけは財を」
  「息子…」
  「俺の息子…」
呉鎮「親父…やめろ!」
  「いいって言ってるだろ!」

  • 24ページ
呉鎮「か…母さん?」
呉錬「お前!?」

  • 25ページ
呉蘭「息子の試験メチャクチャにして…」
  「アナタそれでも父親ですか!」
  「貧困を共にしたあの頃を…」
  「あたしが恨んでいるとでもお思いですか?」
  「誠実さや堅実さは…どこにいきました!」
  「お金があるのがそんなに偉いのですか!」

  • 26ページ
呉蘭「裸一貫…出直しですよ」
  「いい?」
呉錬「お前ぇ……」
呉蘭「呉鎮。あなたの父親は十分罰を受けた。どうか許してやって」
  「全ては、あなたを愛するがためなの」

  • 27ページ
呉鎮「わかってるよ…」
  「親父が、俺のためにしてくれたこと…」
  「俺は旅行の神様にはならない。家に戻って…親父の跡を継ぐ」
  「仙具師になるよ」
  「もう心配はかけない」
  「これからは、俺も家の事ちゃんと考えるから——」
  「でっ!」
呉蘭「何を勘違いしているの」
  「あたしは許してやれと言ったの。父親(おや)の不始末を、子のあなたまでしょい込む必要はありません!」

  • 28ページ
呉蘭「あたし達はあたし達で何とかします。何も心配はいらない」
  「好きな事おやりなさい」
呉鎮「…母さん…」
呉蘭「でもね、仕事でも旅行でも、何でもいいけれど…」
  「たまには帰ってくるのよ?」
  「あたし達親はね…」
  「子ども(あなた)の元気な顔が見れれば、それでいいの」

  • 29ページ 台詞なし

  • 30ページ
班「魯泉、誰かお探しかの?」
魯泉「……いえ…その」
裘青「いよ! 小農夫」
  「ちょっくらいいか」
魯泉「あ、裘青さま! 馬賢さまを知りませんか?」
  「助けていただいたお礼がまだなんです」
裘青「馬賢ね?」
  「あの人なら今頃天界さ」
  「俺達三人を庇って」
  「俺達の分まで、牢獄入りするんだと」

  • 31ページ
魯泉「え…」
裘青「てなわけでよ。言伝預かってるぜ」
馬賢『この試験で俺は…最も欲しかった答えを得た』
  『お前に会えて良かったぜ』
裘青「ちゃんちゃらおかしいよな」
  「これから入獄しよって時によ」
魯泉「馬賢さま……」

  • 32ページ
裘青「涙拭けよ」
  「今日はめでたい日だ。笑え!」
  「馬賢さまも、きっとそれをお望みだろよ」
魯泉「……」
  「はい」
裘青「そんじゃま、邪魔したぜい!」
韋大空「裘青……」

  • 33ページ
羅剛「帰るか」
裘青「ウウ…ばげんじゃまぁ…」
韋大空「兄貴。馬賢さまはいつまで……」
羅剛「さあな…」
  「俺達ゃ待つだけだ」
  「アニキの帰る場所…残しとかねえとな」

  • 34ページ
薛慶「ほな、ワイはここで」
  「霍安は…故郷の方に埋葬します」
  「次会うときは」
  「試験管としてやな」
盤古「よろしくお願いします」
薛慶「魯泉の家に戻るんやな。また連絡寄こしますさかい」

  • 35ページ
薛慶「暇できたら…」
  「霍安に香でもあげに来ておくれやす」
  「そうしてくれはったら、霍安も喜びますやろ…」
  「うっかり復活してしまうかもわからへんな」
魯泉「盤古ー、ぼく達も行くよー」
盤古「はい」

  • 36ページ・37ページ
  [仙試科舉、これにて終結]
  [そして…]
  [一同は、それぞれの帰路へと着く]

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