登録日:2010/06/12 Tue 00:03:02
更新日:2024/01/29 Mon 17:36:37
所要時間:約 20 分で読めます
沢城みゆきとは、青二プロダクション所属の女性
声優である。
《プロフィール》
生年月日/
1974年6月2日(松岡禎丞談)1985年6月2日
血液型/O型
出身地/
長野県
《人物》
変幻自在な演技をこなす人気女性声優。
まだまだ若いが、その実力は本物である。
仕事には
真面目で、タバコ吸う役の時は吸いもしないタバコを持って演じたり、銃を扱う役の時はエアガンを持って演じたりする。
ステイラック(
浪川大輔が設立した事務所)に所属する声優の沢城千春は実弟。
同業者に「いつもテンションが低い」と言われがちらしいが、本人曰わく「テンションが低いわけじゃなく、省エネなだけ。」
ラジオで共演した代永翼いわく「
猫みたいな性格」で、「普段はしっかりしているが、気を許した相手には甘えがちになる」らしい。
沢城をよく知る真田アサミもこの代永の見解に同意しており、本人も「私を理解してくれる珍しい人の一人」と認めていた。
声優デビューのころから付き合いがある真田アサミとは姉妹のように仲がよく、「アサ姉」「みゆき」とお互い呼び合っている。
ゲストに真田がきた際に質問コーナーで「今更アサ姉に聞くことがない」と言ったことも。
2014年6月に入籍した事を事務所のブログにて公表した。
2018年6月28日に夏から産前・産後休業、育児休業にはいる事を発表した。
《声優に至るまで》
沢城さんの活動開始時期は非常に早く、
中学2年生である。
『
デ・ジ・キャラット』のオーディションに参加し、見事
ぷちこ役でデビューを果たした。
この時に共演した(マウスプロモーション時代の先輩でもある)氷上恭子から様々な指導を受けたとか。
声優の中では異例なことなのだが、デビュー後にマウスプロモーションに所属し、演技を磨いた。
学生時代は学業と声優業を両立し、大学を卒業した現在では幅広い活躍をしている。
このように順調に声優としてのキャリアを重ね続けてる沢城さんだが、自分の進むべき役者としてのあり方に悩んだ時期があったらしい。
子供の頃の夢は、
『
ガンダム
シリーズのヒロイン、
サンライズ
作品のメインヒロイン、
マシンロボ
のメインヒロイン、
マクロスのメインヒロイン、
学園もの、アイドルもの、萌えアニメ、ギャルゲー、
百合などのメインヒロインになること』。
好きなアニメは『サンライズアニメとマシンロボ』。
《エピソード》
◇松岡禎丞から鷲崎健の一個下の年齢と思われている。あとでひっぱたく!
◇85年のバカルテット
上記で述べた通り、沢城さんのデビューは他の声優の方々と比べると非常に早い。
名塚さんと三瓶さんとは『
だぁ!だぁ!だぁ!』で初めて共演して以来、そして小清水さんも同様に共演することが多くなった。
この3人との仲睦まじさから
小野坂昌也より
85年のバカルテットと命名された。
◇ブロッコリー
ぷちこでデビューを果たした沢城さん。
ぷちこは語尾に
「にゅ」とつけて喋る
ロリコン御用達なキャラである。
最初期は演技におぼつかないところがあったかもしれない。
当時中学生に厳しい演技は無理だった。
また、一緒に共演した
真田アサミとは親交を深め、以後共演する機会が多くなった。
ミントはぷちこのようなロリキャラ(合法的な意味で)なのだが、その外見とは対照的にお嬢様的で大人びた正統派ヒロインキャラである。
沢城さんの演技が上手くハマっており、あまりの可愛らしさに数多の人がミントに心を奪われただろう。
実際、ミントはGA屈指の人気を誇る。
このキャラから沢城さんの名が轟いたのではないだろうか。
他にもOVA版『アクエリアンエイジ』でレイナ・アークトゥルス、アニメ版『
うたの☆プリンスさまっ♪』で七海春歌、『Z/X IGNITION』で上柚木綾瀬とブロッコリー発アニメに出演している。。
また『神次元ゲイム ネプテューヌV』及びそれ以降の同シリーズで同社の擬人化キャラである「ブロッコリーちゃん」が登場する事になった時にも、沢城さんが抜擢されたが…
どう見てもぷちこです本当にありがとうございました。
言わずと知れたアニメ制作会社である。
沢城さんは同社制作の芹沢茜(ぱにぽにだっしゅ!)を演じて以来、ほとんどのシャフト作品に出演している。
ただ、沢城さんのやる役は特殊で、出る作品の度に新しい沢城さんを見せてくれる。
例えば、大家さん(
ひだまりスケッチ)と寮長先生(
まりあ†ほりっく)は職柄的には似ているが、
同じ沢城さんが声を担当しているということになかなか気付かないと思う。
事実、大家さんを演じる時は共演者の
後藤邑子曰く、「ひだまりスケッチを演じる声優陣の中で一番年上に見える」とか。
《芸風並びに主な役柄》
沢城さんは女性キャラならば、ロリからお姉さんキャラ、果ては老婆まで卒なくこなし、
男性キャラならば、少年キャラから青年キャラ、オカマに爺さんまでも演じられ、動物も全般演じられる。
最近は赤ん坊までやってたりと、やってないのは中年男くらいではないだろうか。
その万能かつ器用なためか、沢城さんは様々な脇役に定評があるように思われる。
もちろん主役でもいい役はあるのだが…
同業者に「女版
山寺」と呼ばれた事も。
(実際にテレ朝の声優ランキングで山寺氏本人も彼女を高く評価しており、現在のルパン三世で沢城さんが峰不二子、山寺氏が銭形警部に起用されて定期的に共演もしている)
本人的にはロリキャラや元気な女の子を演じたいらしいが、オーディションに行くと基本的にお姉さんキャラや落ち着いて物静かな女の子に決まってしまうとか。
また、いわゆる「演じるタイプ」の役者ではなく、「降りてくるタイプ」の役者である。
本人曰わく自分の中にあるスイッチを入れるとか。
そしてスイッチの入っている間は演じているキャラと感覚や性格がリンクするとか。
◇
喜多村英梨、
伊藤かな恵とは、声優ユニットを組むほど親交が深いが、
沢城と喜多村と伊藤は、ファンとマニアと子ども達の間では、日本を代表する、新3大21世紀のアイドル声優界の『ビッグ3』と呼ばれているが、
3人揃ったトリプル主役の主役級のヒロインのアニメは、まだ一度も見た事がない。
またいつかは、3人揃ったトリプル主役の主役級ヒロインアニメが見たいと思っている。
《演じた役》
◇
芹沢茜(
ぱにぽにだっしゅ!)
