ピカチュウ

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ピカチュウ - (2020/05/30 (土) 20:52:55) の編集履歴(バックアップ)



「ポケモンゲットだぜ!」「ピッピカチュウ!」

データ

分類:ねずみポケモン
タイプ:でんき
高さ:0.4m
重さ:6.kg
特性:せいでんき(直接攻撃を受けた際、3割の確率で「まひ」状態にする。フィールドでは先頭にするとでんきタイプの出現率が上がる)
夢特性:ひらいしん(ダブル・トリプルで電気タイプの技の対象が自分のみになる。
          第五世代以降ではダメージを無効化し、特攻を1段階上げる仕様が付加)

ポケットモンスター』に登場する、全国図鑑No.025のポケモン。初登場は『赤・緑』。恐らく最も有名なポケモンであると思われる。
初代ポケモンで遊んだ事がある世代なら、トキワの森でピカチュウが出るまで粘った経験がある人も少なくないはず。

本来ゲームの方面では「通常のモンスター」扱いだったが、序盤に手に入れられるレア目のポケモンという事で印象に残りやすく、
見た目も可愛らしい事から当初から人気があり、更に後述のアニメ版の影響を受けて大ブレイクした。
モデルはゴールデンハムスター、種別はキンクマに値すると言われている。
黄色いボディにしましま模様、赤いほっぺにキュートな目と、現代のキャラクタービジネスを確立させたキャラクターでもある。

日本語版では「ピカチュウ」だが北米、欧米版では「Pikachu」、中国語では「皮卡丘」(広東語では「比卡超」)、
韓国語で「피카츄」、アラビア語では「بيكاتشو」、ラテン語では「Picatius」と表記する。
いずれも読みは「ぴかちゅう」であり、ピカチュウのイメージを世界中で統一しようという試みが垣間見られる。
あんまりにもイメージが広がりすぎたせいで「光宙(ぴかちゅうと読む)」という名前を付けられた子供が……

よく間違えられるが「ピカチュー」ではない。「ピカ虫」でもない。


原作での性能

「ピカヂュー」

種族値

HP:35
攻撃:55
防御:40(第5世代以前は30)
特攻:50
特防:50(第5世代以前は40)
すば:90

すばやさが高く、装甲という典型的なでんきタイプ種族値。
一見すると弱いポケモンに見えるが、専用アイテム「でんきだま」によって全ての技の威力を二倍にする事が可能。
Lv.50にして攻撃は実質150越えも可能である。ちなみに火力だけなら伝説のポケモンの中でも上位のカイオーガ相当となる。
そしてピカチュウ系列のみ電気物理でもっとも威力の高い(ただし禁止伝説であるゼクロムの専用技である「らいげき」は除く)「ボルテッカー」*1を使える。

(以下、ニコニコ大百科から引用抜粋)

反面その攻撃力を出すためには持ち物が限定されてしまうため、アタッカーとしては中途半端な素早さと、
ほぼ一発で終了する防御面を持ち物でサポートできない為に、使うには一定の下準備や読みが必要。
また、ボルテッカーは相手に与えたダメージに応じて自らのHPを消費するので、
ピカチュウの低い体力では乱発すれば自滅が待っている。
他の技は特定の条件で貰えるピカチュウが覚える「なみのり」、ヌオーやラグラージなど、
でんきタイプわざが効かないみず・じめんタイプに有効な「くさむすび」など、優秀な技を覚える。

ストーリーでは毎回レアポケモンとして登場し、
『赤・緑・青』やリメイク版の『FR・RG』では上記の様にトキワの森と無人発電所で出現。
『ピカチュウ』ではアニメ同様オーキド博士から貰える。ちなみにこのピカチュウ版では野生のピカチュウは出現せず、
アニメでのエピソードに則って進化系の「ライチュウ」に進化させる事はできないという中々凝った仕様。
『金・銀・クリスタル』では2番道路、『ルビー・サファイア・エメラルド』ではサファリゾーン、
『ダイアモンド・パール・プラチナ』ではじまんのうらにわに低い確率で出現する。
『赤・緑・青・ピカチュウ』や『FR・RG』ではひこう、みずタイプなど、
トレーナーやボスクラスがよく使うタイプに相性で有利で、序盤で手に入る事もあって大いに活躍してくれる。
また、相手を麻痺させる「でんじは」が使えるので援護やポケモン捕獲、
『ピカチュウ』からは他のでんきタイプのポケモンでは貴重な技マシンを消費するか、
レベルをかなり上げないと覚えられない「10まんボルト」を、レベル26という早いレベルで覚えるので色々と優秀である。
ただし、上記の種族値を見れば分かるように耐久力が低いのでライバルのピジョンやカスミのスターミーなど、
能力が高い相手には、相性が有利でも力負けしてしまう事もしばしば。
ライチュウに進化させれば、でんきだま持ちピカチュウには劣るものの、
安定した高火力とある程度の耐久力を得る事ができるので、進化させた方がより活躍できる。
尤も、ピカチュウへの愛故に進化させない人も多い。

