ウルトラマン

「ウルトラマン」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

ウルトラマン - (2022/06/18 (土) 15:33:19) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/07/15 Wed 23:42:49
更新日:2024/02/26 Mon 22:59:37
所要時間:約 34 分で読めます


タグ一覧
1966年 7/10はウルトラマンの日 ウルトラシリーズ ウルトラマン ウルトラ兄弟 カラータイマーは100万円 コメント欄ログ化項目 シルバー族 スペシウムゼペリオン ダチョウ倶楽部 ハヤタ パワーファイター プリミティブ ベータスパークアーマー ベータスマッシュ マン兄さん 中曽根雅夫 伝説の始まり 光の国からぼくらのために 全ての始まり 全てはここから始まった 円谷ヒーロー 円谷プロ 初代 初代ウルトラマン 前のウルトラマン 原点 原点にして頂点 古いウルトラマン 古川登志夫 古谷敏 国民的ヒーロー 堀内賢雄 始まりの巨人 宇宙にバランスをもたらすもの 巨大化 巨影都市 年々増していく筋肉 強者 怪獣退治の専門家 所要時間30分以上の項目 技のデパート 本名不明 櫻井孝宏 永遠のヒーロー 特撮 銀色の目が 時の流れを見つめてる 鋼メンタル 鑑定団 黄金の精神 黒部進



光の国から ぼくらのために

来たぞ われらの ウルトラマン




画像出典:大決戦!超ウルトラ8兄弟(2008年)より
©円谷プロ、「大決戦!超ウルトラ8兄弟」製作委員会



ウルトラマンとは、円谷プロダクション制作の特撮作品『ウルトラマン』を始めとしたウルトラシリーズに登場するキャラクターであり、
日本国内のみならず、世界的に見ても高い知名度を持つ我らのヒーローである。

なお、『ウルトラマン』だけでタグ検索してしまうと、初代以外のウルトラシリーズ関連項目も羅列されてしまうため注意。
初代ウルトラマンに纏わる怪獣・設定などの用語だけを調べたい時は「初代ウルトラマン」タグで検索を推奨。


【概要】




画像出典:ウルトラマン(1966年7月17日~1967年4月9日)
第1話「ウルトラ作戦第一号」より
©円谷プロ


●データ
身長:40m
体重:3万5千t
ジャンプ力:800m
走行速度:時速450km
飛行速度:マッハ5
水中速度:200ノット
地球上活動時間:約3分間
出身地:M78星雲・光の国
年齢:約2万歳
人間体:ハヤタ・シン(演:黒部進)

●俳優
スーツアクター:古谷敏(『ウルトラマン』)
CV:中曽根雅夫(掛け声、第33話)、近藤久(第1話、第39話)、黒部進(『ウルトラマンメビウス』など)、櫻井孝宏(ウルフェス2016、ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突)


●概説
特撮ドラマ『ウルトラマン』の主役ヒーロー。
宇宙警備隊の隊員にして、エリート集団「ウルトラ兄弟」の次男に位置する。

怪獣ベムラーを追って赤い球体の姿で地球に訪れるが、たまたまその場に居合わせた地球人のハヤタが乗った小型ビートルと衝突事故を起こして死なせてしまい、
その償いのためにと、彼と一体化して地球を守ることを決意した。
以降は基本的にはハヤタとして活動しているが、怪獣出現などに伴って「ベーターカプセル」で変身し、宇宙人や怪獣と戦う。

なお、一体化して以降のハヤタの意識がハヤタ当人のものなのか、ウルトラマンがハヤタの記憶や人格を用いて彼を演じているのかは今なお明かされていない。


ウルトラマンF』では、イデ隊員がウルトラマンとハヤタの同化について考察する場面があり、
「ウルトラマンとハヤタの人格はある程度融合していた説」と「同化後のハヤタの人格はウルトラマンの演技説」を提唱している。

また同時に「ウルトラマン」という名前を劇中で最初に使用したのはハヤタだが、ハヤタが命名したのかウルトラマンが名乗ったのかも明言されていない。直前には「名なんて無いさ」とまで言っている。
一応、『ウルトラマンメビウス』では「ウルトラマンを地球人が呼ぶ名前」とウルトラの父が言っているので、M78ワールドとしては前者のようだが。
一方、『ウルトラマンティガ』で客演したウルトラマンは偶然出会った円谷英二監督に「ウルトラマン」と名乗っていることから、ネオフロンティアスペースでは後者と思われる。

そんな経緯で地球を守ってきたウルトラマンだったが、最終話で遂にゼットンに倒されてしまう。
傷ついた彼を故郷に連れ戻すべく、同じ光の国出身のゾフィーが地球に飛来。
ウルトラマンを回収するも、当のウルトラマンは自分と一体化しているハヤタの身を案じ、光の国への帰投を拒否。
自分を助けるべくゾフィーが持ってきた命をハヤタに与えてほしいとまで訴えた。

しかし、そんなウルトラマンの気持ちを察していたのか、それとも偶然か、ゾフィーは命を2つ持ってきていたため、
ウルトラマンもハヤタも、ゾフィーの手によって甦ることとなった。
そして、ウルトラマンはハヤタとの一体化を解き、ゾフィーと共に光の国へと帰っていった。

なお、『ウルトラマン』以外の作品でも、ウルトラマンは地球で活動する際にはハヤタの姿を取っている。

これは、ウルトラマンがハヤタの姿に変身しているとも、ウルトラマンとハヤタが再度融合しているとも考えられるが、詳細は不明。
(円谷プロ監修の書籍『ウルトラの常識 ウルトラ6兄弟&タロウ編』より)

本物のハヤタは『ウルトラマン』の最終回以降登場していないが、その最終回の没台詞を見るに、
蘇生したハヤタにはウルトラマンと一体化していた頃の記憶が存在しないと思われる。
実際のセリフでも分離直後のハヤタは赤い球体にぶつかる前後やそれ以後の記憶は曖昧だったようではある。
ウルトラマンと分離した彼がその後どんな人生を送ったのかは不明。
(一部作品ではその後の彼を描いたものもあるが基本的に並行世界が舞台となっているため、『ウルトラマン』本編のハヤタについてはいまだ謎のまま)

カラータイマー、人間への憑依、造形など、後のシリーズでも基本とされる設定の多くはこの作品から引き継がれたものだが、
地球上で3分間しかいられない設定が作中で語られたのは『帰ってきたウルトラマン』からであり、
初代では「急激にエネルギーを消耗する」と語られるのみである(「あと30秒」というセリフはある)。
そのため、第1話から(製作話的には第5話)3分間という時間は厳密に守られていなかったりする。
本作で確立されなかった演出は戦闘BGMに主題歌を流すことくらいだろう(主題歌をバックに戦うのは『ウルトラセブン』が初出)。

ストーリーが進むごとにスーツがモデルチェンジされており、顔の違いで大まかにA・B・Cの3タイプに分けられる。
後述する事情のせいで皺くちゃな顔になったAタイプさんはちょっと怖い。皺のあるAタイプに特殊技術の高野宏一も生前「皺くちゃのおじいさんみたいな顔」と表現していた。

事実上Cタイプが決定版と化した感があり、後年での登場もCタイプが多いが、『ウルトラマンメビウス』以降はA、Bを意識したマスクになっていることも多い。
これはファンサービス的なもので劇中では特に顔が変わったことに関する言及はない。
なので、知らない子供達は急に人相が変わる初代に困惑することも。