着ぐるみキャラ。
着ぐるみが変わるたびに、声質が変わる。極めつけはベッキー(
斎藤千和)の声の完璧な声帯模写。
◇
マリア(
荒川アンダー ザ ブリッジ)
美人で
毒舌なお姉さんキャラ。
色っぽい声で吐く毒が非常にたまらないだろう。
また、アニメ第五話でOPを飾った。
是非聴いてみるべし。
また、このキャラを語る上で忘れてはいけないのが
◇
神原駿河(
化物語)
百合で腐女子でマゾでネコなエロ奴隷。
明るいエロを追求する。頭の中にある駿河スイッチが入っている時は、
神谷浩史と
斎藤千和のだいたいの発言(暴言)が嬉しいらしい。
そして、幸せな気分になるらしい。
◇
真紅(ローゼンメイデン)
沢城さんが演じた中では数少ない
主役キャラである。
クールで非常に冷酷な役であった。ちなみに同じく主役キャラの真九郎は、
作品のタイトル、苗字ともに
紅つながりである。
余談だが、この作品でも真田さんと共演した。
そして、この作品では
田中理恵演じる
水銀燈が敵方で真紅が味方という陣営であるが、
ティアーズ・トゥ・ティアラでは沢城さん演じるリディアが敵方で田中さん演じるオクタヴィアが味方となっており、演じる役の立場が逆になっている。
◇キバーラ(
仮面ライダーディケイド)
平成ライダー十周年記念作品である仮面ライダーディケイドに登場するキバット族と呼ばれる小型のコウモリ姿のキャラクター。
朝8時に似付かわしくないエロボイスを披露した。
杉田からの推薦だったらしい。
登場当初はその謎な役回りにどのような背景があるか様々な推測がなされたが、投げっぱなしで結局最後まで「謎の女」だった。イメージ的には峰不二子だとか。
そして
本当に不二子を演じることになった。
蘇生能力、時間逆行など様々なとんでも能力を持ち合わせていた。
作中では予算削減の煽りを食らい、一時CGからオモチャになった
この作品に出た事で、過去のライダーシリーズを見るようになった。
うたわれラジオ特別版エルルゥの小部屋にて、ディケイドの格好良さについて熱く語った。
【その他出演作》
【吹替】
《余談》
◇Theatre劇団子という劇団で舞台活動も行っている。
それをきっかけに以前より親交のあった作家有川浩により自身をモデルにしたキャラクターの登場する小説『シアター!』が作られた。
◇料理等の女子力的なモノと無縁の漢らしい言動が多く、
ラジオで長くその言動を聞いてきた、性格的には真逆に位置する
代永翼に『沢城さん本当に女性ですか?』と言われたことがある。
◇
杉田智和の通っていた養成所に演技を学ぶために行っていたことがある。
中学生の沢城にとって当時の杉田はかなり謎の人だったらしく、距離を掴みかねて離れた場所から見ていたとか。
◇日本地図を長く逆に描いていた等、少し一般常識に欠けているところがあり、
真田アサミは割と本気で心配しているが、杉田智和はそういうところも可愛いと語っている。
◇
阿澄佳奈に対してツンデレである。
「デレてないもん」と本人は言っているが、話していると嬉しそうな声で喋ったり、収録現場で毎日彼女のネイルをチェックしたり、
誕生日プレゼントを買うためにわざわざ
井口裕香や
新谷良子にメールで聞いて回ったりするなど明らかにデレている。
ちなみに井口はそのメールに返信しなかったとか...
というか本人がいないときにラジオで「阿澄さんがたまらなく好きだ」と言ってしまっている。
◇現在でもボイストレーニングの類は欠かしておらず、仕事が忙しければ深夜にボイトレをする事もある。(弟談)
弟はその頃、ウェイトアップのためにラーメンを食べている模様。
◇かなり早い段階で声優業界に入り、周囲のほとんどが年上・先輩・大御所という環境で過ごすことが多かったために後輩の扱いに慣れておらず、
ラジオにて、ゲストに来た
早見沙織と自分と同じくパーソナリティーを務める代永翼に「年下の子とどう付き合っていいかわからない」と真剣に相談していた。
この相談が功を奏したのか、現在では伊瀬茉莉也や戸松遥など、仲の良い後輩声優も増えてきている。
追記・修正お願いします。