『金・銀・クリスタル』、『ルビー・サファイア・エメラルド』、『ダイアモンド・パール・プラチナ』では、ストーリー中盤~後半で出現する。
中盤~後半なのでメリープ、ラクライ、コリンクなど序盤で手に入る電気ポケモンが最終進化している頃で
ストーリー攻略ではあまり活躍の機会がないが、強さは保たれており、これらのポケモンとは戦い方が違ってくるので、対戦での使用率は低くない
(『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではポケウォーカーで、配信されたある特別なコースでピカチュウが手に入るので、序盤で使用する事も可能になった)。
この世代から進化前のポケモンとして「ピチュー」が登場した。
『金・銀・クリスタル』、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では最終ボス「レッド」の手持ちとしても登場し、
有り得ない程の恐ろしいレベルで主人公に立ちはだかる。
特にリメイク版の『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、でんきだまを所持している上に、
ボルテッカーも習得しているため、並の耐久のポケモンならLv90越えでも平気で吹き飛ばす程の超火力を誇り、
名実共に最強のポケモンと化している。
あまりの鬼畜さに「ピカチュウ相手に触れる事もできずに6タテされた」というプレイヤーも多い。
幸い技構成的にぼうぎょの高いじめん・はがねタイプならこのピカチュウの恐怖を大分減らす事ができる。
また、声優ネタなのか、この作品のストーリー中に初めてピカチュウを使うトレーナーの名前はイクエ(育江)である。

なお、各種メディアで多数登場しているピカチュウであるが、名前自体はあくまで種族名であり、
ピカチュウ単体に個人名(原作ゲームでいうニックネーム)が付けられているケースは殆ど無い。
数少ない例外としては、おのとしひろ先生によるアニメ版を基とした漫画『電撃!ピカチュウ』にて、
「ジャン=リュック・ピカチュウ」というフルネームが設定されているものと、
漫画『ポケットモンスターSPECIAL』にてピカチュウを使う主人公のトレーナーが2人いて、
それぞれ「ピカ」「チュチュ」と呼んでいる例が挙げられる。
また、アニメ版でも何回か登場したヒロシが連れているピカチュウには「レオン」と名付けられている。

+ 『ブラック・ホワイト』でのピカチュウ
『ブラック・ホワイト』(BW)ではシティの看板やNPCシンボルで顔を出しているものの、
野生としては出現せず(ピカチュウに限らず第4世代以前のポケモンの殆どがそうなのだが)、
クリア後にようやく登場…というかDS版の前作から「ポケシフター」を使って連れてくるのみである。
ところがこのポケシフターには道具を持ったポケモン、秘伝技を覚えたポケモンは連れてこられないと言う重大な問題点がある。
つまりピカチュウの場合、でんきだま持ち、「なみのり」や「そらをとぶ」を覚えた個体は連れてこられないのである。
そのため、専用アイテムも特殊な技も『BW』に移す際に諦めなければならない。
…そして、通常プレイでのでんきだまの入手方法は無い。つまりライチュウの完全劣化なのである
(一応進化前のポケモンの防御と特防を1.5倍にする「しんかのきせき」があるにはあるが、
 素で防御値が低いピカチュウにとっては、とても実用的な道具とは言えない)。
だが、2011年の夏休みシーズンに行われた「ポケモンいえるかな?BW」発売イベントにて、特別な技と特性を持った「うたうピカチュウ」が配信。
ここでみんなお待ちかねの夢特性ひらいしんに加え、持ち物にでんきだまを所持、ついでに夢特性の遺伝が可能な♀固定。
『BW』発売後の冬の時代を(時期的な意味で)吹き飛ばす配信内容、この夏以降のピカチュウ(もちろんライチュウも)の活躍に期待がかかった。
また、『ブラック2・ホワイト2』では、ポケモンワールドトーナメントのチャンピオンズトーナメントに登場するレッドがピカチュウを連れている。
ただし、Lvはこちらも相手も50に統一されるので、『ハートゴールド・ソウルシルバー』(HGSS)のような極悪ぶりはやや緩和された。
ちなみに『HGSS』の時もこの作品でも、レッドは勝っても負けても一言も喋らない『BW2』の主人公はポケウッドで喋りまくりなのに
だが、勝利するとそれまで一度も使用しなかった「!」(エクスクラメンテーション)を使用する。…本当にそれだけだけど。

+ 『X・Y』でのピカチュウ
『X・Y』では序盤から登場する。前作の反省か、確率は低いがでんきだまを所持する個体もいるようだ。
また、防御と特防の種族値がそれぞれ10ずつ上昇されてわずかながら強化されている。

最初のジムはむしタイプだが、第2タイプにみずやひこうを所持したポケモンも多い。
結構役に立つので、御三家でフォッコを選ばなかった場合は連れて行ってもいいだろう。

この作品で威力が弱く接触タイプではあるが確実に相手を麻痺させる攻撃「ほっぺすりすり」を頬袋持ちのでんきポケモンが習得、
自身から積極的に麻痺を撒きに行けるようになった。
余談だが、ピカチュウが出現するハクダンの森は、その形状が『赤・緑』でピカチュウが出現するトキワの森に酷似しており、
またそこで登場するミニスカートの「リカ」というトレーナーがピカチュウを使うが、名前はサトシ役の松本梨香氏が元ネタであろう。

そして本作から ピカチュウの鳴き声が従来の電子音から、後述のアニメ版における大谷育江女史によるものに変更された
(『ピカブイ』からはイーブイの鳴き声も声優によるものに変更されている。ピチューやそれぞれの進化系は電子音のまま。)