ウルトラマン列伝』や『ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE』においては初代マンの紹介の際に、この平成客演時のそれぞれのマスクの活躍を律儀に全部使用していたりもしている。

昭和特撮らしく、スーツの劣化、流用、塗り直し等で同じタイプのスーツでも撮影時期によって細部が微妙に異なる。
Aタイプは次第に痛みや劣化が顕著になり、当初予定していた口を開閉させるギミック(後述)が結局使われなかったこともあって、
抜本的な仕様変更を図るべく1クールの撮影が終わった頃にBタイプへとバトンタッチしたのだが、
実はBタイプからCタイプになった経緯は未だによく分かっていない。
第28話で人間大にされてしまうシーンなどでよくわかるが、Bタイプの出番の終盤にはスーツ側もボロボロであり、このあたりの事情が関係している可能性が高い。

他の「ウルトラマン○○」との区別をつけるため、
「初代ウルトラマン」「初代マン」「旧マン」「マン兄さん」「マン」など、何故かマンを強調した略称で呼ばれることが多い。
ウルトラマンZ』ではウルトラマンゼットナツカワ ハルキから「マン兄さん」と呼ばれていた。
また、ヒビノ・ミライ(ウルトラマンメビウス)からは人間態の際に「ハヤタ兄さん」と呼ばれたことがあり、個人名が必要な場合はハヤタの名を借りている模様。
ただ、これは人間態同士の対面なので、ウルトラマンとしての個人名は未だ不明。
海外では「Ultraman Hayata(ウルトラマンハヤタ)」という表記も見られる。
児童誌や内山まもるの漫画では、帰ってきたウルトラマン(ジャック)との区別のため「前のウルトラマン」、「古いウルトラマン」とあんまりな名称で呼ばれたことも。


またジャックが(別人だが)初代によく似た姿なのはCタイプからマスクの原型を取っている*1ため。
実際、NGスーツではラインを入れただけの初代と大差ない姿だった。

後年の作品ではセブンと並んでいたり、ゾフィー不在時には兄弟たちのリーダー的なポジションであることなどが多い。

「護送中の犯人を逃してしまい、追跡中に無関係の人間(ハヤタ)と事故を起こし死亡させる(過失はほぼウルトラマン側)」
「地球人に比べて圧倒的なパワーを誇る超人ながら、先述の事故のお詫びのためだけに『私の命を君にあげよう』と申し出て、『そして地球のために働きたい』という飛躍した結論に行き着く*2
「事故について『申し訳ないことをした』と謝罪する一方で、ベーターカプセルについて説明を求められた際には勿体ぶって教えてくれず、心配する事はないと言ってめちゃくちゃ怖い笑い声をあげながら去る」
という一話におけるやり取りは冷静に考えると突っ込みどころ満載であるため、今でもファンの間で度々ネタにされる*3

また、それも含めた昭和特撮らしい大らかなシーンも多く、
例としてバルタン絡みでの勝手に交渉を行う(ハヤタの意識が先行していたとはいえ中にいるのは宇宙人)、20億人殺害のようにネタにされやすい。
ハヤタと一心同体になったのも完全な事故であるため、宇宙警備隊の任務を放棄して独断で地球防衛を始めた可能性もある。
……まあ後者に関しては、後に元々はただの観測員で宇宙警備隊員ですらなかったセブンが同じようなことをしているが。
何にせよ、バルタン星人を始め、科特隊の手に負えそうにない事態に、本来地球を素通りするはずだった彼が居合わせることになったのは幸運だったのかもしれない。

平成に入ってから「怪獣退治の専門家」とも言われるようになったが、
元々この一節は「ウルトラマンの歌」で科特隊のことを歌いあげた部分である*4。どうしてこうなった。
とはいえ、後年ヘタに倒すと宇宙レベルの一大事になるブルトンを完璧なレベルで処理していた事が発覚したりと実際「怪獣退治の専門家」と言って差し支えない人物ではある。



【能力】


ヘッヘッヘ、心配することはない。

画像出典:ウルトラマン(1966年7月17日~1967年4月9日)
第1話「ウルトラ作戦第一号」より
©円谷プロ

当時大流行だったプロレスが戦闘スタイルの基調となっており、非常に泥臭い戦いを好む。
地上戦はチョップや投技が中心であり、倒れた相手にマウントポジションを取って追撃することが多い。


腰を深く落とした独特のファイティングポーズを取るが、
これは中の人である古谷敏氏のスタイルが良すぎてカメラに収まりきらずに屈まなければならなかったため。
ある海外映画でのアクションシーンをモチーフにしているとも語られている。
中の人の著書によると後者が正しく、その上でカメラに収めるためこうなったとのこと。
火薬の爆発にビビって及び腰になっていたと言われることもあるが、直接的な原因というわけでもない。
結果的にこれがウルトラマン独自のファイティングポーズとなり、後年作品でもそのポーズが意識されるようになった(オーブオリジンはこの初代ポーズを意識している)。
なお、上述の通りおそらく偶然であろうが、主に投げや打撃を使って戦うウルトラマンが重心を落とした構えを取るのは理に適っており、
戦術的な意味でもウルトラマンのこの構えは正解だったりする。

また、胸がやたらと丈夫であり、胸を張るだけで光線や火炎を無効化する様子がよく見られる。通称「大胸筋バリアー」。巨乳ではない。
しかし例の猫背なポーズの時は普通に光線などでダメージを受ける。常に姿勢が良ければ無敵なのではなかろうか?

『メビウス』では並の怪獣を一撃で粉砕するメフィラス星人のグリップビーム(電撃タイプ)を余裕で受け止めて弾いている。
幾ら頑丈とはいえ弱点のカラータイマーのある部位で受け止めるのはどうかと思わなくもないが、ゼットンに破壊されたことから強化したのだろうか?

シルバー族のため、光線系や超能力系が豊富。
後発のシリーズのイメージもあってなんとなく「トドメはスペシウム光線」のイメージがあるが、意外と投げるだけでトドメを刺したりしている。*5
逆に、スペシウム光線が通用しなかったり、一度だけでは決定打にならなかったために連射して倒したこともあった。

後年の作品では特撮で弱体化する再生怪獣とはいえ、過去苦戦したアントラーゼットンを容易く倒す場面もあり『ウルトラマン』当時より強くなっているものと思われる。

なお、ウルトラ兄弟の中でもかなりのインテリで、本職は宇宙大学の教授。
また『ウルトラマンSTORY 0』では研究所の最重要研究であるプラズマスパーク開発の主任を務めている。
技数がやたらと多い上に種類が多岐に渡るのは賢い頭を捻り編み出していったからだろうか?
趣味も読書と、肉体派なイメージに反して、実はけっこう文化系。
本編での活躍は、本職ではない戦いを頑張ってこなしていた結果*6…かもしれない。

光の国ではあくまでエリート集団の一員でしかないのだが、
地球の人々や後輩のウルトラ戦士からは、肩書や立場とは全く無関係に別格の存在と扱われており、その存在感はメタ的な意味を抜きにしても非常に大きい。

