この項目では『MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER』のアーケード版と移植版のSS版、PSのアレンジ版『EX EDITION』について解説しています。
判定はいずれも「
なし
」。
【まーゔるすーぱーひーろーず ばーさす すとりーとふぁいたー】
ジャンル | 対戦格闘アクション |
対応機種 | アーケード(CPシステムII) |
販売・開発元 | カプコン |
稼動開始日 | 1997年7月23日 |
プレイ人数 | 1人~2人 |
判定 | なし |
ポイント |
相変わらずの永パ 一応シリーズで一番マイルドなゲーム調整 荒れに荒れた憲磨呂関連 |
CAPCOMクロスオーバー関連作品シリーズ | |
Marvel Comics関連作品シリーズ |
【まーゔるすーぱーひーろーず ばーさす すとりーとふぁいたー】
対応機種 | セガサターン | ![]() ![]() |
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メディア | CD-ROM 1枚 | ||
発売元 | カプコン | ||
発売日 | 1998年10月22日 | ||
定価(税抜) | 単品 | 5,800円 | |
拡張RAMカートリッジ4M同梱 | 7,800円 | ||
レーティング | セガ審査:全年齢推奨 | ||
周辺機器 | 要拡張RAMカートリッジ4M | ||
判定 | なし |
※共通項目は省略
熱 波 到 来。
『X-MEN VS. STREET FIGHTER』に続く、カプコンとマーベル・コミック社とのコラボ作『VS.』シリーズ第2弾(*1)。
本作はVS.シリーズで唯一、むしろゲーム全体としても異例の、高視聴率ゴールデン番組とコラボした作品でもある。
新システムとして、控えのパートナーがキャラ固有の援護攻撃を行う「ヴァリアブルアシスト」と、『ストリートファイターIII』シリーズと同様のスタンゲージシステムが導入された。
なお、本作は『VS.』シリーズにおいてスタンゲージシステムがある唯一の作品である。
+ | MARVELサイド |
+ | ストリートファイターサイド |
+ | 隠しキャラ(ネタバレ注意) |
著しく増加したギャグ・パロディ路線
+ | ネタに走った最終ボス(ネタバレ注意) |
ゲーム内の様々な箇所で見受けられるナレーションボイス
+ | ハイパーコンボフィニッシュボイス。隠しキャラクターのも含まれているのでネタバレ注意。 |
ゲームは『生ダラ』の宣伝もあってこのシリーズでは歴代トップのインカムをあげた。
しかしながら、カプコンの悪乗りが過ぎた憲磨呂の件は言うに及ばず、キャラクター面での代わり映えの無さ(特にストリートファイターサイド)や賛否が割れる演出面などの要素も相まって、評価が非常に分かれている。
憲磨呂やその演出面をひっくるめてお祭りゲームとしてみればこの上なく雰囲気が出ているという意見もあるし、それらを悪乗りが過ぎて寒いと切って捨てる意見もある。
ゲームとしてみても上記にあるコンボの制約が爽快感を殺いでいるという意見もあれば、それを踏まえてなお永久コンボの類があることを批判する意見もあったりと、評価の振れ幅に個人の感性による所が非常に大きいタイトルと言える。
本作の発売に際し、前述の憲麿呂関連で大きな問題を起こしてしまった。
【まーゔるすーぱーひーろーず ばーさす すとりーとふぁいたー えっくすえでぃしょん】
対応機種 | プレイステーション | ![]() |
メディア | CD-ROM 1枚 | |
発売元 | カプコン | |
開発元 | バリューウェーブ | |
発売日 | 1999年2月25日 | |
定価 | 5,800円(税抜) | |
プレイ人数 | 1人~2人 | |
セーブデータ | 1ブロック使用 | |
判定 | なし | |
ポイント |
ラウンド取得時の次ラウンドでの体力調整 無制限になったVカウンター SS版には無いトレーニングモードあり |
セガサターンへの移植から4ヶ月後、プレイステーション向けにリリースされたアレンジ移植版。特徴は以下の通り。
以下は前作『X-MEN VS. STREET FIGHTER EX EDITION』(以下『XVS EX』)でも適用されていたもの。
以下は本作から導入されたもの。
その他
*1 カプコン制作のマーベルコミック原作作品を含めるとアーケード第4弾。
*2 ただしナッシュはとある条件を満たすとシャドウと名乗って隠しキャラとして登場。なぜ彼がシャドウとして登場したのは前作参照。
*3 MSHでは初期の配色に合わせてピンク色が1Pカラーだったため、1P・2Pが逆転したことになる。
*4 MSHにおけるパワージェム発動中での其々の強化版必殺技の再現。
*5 初段が地上ダウンしてしまう関係上、後半動作が単発ヒットしかしないため。空中ヒット時は他のハイパーコンボ同様にしっかりと減る。
*6 画面端とは逆の方向に投げる。『ストリートファイターZERO』シリーズのソドムのダイキョウバーニング等に見られる仕様。
*7 当然ながら、日本版だけの特徴。