+ 『オメガルビー・アルファサファイア』でのピカチュウ
第3世代(ルビー・サファイア)のリメイク、『オメガルビー・アルファサファイア』では「おきがえピカチュウ」と言う特別な個体が登場。
ポケモンコンテスト会場でもらえる個体で、通常の♀の個体と違い尻尾の先にハートマークがあるのが特徴。
コンテストでのアピールポイント(かしこさうつくしさかわいさかっこよさたくましさの5項目)にちなんだコスチュームを着せる事ができ、
それにより習得できる技も異なる。
  • かしこさモチーフの衣装→ドクター・ピカチュウ
  • うつくしさモチーフの衣装→マダム・ピカチュウ
  • かわいさモチーフの衣装→アイドル・ピカチュウ
  • かっこよさモチーフの衣装→ハードロック・ピカチュウ
  • たくましさモチーフの衣装→マスクド・ピカチュウ
となっており、それぞれの衣装ごとに、通常では覚えられない特別な技を覚えられるようだ。

+ 『ソード・シールド』でのピカチュウ
第8世代では特定の手順を満たす事でキョダイマックス可能な特別なピカチュウを入手できる。
キョダイマックスの姿になると、巨大になるだけでなく初代を思わせるでっぷりとした姿になる。
このピカチュウが放つでんきタイプの技は「キョダイバンライ」へ変化し、
ダメージを与えると同時に、麻痺耐性を持たない相手ポケモン全員を麻痺状態にする。

+ アニメ版におけるピカチュウ
もはや語るまでもなく有名な、アニメ版では第一話から登場し皆勤しているポケモン。全世界共通でボイスは大谷育江氏。
寝坊したため初代御三家を全員他のライバルに取られた主人公サトシがオーキド博士から授かる事となる。
かなりの気分屋でモンスターボールに入るのを嫌い、最初はサトシにも心を開かなかったが、
オニスズメの大群から身を呈して自分を守ってくれたのを見て心を開き、それ以降はサトシの無二のパートナーとなった。
『ピカチュウ』では「なつき度」と「ごきげん」のパラメータと表情・声で再現されている。

このピカチュウ、今でこそ信じられないが敵にビビったりと、最初の頃はかなり臆病な面もあったりする。
1997年にアニメが放送開始して以来、同行する仲間や所持ポケモンの入れ替えはあれど、
この一人と一匹のコンビだけは変わらずポケモンマスターを目指す旅はまだ継続中である。
ピカチュウゲットでチュウを企むロケット団の波乱万丈な日々も継続中である。やな感じぃ~…じゃなくなりつつあるが

なお、余談ではあるが、アニメでは毎回序盤においてピカチュウのせいで ヒロインの自転車が犠牲になっている
あと件のポケモンフラッシュを放ったら、それ以降ポリゴンだけ放送自粛になったという惨い大人の事情も一部で有名。
(なお製作上の関係なので「ポリゴンは悪くない」は事実でも「やったピカチュウのせい」という話ではない)
その他にも、ゲームだと倒せるはずがないポケモンに勝つ事もあれば経験の浅そうなトレーナーのポケモンに負けたり、
漫画でもアニメでもイワークに電気を通したり、電気ねずみなのにそう言われると怒ったり、
サーフィンしたり風船で空を飛んだりと、原作ガン無視のやりたい放題である。
おかげで進化形態であるライチュウの存在価値はマチスの主力として初登場した個体が寸胴で愚鈍だった事を皮切りに、
ピカチュウが進化を嫌がってかみなりの石を振り払ったり、
『スマブラ』のキャラ紹介でも「ライチュウに進化するけどあえて進化させない人が多い」と書かれるなど…
そこまでしてライチュウをいじめたいかゲームフリーク

しかもそのマチスのライチュウが余りにも凶悪な顔つき+残酷無慈悲な攻撃のせいで、
ロケット団のニャースなどの悪役以外で嫌いなポケモンとして真っ先に名前が挙げられ
メガ進化の概念が生まれてからは「ピカチュウのメガ進化まだー?」と冗談交じりに言われるなど、
リアルタイムでトラウマを植え付けられたお茶の間の良い子も少なくない。
ボンボン版でマチスとナツメが悪役にされたのはアニメでの扱いが原因ではないかと噂されている。
アニメではその後もDP編にて別のトレーナーが持つライチュウが強敵として登場。
ピカチュウを打ち負かし、上記のマチス戦同様にサトシがピカチュウを進化せるかどうか悩む、というシチュエーションも描かれた。
とはいえ、ライバル的な存在として描かれた事は実は意外と少なく、個体によってはピカチュウと仲良くしていた者もいる。
サンムーン編ではリージョンフォームのライチュウも登場し、こちらもピカチュウと張り合う様子があったが、
バトルではなくパンケーキレースで勝負をしていた。

そして、初期案の時点では成長と共に人間の言葉を話すようになっていく予定だったらしいが、
大谷育江氏が見事に鳴き声だけで感情を表現し切ったため、監督は何も言わずに案を取り下げたという逸話がある。
初期案のまま製作が進んでいた場合、サトシとピカチュウの冒険が今ほど続いていなかった可能性も考えられる点では、中々興味深い話である。
…ロケット団のニャースが普通に人間の言葉を話すのはこの設定の名残なのだろうか?