そのため、平成作品以降は「栄光の初代ウルトラマン」と表現されることもある。


【必殺技】

スペシウム光線
====七(0|0 )
腕を十字に組むことにより放たれる必殺光線。
火星に存在し、バルタン星人の弱点でもある未知の物質スペシウムが含まれることからフジ・アキコ隊員によって命名された。
実は全ウルトラマンが使える基本的な光線だが、ウルトラマンは鍛錬を重ねてスペシウム光線を最強の光線として磨き上げたという渋い設定*7がある。
上記の通りトドメの印象は強いが、実は割とそこまで(単体では)トドメになった回数は多くない。
柳田理科雄氏が『空想科学読本13』で検証した所、連発を含めた「勝利率」は61%、「一撃必殺率」は46%だった。
その他シーンも含めて辿り着いた結論は、
「スペシウム光線が通用しなかった例は殆どが戦闘序盤であり、カラータイマーが鳴ってからのほうがトドメを刺した確率が高い。
ということは、我々人間にとっての乳酸(疲労すればするほど増える物質)のようなものを光線として発射しているのでは?」というものだった。

スーパーファミコンでリリースされたアクションゲームでは、相手の体力をゼロにした上でこれを放って倒す、というルールだった。
(これを撃たなければ、いくら殴っても倒せず、また原作では別の技で倒した相手でもスぺシウム光線で倒す)


タロウ時に兄弟全員で放った「グランドスパーク」やレオ時にジャック、エースと放った「トリプル光線」は、
腕をL字に組んで発射していることから新技なのか、スペシウム光線の別バージョンなのかは不明。

映画『甦れ!ウルトラマン』ではイデ隊員の発明でパワーアップした「マリンスペシウム光線」が登場。
通常のスペシウム光線を難無く弾き返したゼットンをも撃破する破壊力を誇る。

ゲーム『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』では特定の条件下でのみプラズマスパークのエネルギーで強化された「ギガスペシウム光線」を放つ。
ド迫力の演出に、BGMも「ウルトラマンの歌」の勇壮なアレンジに変化する燃える展開だが、
条件を満たすとミッション評価は最低になるうえ、このゲームでは普通のスペシウム光線が一撃必殺技なので、実用性は皆無の完全ロマン技である。


八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)
◎≡  -(0|0 )っ
相手を真っ二つにする光輪。スペシウム光線が効かないバルタン星人(二代目)に対して初使用した。
意外にもテレビ版で八つ裂き光輪が通用したのはバルタン星人(二代目)とレッドキング(二代目)だけと、出番の割りに成功率が低い。
一方でメビウス以降では連続射出、軌道変更や自動追尾、手持ち武器のように使うという応用技も多く使用されている。

さすがに八つ裂きという言葉はまずいのか、近年の公式ではウルトラスラッシュで統一されている。
……と思いきや、他のウルトラマンはウルトラスラッシュにされているのに対して、
初代ウルトラマンのみいまだに「八つ裂き光輪」という名称が使われている(まさかのハッピーセットでの表記である)。

なお、『ウルトラマン80』においては「初代ウルトラマンから八つ裂き光輪を教わった」とナレーションされており、
イメージ映像に第16話でバルタン星人(二代目)を真っ二つにするライブフィルムが流用されている。

他にもNTTコミュニケーションズのCMで、実は当たりさえすればゼットンを倒せる高威力だということが判明した。

ちなみに『スペシウム光線のエネルギーを光輪の形に凝縮した技』という設定があり、
元々はスペシウム光線を超える威力の技として考えられていた模様。
本編ではシャッターを張られて防がれたが、やろうと思えばゼットンも倒せる様子。

実際、映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラに対して全ウルトラマンが最強技で攻撃する中、
一人せっせと八つ裂き光輪を連射するわりとシュールなマン兄さんが見られる(何故か技の回数縛りをしていたのもあるのだが)。


●ウルトラアタック光線
CCCCCC-(0|0_)
右腕からリング状の光線を放ち、相手を爆砕する光線。そのまま略して「アタック光線」という表記も。
スペシウム光線が通用しなかったケロニアに対して使用したため、一部書籍では最強光線扱いされることもあるが、ケロニア戦以後全く使用されず、
これまた一部書籍で「麻痺光線で粉砕したのは念力」「熱光線なので火に弱いケロニアにはこうかはばつぐんだ!」のように説明が安定していない結構謎の技。

映画『ウルトラ銀河伝説』にて43年振りに大量との怪獣との混戦で、
同じくスペシウム光線が通用しなかったアントラーに対して使用し、爆殺した。
一応、これで火に弱い相手にだけ強いということはなくなった。アントラーが虫タイプのように思えるのは気のせいだ

そして『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』ではなんと別の時間軸から現れたモルド・スペクター相手にまるで牽制技のように至近距離から2発も叩き込む*8というとんでもない使用方法を見せた。
「むしろ不意打ち気味に放たれたアタック光線を姿勢を崩された状態からバットアックスで一度防いだモルドが凄い」という意見も。

…この事から、この光線の性質として、
「特に溜めやスペシウム光線のような構えを必要とせず、右手さえ突き出せればどのような状況や距離だろうと関係なく簡単に出せる強力な(?)光線」
という事が判明した。いくらなんでもチート過ぎる気がしないでもない。
それでもなおトドメにはスペシウム光線を使い続けるあたりマン兄さんにはなにか拘りでもあるのだろうか…?
スペシウム光線は元々基本技であるのを必殺技までに磨き上げた技である事を考えると、こっちの方が消耗が激しいとか強すぎて逆に威力の調整がしにくいとかあるのかもしれない。

ゲーム作品では火属性扱いで、スペシウム光線のような必殺の威力ではないことが多い。

漫画『ウルトラマン超闘士激伝』ではスペシウムアタックという、スペシウムエネルギーを右腕に集中させ、アタック光線の型で放つ新技が披露されている。

小説『マウンテンピーナッツ』では動きを止める光線でとどめはウルトラサイコキネシスという説を採っている。


●スラッシュ光線
胸の前で手を組み、V字型の白色光弾を連発する軽めの技。メフィラス星人に対して使用したが、グリップビームで相殺される。


●キャッチリング
高速回転して光のリングを作り出し、相手を拘束する技。
ゼットン戦で初めて使用されたが、効かなかった。
まあ科特隊本部から隊員を逃すための時間稼ぎと思えば無駄な技ではない。
この技の効果音が後の映像作品ではなぜかゼットンシールドの効果音になっている。再編集作品では(原作を意識すると)よくわからない効果音になったが。
元々効果音が不気味なので、ゼットンの効果音にしたところで違和感がないという事情もある。

原典だと最終回の一度しか使用されていないが、他メディアでも大体ゼットンは登場するのでゼットン戦の再現をするためか漫画やゲーム作品等にも割とよく登場する。
因みにウルトラシリーズには「回ればなんとかなる」というお約束があり、
初代ウルトラマンにおいては唐突に回りだして状況を打破する事があったが、
ゼットン戦は回ってもどうにもならなかったという珍しい展開がされた稀有な回だったりする。

この回るという演出は撮影技術が未開拓だった当時、人形を高速回転させることでウルトラマンの動きに変化を与えていたものであるが、
撮影技術が発達した平成期以降も姿を変え、バリエーションを増やしながら引き継がれている。


