【すーぱーろぼっとたいせんゆーえっくす】
ジャンル | シミュレーションRPG | ![]() |
対応機種 | ニンテンドー3DS | |
発売元 | バンダイナムコゲームス | |
開発元 | エーアイ | |
発売日 | 2013年3月14日 | |
定価 |
通常版/DL版:7,140円 本体同梱版:26,040円(全て税込) |
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レーティング | CERO:B(12歳以上対象) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
SDガンダムや事実上のボカロ初参戦 豊富かつ意外な隠しキャラ&ユニット ゲームシステムを昇華した完成度の高いシナリオ |
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スーパーロボット大戦シリーズリンク |
ニンテンドー3DS初のスーパーロボット大戦。キャッチコピーは「全ての可能性が、ここに集う。」
スパロボでは『聖戦士ダンバイン』との初共演となった『リーンの翼』、原作漫画版名義での参戦となった『鉄のラインバレル』、多くのファンから参戦が望まれつつも原作が18禁ゲームゆえに難しいとされてきた(そしてファンからは評判の悪いアニメ版名義での参戦となった)『機神咆吼デモンベイン』(*1)、音声合成ソフト「初音ミク」と「電脳戦機バーチャロンシリーズ」のコラボレーションから生まれたイラストで、見た目が初音ミクそのものな「フェイ・イェンHD」、リアルガンダム(しかもよりにもよって『00』)との共演となった『SDガンダム三国伝』、どちらかというとヒーローものな『HEROMAN』など、前代未聞ともいえる参戦作品のラインナップで話題を呼ぶ一方、コラボレーションの面でまとめきれるのかを不安視する声も散見された。
肝心の内容面では、前作『L』よりさらに濃密になったクロスオーバーが良好で、システムも改善を見せており、高評価を獲得した。
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劇場版マクロスFは『第2次Z』に続いての参戦だが、『第2次Z』では機体のみの参戦であったため、シナリオの再現は今作が初。
また『聖戦士ダンバイン』は『スクランブルコマンダー2nd』以来6年振り、『忍者戦士飛影』は『IMPACT』以来11年振りの参戦となった。
システム
設定
シナリオ
隠し要素
ボイス
BGM
戦闘アニメ
ユニット性能面
アニメーション
隠し要素
シナリオ面
隠し要素関連
もっとも、前述したとおり今作の隠し要素は達成が難しいうえに数も膨大なので、引き継がない場合は更なる阿鼻叫喚になったことは想像に難くない。
UI関連
ボイス
ダウンロードコンテンツ関連
バグ
その他
発売前は「あまりにカオスな参戦作品群を纏めきれるのか」と不安視する声も多かったが、いざ発売されてみると本作雑魚の断末魔でもある「俺も想像力が足りなかったのか…」が合言葉になるレベルで度肝を抜く良質なクロスオーバーとIF展開、豊富な隠し要素によって前評判を見事覆した。
UIやオリジナルキャラについては批判点も散見されるのでこれらは次回作以降の改善に期待したいところであるが、新ハードのスパロボとしては十分以上の出来。
参戦作品のファンはもちろん、スパロボならではの壮大なストーリーを求めるユーザーにこそ、是非ともお勧めしたい傑作である。
*1 原作が成人指定という区切りで言えば『冥王計画ゼオライマー』という前例はある。
*2 パイロットの気力が一定以上の時に敵を撃墜すると、1ターンにつき1回だけ再度行動可能になる特殊能力。
*3 得られる効果はシナリオが進むことによって増加する。
*4 初期状態だとプレイヤーフェイズ時の攻撃力が10%上昇。中盤でサイズ差補正無視、終盤に差し掛かるところで地形適応1段階上昇の効果が追加される。
*5 周回数に応じて還元率が設定されている資金とは違い、入手したスキルパーツが全て還元される。ステータス強化系のパーツも全て元通り。
*6 ただし、一つ一つはIMPACTほど長くはなく、主人公も変わらない。
*7 灯籠流しは『ファフナー』原作の第20話の再現だが、これまで通ってきたルートによって会話が変化するという濃いイベントになっている。
*8 ドラマチックボイスイベント。戦闘中ではなく、シナリオ中にボイスが出力されるイベントのこと。
*9 本作発売から2年後の2015年に最終回を迎えた。