なんでピカチュウがパートナーなのかという理由だが、御三家からポケモンを選ぶとゲームで選んだ子・選ばなかった子に、差が生じる危険性…
言うなれば、悪名高き星座カースト制度のような事態を防ぐためだと言われている。
尤も、リザードンだけサトシの手持ちで扱いが別格だが…レッド補正か?一応フシギダネとゼニガメも進化こそしなかったが見せ場はある
雑誌のインタビューでは、女の子向けに可愛いポケモンを主役に立てたとも。
これを逆輸入したのか、携帯アプリ『Pokemon GO』ではチュートリアルで捕まえる御三家をしばらくスルーし続けるとピカチュウが現れる裏技が存在する。

いずれにせよ、ファンシー系の人気があるポケモンで、なおかつ電撃という魅せやすい技を持つピカチュウが選ばれたという事実に変わりはない。
ちなみに余談だが、最初期のポケモン漫画(副題が無いので俗に「穴久保版」「ギエピー」と呼ばれているもの)でも、
御三家ではなくピッピが初期メンバーになっていた(後にピカチュウも仲間に加入)が、これもその辺を意識したのかもしれない。
このピカチュウはピッピのいとこ*2で、その縁で主人公(というかピッピ)に同行。
喋る事はできないが意思の疎通は可能で、下品でマヌケなピッピとは異なり非常に優秀。
が、登場直後は下ネタも多く、野外で大量のう○こをひり出し、そのう○こに顔面から叩きつけられるという衝撃的な姿を披露していた。
ピカチュウが世界的な人気キャラクターとなった現在では絶対にあり得ないような扱いなので、当時を知る人からはネタにされることも多い。


+ その他の作品でのピカチュウ、及び中の人たちについて
アニメ版のおかげでピカチュウの声といえば大谷育江氏というイメージが強いが、
作品によっては必ずしもそうでないこともあり、
『ポケモン不思議のダンジョン』をもとにしたアニメ「出動! ポケモン救助隊 ガンバルズ!」では 半場友恵 女史が担当。
また『ポケモン不思議のダンジョン マグナゲートと∞迷宮』のPVアニメではなんと 釘宮理恵 女史が演じ、
全国の釘宮病患者を悶えさせ、誰が呼んだか「くぎゅピカ」なる愛称まで生まれた。

この他『名探偵ピカチュウ』においては、主人公にしか聞こえない人間の言葉を話すピカチュウが活躍。
CVは 大川透 氏で、男性声優が演じる貴重なピカチュウである。
また、この作品は後にハリウッドでまさかの実写映画化されており、
そちらではデッドプールですっかりお馴染みとなったライアン・レイノルズ氏が声と表情のモーションアクターを担当。
もし『デッドプール3』が作られたらやっぱりネタにするんだろうか
肝心の映画そのものに関しては、公開前は不安視する声こそ少なくなかったが、いざ公開されるや否や映像表現などで概ね好評を博し、
ゲームを原作とした映画では過去最高の興行収入を得るに至っている。
尚、日本では俳優の西島秀俊氏が吹替を担当しているが、主人公以外の人物に聞こえている鳴き声は極一部の国を覗いてアニメ版と同じく大谷育江氏のもの。


ニコニコでは愛くるしいピカチュウの動画が投稿される一方、闇サトシの生贄になる事も多い。


『ポッ拳』におけるピカチュウ

初の公式ポケモン格ゲー『ポッ拳』にも当然参戦。これ以前に作られた二次創作の『タイプワイルド』にはピカチュウは影も形もなかった。
素早い移動速度、判定発生に恵まれた技の数々、共鳴バースト(パワーアップ)ゲージの溜まりやすさ等の性能面は非常に優秀で、
遠近対応した技と挙動の軽さから、所謂スピードタイプの万能キャラクターといった仕上がり。
ただし「投げに勝つ通常打撃」「打撃に勝つブロック攻撃」「ブロック攻撃に勝つ投げ」の3すくみの読み合いをフィーチャーしたゲーム性のため、
「HPと攻撃力が低い」という点は、ほぼ唯一の弱点でありながら無視できないほどの弱みとなる。
手数を多くして圧倒していく事が重要。

  • フィールドフェイズ
3D画面による対戦形式。
移動速度は平均以上、遠距離では優秀な飛び道具の「10まんボルト」と、
モーションが同じで相手の位置をサーチする「かみなり」による、動くか動かないかの選択で相手を確実に削れる。
2キャラしか持っていない空中でのブロック攻撃や、地上でも「電磁波で岩を持ち上げて殴る」というモーションで広範囲のブロック攻撃など、
特に弱みもなく、その代わりに強みは十分備えており先手を取りやすい。

  • デュエルフェイズ
2D画面による所謂普通の格ゲー。
地上を這う「10まんボルト」及び連発型の溜め「10まんボルト」、対空弾の「エレキボール」、ガードで縮こまる相手に位置サーチ型の「かみなり」と、
異なる性能の飛び道具を同じモーションで撃て、遠距離戦も取り敢えず平均以上にこなせる
(流石に専門ではないためサーナイトやスイクンには密度で負ける)。
だが、やはり真価は接近戦。
移動投げでフィールドチェンジを誘発し辛い「ほっぺすりすり」との二択が単純に強力で、
リバサにもブロック属性のある「ボルテッカー」を昇竜としてパナせる。
そして何よりも『ポッ拳』の名に恥じぬ「ふうじんけん」の使い手であり、
更に何故か最風も備える(コマンドが6Y、6とYを完全同時押しすると最風になる)。
通常のふうじんけんはガードされると反撃が無い程度に不利Fを背負うものの、最風なら逆に長い有利Fを得る。
逆択に来た相手にもう一撃ぶちかますもよし、ほっぺすりすりとの二択をかけるもよし。
更に共鳴バースト時は必ず最風になるので近距離に相当な圧がある。