●カラーリウム光線
ウルフェス2016のライブステージにおいて使用した技。命中した相手の動きを完全に停止させる。
ゼットンバルタン星人の動きを止め、オーブと共に放ったダブル・スペシウム光線でトドメを刺した。
元はエックスの「ウルトラトルネード」同様、「てれびくん」「テレビマガジン」の合同企画「ウルトラヒーローなりきり光線技コンテスト」でテレマガ最優秀賞を獲得した技。
流れはスペリオン光線と似ているが、両手がチョキになっているのが特徴。


●ウルトラ水流
手から水を吹き出す能力。水に弱いジャミラを葬ったほか、火災の消火にも使われる。
ジャミラに使用したものは掌を互い違いに合わせたポーズ
消火に使用したものはつき出した右腕の下に曲げた左腕をそえるポーズ(ワイドショットの右腕を前方につき出したポーズ)
と2種類確認されている。
M78星雲では火災が発生すると自分達のウルトラ水流で消火すると図鑑などで語られることがある。


●リバウンド光線(ウルトラバリアー)
手を横に開いて腰を下ろし、光の壁を作って攻撃を弾く。
ジェロニモンの吐いた反重力ガスを弾き返し、逆に宙に浮かせた。
ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオンも使用できる。


●ウルトラパンチ、ウルトラキック、ウルトラチョップ、ウルトラ首絞め、ウルトラ頭突き、ウルトラ膝蹴り、ウルトラ(以下略)
プロレス技。これらで敵怪獣のツノやヒレを破壊した回数は数知れず。


●ウルトラ霞切り
すれ違いざまに手刀を敵の胴に打ち込み、素早く倒す。
ジラースを撃破した。後にジャックも使用。


●ウルトラくすぐり、ウルトラ馬跳び、ウルトラ水掛け
対ギャンゴ戦にて披露された技の数々。大人げなry


投げ技
多すぎるので該当項目参照。
12万tのテレスドンだって持ち上げたが、20万tのスカイドンは流石にダメだった。
以降のシリーズでも「ウルトラマンが持ち上げられる限界は20万t」という基準ができ、
これを超える怪獣を持ち上げた描写はギンガやガイアくらいとなっている。


●空中体当たり
マッハ5のスピードで全体重を乗せた体当たり。
自分の6倍近い重量のスカイドンを(科学特捜隊との協力で)撃破したほか、ガマクジラも同様の戦法で粉砕。


●ウルトラテレポーテーション
文字通り瞬間移動を行う能力。寿命を縮めるほど体力を大幅に使うらしく、使用後すぐにカラータイマーが点滅状態になる。
初使用時には最後までタイマーが鳴ることすらなかったが。
なお寿命が20万年だの不老不死だの言われてる連中の寿命が削れる事のデメリットがどれほどの物かと言われる事があるが、
タロウのウルトラダイナマイトのように、寿命が削れることよりもそこまで消耗するということを強調したかったのだろう。


●念動力
とっても曖昧でざっくばらんな表現にもほどがあるがウルトラマンの奥の手とされる。
スペシウム光線の効かない相手を粉砕したり、上記のテレポーテーションも念動力が関与している……らしい。


●ウルトラエアキャッチ
レッドキング二代目との戦いで使用。指先から白い光線を放ち、相手を空中で静止させる。
これ自体は破壊力のない補助的な技であり、上記の戦いでは静止させたレッドキングに八つ裂き光輪二つを放って倒している。
スペシウムゼペリオンはウルトラマンティガパワータイプの使用するバブルキャッチと組み合わせたシャットダウン・プロテクトにして使用。


●透視光線
隠れた相手も見つけ出す。
思いっ切り強く放てば敵怪獣のバリアーも霧散させる「ウルトラアイスポット(ウルトラ眼光)」になる。

●シネラマショット
『ウルトラマンレオ』38話で使用。
同族や準同族のL77星人にはスペシウム光線では威力不足なのか*9、偽物と知らずアストラを庇うレオにエースのメタリウム光線とジャックの赤いシネラマショットと同時使用して昏倒させた。


●ウルトラソード
小説『ジャイアント作戦』で登場。両手の掌から輝く光をあらゆる方向に放つ。
追尾機能もあり、逃げ回っていた分裂したバルタン星人を全滅させた。


●シルバーヨード
ボツ技。口から爆発性の液体を吐き、敵を爆発四散させるという宇宙最強のツバペッペ。
初期のマスク(Aタイプ)はこの技のために口を開けられる構造になっており、
そのギミックありきでマスクの素材(ラテックス)を選んだ結果、あのしわくちゃな顔(口元)になった。
しかし、スペシウム光線が子どもたちに定着したためボツになり、口が開かない別の素材(FRP)のマスク(Bタイプ)に変更された。
この他、同じく口を開いて火を吐かせる計画もあったらしい。ボツになって本当に良かった。


●ウルトラパリフィー
『超ウルトラ8兄弟』で、並行世界のハヤタが変身した際に使用。カラータイマーのエネルギーを光線に変えて照射し、仲間の戦士を回復させる。
セブン、新マン、エースと共に変身直後に使用し、ブロンズ化していたメビウスを復活させた。
ちなみに、直前にダイナとガイアがティガの救出に使ったのも同じ技。


●ウルトラスペリオル
『超ウルトラ8兄弟』で、並行世界のハヤタが変身した際に使用。必殺光線を同時に放って束ね、ギガキマイラを粉砕した。
メビウスら7人のウルトラ戦士との同時攻撃なので正確に誰の技というわけではないが、先陣を切ったのがウルトラマンだったので便宜上ここに記す。

●ウルトラセパレーション
映画『甦れ!ウルトラマン』で披露された分身の術。
五人に分身することで各地で同時多発的に現れた怪獣に対処した。
決して1つの力を5つに分けることで数の有利を産む技ではない。
実際、元のウルトラマンと分身それぞれの能力の違いは不明

主な活躍(正史)

●『帰ってきたウルトラマン』
ナックル星人に敗れ、処刑寸前のジャックをウルトラセブンと共に救う。
最終回では姿は見せていないがテレパシーによる声のみでゼットン(二代目)に対し変身しようとする郷に対し忠告を促す。

同作は『続ウルトラマン』という企画書だった際は『ウルトラマン』の約30年後を舞台に、
本作のウルトラマンが地球に帰ってくるという設定で、既に引退しているムラマツやハヤタが登場し、
ウルトラマンと一体化したバン・ヒデキ(晩日出輝)がベーターカプセルで変身する予定だった。

当初は、ウルトラマンの正体が誰かを明らかにせず、
第3話で主人公バン隊員がウルトラマンと出会いベーターカプセルを受け取るという展開になっていた。

当初は初代ウルトラマンが帰ってくる設定であったためにタイトルが『帰ってきたウルトラマン』となったが、
商品化展開を踏まえると別人にすべきというスポンサーの都合でこの設定は没となり、最終的に別人となった。
この名前は円谷英二により名付けられ、別人となった後も円谷の遺志を尊重してタイトルを変更しなかった。