*10 原作が未完であり、スパロボオリジナルで決着を付ける展開は『COMPACT2』での『ダンガイオー』などの前例がある。あちらは原作打ち切りで、こちらは当時原作連載中という違いはあるが。ちなみに、結果としてスパロボ補正で救われた人もいる。
*11 実際にフェストゥムの特殊能力である同化はGNフィールドなどのバリアは貫通するが、VPS装甲で防ぐことができる。ゲーム上の仕様ではあるが、結果的に上記の台詞の説得力が増している。
*12 ファフナーの機体は「マーク・○○」と呼ばれるため。また、「○○」の部分は全てドイツ語のため、「マーク・シックザール」(「運命」のドイツ語訳)と呼ばれることも。
*13 そのぶんツメスパロボでは出番が増えているし、ストライクフリーダムのMAP兵器の性能と相俟って能力は僅かにチートに届かない程の一線級。
*14 『ファフナー』の前日談である『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』の主人公。声は刹那と同じ宮野氏が担当している。
*15 原作でも生存していることがのちに判明するが、本作発売当時は死亡したものと思われていた。
*16 本職は俳優の勝地涼氏。ただし、『SDガンダム Gジェネレーション オーバーワールド』では声付きで出演している。
*17 これが初というわけではなく、『SC2』の『マクロスゼロ』、『NEO』の『アイアンリーガー』もこの扱いを受けている。
*18 ちなみに『三国伝』の脚本及び漫画版の構成を務めていたのが本作のチーフシナリオライターである岸本みゆき氏。
*19 なお、『必殺仕事人』は岸本氏の大好きな作品で、氏の同人時代の作品『仮面ライダーヴァルゴ』でも外伝で使っていた。
*20 「EXODUS」でカノンと翔子が会するシーンはあるが、翔子役の松来氏が鬼籍に入っていたため、会話自体はなされなかった。
*21 本当に5秒待たせるので、うっかり飛ばしてしまわないように注意。
*22 後に『第3次Z時獄篇』がこれを上回った。
*23 作中では「機神咆哮」と誤植されている。
*24 ミク・フェイ役の藤田咲氏が歌ったものではなく、ニコニコ動画等で有名なプロデューサー達が「初音ミク」を使用して製作している。
*25 『GC』、『NEO』は切り払い自体がない。
*26 ただしパイロットの咲良のステータスが射撃寄りに変更され、機体ボーナスも射撃仕様になる
*27 そのためか、ツメスパなどには頻繁に登場する。
*28 ゲーム中の戦闘前セリフに「読心を警戒して戦え」という旨のセリフがあるためこのことに気づかなかったプレイヤーも多い。
*29 ファフナー系やヒーローマンなど一部の機体で無効化できる他、「指揮」など他の補正は「読心」よりも後に適用される。
*30 通常通りHPを0にして撃墜した場合は回復しない。
*31 開発側もそれを意識してか、目の疲れに関する中断メッセージを多く取り入れている。
*32 とはいえ、2Dキャラのスパロボ、特に任天堂携帯機では以前からある現象である。
*33 オルフェス及びその後継機は主人公がパイロットになってから変更可。
*34 人格そのものが変わったわけではなく、「戦闘中はそのように振る舞っている」という方が近い。実際に瀕死時は余裕が無くなってか言動が素のアーニーのそれに戻る他、非戦闘時は今までとあまり変わらないため、リチャードを意識した振る舞いをしていることがよく分かる。
*35 各作品の主人公の撃墜数稼ぎや主人公によるボスの撃墜等。
*36 撃墜数がシナリオ前から規定以上増えていると生存、という条件だったため、途中でカンストしてしまうと満たせなくなってしまう。
*37 自分より技量の低い相手に撃墜相当のダメージを与えてもHPを必ず10残す精神コマンド。
*38 漫画連載も持つ異色の声優で、声も顔も成瀬未亜氏そっくりでオマケに連載している漫画の絵柄まで成瀬氏にそっくりで極め付けに公開されている出身地と誕生日が二人とも同じなのだが、公式で同一人物であるというアナウンスは無い。
*39 飛影の登場演出で胸部装甲が揺れる画があり、これをネタで「乳揺れ」と呼ぶファンも存在する。
*40 原作ゲーム版デモンベインには、(大元の18禁版も含めて)この演出は存在しない。
*41 通常なら一発は耐えきれるが、飛影の攻撃がクリティカルしてしまうと撃墜される上に、飛影の技量がとびぬけて高いので、攻撃されたらまずクリティカルすると思っていい
*42 あるプレイヤーは周回内でA/B両方の条件を満たして生存したが、別のプレイヤーは(前の周回でBを満たしていたため)Aしか満たしていないが生存した、など。