バーストアタック(以下BA)は「ボルテッ拳」。
突進で怯ませた後打ち上げ、「ボルテッカー」で近寄り鉄拳をお見舞いする。
移動距離が長く確反コンボに使いやすい。
特に密着時の生BAとほっぺすりすりキャンセルBAの二択は
「ジャンプ含め何かしらボタンを押していればBAが、押していなければほっぺすりすりが当たる」「ダメージは同じ」
という大変低リスク高リターンな択一攻撃。ダウンを取って狙いたい所。

デュエルフェイズの項で述べたように、本作におけるピカチュウは風神拳や雷神拳を使用でき、
更に勝利ポーズが腕を組んでの決めポーズと、
ポッ拳の基となった格ゲー『鉄拳』シリーズの三島平八を髣髴とさせる要素が多い。
BAは某龍玉っぽいけど

また、見た目だけ同じで技性能もモーションもほとんど別物のキャラ「マスクド・ピカチュウ」も参戦。
こちらは飛び道具を盾にしながらの突進技、相手の飛び道具をスカす突進技などで詰め寄り、
2段目ブロック貫通の連携などで反撃を封じつつ押すという、接近戦主体のインファイターである。
低火力・低体力なのは変わらないため打ち合いでの脆さも目立つが、自分の技でフェイズチェンジできれば攻撃力アップという特性で補いたい。
通常ピカチュウや他の参戦ポケモンと同じく『鉄拳』シリーズのモーションが用いられており、
こちらの場合はキングやジェイシーなどプロレスキャラのものが流用されている。


大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにおけるピカチュウ

作品ごとのデザインの変遷

大乱闘スマッシュブラザーズ』にも初代からポケモン代表として皆勤出場している。
所謂すばしっこい移動で相手を翻弄するスピードタイプ。

+ 各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
  • でんげき(NB)
前方に電撃を放つ(空中では斜め下に球状の電撃を放つ)。
地面や壁に当たるとそこを這って進んでいく
空中の球状の電撃の方が若干威力が高い。

  • でんこうせっか(上B)
上Bを押してからスティックを入力した方向に2回高速移動するワザ。
一度入力した方向に2回移動する事はできないが、初代では後述の方法でそれも可能であった。
『DX』以降、移動の軌跡に電撃が追加されたが、移動してから判定が表れるので先に攻撃を置かれると攻撃は当てられない。
もっとも角度を変えられると言う事、非常に素早い速度で移動する事で攻撃を当てるには復帰位置を読みきる必要があるので喰らいづらいが。
復帰距離が長めで阻止もされづらい、優秀な部類に入る上Bである。

余談だが、初代ではワザの名称が説明書では「でんこうせっか」、
ゲーム中のキャラ紹介モードでは「こうそくいどう」と表記されており、どちらが正しいのかと一時期物議を醸した。
『DX』以降では攻撃判定が付けられたのも相まってか前者で統一され、「こうそくいどう」表記はピチューの方になった。

  • かみなり(下B)
上方向に暗雲を起こし、ピカチュウ目掛けて稲妻を落とす。
稲妻を浴びたピカチュウにも攻撃判定が発生し、威力も吹っ飛ばし力も稲妻そのものよりも上。
かなり上方から稲妻を落とすため、上部で戦っているキャラ達にちょっかいをかけたり、
上方向に吹っ飛んだ敵を追撃して得点としたりするのが基本的な使い方。
『DX』までは稲妻の速度が遅めで後隙も大きかったため、タイマンでは死に技に近かったが、
『X』では出が早く後隙も小さくなったのでタイマンでも使いやすくなった。
『for』では発生直後の暗雲にメテオ効果が付与されたため、暗雲メテオ→本体ヒットで撃墜を狙えるようになり、重要なバースト技に。

  • ロケットずつき(横B)
『DX』で追加されたワザ。横方向に高速で頭から突っ込んでいく突進技。ピィィィィィ…カッ!
Bを押し続ける事で飛距離と威力が増し、最大まで溜まると自動的に発動する。
乱戦に突っ込んでいくにはまだ良いが、いかんせん見切りやすすぎるので、
初登場から現在に至るまでタイマンではあくまで大きく吹っ飛ばされた際の横復帰専用の域を出ない。
ちなみに原作でロケットずつきを覚えられるのは『赤・緑』だけである。

自身を電撃の球体に変化させ、ステージ内を縦横無尽に駆け回り(障害物の影響を受けないと言うおまけ付き)体当たり+電撃を放つ技。
強力ではあるが動きに非常に慣性がかかるため、慣れるまでは当てるのに苦労する。ちなみにCPはかなり的確にこちらに当ててくる。ズルイ。
『for』では威力が下がり、障害物の影響を受けるようになったが、動作の制御が比較的効くようになった。
『SP』では電撃球の状態で前方に突進し、命中した相手に対して高速で突進攻撃を繰り返した後吹っ飛ばすロック技に変更。