●『ウルトラマンA
Aが北斗と南に接触するときに随伴。
ブロッケン戦では苦戦するエースにウルトラギロチンの使用許可を与える。

エースキラーヒッポリト星人戦では噛ませ。
エースキラーの回では駄々をこねるエースをビンタして一喝した(そこはゾフィーにやらせてもよかったのでは……)。


●『ウルトラマンタロウ
アストロモンスに重傷を負わされた東光太郎を他の兄弟と共に光の国へ運ぶ。
タイラント戦ではゾフィー以上の噛ませ。
また、ムルロアによって黒闇に包まれた地球を兄弟で救った。
テンペラー星人戦では、荒垣副隊長の身体を借り、兄弟で力を合わせて星人を倒している。


●『ウルトラマンレオ
ババルウ星人の策略にはまり、レオと対立。
「俺達はアストラ殺す!!」


●『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟
回想で、ヤプールの作った究極超獣と交戦し、封印するためにエネルギーを使い果たしてしまう。
神戸で人間として暮らしながら、20年間ヤプールを監視していたが、メビウスのピンチに再度変身して戦う。
…しかし、分離した本人が生きていれば同じ顔の「ハヤタ・シン」を名乗る人物が同時に二人存在していたことになるが、その辺は大丈夫だったのだろうか。


●『ウルトラマンメビウス
映画の後も地球に滞在していたが、暗黒四天王・メフィラス星人との戦いでメビウスと共闘。
かつて相殺して防いでいたメフィラスの攻撃を大胸筋で受け止め、片手で軽く払いのける等、戦士としての成長を見せつけた。
その後、光の国へ帰還した。


●大怪獣バトルシリーズ
1期では惑星ボリスでレイブラッド星人によって岩壁に埋め込まれ、封印されてしまう。
それでも超能力を応用した結界で怪獣達から移民を守っていたが、徐々に力が弱まっていたため、
劇中でついに敵の侵入を許してしまう。
最終回で覚醒した主人公レイの力によって封印から解放され、
ペンドラゴンをボリスから脱出させるべくキングジョーブラックの腕を切り落として活路を開いた。
2期では惑星ハマーを脱出しようとするレイ達のピンチを、セブンと共に救った。


●『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE
ゾフィー、セブンとともにべリアルと戦うのだがその最中セブンと共に弾かれて致命傷を受けずにフェードアウト。
光が奪われたとき、咄嗟にバリアーを張ったため人間体ではあるものの活動できる数少ないウルトラ戦士となった。
序盤でベリアルに対して水平チョップ連打を繰り出す時の流れは美しい。
氷河期が訪れた後はレイ、セブン、メビウスと共に、ウルトラマンベリアル打倒のために戦う。
黒部氏演じる人間体では、銃を乱射して戦い、シャプレー星人を撃滅した。

上記のように最終決戦で他のウルトラマンがど派手な必殺技を撃っている時に、マン兄さん一人だけが八つ裂き光輪を淡々と連射していることがネタにされた。


●『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国
顔見せ程度の登場だが、声は黒部氏があてている。


ウルトラマンサーガ
セブン・ジャック・エース・レオとともにゼロの身を案じたほか、バット星人が作り出した怪獣兵器アントラーと闘った。
ちゃっかり今まで通用してこなかったスペシウム光線で倒している。
(この戦闘シーンは本編でカットされてDVDやBlu-rayにも未収録であり、実際に視聴できるのは『ウルトラマン列伝』で放送された回だけ)


●『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター
天球の侵攻を止めるためにセブン、ゾフィーと共に駆け付け、ウルティメイトフォースゼロに協力した。


●『ウルトラマンギンガ
スパークドールズとして登場。美鈴の父親がダークライブすることによってウルトラマンダークになる。
ものっすごいチンピラ戦法とスぺシウム光線からのスタイリッシュ八つ裂き光輪がかっこいい。
番外編では千草がライブしてゼットンと戦った。


●『ウルトラマンジード
ウルトラカプセルが登場し、ウルトラマンジードプリミティブの変身に使用される。
本人は最終回にて登場し、光の国からジードの戦いを見守っていた。


円谷プロ監修の書籍『ウルトラマン オフィシャルデータファイル』の第1号と第110号に収録された「戦いの系譜」という資料では、
M78ワールドの初代ウルトラマンの戦いの歴史が紹介されており、以下の作品に登場した初代ウルトラマンもM78ワールドの本人とされている。


主な活躍(パラレル)

映像作品

●『ウルトラマンティガ
第49話「ウルトラの星」にてヤナカーギー戦でティガと共闘。
M78星雲のウルトラマン本人ではなく、円谷英二監督の想いが実体化したもの。
使用したスーツは当時のアトラクションのスーツを大幅に改修してオリジナルに大幅に近づけた物で、スタッフに曰く会心の出来らしい。
当該回のEDは『ウルトラマン』のダイジェスト映像となっており、劇中に登場したチャリジャのように「懐かしい~!」と思ったお父さんも多かったことだろう。
ずーーーーーーっと見続けている為に別に懐かしくはないオタクも多かったことだろう。
平成ウルトラシリーズのTV作品では『メビウス』以降を除いた作品では昭和ウルトラマンで唯一の客演。


●『大決戦!超ウルトラ8兄弟
平行世界のハヤタが登場。中の人的な意味でも娘のレナの婚約者である主人公、マドカ・ダイゴとも仲が良い。
終盤では本編世界のハヤタ(正確にはウルトラマン)の記憶と光の力を借り受けてウルトラマンに変身し、ティガ、ダイナ、ガイア、メビウス、セブン、ジャック、エースと共に戦った。
今回は他の面々と共にグリッターバージョンを披露。顔はAタイプ。


●『劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン
ウルトラマンX』の宇宙において「宇宙にバランスをもたらすもの」「始まりの巨人」として語り継がれている。
ファントン星人グルマン博士は幼い日に見たことがあるらしい。
芭羅慈(バラジ)遺跡の碧石から出現し、エックスティガとともに閻魔獣ザイゴーグとその眷属と戦う。

閻魔分身獣ゴーグファイヤーゴルザ相手にヤクザキック、チョップ連打、ココナッツクラッシュと真っ向から殴り合い、
ブレスを八つ裂き光輪で受け止めて跳ね返し、スペシウム光線でとどめを刺した。
泥臭い戦法と華麗な技の両立が実にマン兄さん。

Xの宇宙とM78星雲の存在する宇宙はパラレルワールドなのだが、
かといってティガと違って今回のウルトラマン自身がXの宇宙の出身だとは一言も言われていないため、詳細は不明。
普通にM78星雲から来ていてもおかしくないのが兄さんらしいといえばらしい。

少なくともエックスに別れ際に肩に手を置いたり、最終的には宇宙へ飛び立って去っているので、
ティガ&ダイナ』の時のティガのように奇跡の存在というわけではなく、呼ばれてきた宇宙人のような存在だと思われる。
黒部進氏の不参加により喋ってないのでわからないが、もしかしたらエックスの同僚なのかもしれない。

なお、エックスとM78ワールドのマン兄さんは『ウルトラギャラクシーファイト』で初対面を果たすこととなったが、
事態が事態なうえに、今作ではエックスもマン兄さんもしゃべらないため、結局関係性は不明のままとなっている。

本作からスーツが新調され、妙にムキムキな造形になった。


●『ウルトラマンオーブ
第1話「夕日の風来坊」にて、光ノ魔王獣・マガゼットンを封印していたウルトラマンとして登場。
マガゼットンがウルトラマンオーブに倒された後、オーブの人間態であるクレナイ・ガイの手にウルトラフュージョンカードが渡った。
そのウルトラマンとウルトラマンティガのフュージョンカードを使った形態・スペシウムゼペリオンはオーブの基本形態として扱われ、
新形態が出始めるとスペシウムゼペリオンで劣勢→他形態で勝利の流れが増えたことで若干不遇な扱いになっていったが、デザインの良さなどから放送後も人気が高い形態である。


