【すーぱーぺーぱーまりお】
ジャンル | アクションアドベンチャー | ![]() |
対応機種 | Wii | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 | インテリジェントシステムズ | |
発売日 | 2007年4月19日 | |
定価 | 5,800円 | |
配信 | 【WiiU】2016年8月3日/2,700円(税8%込) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
RPGからアクション+謎解きにジャンルが転向 過去作以上に濃厚でカオスなストーリーとキャラ |
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マリオシリーズ |
『マリオストーリー』『ペーパーマリオRPG』に続くペーパーマリオシリーズ3作目で、同時にWii(*1)初のマリオシリーズ作品。
基本的にRPGだった前2作とは違い、本作はアクション+謎解きにジャンルが大きく変化している。
舞台がマリオ達の住む世界とは違う次元であるため、世界観も他のシリーズとは大きく異なる点が多く、前2作の小ネタは出てくるが直接的な繋がりは無い。
ある日キノコ城が襲撃され、またしてもピーチ姫がさらわれてしまう。
その知らせを聞いたマリオとルイージはクッパの仕業だと思い、クッパ城へ侵入。
しかし、クッパはピーチ姫について何も知らない様子。では誰がピーチ姫を?
その時、突如ノワール伯爵と名乗る謎の人物が登場。ピーチ姫は彼にさらわれたらしい。
直後、伯爵は異次元空間への入口を作り、クッパやその部下達、さらにはルイージまでをも吸い込んで行き、去っていった。
ただ1人取り残されたマリオは「アンナ」という蝶のような妖精に出会い、ピーチ姫を助けるため異次元の世界へと向かっていった。
本作ではマリオ、ピーチ姫、クッパ、ルイージの4人を状況に応じて使い分けることができる。当然各キャラごとに特技が違い、使い勝手も全然違う。
前2作において既にマリオシリーズの中でも異彩を放っていたペーパーマリオシリーズだが、本作は前2作を遙かに上回るシリアスかつカオスな要素が満載。
+ | その実態は |
+ | その混沌具合の一例 |
と、これだけでは半分にも満たないほど。
この重いんだか軽いんだかわからないシリアスなストーリーとカオスなギャグ(?)要素が新たに熱烈なファンを生み、同時に旧作のファンからは首を傾げられることになった。
+ | ラスボス及びクリア後について(ネタバレ注意) |
人気の「ペーパーマリオ」シリーズ第3作だが、「アクション要素のあるRPG」だった前2作から、「RPG要素のある謎解きアクション」にゲーム性がほぼ別物に大転換。
それゆえ従来のRPG路線を期待したシリーズファンからは戸惑いの声も聞かれるものの、単体で見れば一定の完成度を誇る作品である。
ジャンルは変わったものの、どこかブラックな雰囲気や密度の高い小ネタなどシリーズの雰囲気はしっかり受け継がれている。
*1 当初はGCで発売予定だった
*2 ただし、後術する100部屋ダンジョンで仲間になるフェアリンの力で1ボタンでダッシュする「1ダッシュ」はできる。
*3 初代でも無限1UPをやりすぎると内部数値がマイナスになり、1ミスでゲームオーバーになる。
*4 これは仲間になる前にザ・伯爵ズに洗脳されていた事と、マリオ達が洗脳されたルイージ(ミスターL)に気づかなかった事が要因。ちなみに他の2人はステージ2とステージ3で仲間になっている。
*5 名前もひらがな・カタカナが入り混じってどことなく狂っている。
*6 ただし、荒削りしすぎた次回作では当然のようにリストラされているが。
*7 他にはおそらく「テレビアニメ版星のカービィ」のオタキングくらい。
*8 ちなみにそのワールドに初めて向かう際に、アンナに金魚鉢を被るように言われるが、その際に被るか被らないかの選択肢が登場し、何度も「いいえ」を選ぶと、アンナがマリオ達に失望し、そのままゲームオーバーになる。また、これ以外にも「いいえ」を選び選ぶとゲームオーバーになるストーリーイベントがいくつかある。
*9 実際に店員も「店を出す場所… まちがえたかな…」とコメントしていた。
*10 ただし、本作の回復はレベルアップ時の回復の依存が大きめのためレベルアップの必要スコアが本来よりも増えて回復回数が減ってしまうことにより場面によっては苦戦する。ちなみに2-2にはそのフェアリンを入手していると反応が変わるギミックがあり、ステージをクリアするとそのギミックは使えなくなるため「即100部屋ダンジョン」というプレイは恐らくスタッフの想定内。
*11 そもそも今回のメインとなる拠点がキノコ王国ではなく、異世界であるハザマタウンなので、オリジナルキャラがうじゃうじゃ出てくるのは妥当っちゃ妥当であろう。
*12 戦闘がSTG形式になっており、こちらは弾を連射できるにもかかわらずパワーアップアイテムの入手で更に火力が増強されるため、ほぼ焼け石に水でしかない。
*13 2回目までのドドンタス戦で有効だった「フェアリンの能力で掴んで投げ飛ばす」という基本戦術が、やたらと素早く動き回るせいでやり辛くなっている。
*14 攻撃するたびにジゲン技で身を隠すため、他のボスと違って連続攻撃ができない。これはディメーンも同様。
*15 オリジナルより大幅にステータスが強化された雑魚敵が出現する。終盤に登場した厄介な雑魚敵もしっかり強化されている上に、複数の系統が存在した雑魚敵は最上位種として君臨する。
*16 宝探しの攻略で手に入るカードでようやくそのキャラの存在を知ることが出来る。