+ 初代でのピカチュウ
初代では、軽快にすばしっこく動き回れる上、ジャンプや空中機動力の性能も高く相手は攻撃を当てるだけでも一苦労。
通常技はどれもクセやスキが少ないので扱いやすく、その中でも得に尻尾を使った空中上Aと上強攻撃の運び・コンボ性能が優秀。
さらに復帰技である「でんこうせっか」は本作屈指のチート技との呼び声も高い。出掛かり無敵ですぐさま8方向に2段階で移動できる上、
「一度方向を選択した後にスティックをニュートラル(通常の位置)に戻す」という動作を行う事で、移動距離がキャラ一人分伸びる。
一回の移動だけでも他キャラの復帰技よりも長いのに、これのおかげでそれを二回も行える(ただし同じ方向に二回は移動できない)。
おかげで足場外での復帰阻止で相手をかなり深追いしても、自分は余裕で帰ってこれる。
それでいて自分は素早い移動で相手を翻弄し、復帰阻止を受けづらいという利点を持つのだ。まさしくインチキじみた技である。
ガチ勢によるタイマンランクは ダントツの1位 ダイヤグラム上でも国内版、性能の調整された国外版共にほぼすべてのキャラに6~7の有利が付く。
以上の誰もが認める強キャラである。
素早く移動できる技を持ってランク1位と、どこかの病人を思い出させる。

弱点は軽くてふっとばされやすい事と、素のリーチは若干短い事。
軽いとお手玉コンボから抜けやすく、リーチの短さも機動力でカバーできるため、弱キャラ相手ならほとんど気にならないのだが、
似たような機動力を持ちながらリーチが有り、ピカチュウに対して大ダメージか即撃墜コンボがたくさんあるキャプテン・ファルコンがやや苦手で、
この2つの弱点が如実に現れる。

また、ピカチュウの強さは「いかに機動力で圧倒して、手数で攻めるか」という所にあり、
適当にぶっぱなせる暴れ技といったものがあまり無くメテオ技も無いため、同時に3人を見なくてはいけない4人対戦では途端にその強さを発揮できなくなる。
生き残る事が重要なストック制では立ち回り次第で十分カバーできるが、
時間内の撃墜数を争う時間制乱闘となると、攻めるリスクと自身の吹っ飛ばされやすさが相まって結構弱い。

+ 『DX』でのピカチュウ
攻撃の火力や判定の強さも全体的に下げられた結果、自身の軽さの弱点が露呈。
特に強力だった空中後の蹴りが判定激弱+着キャンしても隙だらけの回転技(通称:ピザ)に変更されたりつかみ範囲が極端なまでに狭くなったのが痛い。
一方で空中上が技の中間でヒットさせると斜め下に吹っ飛ばす(通称:ピカメテオ)という本作限定のマニアックな特性があり、
これと攻撃判定の追加されたでんこうせっかなどを軸とした復帰阻止は、キャラや場所毎の判断能力と操作精度のハードルこそ高いものの非常に強力。

総合的に見ればそこまで絶望的に弱体化されているわけでわなく、立ち回り次第で十分カバーできる強さは残され、中堅上層に留まっている。
ただし相当な鍛錬を組まない限りは、似たコンセプトでより強力な火力と立ち回りを兼ね備えたフォックスの劣化と見做されてしまいがち。

ちなみにコンパチキャラとして進化前の ピチュー が出てくるのだが、
ピカチュウより更にリーチが短く、火力が無く、異常なまでに軽くて簡単に吹っ飛ばされるのに、
電気を使った技を使うと数%自身がダメージを食らう
(復帰技を使ってもダメージを食らう。牽制に使うはずの飛び道具である電撃は下手すると当てた相手より自分がダメージを受ける)
というドM真っ青の仕様のため、キャラランクはぶっちぎりの下位層。
まぁ初代のプリンと同じやられ役としての調整なので仕方ないんだけど、ピチューが好きでもない限り素直にピカチュウを使った方が良い。
もっと悲惨な奴らもいるが

+ 『X』でのピカチュウ
他の皆勤キャラが軒並み大幅弱体化を喰らう中、ピカチュウは三角飛びができるようになったり、
下スマに強い吸引力が働いたり、かみなりが強化されていたりと むしろ強化 され、再び上位に躍り出た。
仮面の一頭身と渡り合えるキャラの筆頭 という声も多い。

+ 『for』でのピカチュウ
横スマッシュのモーションと性能が変更され、球状の部分に当たると最大ダメージを喰らうようになった(『X』までは至近距離)。
そして下Bは限定的ながらメテオ効果が付いたため、本作からピカチュウもメテオを狙う事ができる。
その他、横Bなどモーションが変わったり、上Bやダッシュ攻撃が強化されたり、逆に弱体化した部分も存在する。
総合的にダメージを溜めるのは楽だが撃墜に非常に苦労するキャラである。
ここでも強さは安定しており、キャラランクは上位の評価。

+ 『SP』でのピカチュウ
何故か 弱点が補われる形で強化され(空中ニュートラルが電撃を纏う「ピカチュウショック」に変更等)、キャラランクは最上位クラス。
また、カラバリの一つにマスクド・ピカチュウが登場している。