●『ウルトラマンR/B
ルーブクリスタルが登場。属性は「光」。
オーブ、ジードでは基本形態に使われていたマン兄さんの力だが、こちらではパワーアップに使われる模様。
謎の女性・美剣サキがアサヒと接触した際に置いて行ったもので、彼女を通じて湊兄弟に渡った。
カツミの解析では一緒に置いて行ったベリアルクリスタル共々、組成は他のクリスタルと変わらないものの、
宿されたパワーは他のクリスタルと比べて6倍以上という結果が出ている。


●『ウルトラマンVS仮面ライダー
奇跡の力で巨大化した仮面ライダー1号と力を合わせ、合体怪獣サソリガドラスを倒した。
EDでは小型化して新サイクロン号に乗った。
ちなみにこの作品、ウルトラマンのパートは東映が担当したが、このためか今作のマン兄さんは飛行時のポーズが違う(手を揃えず並べて伸ばしている)。


●『有言実行三姉妹シュシュトリアン』
当時の円谷プロ社長である円谷一夫氏がシュシュトリアンの大ファンであったことから実現した、円谷プロと東映のコラボ回である第40話「ウルトラマンに逢いたい」に登場。
円谷プロの怪獣倉庫に務める初老の男性「怪獣おじさん」(演・黒部進)として着ぐるみのメンテナンスを行っていたが、
ある晩倉庫に落ちてきた流れ星の力で怪獣の着ぐるみに生命が宿って好き放題に暴れ始める。

ラーメンを無銭飲食していたブースカや、自宅をバルタン星人に襲撃された山吹三姉妹と共に事件解決のため奔走するが、
バルタン星人はシュシュトリアンとの格闘戦の最中に巨大化して町を破壊しようとする。

すると怪獣おじさんは懐からベーターカプセルを取り出しウルトラマンへと変身。
その力でシュシュトリアンも巨大化させ、合体必殺技「ウルトラスペシウム・シュシュファイナル」でバルタン星人を倒す。
ウルトラマンがバルタン星人を連れて空の彼方へ飛んでいくと他の怪獣も姿を消す。そして怪獣おじさんは事件後怪獣倉庫からいなくなったという。
なお、いつものことわざ紹介ではモロボシ・ダンの有名なセリフが引用されている。


TVゲーム

スーパーヒーロー作戦
ウルトラシナリオではほぼ主人公の扱い。
ゼットンに敗れ光の国に帰還するが、治療を受けて復帰し、セブンと合流しナックル星人を倒した。
攻撃が全部単体攻撃なのが辛い。

スーパー特撮大戦2001
能力は平凡。序盤は弱いが能力・武器ともにレベルアップによる強化なので資金節約になる。
Sサイズ出撃なので左右されにくいが、いかんせんハヤタは……。

そして悪魔を作品に出した。
メタル系主人公クリアを挫折させる原因となる……バルタン星人を。


漫画・小説

●内山まもる版
扱いが酷いの一言に尽きる。大体乱戦ではいつも割を食い、クロコダインの如く真っ先にやられる。
地の文で「前のウルトラマン」「古いウルトラマン」などと書かれたこともある。
が、小説『ザ・ウルトラマンメビウス』ではメチャクチャ強くなり、あのゼットンを蹴り一発でぶち殺していた。

●かたおか徹治版
内山まもる版の扱いが悪かった時期と大して変わらず……セブンやゾフィーは単独で主役エピソードを貰ってるのに。

●一峰大二版
映像作品に比べてマッシヴ体系。喋ったりはしないが、ウルトラマン自身の内心描写としてボキャブラリーは豊富。
しょっちゅう怪獣に焼かれそうになったり、ボコボコにされたりして気苦労が絶えない。
第1話ではバカでっかい置手紙を残したことがいまだにネタにされている。

●楳図かずお版
こちらはAタイプに近い顔立ちで描かれており、体もなんか金属質な印象を受ける。カラータイマーはカチッカチッと鳴る。
こっちでも手に「過酸化水素+ガソリン 大爆発」と書いて筆談したりしていた。

ULTRAMAN
ゼットン襲来の後、ウルトラマンが来なかったという本編のパラレルワールドが舞台の漫画作品。
作者は『鉄のラインバレル』の清水栄一・下口智裕。

ウルトラマンと同化していたために後遺症のように残ったハヤタ超人的な身体能力を受け継いだ息子、進次郎が主人公。
ウルトラマン本人は登場していないが、回想シーンなどで姿が描かれることはある。

そして……

ウルトラマン超闘士激伝
途中で一度死んだりするものの、シリーズ通しての主人公。
仲間との絆で伝説の超闘士に覚醒し、数々の敵を打ち倒していく。
ドラゴンボールの影響を大いに受けている作品なので孫悟空に例えられがちだが、「味方側で最強」「スーパーサイヤ人風の強化形態」などが被る程度で、活躍の仕方や性格は全く異なる。

ウルトラマンSTORY 0
光の国の人工太陽研究所の責任者として普通の人間のような姿をしていたが、バルタン星人の陰謀により人工太陽は事故を起こし、
彼を始めとする光の星の住民たちは巨人に、動植物は怪獣に変化してしまう。
宇宙に邪悪を齎してしまった責任を取るべく、バルタン星人の研究所を破壊した「彼」は、こう名乗る。
「私はウルトラマンだ」と…。

その後はウルトラ兄弟のNo.2としてゾフィー&セブンと共に地球に結界を張ったり、暗黒宇宙でジャックと協力しガッツ星人を滅ぼしたりと活躍。
最終回は「ある怪獣」を護送するところで終わっている。
ある意味、この物語はゾフィーではなくタイトル通り「ウルトラマン」の物語だったのかもしれない。

マウンテンピーナッツ
『ギンガS』のパラレル相当。久野千草がウルトライブしてノスフェル(SD)と戦う。
ウルトラマン自身の意思として地球人同士の(それも一方的な虐殺と言ってもいい蛮行)に対し頑なに非介入の立場を貫くが、
この描写は作品の後書きを読む限り、著者自身がウルトラマンという存在に対し抱いている見識を反映した側面が強いと見られ、
読者からはこれをTVシリーズを始めとする公式のウルトラマン自身の性格と同一視する事への疑問の声も多い。

●The Spirits of TSUBURAYA PRODUCTION WORLD Another Genesis
キングの崩御によって止める者がなくなった結果、ベリアルに光の国が破壊されたことで運命が狂う。
光の国の欠片を集めて故郷を蘇らせることに取りつかれた結果、ベリアルそっくりの(現在だとジード・プリミティブから黒い部分を取ったような)姿へと変貌。
目的のために他を殺め傷つけることを一切躊躇しない非情の存在と化してしまった。