*8 爆破部分はガード不能だが、相手の攻撃を食らうとくっついた目玉は消失し追加ダメージは入らない。また、飛び道具部分のダメージはほぼゼロに等しい。主な狙いは多段ヒット故の削りへの期待値と、ゲージ溜め。
*9 ミスティックステアが飛ばずにその場で消えてしまう上に、コンボの継続=ノックバック距離が増える仕様に加えて大元がP>Kチェーンなので火力自体が安い。更にバーサーカーチャージ等と違って一撃喰らえばモードが解除されてしまう。
*10 業務用インストラクションカードや家庭用のコマンドリストでは、「オメガスマッシャー」と誤植(或いは開発中の名称?)されている。
*11 尤も、スパイダーマンに限らずこのタイトルでは通常ジャンプ中に6ボタンチェーンに対応するキャラはいなくなっている。
*12 『MSH』時代の唯一のゲージ消費技「マキシマムスパイダー」は発生が非常に遅く、闇雲に出しても簡単にガードされるために使い所が殆ど存在せず、ゲージの用途はほぼカウンター1択であった。
*13 初代X-MENのウルヴァリンなどもK>Pチェーンであったが、続編以降は大方の作品で6ボタンチェーンとなっている。
*14 厳密には次回作のリュウにもモードチェンジ後の新規グラフィックで受け継がれてはいる。『MVC2』では『ZERO3』基準のグラフィックへと切り替わっている。
*15 画面端では弱・断空脚ヒット後に様々な技が繋がる。一部の通常技も繋がり、キャンセルで弱・断空脚に繋げる事も可能。これを繰り返すと…つまりは、そういう事である。
*16 憲武氏が同番組内で演じていた「(憲武氏の)親戚で画家」という設定のキャラクター。コント設定だけでなく実際に本人も芸術家として活動しており、2000年頃までは『生ダラ』の宣伝も兼ねて自身の個展もこの名義で開いていた。
*17 キャラクターセレクトにて、海外版と同様に憲磨呂の箇所がタイトルロゴに置き換えられる。
*18 事実上、日焼けさくら版阿修羅閃空を絶え間なく繰り返すせば、完全無敵状態を維持出来る事になる。メカ豪鬼ですら阿修羅閃空の終了時には長い硬直があるという事を踏まえれば、これがどれだけ異常な調整かが分かるだろうか。
*19 なお、初出は『ストリートファイターEX plus α』の方が先。
*20 『II』とほぼ同じ話のリュウ、ダルシムとほぼ同じさくら。
*21 夢オチだったケン、ヒーローも格闘家も全員しょっぴく春麗、シュマゴラスにカレーを振る舞うダルシム、ノリノリでナッシュを改造するベガ、改造されたダンを一撃で倒す豪鬼等…
*22 サイクロプスとキャップのEDにはリュウが、ハルクのEDにはブランカが登場する。
*23 スパイダーマンのEDにはガールフレンドのメリー・ジェーンが登場する。
*24 ヒーローと格闘家を全滅させるブラックハートや、リュウを殺害するオメガレッドが該当。
*25 前述の一部に該当する技に関しては一律で「Hyper combo finish!!」と読み上げられる。また、ヴァリアブルコンビネーションでフィニッシュを決めた場合は技名はそれぞれの技名の合成(例:真空波動拳+メガ・オプティックブラスト=真空オプティックブラスト)がアルファベット表示されるがボイスは「Variable combination finish!!」で統一されている。
*26 バーサスマガジン13月号より。
*27 挑発を連続で繰り出す技。途中のサインを書いたあとに突き出す所に攻撃判定があるが、ダメージは雀の涙。
*28 カプコンのSS版ソフトでは前作にあたる『X-MEN VS ストリートファイター』以外にも、『ヴァンパイアセイヴァー』、『ストリートファイター ZERO3』、『ファイナルファイトリベンジ』が同じ動作条件となっている。
*29 そうした違和感を逆手にとってネタにしている部分もあり、アポカリプス戦前にはアポカリプスから「お前がここにいること自体が間違い」・「勘違いの大たわけ」等、散々に言われたりする。
*30 開発スタッフの1人である秋友克也氏も「日本では有名な芸能人とのコラボであることと日本限定という条件で許してもらった」と述懐している。
*31 スタッフは本作、前々作は『ストリートファイター』シリーズとは認識していなかった事がサウンドトラックのライナーノーツにて語られている。
*32 実際、アドバタイズデモ画面内の著作権表記の中にNTVとARRIVALの表記も確認できるため両者も権利を保有していることがわかる。
*33 本作に登場しないモリガン、フェリシア、アニタやなぜかザンギエフも含まれている。
*34 元々のキャプテンアメリカが前衛・後衛で出す技が変わる仕様のため。
*35 一度の入力で多段ヒットする必殺技のゲージ蓄積割合が初段のみの業務用と違い、全段に搭載されている。これらはガードさせた際にも効力を発揮する。そのため、単純にヒット数が多ければ多いほどゲージ蓄積割合も多い。シュマゴラスのミスティックステアをガードさせた時などで顕著に差が現れる。
*36 エンディングイラストもそのまま収録されているが、台詞の方は海外AC版の没データと同じく正常に翻訳されていないため発言者がキャプテンアメリカ名義で別のメッセージが出てくる状態になっている。