そして全員参戦に伴いピチューもまさかの復活。
本作では『DX』とうって変わり、ピカチュウ以上の高い攻撃力と機動力を持つが、
ピカチュウ以上の吹っ飛びやすさは据え置きという、豪鬼ばりのピーキーな性能となっている。
Ver3.1以前は火力や当たり判定の小ささもあり、タイマンランクでは最上位に名を並べていたが、
アップデート後は反動ダメージ増加に加え、当たり判定が拡大する(なんとピカチュウより大きい)など弱体化、最上位争いからは一歩身を引くこととなった。

…と、ここまで書いた通りシリーズを通して強さが安定しており、フォックスと共に 一度も中堅より下に落ちた事がないキャラクター でもある。
スマブラはタイマンではスピードと牽制能力と喰らい判定の小ささが重要視されるのでピカチュウはそれら3点に応えた理想的なキャラの一体と言える。

余談だが、スマブラにポケモンシリーズは初代から参加しているものの、
桜井氏は「岩田聡氏がいなければポケモンの参戦は不可能だった」という趣旨の発言を残している。
実際、ポケモンは版権(株式)が任天堂、クリーチャーズ、ゲームフリークの3社で共有され、
さらにその3社による共同出資で設立された株式会社ポケモンが著作権の管理を担当しているという、
他の任天堂作品と違って特殊な権利関係で成り立っているため、各会社と縁の深い岩田氏の存在なくしてはスマブラへの出演は叶わなかったと思われる。
『X』での収集要素の一つ「シール」ではポケモンのみがスマブラでのグラフィックをそのままシールにしていたり、
『SP』でもポケモンのスピリットのほとんどは原作の公式イラストではなくポケモンセンターやPGLで用いられるイラストを採用し、
ポケモントレーナーに至ってはスマブラでの公式画像のみとなっているのもそうした特殊な版権事情からだろう。
ある意味他社の版権を借用するのに近いと言える。


MUGENにおけるピカチュウ

国民的知名度を誇るポケモン故に海外で多数制作されているのだが、長らく出来があまりよろしくなかったり、
一般的な格ゲーの仕様から離れたようなものばかりで、と比べても置いて行かれている感が否めなかった。
まともなものが出たと思ったらリアル頭身だし…
しかし2016年、ようやく完成度の高いピカチュウが公開。これからに期待がかかる。

+ Gladiacloud氏 & Dylanius氏製作
  • Gladiacloud氏 & Dylanius氏製作
2016年に公開された、MUGEN1.0以降専用のピカチュウ。
基本的な技・性能はスマブラや『ポッ拳』を再現しつつ、見栄えの良い超必殺技が搭載されている。

特殊ゲージが設けられており、コンボやタメコマンドを使用する事でチャージされる。
3段階のチャージレベルに分かれており、レベルごとに必殺技のヒット数と攻撃範囲が変化する他、
マックスレベルに達すると「ボルテッ拳」が使用可能になる。

2018年に大幅なリニューアルが施された。
特殊ゲージの仕様が変更され、一部の必殺技でメモリーを1つ消費する形になった。
メモリーは6つまで溜める事が可能で、自分でチャージしなくても自動的に増加するが、攻撃を喰らっている間は増加しない。
ゲージ残量による必殺技の性能の変化が無くなったため火力不足が改善されたが、メモリーが無いと一部の必殺技が使えなくなるので注意。
また、通常投げにはゲージを1メモリー近く溜める効果が付与されている。
Lv2超必の「ひらいしん」を使うと、一定時間ゲージ増加速度が大幅に上昇する。
この状態かつメモリーが6つ溜まっている状態で、超必「ワイルドボルト」を当てると「ボルテッ拳」に派生し、大ダメージを与える。

ガレオ氏によってAIパッチが作製されている。最新版ベースのものは本体同梱。
固め中心でそれなりに立ち回る。ゲージはガードキャンセルに使う事が多い。
cmdファイルの数値をいじる事で、 発生5F中段「でんこうせっか」のぶっぱなしや、
「でんげき」や「でんこうせっか」を使ったループの連続使用回数、超反応の自重具合を変更できる。
紹介動画(旧版)

+ XGargoyle's氏製作
  • XGargoyle's氏製作
2000年頃、すなわちDOS版から存在しているピカチュウ。Win版以降でそのまま使うと色化けする。
初代アニメのずんぐりとした太いピカチュウがモデル。

最初期のカンフーマンがベースなので2ボタン制で通常投げも無い。
その上 一部の判定がKFMのまま で、三烈カンフー突き手もどきも所持。ピーカピーカ!ピーカピーカ!
動きも全体的に不自然。一応必殺技のカンフー突き手は飛び道具に差し替えられているのだが…
最初期から存在するとはいえ、いくら何でもあんまりすぎである。

しかしこいつの恐ろしい所は2方向に大量の飛び道具を飛ばす3ゲージ超必殺技
威力が尋常ではなく、密着で当たればフルヒットで体力が 35割 、削りでも2割吹っ飛ぶ。ただし空中ヒットだと5割止まりとなる。
ただし使った後は 何の効果も無い シールドが残り、その間は使えず、さらに一定時間経過すると気絶してしまう。
おまけに発生時の無敵も無く、 画面端だと飛び道具が出ない事すらある。