ゲームウォーズ
オンラインゲーム「OASIS」内に一つしか存在しないレアアイテム群「アーティファクト」の一種としてベーターカプセルが登場。
使用したプレイヤーをウルトラマンに変身させ、無敵に近い戦闘力を与えるが変身したまま3分経過してしまうと死ぬ。
厳密には実際にプレイヤーが命を落とすわけではないが、アバターが完全にロストしてしまう。
クライマックスの決戦では機龍と夢の対決を繰り広げた。
同作の実写版である『レディ・プレイヤー1』への出演は大人の事情で叶わず。無念。


【謎の存在“ULTRAMAN n/a”】

2015/7/16に、円谷公式チャンネルで公開された動画。
内容は、東京に突如現れた四足歩行怪獣と、それに立ち向かうウルトラマンの戦いを描いた短編。
ナレーションの類がなく、時折英語で文章が入る。和訳すると、
「破壊が行われるとき」
「彼は帰ってくる」
「究極の戦いが始まる」
というもの。最後に、円谷英二氏の誕生日でもある「7.7」という数字が入ってムービーは終わる。
タイトルについている「n/a」とは「該当なし」という意味で、要は「今までのものに該当しないウルトラマン」という意味合いになる。
初代とn/aの外見的な違いとしては、「生物としてのウルトラマン」を強調したデザインとなっていることが挙げられる。

  • 足の指がある
  • 口が開く
  • 皮膚の下の筋肉や血管の描写が強い
  • カラータイマーが外付けではなく、胸部の罅割れから見える「体器官の一つ」として描かれている

など。
また、n/aはこのムービーのために作られた完全オリジナルであり(つまり初代ウルトラマンとは別の存在)、戦っていた怪獣はザラガスをモデルにしているという。
特筆すべきは、ここに出て来る「ウルトラマン」と「ザラガス」はフルCGであり、さながらハリウッド映画の様相を呈していること。
だが、2020年を過ぎた今となっても続報は一切なく、2017年に初代ウルトラマン名義でこの「n/a」がガレージキット化されたにとどまっている。

n/aが登場するはずだった作品は不明だが、円谷の親会社であるフィールズが2015年の決算資料に「大人向けのウルトラシリーズ」の企画を掲載していたこと、
16年の業績悪化でそれが流れたことが判明しており、ショートムービーはこの「流れた作品」の予告かパイロット映像だったのではないか、と言われている
その資料によれば「大人向けのウルトラシリーズ」はTV、映画での展開を予定していた模様。
ただしamazonプライムで2016年に配信された『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』も「大人向け」を意識した作品である事が公表されており、
一部ファンからは決算での言及はそちらのことだったのではないかとも指摘されている。

【概念としての“ウルトラマン”】

今や「ウルトラマン」という名は、本項の初代ウルトラマンを指す単語としてだけでなく、
シリーズに登場する光の巨人たちの総称としても用いられているのは、ファンならずとも知ってのとおりである。
作中世界における「ウルトラマン」の定義は様々で、M78ワールドにおいては「地球の人々が光の国の戦士をそう呼んでいる」とウルトラの父が『メビウス』にて語っている。
この概念に属するキャラクターの大まかな共通項としては、

  • 宇宙から来た巨人
  • 赤もしくは青と白銀を基調にしたカラーリング
  • 胸部のカラータイマー
  • 発光する大きな目
  • フィン状の頭頂部
  • 地球上での活動時間が短い(おおむね3分前後とされる)

と言ったものが挙げられるが、個々の要素それぞれに例外が多く、ガイアとアグルに至っては地球生まれである。
なので、ウルトラマンという定義に対し、これがという共通点は実質的にない。
基本的には初代ウルトラマンをアーキタイプとみなし、その特徴やシルエットから大ざっぱに共通点を見出せる存在をこう呼んでいるのが実情。
なので、「僕等はみんな……皆でウルトラマンなんだ!」も理論上はありである。

シリーズ作中でも実在・非実在を問わずその存在は大きな存在感を持っている。
おもに、

  • M78ワールドのように「実在が確認され、広く知られている」タイプ
  • ガイアやメビウスが迷い込んだレベル3パースのように「特撮ドラマ作品として知られている」タイプ
  • コスモスがやって来る以前のコスモスペースの地球のように「架空の存在として知られているが概念の出所が不明」なタイプ

の三つのパターンで認知されていることが多い。
異色なのは「R/B」の世界の地球で、珍しく「ウルトラマン」「怪獣」の概念自体が存在しない。
こちらは惑星O-50が存在する(TV本編の宇宙ではないが)「オーブ」世界と関連のある別の場所である。

ちなみにこの呼称は「ウルトラ族の男性」全般の呼び名でもある。
なのでウルトラの母やユリアン、ソラなど、女性については別途で「ウルトラウーマン」と呼称される。
ただ彼女たちも「ウルトラマンに変身できない」などの言い回しの際にはウルトラマンという概念名の方を使用することがほとんど。


【名前について】

エース以降のウルトラ戦士は、セブン系列を除き「ウルトラマン○○」でパターンが固定され、この「○○」が個人名として扱われている。
個人名も元々ある本名に当たるもの、地球人などから名付けてもらった名前、などなどバリエーションが豊富。
光の国では「名前」の概念が少し異なる様子であり、本名があるか判明していない戦士は全員が、地球人からもらった名前を大切にしている。

「ウルトラマン」の部分については作品ごとに設定がバラけており、
M78ワールドの場合でも『メビウス』ではM78星雲人を地球人が呼ぶ名称であると語られた一方、
明らかにそれ以前の話である『ウルトラ銀河伝説』の回想シーンでも普通に「ウルトラマン○○」の呼称が使われており、このあたりは不定。
他の世界の場合は「超人」を意味する形で「ウルトラマン」と名付けられている場合が多いか。

しかしいずれの場合でも謎として残るのが、初代ウルトラマンと呼ばれる御仁の「個人名」は何なのか、ということである。
現在では完全に「ウルトラマン」が個人名として定着しており、どこでも普通に「ウルトラマン」と呼ばれる。
また『超ウルトラ8兄弟』ではミライから「ハヤタ兄さん」と呼ばれるシーンがあり、個人名が必要な場合はハヤタの名を借りている模様。
上述したようにどちらが名付けたor名乗ったのかは不明だが、仮にハヤタが名付けたのであれば、
初代ウルトラマンも「ウルトラマン」という呼称自体を別途で大切にしているともとれるかもしれない。
この「ウルトラマン」命名の際には
ハヤタ「名なんて無いさ」
イデ「よせやい。名無しの権兵衛なんてことあるもんか」
というやり取りがあるのだが、シリーズが続いたことで「◯◯」にあたる部分の名前は「無い」のは事実のようになっている。
円谷プロは初代ウルトラマンには「原点」であることからそれを尊重し名前を追加したり、変更したりはしないとコメントしており、
恐らく、この御仁の「名前」が判明することは永遠にないだろう。


【余談】

・同僚?
講談社の書籍『ウルトラマンひみつ大百科』収録の漫画版では、
ベムラーを宇宙の墓場に護送していた時、実はウルトラマンは一人ではなかったとされている。
クロードというカラータイマーも付いていない若いウルトラマンと二人で行っていたのである。
だがベムラーはクロードが調子に乗ったことで生じたスキをついて脱走。
近くの惑星で暴れ出したベムラーをクロードが止めに行くも返り討ちにあい、ウルトラマンにベーターカプセル*10を託し死亡した。
そしてベムラーは地球へと逃亡し第一話『ウルトラ作戦第1号』に繋がるのである。
「ベムラーは、悪魔のような怪獣だ……」

