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大迫力!異常存在SCP大百科

登録日:2026/06/07 Sun 14:02:14
更新日:2026/08/26 Wed 08:18:32NEW!
所要時間:約 6 分で読めます




大迫力!異常存在SCP大百科」とは、株式会社西東社から出版されている児童書である。
2026/03/13時点で、4巻までが発行されている。


概要

西東社が展開するビジュアル図鑑「大迫力シリーズ」の一種。
その名の通り、創作コミュニティサイト『SCP Foundation』の記事について扱われており、SCPオブジェクトや関連する事柄を紹介している。

特徴として、見開きページ一杯の、大迫力のカラーイラストとともにSCPが紹介されていることが挙げられる。
ホラーだったり不気味だったりするものも多いSCPにおいて、ページにドデカく描かれたイラストは、まさに大迫力だ。
また、文字列で表現されていたものが画像化するというのは、テンションが上がるものである。

SCPの解説にも特徴がみられる。
イラストをページ一杯に描いているためか、SCPの解説文はイラスト部分に重ねて(イラストを背景として)書かれている。
(勿論、メインで描写されているものとは重ならないようになっているが。)
オブジェクトには、「怪人」「怪物」「現象」「物質」という独自の分類を採用。
また、オブジェクトクラスの他に、独自に「危険度」を☆0~3の4段階で示している。
(念のため言っておくと、オブジェクトクラスと危険度は必ずしも関係しない。)
記事によっては、イラストが記されたページの次のページに、より詳細な解説がなされてるものもある。

ちなみに、グロすぎる・性的すぎる記事は扱われていないように思われる。
ややグロ・やや性的である記事が紹介されることはあるが、そういうシーンは省略されたりぼかされたりしていることがある。
この側面について言えば、子どもに読ませても大丈夫といえるだろう。
(なお、省略やぼかしといった情報の変化は、情報伝達の過程で多かれ少なかれ生じるものである。
一般のSCP解説動画やアニヲタの記事ですら、元記事の情報と変化しうる点には留意すべきだろう。)
また、実在の企業などが登場する記事も同様である。

SCP大百科は児童書であるが、「子どもはもちろん大人も楽しめる内容」と宣伝されている。
実際、後述のように、大人からの評価も高いようだ。

ところで、SCPを本にしていいの?

結論から言うと問題ない
SCPに投稿された記事は、一定のルールを守れば、商用含む二次利用が可能である
この際には、財団のWebサイト運営者や元の著者に許可を取るする必要すらないのだ。
(そのため、自分の記事が書籍化・ゲーム化・映像化・舞台化した際に、著者がそれを知るのは一般公開されたタイミングである!)

逆に、SCP大百科も、「一定のルールを守れば、商用含む二次利用が可能」という条件の下で発行されている。
これを利用した、「SCP大百科に掲載されたイラストを挿絵とするTale」も存在している。


内容

以下では、SCP大百科の内容を解説する。まずは共通の部分について述べ、その後各巻について記す。

冒頭(共通)

SCP大百科では、まず最初に、創作サイトとしてのSCP財団について解説されている。
ここでは、「SCP財団という、財団職員が書いたという設定の記事を投稿するWebサイトがある」「SCPはフィクションである」と明言されている。
そして、現実と創作物を混同しないように注意している。
また、「4」では、「子どもにはこわい内容の書き込みもある」ため、「実際のWebサイトを見る際には、年少者向けの案内ページを保護者と共に閲覧する」ように推奨している(財団のWebサイト上には、高校生以下の人に向けた案内ページが存在する)。

次いで、作中世界でのSCP財団についての説明が載っている。
特に、財団の理念である確保、収容、保護については、それぞれ見開き1ページを用い、オブジェクトを紹介しつつ解説している。
そして、「この本では、財団がこれまでに確認しているさまざまな異常存在を紹介していく。」として、解説が始まる。

『大迫力! 異常存在SCP大百科』(無印)

2023/11/07発行。記念すべき第1巻。
1巻目らしく、超有名なオブジェクトを多く載せている。
一方で、当時日本語に翻訳されていなかった記事(SCP-046-DE)などあまり有名とは言えない記事も取り扱っており、界隈を驚かせた。

なお、以下の「掲載された記事」では、見開きのイラスト付きで解説されたものを対象としているが、これ以外にもコラム等でのみ言及された記事・概念もある(これ以降も同様)。


コラムでは、オブジェクトクラスや、財団のサイト、職員の分類などについて紹介された。
また、SCPのWebサイトにおける、各言語版への広まり・歴史についても言及されている。


『大迫力!異常存在SCP大百科2』

2024/07/11発行の第2巻。
掲載記事は第1巻と似た傾向か。
一方で、有名な記事を扱いつつも、(当時において)新しめの記事や、英語版・日本語版以外からの記事も増加しているといえる。
また、財団の博士・機動部隊、および要注意団体についての解説が新たに登場した。


コラムでは、財団の収容サイトや内部部門について語られた。
また、特殊なオブジェクトクラスについての説明も記されている。


『大迫力!異常存在SCP大百科3』

2025/04/24発行の第3巻。
SCP-JP(日本語版サイト)の記事や、(当時において)新しめの記事の割合が増加した。
また、Taleおよびフロント企業についてのページが設けられた。


コラムでは、フロント組織や要注意団体、収容サイトについて解説。
また、SCPの多くの言語版への広まりや、Voteや低評価削除についても説明された。

なお、対象書店で当書籍を購入した場合、SCP-TCG-JP-Jを元に作成されたカードが1枚付いてきた(全4種)。
ちなみに西東社はカードゲームも作っている企業である。


『大迫力!異常存在SCP大百科4』

2026/03/13発行の第4巻。
SCP-JP(日本語版サイト)の記事や、(当時において)新しめの記事の割合が更に増加。
2026年1月に閉幕したばかりのSCP-4000-JPコンテスト参加記事も収録された
ざこざこ同位体は掲載を踏みとどまったそうだ。


コラムでは、カノン(どちらかと言うと「ヘッドカノン」に近い意味のカノン?)や、記憶処理・カバーストーリー・(記事の分類としての)ジョーク・日本支部理事会(ざっくりいうと日本版O5議会)について解説。
また、コンテストや、SCPオンリーイベント「収デン」こと「収容違反インシデント」についても言及された。
なお、「収デン」はあくまで同人イベントだが、同人イベントにしては珍しく、SCPの作者側が一般参加してたりサークル参加してたりするイベントである。


余談

SCP大百科シリーズは、概ね高い評価を得ている。
各巻のSCP大百科発行直後には、SCP著者らが、自分の記事が掲載されて喜んでたり、掲載されなくてショボーン(´・ω・`)ってしてたりする。



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最終更新:2026年08月26日 08:18