五右衛門氏によるAIが公開されている。
超鬼畜!ゲージMAXサバイバル大会では、上記の3ゲージ技のごり押しで活躍した。
ピカさん

+ xed氏製作
  • xed氏製作
アクションゲームのような操作性の為、プレイヤー操作でも扱いやすい。
デフォルトで優秀なAIが搭載されているが、大会で見かける事は少ない。
血が出たり、電撃を食らった時の骨の描写がリアルだったりと、妙に怖い描写が多い。

+ ぼうし氏製作 スマブラX仕様
  • ぼうし氏製作 スマブラX仕様
現在は入手不可。
同氏のリンクカービィ同様、最後の切りふだやスマッシュなどの要素を加えた『スマブラX』仕様に仕上がっている。
「ボルテッカー」は一撃必殺技となっている。

+ ぼうし氏製作 ピカチュウ&テッカマンブレード
  • ぼうし氏製作 ピカチュウ&テッカマンブレード
現在は入手不可。
上記のピカチュウのアレンジキャラであり、最後の切りふだが同名だった事から生まれた
(正確にはボルテッカ(テッカマン)、ボルテッカー(ポケモンの技)と表記は違うが)。
ピカチュウのコマンドに合わせ、テッカマンブレードが自動でクラッシュイントルードやテックランサー等で攻撃する仕様になっている。
無論、最後の切りふだ「ボルテッカ」も搭載されているが、発動の際にブレードとテックセットし、
何故かリアル等身のテッカマンピカチュウになって発射する
なお10ゲージ使用の超必殺技として、テッカマンブレードことDボゥイ役の森川智之氏がマイクを破壊したという「ブラスターボルテッカ」がある。

+ リアス式海岸氏製作 ピカマン
  • リアス式海岸氏製作 ピカマン
こちらもまた『スマブラX』仕様のピカチュウ…ではなく、
『スマブラX』の主に改造系動画にて登場する「ピカマン」をベースに製作されたキャラ。
+ 「ピカマン」とは
「ピカマン」とは、ピカチュウの最終進化系である。
全ての元凶
解説動画
更には顔と声をキュゥべえに差し替えるMODも
スマブラX』の改造動画にて、ピカチュウにガノンドロフのモーションを組み込む事で生まれてしまったまったく新しいピカチュウ
元々手足が短いピカチュウに、人型キャラで最長キャラであるガノンドロフの骨組みが組み込まれた結果、
顔はそのままでとても高身長な人型のピカチュウへと変貌した。
その異様な体系や、元のピカチュウの姿とのギャップから凄まじいインパクトがあり、
ある意味『スマブラX』の改造動画でのマスコットキャラとなってしまっている。
性能はピカチュウが元々持つスピードと、ガノンドロフのモーションによる長いリーチが合わさって地味に鬼畜。
そして何よりも各モーションがキモ(ry

ちなみに、必殺技で細マッチョになるディグダ首から下がゴーリキーに進化したネイティオ等、マッチョに改造されたポケモンが国内で多数目撃されている。

性能面は突進技や崩し技を軸としたパワータイプキャラだが、
見た目や動作の奇怪さは正にピカマンそのもの。
ボイスは原作通りスマブラシリーズのピカチュウのものが使われている。
→Cで出せる「裂蹴」は溜め可能の中段攻撃で、最大まで溜めればガード不能+生当てで4割強+そのままコンボ移行可能という凶性能になる。
超必殺技が全て1ボタンで繰り出せるため、プレイヤー操作に優しい。
特殊ゲージが搭載されており、このゲージを使ってバーストとオーバードライブが使える。
オーバードライブ中のみ発動できる2ゲージ技「魔人拳」は発生5F、0F暗転後発生保障付き、生当てで5割強、カットイン付きという、
性能面、演出面共に中々強烈な技となっている。
また、7P以降は特殊カラーで攻撃力が上がったり、技を高速移動でキャンセルできるようになったりする。
ただし、デフォルトでは本体のdefファイルに7P以降の記述が無いため、特殊カラーを使う場合はpal7~12の記述を追加する必要がある。

AIは未搭載だが、IX氏による外部AIが公開されている。
5段階のレベル設定が可能で立ち中段、下段、投げ技を絡めた崩しが強力。

+ りゅん氏製作 アレンジピカマン
  • りゅん氏製作 アレンジピカマン
上記のリアス式海岸氏製作のピカマンを大幅に改変しアレンジしたもの。
エフェクトや効果音、カラーの追加から仕様変更や技の追加等様々な所に手が加えられている。
AIは未搭載。

出場大会

更新停止中
ピカチュウ&テッカマンブレード
ピカマン

出演ストーリー



*1
名前からアニメ『宇宙の騎士テッカマン』および『宇宙の騎士テッカマンブレード』の「ボルテッカ」を連想する方もおられるだろうが、
ピカチュウの「ボルテッカー」は同社開発の『パルスマン』というゲームのアクションをセルフパロディしたものであり、テッカマンとの接点は特に無い。
このパルスマンはメガドライブ用ソフトとしてリリースされた他、現在Wiiのバーチャルコンソールでも購入可能。
また、MUGENキャラとしてのパルスマンも存在する。
忙しい人のためのパルスマンTASプレイ

*2
別種のポケモンがいとこというのは、当時は漫画オリジナルの珍設定でしかなかったのだが、
『金・銀』でピカチュウとピッピが同じタマゴグループになったため、まさかの公式化を果たしてしまった。