ちなみにその親友はウルトラマンエースに似ていて、ウルトラマンは会った時内心ビックリしていた。
まあそういうウルトラマン自身も人の事は言えないだろうが。
ただしこの漫画は欄外に「編集部が創作したもの」と断り書きがなされており、公式設定ではない。
『STORY 0』ではこのシーンをアレンジした様な場面が最終話に描かれた。

・カラータイマー
今やウルトラマンたちの大半が付けており、トレードマークにもなっているカラータイマーだが、
実は初代ウルトラマンのデザイン段階では存在しておらず、現場にて急遽取り付けられたものだった。
変身時のバンク映像、通称「ぐんぐんカット」のウルトラマン(人形)にカラータイマーが付いていないのもその名残である。

デザイナーを務めた成田亨氏は、いわば現場の都合で取り付けられたカラータイマーを(経緯も含めて)大変嫌っていたといい、
ウルトラセブンの時には、それらしいものを最初から付けておこうという意識からビームランプを付け、カラータイマーと同じ機能を持たせたという。
結局『帰ってきたウルトラマン』以降もカラータイマーは取り付けられ、上述の通りウルトラマンたちのトレードマークとなったが、
成田氏が製作したウルトラマンの絵や彫刻には、基本的にカラータイマーは付けられていない。

なお、「元々存在しなかった」ことを意識してか、2022年公開の映画『シン・ウルトラマン』のウルトラマンはカラータイマーがなく、
ややひょろりとした独特のシルエットも相まって、基本的に初代ウルトラマンと同じデザインながら、異質な雰囲気を醸し出している。

・もう一つの結末
幻のシナリオでは、ウルトラマンは異星人に向かって自分は監視役として地球に残ると宣言するというものがある。
人類が宇宙に侵略行為を行おうとするのなら、その時は自分のもてる力全てで人類と相対しよう、と言うのだ。
ウルトラセブン最終章』を見る限り、実行されなくてよかった。
でないと、侵略者となった人類を排除するウルトラマンとあくまでも人類に味方をするウルトラセブンが戦う事になるからだ。
もっともセブン最終章こと平成セブンはセブン以外の戦士は存在しないパラレルワールド世界の出来事なので無関係ではあるが。

・掛け声について
「シュワッチ!」等のかけ声は、声優の中曽根雅夫によるものでより良い響きが出るよう、
ピアノの中に顔を突っ込んで発声するなどして、よく知られるウルトラマンの声を完成させていった。
その中でも、前述した「シュワッチ!」と言う掛け声は、ウルトラマンの代名詞として有名である。

しかし、基本的に「シュワッチ」と言って敵に殴りかかったりビームを撃ったりすることはあまりない*11
この声を上げるのは怪獣をやっつけて、空に飛び立つ直前のシーンである。

また、製作第1話「侵略者を撃て」の飯島敏宏監督によれば、ウルトラマンの掛け声はアメコミでよくある「GWAAAA」などの擬音表現をイメージして考案されたもので、
その中で「シュワッチ」とされる擬音は「SHWACH」というものだが、実際にこれで発音すると「シュワッキュ(チュ)」となり、
中曽根氏もそれに準じて演じているため、『ウルトラマン』本編では「シュワッキュ」や「シュワッチュ」と聞こえるものが多い。
つまり、そもそも「シュワッチ!」という掛け声ではなかったのである。

では何故、本編ではそこまで多用されているわけでもなく、他の掛け声よりも発音の都合上表記しづらい「シュワッチ!」というものが有名になったのかと言うと、
漫画『天才バカボン』のバカボンのパパが描き文字で「シュワッチ」と書いていたのが定着し、それがそのままウルトラマンの代名詞の一つとなったから…という説がある。

また、タイトルバックに名前がなかったため、中曽根が演じたことはあまり知られていない。
中曽根が演じた音声はその後、帰ってきたウルトラマン、ウルトラマンA(一部作品)、
ウルトラマングレート、パワード(Gとパワードは日本語吹き替え版のみ)、ネオス(パイロット版)にも流用され、現在でもウルトラマンの声に使用されている。

・アジアでのウルトラマン人気
温家宝首相が「孫はウルトラマンばかり見ている」と発言して物議を醸したが、
別に温家宝首相はウルトラマンが嫌いなのでは無く、中国産の子供向けテレビ番組をもっと増やそうと言う意味の発言である。

実際、アジア圏内におけるウルトラ人気は凄まじいんだとか。
ちなみに中国でウルトラマンショーをやろうとした際、会場に10万人が殺到して中止になったり、
映画『ウルトラ銀河伝説』が中国で1000館以上のスクリーンで上映され日本映画史上最大級ヒットしたりと話題が尽きない。


『ウルトラマン怪獣伝説 40年目の真実』(『ウルトラマン』のみで完結した世界観の後日談)では、
かつての科特隊の主要メンバーに故・ムラマツキャップ宅に集まるよう差出人不明の手紙を送られ、
ホシノ少年以外全員集結して当時の事を語り合っている。

アラシは介護関係の仕事をやってるらしいが老婆にババァ呼ばわりしてる姿しか浮かばない。
なお、これの仕掛け人は未だハヤタと意識を共有していたウルトラマンで、ハヤタに後継者を探すよう再びベーターカプセルを託している。

ちなみに、『ウルトラマンマックス』では科特隊主要メンバーの役者が全員出演している(毒蝮三太夫氏のみゲスト)。
黒部氏が演じたトミオカ長官が、とある事情で記憶が混乱していた時にスプーンではなくカレーを天高く掲げるシーンもあった。

・その他
放映当時のメインスーツアクターは古谷敏氏。デザインを担当した成田氏がそのスタイルの良さに惚れ込んでオファーしたという。
ウルトラマンのマスクは彼の体型を意識して製作されているため、新造する場合にはサイズを縮小して作成しているとか。
なお、古谷敏氏は2013年に初代ウルトラマンのHD Remaster2.0 Blu-ray BOX II発売記念として、イベントにて47年ぶりに初代マンのスーツを着用した。
当時、御年70歳だったが、47年前と変わらぬ体型と手を披露した。

古谷氏は円谷から番組オールクランクの褒美として実演スーツから切り取ったCタイプマスクと撮影用カラータイマーを貰い、
これで2012年2月21日放映の『開運! なんでも鑑定団』に出演した。
評価はマスク150万、カラータイマー100万の250万円。

ただし、オークションへの出品初期値としての評価である。



海外のみでだが明らかにS.I.C.によく似た[S.R.C.](スーパー リボーン 超合金)なるフィギュアシリーズでウルトラマンのAタイプとBタイプがセットが販売された。

・主題歌について
主題歌である「ウルトラマンの歌」は、最後の歌詞が「来たぞわれらのウルトラマン」となっているが、実はこの部分、1話・7話とそれ以外で歌い方が微妙に違う。
普通は「われらーの」と伸ばすが、1話と7話だけ「わーれらーの」と「わ」を伸ばすのである。ただ歌いやすいためか、カラオケなどでは後者が採用されている。


追記、修正は3分を過ぎないように、または宇宙でお願いします。
「♪来~たぞ 我ら~の 追記・修正~♪」


この項目が面白かったなら……\ポチッと/